開業100周年の流山線で行く、千葉県流山市・新選組の旅|旅人:吉村 民

2016-05-20

KIKITABI 旅人の吉村 民です!

今回は『開業100周年の流山線で行く、千葉県流山市・新選組の旅』

 

流山は新選組の局長・近藤勇が捕まったところということで、

歴女としては訪れてみたい場所でした!

 

新選組の近藤勇や土方歳三ゆかりの場所は、

生誕地の東京、活躍した京都などはほぼ全て巡り済み!

私にとって新選組の最終地なので、

旅に出る日をとても楽しみにしていました。

 

まず最初に訪れたのは流山線馬橋駅

駅に着いてビックリしたのは、かなり昭和な雰囲気だったこと!

さすが今年で開業100年!

 

 

 

 

 

 

 

 

駅舎の柱は白く塗られた木。

出札口は年季が入った木で出来ていて、

話をする辺のガラスは穴が開けられている感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

この景色、昔見たことあるー!と興奮してしまいました。

更に出札口で切符を買うと、見たことがない厚さ!

こんなにレトロで素敵な雰囲気な駅が千葉県にあるということに感動でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして2両編成の電車もかなりレトロ。

各車両ごとに愛称がつけられ、異なる塗色が施されていています!

「流星」は橙色、「なの花」は黄色、「流馬」は水色、「若葉」は黄緑色、「あかぎ」は臙脂色。

オモチャの様な可愛さです。

 

 

 

 

 

 

 

 

流鉄の北原幸治さんにお話を伺いながら流山市を目指しました。

車内はほのぼのしていて、町中の方たちがお喋りをしながら乗ってきます。

町と一体化している雰囲気にとても親近感が感じられました。

北原さんが流鉄で働き始めた頃は、

カエルの鳴き声が電車の中まで聞こえたなどの素敵なお話も聞かせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開業100周年を迎えた流山線は昔ながらの魅力を今も残す電車なので、

沢山の方たちに乗っていただきたいです。

 

流山市に着いて最初に伺ったのは流山市立博物館。

流山市では土器や動物や魚の骨、古墳などが発見されていて、

遥か昔から人々が住んでいた豊かな土地だということがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代にはお米が沢山採れ、

江戸川や利根川運河といった豊かな自然にも恵まれていたので、

味醂の生産地としても有名でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流山市について教えていただいた後は

私のお目当の新選組コーナーへ!

最近発見されたという恩田家文書や近藤勇と土方歳三の大きな写真だけではなく、

新選組が流山で本陣とした長岡の酒屋の階段が展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時の物というのは、

もしかしてこの階段を近藤勇が昇り降りしたかもーとワクワクしてしまいます。

 

心が躍った所で、実際にゆかりの場所を見る為に新選組の陣屋跡へ!

ここからは新選組流山隊の隊長 松下英治さんにご案内いただきました。

 

新選組の陣屋跡は流山線の流山駅から徒歩5分くらいの場所にあり、

現在は酒類問屋となっていますが、石碑や新選組の旗などがあり、

今でも多くの新選組ファンが訪れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、そのすぐ近くには新政府軍の仮本陣を設けた場所、浅間神社もあります。

歩くこと3分くらいの場所にあり、

肉眼でも敵の様子がわかるのではないか?という距離感。

戦うという感じではなく、新選組が江戸の治安を後方から守っていて、

幕府軍がいることに気付いた新政府軍が様子を見に来たというのが

本当の状況だと言われているのだとか。

しかも新政府軍は新選組が来ているということはしらなかったというのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

新選組についてはかなり詳しいと思っていた私ですが、

松下さんのお話で初めて聞くことも多く、ビックリの連続でした。

 

新選組といえば壬生の狼と言われ、

暴れん坊で熱い人たちというイメージが強く、

歴史上では負けてしまった幕府側だったこともあり、

ヤンチャな描かれ方をされていることが多く、、、

 

そんな所も魅力的だと思っていたのですが

松下さん説によると新選組はそんなイメージではなく、

江戸の治安を守る為に紳士的に行動していたとのこと。

 

近藤勇が捕まったのも、事情を説明するために自ら新政府軍の所に出向き、、、

新選組の近藤勇だということがバレてしまい、騙されて板橋まで連行されて捕まり、

斬首されてしまったのだとか。

 

勝てば官軍、負ければ賊軍という言葉があるように、

勝ち負けは時代が決めることであり、

何よりも大切なのは自分の信じる道を最後まで突き進むということだと思うのです。

そこが一番カッコイイと胸キュンポイント!

 

だから、負けるとわかっていただろうし、

時代にも反していると気付きながら最後まで闘い抜いた土方歳三という人は、

私的にはとってもカッコイイ人。

だから近藤さんにも土方さんと一緒に函館まで行って、

闘い抜いて欲しかったというのが私の気持ち。

 

近藤勇が新選組と別れた江戸川の河原に立つと、

もう新選組には戻れない近藤勇と

何とか近藤を助けたい土方歳三たちの気持ちが伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史の真実はわからないけど、

現地を訪ねてみると新たに見えてくることがあると教えてくれた流山。

是非皆さんも可愛い流山鉄道に乗って

今までのイメージとは違う新選組を感じに来てみてください!

 

 

KIKITABI 2thousand miles旅人は吉村民でした。