お遍路ガールで徳島自分探しの旅!!|旅人:吉村 民

2016-02-19

KIKITABI 旅人の吉村 民です!

 

 

今回のテーマはお遍路ガールで徳島自分探しの旅!

 

歴女として

空海が開いた「四国八十八ヶ所霊場めぐり」は

人生で一度はやってみたいと思ってはいました!

 

が!

 

テーマが自分探し?!

 

私、別に迷ってないんだけどな、と心の中で思いながら、、、

 

空港に到着するなり飛行機が欠航。

 

あっ、私、今年は厄年だからついてないのかも。

自分は人生に迷ってないと思ってたけど、

人から見ると迷っているように見てるのかな?

 

実はこれはいい機会なのかもしれないと得意のプラス思考で香川ではなく徳島へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は閏年で逆回りをすると弘法大師さまに会えて、ご利益も3倍になるということで、

普段は最後に参拝をする88札所からのスタートするということで

徳島から車で香川へ。

 

と、今は書いていますが

その時は何がどこにあって、どこに向かうか把握しきれていなかった私。

 

しかも、四国八十八ケ所を逆から回ると

死者を蘇らせるというホラー映画を見たことがある私としては色々と信じられず、

本当に大丈夫ですか?呪われませんか?と何度も確認を取ったり、ネットで下調べをしたり、、、と不信感をもってのお遍路さん開始!!!笑

 

 

まずは88番札所・大窪寺の近くへ。

到着してみると豪雨。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

この旅は雲行きが怪しいのではないか、誰が持っていないんだ?と

スタッフの皆さんと犯人探しが始まる始末。

 

 

しかし日程は限られているので

逆風の中、弘法大師さまに会って運気アップを狙う私は、形から入ろうと

大窪寺の近くにある「野田屋」さんでお遍路グッズを一通りゲット♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても優しく福に包まれていそうな野田屋の若女将、西尾さんに

お遍路グッズを見立てていただいたり、お遍路予備知識などを教えていただきました。

 

 

そして通常だと最終札所の大窪寺へ。

豪雨のお陰で周辺は霧だらけ。

神秘的な雰囲気といいたいところでしたが、

本当に反対から回っても大丈夫なのか?と不安を抱えてる私には

実は少し怖い景色に見えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

その不安を拭い去ってくださったのはご両親の病気平癒の為に

お遍路の旅にきていたお二人です。

昨年、お遍路をして、今年は閏年だから逆回りをしようと思って、

今からスタートということでした。

 

心の中で、この方たちが逆回りするなら

呪われないから大丈夫だ!と、個人的な不安をやっと拭えたのですが、

そんなことより

お遍路とは自分のためではなくて、

人のためにする方たちもいるのだと、とても大切なことを教えていただけました。

 

いつも自分のことばかりな私は

お二人の願いや熱意に触れることによって、

いきなり心が洗われた気がしました。

 

お遍路さんの各札所でやることは――、

 

門前で合掌、一礼

手と口を清める

鐘を二度突く

 

 

本堂 で

納札を納める

灯明・線香をあげる

お賽銭をあげる

納経する

 

 

太子堂で

納札を納める

灯明・線香をあげる

 

 

師堂で

お賽銭をあげる

納経する

 

 

経所で

納経帳に黒書・ご朱印をいただく

 

 

門前で合掌、一礼

 

 

 

と、とても大変!

これを八十八箇所で繰り返すのです。。。

 

お遍路してみたーい♪という私の気持ちは浮ついておりました。

 

 

気合いと気持ちを入れ直して向かったのは

八十七番札所ではなく…三番札所の金泉寺(こんせんじ)へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり抜かしすぎでしょーって

私だって思いました。

 

 

でも、時間も限られてるからしょうがないよね!呪われたりしないかな、と

また自分のことしか考えてない思考回路で不安が、、、そんな不安を優しさで吹き飛ばしてくださったのは「三番札所・金泉寺」住職の弦元昌幸さん

 

 

昔は宿坊もされていたという金泉寺では、

お遍路さんをされている方と交流も多いようで、

住職の弦元さんに印象的なお遍路をされていた方はどんな方ですか?と聞いてみると、

 

 

 

 

 

 

 

 

お遍路の格好をしていなかったのですが、

話を聞いてみると、お子さんを亡くされてしまって、、、と涙を流しながらお話をしてくださった方がいたというエピソードを教えてくださり、

人は一見、他人にはわからないような悲しみや苦しみをもっていることもあるという大事なことを教えていただきました。

 

お遍路のことから、アマニ油が身体にとってもいい!というお話をしてくださる

住職の弦元さんは

心から素敵だと思える住職さんです。

金泉寺に行ったら、お話をしてみてください。

 

 

 

そして続いては

二番札所・極楽寺!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子宝や安産のご利益があるというお寺で、

お遍路さんだけではなくて、家族連れの方たちも訪れていました。

 

この極楽寺でも素敵な出会いが!

