東京のオアシス 深大寺で癒させて|旅人:森藤恵美

2016-11-18

キキタビ、初登場の森藤恵美です。

皆さん、東京というと、どんなイメージを持っていますか?
ビル群、コンクリートジャングル、人が多い、きらびやか


もちろんそれが「the東京」なんですが、

都心からちょっと郊外に足を伸ばすと、「えっ?!ここ東京なの?」

とビックリする程自然溢れた景色や光景に出会うことが出来ます。


今回は、そんな自然豊かで、

東京に居ながら時間がゆったり感じられる癒しのスポット、

東京調布市の深大寺周辺を散策して来ました。

 

 

 

 

 

 

 


実は私が通っていた小学校、中学校、高校は、

深大寺から歩いてすぐの所にあるんです。


それなのに、何と深大寺に行くのは今回が初めてでして…()
きっと、キキタビで行く為に今まで深大寺に行かなかったんだ!


という冗談はさておき、これから私が体験した深大寺癒しの旅をご紹介します!

 

 

まず最初に訪れたのは、深大寺。


そう、お寺です。
東京に居るとは思えない程の木々に囲まれ、

また水が豊富というだけあって、澄んだ水が脈々と周りで流れています。


深大寺・法務部の山田昌秀さんに境内を案内してもらいました。


深大寺という名前は、水神の深沙大王に由来していて、

奈良時代の733年に満功上人が開山したそうです。


まずは、本堂。
とても風情がある造り。


幕末の火災で焼失してしまったのですが、大正8年に今の本堂が完成したそうです。

 

 

 

 

 

 

 


深大寺には本堂の他にもいくつかお堂があって、

元三大師堂は深大寺における厄除けのお堂。


また、深大寺は縁結びのお寺としても知られていて、

本堂などのある寺地から120mほど行った場所に、

縁結びの神さま「深沙大王」が安置されている深沙堂があります。


深沙大王は、深大寺の起源となった恋物語で、

仲を裂かれた男女を結びつけることとなった水神であり、

西遊記で三蔵法師が仏法を求めて天竺を旅した時に

力を貸してくれた神としても知られているそうです。


その御利益なのか、ここ深沙堂で縁結びをお祈りした方で

結婚された方達がたくさんいるそうです!


お堂の横にもたくさんの縁結びの絵馬が結び付けられていました。


もちろん、私も、これでもか!と思うくらいお祈りしてきました!()
縁結びのお守りも買いましたよ!




 

 

 

 

これできっと大丈夫でしょう。

 

お堂の他にも、水にまつわる五大尊池や五大尊の滝などがあり、

多くの木々に囲まれ、鳥のさえずりが聞こえるなか境内をめぐると、

とても清々しい気持ちになりました。



 

 

 

 

 

深大寺で良縁祈願をし、

良いパワーを体いっぱいに感じながら参道も散策。


たくさんのお店、お土産屋さんや甘味処などが軒を連ねていて、

そばの実で作ったお団子(みたらし団子とゴマだれ団子)を食べたり、

そばせんべいを食べたり
美味しそうなものがたくさん売っていて、ついつい買って食べちゃいました。


 


 

 

 

 

そんな中、鬼太郎茶屋を発見!
調布は水木しげるさんの第二の故郷としても知られていて、

その縁で、鬼太郎茶屋が作られたそうです。


茶屋の外にある鬼太郎とねずみ男の像の前では、

記念写真を撮る人達で溢れていました。



 


©水木プロ


©水木プロ

 

 

 

 

また、茶屋の中に入るとたくさんのお土産品があったり、

奥では飲食もできる喫茶コーナーもあるんです。

 

こちらも観光客の方達で賑わっていました。

 

 

 

 


©水木プロ


©水木プロ

 

 

 

 

深大寺でお寺を見て回り、参道を歩いていたら、お昼の時間に!


深大寺と言えば、そう!深大寺そばがなんといっても有名なんです。


深大寺の周りだけでも20軒以上の深大寺そばのお店があるんです。
その中でも一際長蛇の列を作っているお店を発見!
よし!ここにしよう!

 


お店の名前は、「湧水(ゆうすい)


ん~、名前からして美味しい水で作ったおそばが食べられそう!
店主の児玉友輔さんに、深大寺そばについてや、

湧水さんで作っているおそばのこだわりなどを伺って、

いざ、深大寺そばを頂くことに。



 

 

 

 

 

お店イチオシの、二八そばと九割そばを食べました。


お、美味しい!


二八そばは、ツルッとした食感。
でもおそばに弾力がある。
九割そばは、そば本来の噛みごたえと少しの荒さがあり、

おそばを食べてる!という感じ。


またそばの香りもより強く感じられました。
そして、このおそばの美味しさを更に際立たせているのが、

湧水さん秘伝のそばつゆ。


この秘伝のそばつゆと、おそばの相性が絶妙で、

美味しくてぺろりと頂いちゃいました。


やぁ~、皆さんにぜひ深大寺に足を運んでもらって、

湧水さんの深大寺そばを食べてもらいたい!


プライベートでまた食べに来たいな!

と感動した湧水さんの深大寺そばでした。

 

 

 

 

 

 

 


深大寺そばでお腹いっぱいになった後は、綺麗なものを見て癒されたい!

ということで、歩いて5・6分程の場所にある神代植物公園へ!

 

ここは、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができる

都内で唯一の植物公園なんです


なんとその広さ、東京ドーム10個分!
ひ、広い!



