日本酒を愛してやまない2人が新宿でニッポン制覇!?|旅人:井門宗之

2016-05-13

 

不安である…。

今回の旅は若干不安である…。

勿論取材させて頂いた場所は全て素敵なお店でした。

雰囲気も、頂いた料理も、プライベートでまた行きたくなる場所でした。

では何が不安なのか…。飲んだくれてしまったからであります(オイッ

今までの喋り手人生、過去に2度ほど仕事で割と本気で飲む機会がございました。

そしてそのどちらも…(みなまで言わない)。

しかしそんな回に限って、リスナーさんには喜んで頂ける不思議さよ。

という訳で今回の旅は徐々に酔っていく井門Pの様子を察しながら聴いて頂けると幸いです。

 

 

しかし最近はアレですね、日本酒が世界でもブームですね。

更には様々な銘柄が10年前とは比べ物にならないくらい、手に入れ易くなっています。

小さな蔵元から大きな蔵元まで、様々なお酒を楽しむ事が出来るのは酒飲みにとって幸せな事。

そんな訳で今回は東京の不夜城、新宿で日本各地の様々な日本酒を飲み比べる企画!

「日本酒を愛してやまない2人が新宿でニッポン制覇!?」

 

 

 


 

 

 


えぇ、今回はKIKI-TABIデビューの新人さんが一緒です。

日本酒を勉強中のミラクル吉武の秘蔵っ子!中島葵ちゃん。

 

 

――ある日の会議。

 

 

ミラクル「ちょっと井門Pに御相談があるでゲスよ、へへ。」

 

井門P「おや、どうしましたか?」

 

ミラクル「少し試してみたい娘がいましてね、へへへ。

僕が教えている娘なんですけど、日本酒を勉強中らしくて。

井門Pのアシスタントって形で、都内の日本酒巡りなんてどうかなって、へへへ。」

*説明しよう!ミラクル吉武は学校で演技指導も行うマルチな放送作家なのだ!

 

 

という訳で今回の旅のアシスタント、葵ちゃんはミラクル氏の生徒さんでもあり、

事務所に所属する立派なタレントさんでもあります。

井門Pとの堂に入ったやり取りと聴いて頂ければ、

ミラクル先生の指導の賜物だという事がお分かり頂けるでしょう!(え?)

放っておくとミラクル氏の事を「吉武先生」とか呼ぶので、早速1軒目の店へと向かいます。

 

 

 


 

 

 

 

一軒目は「さくらみち 新宿店」。

九州の方も納得の料理とお酒が自慢のお店。

4月に発生した熊本地震の影響もあり、

お店には九州を応援する為に訪れる方が数多くいらっしゃるとか。

しかし地震の影響で熊本の馬刺しがなかなか手に入らない状況だとも…。

KIKI-TABIは何度も被災地応援を行ってきた番組です。

ここは食べ物とお酒を全国に紹介する事で熊本を応援したい!

 

 

実は井門P、熊本出身の友人が多く、

家での飲み会になると熊本の焼酎など頂く機会が多くありました。

なので熊本=米焼酎のイメージがあったんですけど…。

 

 

葵「メニューのボードにオススメの日本酒が書いてありますね!」

 

井門P「1位は熊本の“れいざん”ですか??」

 

店長さん「えぇ、とても飲み易くて美味しいですよ!」

 

 

という訳で最初は何よりもまず熊本を応援だ!

熊本の日本酒「れいざん」に、芥子レンコン、そして特別に用意して頂いた馬刺し!

 

 

 


 

 

 


馬刺しが何より好きと言う葵ちゃんが幸せそうに舌鼓。

井門Pは芥子レンコンで「れいざん」を頂く。

口の中に広がっていく豊かな味わいは、熊本に想いを馳せるには十分過ぎる程の見事な味。

 

 

店長さん「うちの芥子レンコンは中が本当に辛い芥子ではなくて、

食べ易く味付けしてありますから!」

 

井門P「本当だ!芥子の風味は残しつつ、でもレンコンにぴったりの味わいですね!」

 

 

次は必ず本場熊本でこの味を味わい、

熊本に想いを馳せて頂けるようにしよう。

開店前にも関わらず御協力頂いた店長、スタッフの皆さん、有り難うございました!

 

 

 


 

 

 


井門P「熊本に行きたいね。」

 

ゴルちゃん「そうですね、近々行く機会を作りましょうね!」

 

 

新宿の西口にある「さくらみち 新宿店」を後にした一行は、次のお店へ。

ミラクル氏によると続いては新宿歌舞伎町にあるとの事。

西口のバスターミナル跡を過ぎ、小田急ハルクの前を通り、

かつて「さくらや」だったユニクロ前を通り過ぎると、新宿「思い出横丁」。

ここにも面白い店が沢山並んでいるのですが、それはまた別の機会。

東口へと続く地下道を抜けると、そこはあのアルタ前広場です。

 

 

 


 

 

 


井門P「アルタ横の百果園!フルーツを串で売ってるんだよね!