寺院のお掃除をされていた方から豪華なお札をいただいたのです。

 

何でもお遍路を100回以上していないと人にあげられないお札なんだとか。

 

ご利益があるお札をいただけたことも嬉しかったのですが、

人の幸せのために、お札をくださるという

思いやりに心を打たれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ3箇所しか回っていないのにも関わらず、

すっかり、人の優しさに心を温められる旅となり、ウキウキの足取りで

四国八十八ヶ所霊場めぐりの最終地、

一番札所の霊山寺へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

霊山寺は本来のお遍路であればスタート地点。

閏年の年だけは最終地点。

どちらにしても、とても大切な札所なことに間違いなく、

1年前に訪れた高野山の奥の院に似ている雰囲気でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳かでありながらも、優しく生命力のあるその雰囲気は

これからお遍路をする人たちの背中を押し、

お遍路から帰って来た人たちのことは優しく包む様な感じ。

 

 

決して大きいお寺ではないのですが

とても素敵でした。

 

 

 

正直、四ヶ所の札所しか回っていない私には

達成感というものは少なかったのですが、

八十八札所を回ったのであれば、何とも言えない達成と感動があることは

予想ができました。

 

 

そして、今回のお遍路で学んだことは

人は自分の為に生きているのではなく、

 

 

大切な人の為に生きているからこそ、自分も大切に出来るということ。

 

メビウスの輪の思想で生きていると

そこに幸せというものがあるような気がしました。

何か願いを叶えたい!叶うかもしれない!だけではなくて

改めて自分と自分の周りを見つめ直すキッカケをくれる旅でした。

 

と素敵な思想になったのも束の間。

 

腹が減っては戦は出来ぬ、ではありませんが、

いっぱい歩いてお経を唱えてお腹が空いてしまったので

ここ最近、徳島のソウルフードとして有名になった「フィッシュカツ」を求め、その元祖と言われる「津久司蒲鉾」へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代取締役の古川登さんにお話を伺いながら、

「フィッシュカツ」をお遍路姿で

ペロリといただいちゃいました♪

 

「フィッシュカツ」とは、白身魚のすり身に

カレー粉やパン粉をまぶして揚げたもので、小腹が空いた時に身体に染み渡る美味しさです!

またビールが飲みたくなるので、おつまみとしても抜群!

 

 

徳島では「カツ」といえばトンカツのことではなく、「フィッシュカツ」を指すほど

徳島の方たちに愛されているそうです。

 

 

徳島に行った時はもちろん、

デパートなどで徳島展がある時には

必ずと言っていいほど出品しているということなので、是非食べてみてください!

 

 

そして欲張りな私は徳島に来たのであれば

絶対に見てみたいものが。

 

 

 

 

鳴門のうず潮ーーー!

 

 

 

 

引き続きお遍路姿でうず潮へGO!

 

 

 

 

鳴門市うずしお観光協会の協会事務員 天野裕已さんに

うず潮について教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

うず潮っていつでも見られてる思っていたので、

月の満ち欠けによって大きさが変わるだけではなくて、

時間で出現すると聞いてビックリ!

 

ワクワクしながら

大型観潮船「わんだーなると」でうず潮に接近!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は小渦だったということですが、充分な迫力!

何がどうなったらこんな現象がおきるのか?!

川みたいに流れていて、海とは思えない光景などなど、

目の前に広がる光景は生まれて初めてのものばかり。

 

鳴門の渦潮の大きさは、最大で直径20mにも及び日本一だけではなく、

世界でも最大規模と言われているのだそうです。

一見の価値あり!でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は「お遍路ガールで徳島自分探しの旅!」ということでしたが、

途中では色々と感じて、人を思いやることの大切さを感じたり、自分は自分のことばかりではないか?と考えたりしましたが、、、

 

 

自分らしいのが1番!これからも

元気に明るく楽しく、プラス思考が自分だ。

という所に戻りました。

 

 

そして、自分は厄年ではなかった。ということも発覚しました。

 

 

でも、残りの八十四ヶ所も

人生をかけて回っていけたらいいな、と思います。

自分探しは八十八ヶ所全て回った時まで

取っておこうと思います!

 

 

 

 

KIKITABI 旅人は 吉村 民でした。