 

 

 

 

 

つつじ園、しゃくなげ園、うめ園、かえで園、あじさい園などなど、

とにかく沢山のエリアがあって、見渡す限り、花、花、花、植物、植物、植物。


こんなに花や植物に囲まれたことは初めてなので、

まるでお姫様になった気分になりました。


神代植物公園の真山健児さんにお話しを聞いたところ、

神代植物公園は、元々東京の街路樹などを育てるための苗圃でしたが、

戦後、神代緑地として公開されたあと、

昭和36年に名称も神代植物公園と改め、

都内唯一の植物公園として開園されたそうです。



 

 

 

 

 

現在は、約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられていて、

園内は、バラ園、つつじ園、うめ園などをはじめ、

植物の種類ごとに30ものブロックに分けられていて、

景色を眺めながら植物の知識を得ることができるようになっています。


今回は、真山さんオススメの場所を案内してもらいました。

 

まず行ったのは、大温室。

昭和59年に完成した大温室は、

今年5月にリニューアルされたそうです。

 

この大温室には、珍しい熱帯植物が集められていて、

冬でも彩り鮮やかな花々を鑑賞できるんです。


大温室は何棟かあって、

サボテンや多肉植物、水辺に咲く植物、ベゴニア、蘭など、

熱帯地域で生息する植物や花がたくさん展示されていました。

というか、ひとつの花・植物でもこんなに種類があるの?!と驚く程の数。
また、花の色も様々。
たくさんの色とりどりの綺麗な花たちに癒されました。



 

 

 

 

 

そして大温室を出ると、

今度は目の前に、綺麗な薔薇がたくさん咲いているではありませんか!


そう、ここが神代植物公園の代名詞のひとつでもあるバラ園。
神代植物公園のバラ園は必見です!


赤、ピンク、白、黄色、バイピング、グラデーション

色とりどりのバラが咲いていて、見ているだけでうっとり。


さらに、香りを楽しむバラもいくつか展示されていて、

ローズの香りはもちろん、紅茶の香りがする品種もあって、

目で色を楽しみ、鼻で香りを楽しむ、綺麗な花々に癒された時間でした。


また芝生もあるので、家族連れで来てる方達が

お子さんと芝生で遊んでいる光景も見られました。


ご夫婦、カップル、家族連れ、友達同士、もちろん1人で来ても楽しめる場所です。



 

 

 

 

 

さぁ、深大寺を散策して最後に待っていた癒しがこの後訪れます。


深大寺から歩くこと5分程
深大寺天然温泉、「湯守の里」


そう、温泉です!
しかも、天然温泉!


湯守の里の渡邉崇さんに、早速温泉について伺いました。


お湯の色は黒湯で、一切加水してないそう。
黒湯は、地下1500メートルの地層に含まれている

昆布やシダ類などの植物が熟成されたフミン酸という有機物が

たっぷりと溶け込んでいるので、お肌をすべすべにしてくれるんだとか。



 

 

 

 

 

また、神経痛・筋肉痛・関節痛・こわばり・うちみ・慢性消化器病

冷え症・病後回復期・疲労回復・きりきず、慢性婦人病など、

効能がたくさんあるそうです。


また湯守の里は、風水設計の施された温泉でもあって、

施設の玄関は、深大寺からの龍脈を取り込む位置に建てられているそう。


そこから流れ込む「気」が、山(斜面)と滝(滝見風呂)のある露天風呂にたまるため、

運気に満ちた場所になっているそうです。


温泉で癒しだけでなく、運気もアップとは、これはもう入るしかない!
ということで、さっそく黒湯の天然温泉に入りました。

 

 

わっ!本当にお湯が黒い!


正しくは黒褐色かな。
匂いは、ほぼ無臭。
そして、お湯にとろみがあって肌に柔らかい。
浸かったそばから、お肌がなんだかツルツルしっとり、

すべすべになった感じがします。


さらに外には、露天風呂が。
しかもひとつじゃなく、いくつも。


中でも、運気アップの風水の湯に浸かりました。


露天風呂の浴槽には、四方位、青龍、朱雀、白虎、

玄武の文字が刻まれた石があって、

しっかりそこに背中を当てて、いい気を体で感じてきました。


露天風呂も周りが木々に囲まれていて、

お湯に浸かりながらこの空間だけ見ていたら、

東京にいるとは思えない、まさにオアシスです。



 

 

 

 

 

 

はぁ~、このままずっと温泉に浸かっていたい
という訳にもいかず、キキタビスタッフの待つ外へ()

 

 

今回の「東京のオアシス、深大寺散策の旅」

いかがでしたか?


私は、ばっちり癒されました!


深大寺で、鳥のさえずりと緑と小川のせせらぎに清々しい気持ちになり、

縁結びもばっちりお願いでき、深大寺そばのお店では、美味しいおそばでお腹を満たし、

神代植物公園で綺麗な植物たちにうっとりした気分になり、

最後は温泉で心身共にリラックスし、運気も上げてきました。


東京にこんな素敵な癒しのスポットがあったのに、

何で今まで私は深大寺に行ってなかったのか?!
自分を責めました()


都会のビル群、オシャレなスポットなど、the東京!も、もちろんいいですが、

東京に来られた際は、東京でしか味わえない

東京のオアシス・癒しのスポット深大寺にぜひ足を運んでみて下さい。


東京の深大寺の散策でしか味わえない素敵な癒しがアナタを待っています。


きっと、今までの東京のイメージが変わって、

新たな東京の楽しみ方を発見できると思いますよ