小江戸川越!蔵の街・ぶらり旅!|旅人:村田綾
2016-10-19
「埼玉と言えば!村田綾」が定着してきた今日この頃。
え?まだ、定着してないですか?
じゃあ、覚えてください!!!(笑)
「埼玉と言えば!村田綾」を目指しています。
旅人の村田綾です。
前回の旅では、埼玉県川口市出身の旅人!
小林千鶴ちゃんと「KIKI-TABI的 埼玉対決」を行い、大宮出身の私が紹介した大宮と川口で、どちらが良かったか対決して!
リスナーさんに投票をしていただきました。
結果は、皆様のお陰で私が紹介した「大宮」が圧勝!!!
そりゃそうだ!(笑)
そうじゃなきゃ、色々困ります。(笑)
という訳で、今回の埼玉をクローズアップする旅は私が担当する事になり、小さい頃から馴染みのある川越の街を巡りましたよ。
まずは、JR川越駅前で集合!!
駅の外を見ると・・・雨がパラパラ・・・
「あっ・・・そうか、今日は、ライターの河合さんが一緒だ。」
なんて事は、思わなかったと言えば嘘になるけど(笑)
今までは、晴れ女の私のパワーが、雨女の河合さんに勝っていたはずだったのに・・・。
小雨でのスタート!!
だけど、川越の街は小雨もよく似合っちゃうような風情があるから結果オーライですね。
「すぐにやむでしょ。」というディレクター・永尾さんの言葉に、カメラマン・小笠原さんと私は首をかしげながら・・・旅をスタート!
駅から最初に向かったのは、車で10分のところにある川越市立博物館。
博物館がある敷地内には、美術館や武道館も並んでいて!
道路を挟んだ向かい側には、川越城本丸御殿と初雁球場もあるんです。
学生時代によく来たなぁ…と昔の事を思い出しながら、博物館の中へ。
館内には、古代から現代までの川越の歴史や文化について展示してあり!
小江戸川越について紹介している近世展示室もあるんです。
館内でお話をお伺いしたのは、
川越市立博物館 学芸担当の宮原一郎さん。
宮原さんが、わかりやすく案内をしてくださり!
川越の地名の由来や、なぜ江戸の文化が川越に根付いたのか?という事を詳しく知る事が出来ました。
私自身も、今までなんとなくでしか理解が出来ていなかった川越の歴史や文化を知る事で、更に!!川越の魅力を発見できて、嬉しかったなぁ。
館内には、蔵造りの町並みを再現した復元模型もあるんですが、これがまた!リアルに作られていて、持ち帰りたいぐらい凄かったぁ。(笑)
他にも!蔵造りのお家が、どんな手順で建てられているのかを知ることができたりと、盛り沢山な内容だったので♪
これは、川越の街へ繰り出す前に!
博物館に立ち寄って、色々な事を知るのがいいと思います。
現在は、企画展として!
11月23日まで「城下町川越の町人世界」も開催されているので
町人の人達が、どんなふうに生活をしていたのかを展示物から学ぶ事が出来ますよ。
いやぁ…面白かったぁ!!
と、博物館を後にし、向かったのは…
蔵の街として有名な一番街商店街にある「川越まつり会館」
ここは、毎年10月の第3日曜日と前日の土曜日に行われる「川越まつり」を体感する事が出来る施設なんです。
「川越まつり」と言えば、国の重要無形民俗文化財に指定されている!
氷川神社の例大祭として、有名なお祭り。
350年以上の歴史があり、2日間でおよそ80万人以上の人が訪れる!埼玉県民としても誇れる催しだから、
小さい頃から「川越まつり」って名前は馴染みがあり、私も家族で遊びに行った事もあるんですが、
街なかを大きな山車が行き交い!街の人も観光に来たお客さんも一緒になって盛り上がる、見応えあるお祭りです。
そんな川越まつり会館で、お話をお伺いしたのは!
川越まつり会館 解説員の猪鼻恒憲さん。
「川越まつり」の特徴でもある、独特の山車と「曳っかわせ」について、詳しく教えてくださいました。
川越で作られている山車は、お城をくぐる為に元々8mある高さが伸び縮みするような構造になっていて、4mの高さまで低くなるそうです。
さらには、360度回転させる事も出来て!
お祭りでの「曳っかわせ」で、山車が向き合いやすくする工夫もされているんですって♪
私も初めて知って、ビックリしました!
館内では、過去のお祭りの様子を映像で見る事が出来たり!
さらには、実際に「川越まつり」で曳かれる本物の山車が2台、定期的に入れ替えをしながら展示されているんです。
とっても近くで、豪華な幕や精巧な彫刻を見ながら、解説員の方のお話が聞けるからわかりやすく、動く山車を必ず見たくなるはず!