昔酔いざましにスイカとか買ったなぁ…。」

 

 

さすが酒バカ井門P。新宿名物のフルーツ串はもはや彼にとって酔いざまし…。

ちなみにメロンやスイカなどの新鮮なフルーツが一串200円ほど。

季節によってラインナップが変わりますから、新宿観光の際はぜひ!

さぁ、更に歩みを進めてアルタの横を進んで行き、靖国通りを渡って右折。

花園神社の近くをぐっと入っていくと、そこに見えてきたのが2軒目です!

 

 

 


 

 

 


青森津軽郷土料理 がるがる新宿店」!

今年の3月に北海道新幹線が開業し、我々も青森に取材に行きました。

目を閉じればすぐに浮かんでくる青森の風景、

そしてご当地で頂いた美味しいお酒に郷土料理…。

間違い無く青森には美味しい物が沢山あるのですが、

その郷土の味をここ新宿で味わえてしまうのだから有り難い!

店内の雰囲気も良いんです。BGMはねぶたのリズム、BOX席にはねぶたの行燈。

提灯までもがぶら下がり、心の奥に潜んでいる跳人が踊り出します。

 

 

葵「メニューにも青森県の各地域の日本酒が書かれていますね!」

 

井門P「ほほぅ、さすが!田酒(でんしゅ)がありますなぁ…。」

 

ミラクル「おっ!田酒でんしゅな!

 

ゴルちゃん「そうでんしゅ!

 

井門P「やっぱり飲むでんしゅな!

 

ミラ・ゴル・イモン「「「 へへへ…。」」」

 

 

ちなみにこの件で一番苦笑いしていたのはカメラの橋本君だ。

「おじさん達、いい加減にしてくださいよ。」的な、そんな悪魔的な笑いだった。

その悪魔の笑いを一瞬にして和ませてくれたのが、コレだ!

 

 

葵「私も飲むでんしゅ♪

 

キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

 

やはり、やはりである。この“でんしゅジョーク”はオッサンが言ってもダメなのだ。

そう、ここに来て悟った事が一つある。

「オヤジギャグを若い女の子に言わせたがるオヤジの気持ちが分かる様になった。」と…。

それはさておき(多分1軒目で少し飲んだので変なエンジンかかってる)、

がるがるの壁メニューを見ると素敵な文字と写真が踊っている。

 

 

がるがる来たなら地酒ば呑むだぁ~!

 

 

青森県を4つのエリアに分けて、そのエリア自慢の日本酒が解説付きで載っている。

分けられたエリアは「青森市・弘前市・十和田市・八戸市」。

その青森市のおすすめ度NO.1が『西田酒造 田酒 特別純米酒』である。

 

 

葵「やっぱり田酒は飲みたいです!」

 

井門P「おぉっ!その隣!!弘前市にお店のおすすめ度NO.2があるじゃない!

しかも!!青森で飲んだ豊盃があるじゃないの!!」

 

 

FM青森の皆さんと酌み交わした夜。

そこにFM青森社長の御厚意で用意して頂いたのが豊盃だったのです!

ここのポスターに書かれているのは『三浦酒造 豊盃 特別純米酒』。

「フルーティーな清々しい飲み口でファンも多い」との解説。

ここはまず田酒と豊盃で乾杯だ!よしっ、津軽郷土料理も頼んでしまえ!

ホタテの磯焼きでしょ~、津軽漬でしょ~。

おっ『いちご煮炊き込みご飯』なるものがあるじゃないの!

 

 

井門P「いちご煮の炊き込みご飯かぁ…これは間違いないね!」

 

葵「えぇ~!!いちごを煮るんですか!?

ジャムみたいなやつなのかなぁ…??」

 

ミラクル「おっ、いちご煮を知らないでゲスか?」

 

葵「えっ?苺じゃないんですか?えっ?なになに??」

 

ミラクル「へへへ、初々しいでゲスなぁ…へへへ。」

 

 

24歳の葵ちゃん。まだまだ知らない事だらけでございます。

折角なので注文すると、一合炊きのお釜が出てきて、固形燃料で20分炊き上げると言います。

ストップウォッチをセットして、20分待つことに。

その間に田酒、豊盃で乾杯!

 

 

 


 

 

 


待ってる間にあっと言う間に飲み干した酒バカ井門P。

十和田市の『稲生 特別純米酒』を新たに注文。ぷは~ってなってる。

 

 

店員さん「では20分経ちましたので、少し蒸らして蓋を取ります~!

 

井門P「ではオープン!!」

 

葵「うわぁ!!!!良い匂い!!ジャムじゃない~~!!

 

 

 


 

 

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、いちご煮とは雲丹とアワビの吸い物のこと。

海の出汁がたっぷり出た豪華なこの吸い物は、まさに海の宝石箱的な料理。

この汁を全て吸ったご飯が美味しくない訳がないじゃないですか!!

