すごいぞ鳥取!~境港から琴浦・大山編~|旅人:小林千鶴
2016-04-07
島根に続いてやってきたのは、鳥取県~!!
私事で恐縮ですが、出身が鳩ヶ谷、名前が千鶴、所属事務所がFM BIRDと
「鳥」にご縁を感じずにはいられない私、旅人の小林千鶴です。
今回は「すごいぞ鳥取!~境港から琴浦・大山編~」
と題して、鳥取のすごい!ところを旅します。
今回の旅メンバーも、島根と同じく
作家Kさん、ディレクターNさん
そして鳥取出身のカメラマンてっちゃんです。
さて、最初にやってきたすごい!ところは
米子市と境港市にまたがって続く砂州「弓ヶ浜」
弓ヶ浜という名前の通り、弓のように弧を描いていて、
その長さが、なんと17キロもあるんです!
早速の絶景に、思わず「すご~い!!」
ここで写真を撮るもよし、お散歩するもよし、
広大な海の景色を思う存分、堪能して頂けるスポットです。
続いて、訪れたのは境漁港。
島根県と鳥取県の県境にあり、日本海の恵みが一同に集結する港です。
日本で3位の漁獲量を誇る境漁港。
紅ズワイガニは日本一の漁獲量。
本まぐろの水揚げも日本一というから、すごいですよね!
案内をして下さったのは境港水産振興協会 境港おさかなガイドの野田悟さん。
これから港を見るということで、黄色い帽子と白い長靴を履いた私。
アラサー千鶴、妙にその格好が似合っていたような気がして
もうそれだけでテンションが上がってまいりました。
水揚げの風景や、市場の様子、セリの様子、どんな魚がいるのかなど
その日の現場を詳しく楽しくガイドして下さいます。
とれたての魚たちってこんなにキッラキラしてるんだ~!と大感動。
透明感、光沢感、ハリ感、潤い感、全て100%です!
(化粧品キャッチコピーみたい)
特別に、とれたての赤えびを一尾分けて頂いて、その場で食べたのですが
んんんんあまいっっっ!!!!!!
からの頭のミソも、ススッと頂戴しまして
んんんんんうまいっっっ!!!!!!!
赤えびの身もミソもどちらも濃厚、まったりした深みのある味わい。
一生忘れることがないでしょう。あの美味しさ。
あぁ、また食べたい。今すぐ、食べたい。
そんなこんなしている間に、大きな船が港へ戻ってきました。
船に近寄り、その場で水揚げされた魚の名前を教えて下さり、
また、機械の説明をして下さり、
船にはタイムスケジュールがあることなど、
港のいろはや専門用語など、様々なことを随時教えて下さいます。
港にいる方々の何気ない会話も面白くて
「コウイカか~、春だよね~」
季節によってとれる魚は違いますから、漁師さんや仲買人など港に集まる方々は
海の幸の風景で、季節を感じ取るわけですよね。
私は普段、植物をみて季節の移ろいを感じることが多いですけど
港には季節の移ろいを感じることのできる景色がいっぱいなんだ、と胸が高鳴りました。
境漁港の見学ツアーですが、
普段から事前の予約をすれば参加することができます。
子どもも大人も楽しめる場所ですので、
是非みなさんにも体験して頂きたいです。
ⓒ水木プロ |
次に訪れたのは、境港から車でおよそ3分、水木しげる記念館へ。
ねこ娘、鬼太郎、砂かけ婆が出迎えてくれました。
(砂かけ婆がノリノリでいい感じでした笑)
ゲゲゲの鬼太郎で知られる漫画家・水木しげるさんの世界がギュッと詰まった場所です。
案内をして下さったのは水木しげる記念館の荒岡真樹さん。
まず荒岡さんが教えて下さったのは、白い壁に描かれた直筆のイラスト!