是非!川越を訪れた際は、川越まつり会館にお立ち寄りください♪
さぁさぁ…そろそろお腹も空いてきたなぁ…というタイミングだったので、ランチへ。
私は「川越散歩御膳」を頂き…川越名物のサツマイモを堪能。
もうね…サツマイモが大好物なんですよ。
だから、いつもサツマイモを食べたいが為に川越を訪れるぐらい。
なので、サツマイモの贅沢ランチを食べる事が出来て!至福の時。
そんなタイミングに窓の外を見ると…雨…土砂降り…(笑)
えっ?これ…歩けま…と言いかけたタイミングで、カメラマンの小笠原さんが「もうすぐ雲が動くので、やみますね。」
えっ?頼もし過ぎるけど…こんなに土砂降りなのに、本当にやむのかな?
と思いながらも、デザートまで美味しく完食。
30分程の間に…
なんと!!
太陽が顔を出して晴天!!
まさに、小江戸川越を散策しながら食べ歩きをするには最高のお天気になり♪
ランチを食べた後すぐだと言うのに、「一番街商店街」に繰り出しました。
川越は、本当に美味しいお店が多いから…
全てのお店で、摘み食いをしたいぐらいだったんだけど。
中でも気になった、お団子と焼き鳥を食べながら蔵造りの町並みを楽しみました。
蔵造りは、類焼を防ぐ為の巧妙な耐火建設で江戸の町家形式として発達したものらしく!土蔵と同じ構造で作られた店舗や住居の事を言い、様々な特徴を持っているんです。
今の東京では見る事が出来なくなってしまった、江戸の面影を伝える建築様式で!
一番街には、蔵造りの他にも明治から昭和初期にかけて建てられた「埼玉りそな銀行川越支店」や「川越商工会議所」などの洋風建設もあり、都市景観百選にも選ばれているんです。
映画に出てくるような懐かしさがあり、思わず写真におさめたくなりますよ。
そんな中…
建物の中でも、一際は目立つのは!
仲町の交差点からすぐのところにある重厚感のある黒い漆喰の蔵造り!
入り口には大きな看板に「亀屋」と書かれているお店。
中に入って見ると、沢山の美味しそうな和菓子が並べられていて、どんなお菓子なのか気になるから…
早速!!
亀屋本店の松津哲夫さんにお話をお伺いし、
創業当初のお話から、なぜ川越ではサツマイモが有名になったのか、更には!「亀屋」伝統のお菓子を教えて頂きました。
お話を聞いていたら…そりゃ食べたくなるじゃないですか。
と言う事で、特別に!
亀屋さんで人気の、亀の最中と芋羊羹を頂きました。
亀の最中は、粒あんと、こしあんがあって!
私は、こしあんをチョイス。
口に入れた瞬間、サクッと!しっとり!
あんこなめらかで、甘さも丁度いい!!
何個でも食べたくなる美味しさ。
取材の後に、ちゃっかり粒あんも食べて…さらには、こしあんも食べたのは内緒です。(笑)
続いて、芋羊羹!!
何度も言うけど、サツマイモ好きな私が一番好きなサツマイモ菓子が芋羊羹なんです。
だから、芋羊羹にはうるさい私だけど…
黙って頷いちゃう程の美味しさ。
サツマイモ本来の甘さと喉越しが抜群!
もうね、お茶菓子とは言わず、主食で食べたいぐらいです。
亀屋さんのすぐ横には山崎美術館も併設されていて、日本画革新の草分けとして知られている橋本雅邦画伯の作品や!今ではなかなか見る事が出来ない、生活用品が展示されています。
和菓子屋さんでお土産も買えて、歴史や文化にも触れられる素敵なお店。
私達も、ちゃっかりお土産も買って!
最後は、大好きな「菓子屋横丁」へ。
菓子屋横丁は、学生時代に遠足や社会科見学で訪れた事もあり!
とにかくテンションが上がる場所。
子供の頃は菓子屋横丁に行ったら、日本一長い麩菓子を買うのが定番でした。
この日も、麩菓子を持っている人が沢山いましたよ。
菓子屋横丁の真ん中あたりにあるのが老舗の「松陸製菓」さん。
様々な種類の飴が、ズラリと並べられていて!
見てるだけでも楽しくなっちゃうお店。
懐かしいべっこう飴や、人気のきなこ飴、それからキャラクターやお花の絵柄が入った飴が可愛すぎて!
気が付いたら、大量に飴ちゃん買っちゃいました。(笑)
旅ロケという事を忘れて、スタッフさんをお店の外で待たせてまで!
飴ちゃんを買う私…。
それぐらい魅力的って事です。
仕方ないです!!(笑)
今回は、小雨からスタートしてからの土砂降り…その後の晴天!!
結果的には、お天気に恵まれて♪
小江戸川越の素敵な街並みを楽しみながら、美味しいものも食べられて!
改めて、今まで知らなかった川越の文化や歴史に触れる事も出来!めちゃくちゃ充実した旅でした。
一度は見にきて欲しい…川越の街並み。
やっぱり…埼玉は最高だなぁ!!
埼玉と言えば!の旅人♪
村田綾でした。