では…いっただっきまーす!!!!!

 

 

井門P「旨いっ!!!!

もう、全部の旨味をご飯が吸いこんで炊きあがってる!!

なんと言うか、ご飯の白い部分が全くない感じ!!」

 

葵「本当に美味しいですぅ~~!!!!!

 

 

お店の雰囲気も手伝い、すっかり青森にいる様な気分に。

お酒も良い具合に進み、なんというか普通に食事になってしまいました。

お店に入った時はまだ外も明るかったのに、取材を終えて出る頃にはすっかり暗くなり…。

 

 

ミラクル「では次が最後のお店でゲスよ!

次は全国各地のお酒がたっぷりと楽しめる場所でゲス!」

 

 

歌舞伎町を靖国通りに戻り、今度は明治通りの方へ。

靖国通りを渡って新宿3丁目の端っこ、その一角にあるビルに目的の場所はあった!

 

 

 


 

 

 


KURAND SAKE MARKET

こここそ酒飲みのパラダイス!!

ビルの4階にあるこのお店、エレベーターで上がり扉が開くといきなりウッディなカウンター。

既に多くの酒飲み達で大賑わいで、いくつかある丸テーブルは全て埋まっている。

どうやらこのお店はスタンディング方式なのだが…。

 

 

店員さん「こちらは3000円(税別)で時間無制限

用意してある100種類程の日本酒の全てが飲み放題になります。

料理の持ちこみも自由で、まずカウンターでお代を頂いてお猪口をお渡しします。

そのお猪口を使って、好きな日本酒を好きなだけお飲みください!」

 

井門P「えぇぇ!!時間無制限100種類飲み放題

更には料理・おつまみの持ち込み自由で、

3000円(税別)ですって!?」

 

 

もうその積み上げ方はジ○パ○ットの様である…。

こちらで頂けるのは全国各地から集めた小さな蔵元のお酒。

なかなか全国流通出来ないけど、味は間違いないものなのであります。

こちらのコンセプトが「日本酒を若い方へ!」ですから(井門P若くはないけどさ…)、

我々もお猪口を貰って、いざゆかん!酒飲みのパラダイスへ!!

 

 

 


 

 

 


お店の奥には日本酒の一升瓶がたっぷり詰まった冷蔵庫がありまして、

そこから気になる1本を取り出し、自らの手でお猪口に注ぐというシステム。

冷蔵庫の前はちょっとしたカウンターになっておりまして、

お客さんはそこで次から次へと日本酒を注いでおります。

「時間無制限飲み放題」と聴くと無茶苦茶に酔っぱらってる人もいるのかと思いきや、

さすが日本酒を愛する方々は大人ですな。陽気に酔ってはいらっしゃいますが、

泥酔などされてる方は皆無!そもそも冷蔵庫から一升瓶を自分の手で出して、

小さなお猪口に注ぐのですから、この作業は酔い過ぎていては出来ません!

 

 

 


 

 

 


ここで飲みも飲んだり…。

何故かセレクトしたお酒の蔵元がある土地にまつわるエピソードを披露しながら…。

段々と酔っ払っていく井門。

京都の『竹野酒造 蔵人蔵舞』でまさかの妻との京都旅行のエピソードを…。

だから、ゴルちゃん、やめなさいよ!そこで原由子の京都物語とか流すの!

ちょっと恥ずかしさが増すじゃないの!

 

次々と杯を重ねていく井門Pと葵ちゃん。

岩手の『喜久盛 シャムロック 純米生原酒』やら、

広島の梅田酒造場の『本州一 無濾過純米酒』、

お店には蔵元もいらっしゃって、

この日来ていたのは宝山酒造さん。こちらの『宝山』はお水が美味しい土地ならではのお酒。

すっきりした後味は、新潟のお酒ならではの旨味が詰まっています。

 

 

 


 

 

 

 

結局ね、何度も杯を重ねていく内に、ああなってしまいました(笑)

冷静さを装っていますけど、結構酔っ払っていたのです。えっ!?分かるって?

でもこうして全国のお酒を飲み進めていくと、本当に日本酒の奥の深さを感じます。

全国のリスナーの皆さん!!地元のお酒、応援してください!

そしてそれをどんどん発信していきましょう!

その酒電波をキャッチしたら、井門、すぐにお伺いしますから!

その土地の風景を見ながら、その土地のお酒を飲む…。

それがきっと一番美味しくお酒を飲む方法でしょうし、

贅沢な飲み方なのかもしれませんね。

放送を聴いて頂いた全ての方へ!乾杯!!

そして今回初めて旅人になってくれた葵ちゃん、有り難う!

 

あっ、ちなみにこのロケ終了後、しっかりと打ち上げと称して飲みに行きましたとさ(笑)