水木さんが実際、記念館にいらしたときに、描かれてきた数々の絵。
身長155センチの私と同じくらいのサイズで描かれた、大きな絵なので迫力があります。
間近でご覧になれますので、是非お近くで水木さんの絵を楽しんでほしいです。
ⓒ水木プロ |
また館内には、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるキャラクターたちの紹介
(鬼太郎のハニーがあんなにも南国テイストなハワイアン女子だったとは驚きです笑)
水木さんの生い立ちについて、貸本時代の漫画や、幻の名作など、
沢山の作品展示があります。
水木さんの漫画を読むスペースもありますので、
時間を作り、改めて遊びに、ゆっくり楽しみたいです。
(年間パスポートあるので、ファンには嬉しいですね!)
日本各地の妖怪を紹介する展示をみていて突然、
荒岡さんが
「埼玉の妖怪と小林さん、似てますよね!」
えぇ!?
きっと妖怪のせいなのね、そうなのね(笑)
ⓒ水木プロ |
館内は多くの観光客で賑わい、
幅広い年代の方が来場している様子を目の当たりにしました。
まさに老若男女、たくさんの方に愛される水木しげるさん、
そして水木さんが生み出すユーモア溢れるの世界。
すごいな~・・・・・!!!
水木しげるさんの世界は記念館だけでなく、
施設から一歩外に出ると、全長800メートルにおよぶ
水木しげるロードという散歩道があります。
お土産屋さんがずらりと並ぶ中、
駅から記念館までを結ぶ道のりに、妖怪のブロンズ像が153体並んでいます。
ⓒ水木プロ |
足元にも妖怪のイラスト、トイレのマークなど至るところに妖怪出没!
フォトジェニックな場所ですよね。
ゲゲゲの鬼太郎に出てくるキャラ、見たこともない妖怪、可愛い妖怪、
次にどんな妖怪を発見できるか、ワクワクしちゃいました。
記念館でも、道でも、たくさんの妖怪に出会える町、境港。
是非、お気入りの妖怪を見つけてみて下さいね!
続いてやってきたのは境港から車で一時間
琴浦にあります「レストラン・グレイン」です。
こちらでは今、話題になっている「琴浦あごかつカレー」を頂戴しました。
あご・・・顔のアゴ、じゃ~ございません。
魚の「トビウオ」の別名なんです。
琴浦で獲れる美味しいあごを、町おこしとして活用しようと活動なさる
NPO法人琴浦グルメストリート理事長の油井弘行さんにお話を伺いました。
あごかつカレーが誕生するまでのお話、グレインで試食会したこと、
かつの形をどんなものにするのか、一筋縄ではいかない苦労話を
明るく満面の笑みで語る油井さん。
琴浦のことが大好きなのがとっても伝わってきました。
琴浦LOVEな油井さんが熱を込めて
「あごが落ちるほど美味しい!」
とおっしゃる、あごかつカレー。
さて、小林のアゴは落ちるのでしょうか・・・・
って、落ちた~~~~~~~!!!
サックサクな衣を身にまとい、小判型の愛らしい形をした、あごのすり身。
家庭で食べるルーより、ややサラサラなルーに衣が染みて、
サクっとジューシー!
すり身がとてもフワフワしていて優しい食感。
スパイシーなルーは甘辛くて、あご出汁を使用しているということで
お魚の旨味が、ルーの風味を何倍にも味わい深くしてくれていました。
トビウオを活かした独自のカレー、すごいです。
こりゃ、あご落ちるわ。
まさに、恋に落ちました。あごかつカレーという彼~に。
ごちそうさまでした!!!
続いて、琴浦から車で50分。
大山の中腹にある「大山寺圓流院」にやってきました。
名前の通り、大きな山・大山が、やんわり雪化粧する顔に見とれながら
圓流院まで向かう山道を車で登ったのも素敵な思い出の一つです。
ロケにいった3月中旬、まだお寺には雪が残っていました。
ツーンとした寒さがかすかに残る、山の静けさ漂う中、
大山寺圓流院のご住職・大館宏雄さんにお話を伺いました。
大山信仰のはじまりは約1300年前。
山岳信仰に帰依する修験道の修行道場として栄えた大山寺。
圓流院はその一つで、ご本尊は地蔵菩薩。
自然あふれる木々を両脇に、数百段ある階段を登れば、そこには阿弥陀堂が。
国の重要文化財に指定されている阿弥陀堂ですが
大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物です。
その趣ある場所で、なんと座禅体験ができちゃうんです!
お寺で座禅は人生で一度もしたことない私。
あの細長い板でパシン!っとされる警策デビューしました。
ご住職をいわれるがまま、座禅をくみ、呼吸に集中する私。
警策をうける心得として、ご住職いわく
「体をこわばらせると痛いので、リラックスして下さいね。」
ということでしたので、息を吐いて、ふにゃ~としてみると・・・・
パシンッ!!!
「いっっっでぇ~~~~~~~!!!」
い、痛いじゃないですか!ご住職~!!笑
思わず叫んでしまった小林。
小鳥のさえずり、木々のささやきを一瞬にして台無しにしてしまいました。
本当にごめんなさい。
でも何が辛いって、ご住職をはじめ、スタッフみんなが
必死に笑いを堪えている姿がおかしくて、おかしくて。
座禅に戻り、気を取り直した私でした。
あともう一つ、圓流院にきたら絶対見てほしいものがあります。
それは本堂にある妖怪天井画です。
もうね、ビックリすると思います。
「すご~い!」って言葉が勝手に出てきちゃいます。
お寺でこんなに可愛くてユニークな天井画を見られるなんて想像もしていませんでした。
天井には108体の水木しげるさんが描いた妖怪たちが、所狭しと描かれております。
ⓒ水木プロ |
寝転んで観るのが正しい見方なんだそうです。 |
その中でも特に注目なのが「からす天狗」
大山のシンボルで、水木さんが米寿を記念して、
圓流院のために絵筆をとられた作品なのです。
よくみると、からす天狗の背景には大山!
細部に至るまで地元愛を盛り込んだ絵に感動します。
その他の絵も一つ一つゆっくり堪能して頂く、とっておきの方法は
本堂で仰向けに、大の字姿で見ること。
(ですので、座禅体験含め、女性はパンツで行くことをオススメします)
体全身から開運のシャワーを浴びて、楽しんで頂けること間違いなしですよ。
さて、いよいよ最後のスポットとなりました。大山寺から車で30分、
日本最大級のフラワーパークとっとり花回廊です。
大山を望むことができる日本最大級のフラワーパーク。
総面積50ヘクタールなんですって、すご~い!!!
園内入ってすぐ、色とりどりのチューリップがこんにちは!
赤、ピンク、白、黄色・・・もう幸せ!!!
心の中にも、春の花が咲き誇り、はなやかな気持ちになれました。
四季折々の草花を楽しめることができる、とっとり花回廊。
これからはGW末まで「スプリングフェスティバル」と題して、
200品種20万球のチューリップやパンジー、ポピーなどの
花の競演が楽しめるそうです。
初夏にはバラ、クレマチス、ユリなどの優雅な花が、
夏にはヒマワリ、ハイビスカスといった元気いっぱいの花が、
秋には真っ赤に咲き誇るサルビア、バラ、コスモスといった人気の花々が、
冬にはフワラーイルミネーションと題した夜間庭園を楽しめます。
一年を通して、様々な草花が、みなさんのことをお待ちしております。
あ、温室で販売していた鳥取限定の梨ソフトクリーム
美味しかったな~♪
さて、今回は「すごいぞ鳥取!」と題して
鳥取の境港から琴浦、大山旅してきました。
なんど私が「すごい!」と言ったことか。もはや数えきれません。
漁港でみたキラッキラ輝く魚たち、
ユーモア盛り沢山の水木しげるさんの世界、
あごかつカレーの美味しいこと、
大山でみた景色や、山の中での座禅体験、
とっとり花回廊に咲く沢山のお花、
どれも、とっても、すごいっっ!!
改めて「すごいぞ鳥取!」というわけで、
魅力溢れるトットリに、ウットリ❤❤❤な千鶴でした。
みなさんも是非ウットリしに、是非遊びにいらして下さいね!