青森、八戸、食い倒れ!|旅人:井門宗之
2016-12-21
ゴル「多分この港だと思うんですけどねぇ…。」
親分「真っ暗で何も見えないけど、ここなんだよ。」
井門「ここが明日の朝には賑わうんですか?本当に?」
親分「いや、確かにここなんだよ!CoCoと言えば三浦理恵子なんだよ!」
慧「よく分かんないですねぇ。」
一行が立っていたのは青森県は八戸の夜の港でした。
漁火を灯し停泊する何艘かの漁船は、まさにこれから漁に出る準備中。
“だだっ広い”と表現するに相応しい場所には、漁師さんの他に当然人の姿もなく…。
何故我々が夜の港に立っていたかと言うと、翌日の朝市の下見だったのですが、
この時は朝市の片鱗すら見つける事も無いままに港を後にしました。
舘鼻岸壁朝市。
八戸を代表するこの朝市は、毎週日曜日になると港の様相を一変させます。
ここに集結する店舗の数は、なんと約350店舗!
訪れる人の数は多い時で約8万人!
1日あたりの経済効果は約1億円!
前日に市場の片鱗すら感じる事の無かった場所に、
翌日はとんでもない光景が広がっていたのです!
眠たい目をこすりながら朝市を訪れたのは午前6時過ぎ。
前日は何もなかった場所には人、人、人、そして沢山の車…。
これで一気に目が覚めたKIKI-TABI一行(笑)
僕らが朝市に到着した時間はまだ完全に夜が明ける前だったのですが、
お客さんの中には頭にライトを付けてお買い物をするツワモノまで!!
朝市の中を歩いていると、いわゆる魚介だけではなくて、
えっと…パン屋さん!?ん…、点心!??
おや、こっちから何やら良い香りがするけど…うそっ、珈琲屋さん!?
朝市の中を進めば進むほど、いわゆる観光朝市とは様相が全く違う!!
上村「凄いでしょ、多い時はここに8万人くらい集まりますからね!」
そう教えてくださったのは理事長の上村隆雄さん。
井門「聞けば聞くほど凄い人数ですね…!」
上村「でもね、他所の観光市場と違ってここは8割が地元の人だから。」
建ち並ぶ店舗はだから金物屋さんや、作業着を売るお店まで様々だ。
地元の方が普通に買い物に来る朝市、それが舘鼻岸壁朝市の特徴なのです。
上村「ここに出店したいってお店は多いですよ。
でも基本的には新規の出店はお断りしているんです。
それもあって今は“待ち”の状態の店舗も相当数ありますね。」
井門「どんなお店が人気なんですか?」
上村「パン屋さんとか、中には“焼きそば詰め放題”のお店も人気ですね!」
井門「焼きそば詰め放題!?」
朝市特有の活気の中で、それぞれの店舗が工夫を凝らしながら商売をする。
地元のお店が元気だと、その地域自体も元気になっていく。
上村さんは“だから八戸は元気なんですよ!”と笑顔で教えてくれました。
上村「そもそも13年前に住宅街の中で朝市は始まったんですけど、
人が集まり過ぎて苦情も出ちゃいまして…。
場所を探していた時に、この漁港を活用出来ないかという事で移ってきたんです。」
毎週日曜日、夜中の2時から準備を始める舘鼻岸壁朝市には、
5時にもなると地元のお客さんが集まり始めるという。特売品には暗い内から行列も。
上村「1月から3月半ばまではお休みなんですけど、
年末には正月飾りも並びますよ!」
地元の方にとって生活に密着した朝市。
この朝市で季節の移ろいを感じる方も多いのだろう。
さぁ、我々もその活気の中に、地元の方の元気の中に身を投じてみましょ!
なんせ朝市で買い食いしようと思ってたもんで、朝ご飯食べてないんだからっ!(笑)
いざいざ、腹ペコの状態で舘鼻岸壁朝市へ!
道の両側には本当に様々なお店が並びます。
たなびく幟には「せんべい汁」「青森シャモロック」など地元名物の文字も躍るわけで…。
井門「いやぁ、どれもこれも美味しそうだね~!」
ゴル「朝だから珈琲を出すお店が多いんですかね?」
親分「あのパンって、その後ろの車で焼いてるよ!」
まず目に付いたのは10種類以上の焼き立てパンが並ぶお店(さすが朝食タイム)。
青森と言えばリンゴでしょ!という事で大きなアップルパイなどを購入。
その流れで近くのお店で「せんべい汁」と「豚汁」も。
朝の冷たい空気の中、せんべい汁から立ち昇る湯気がもうたまりません!
井門「いやぁ、この気温の中で熱々の汁物はたまらないですね~!
ではフーフーしつつ…頂きます!ずずずっ…あ~、旨い~!!」
なんだろう、もう感動的に旨い(笑)
子供の頃に雪まつりの会場で振舞われた豚汁の感動的な旨さに近い。
北国の寒さと熱々の汁物の絶妙なマッチング…もう全てが完璧なのです。
親分「んっ!!このアップルパイも旨い!」
その風貌から「リンゴ農園をアレしちゃいそうランキングNo.1」の親分。
親分セレクトのアップルパイがまたサクサク、中のリンゴがトロトロで旨いのなんの!
熱々の汁物、そして極上の甘い物でエンジンが掛った一行、
ここから怒涛の買い食いがスタートします(笑)
井門「色々気になるなぁ…ん?八戸名物“塩てば”ってなんだろう?」
ゴル「なんか音楽が聴こえますね…?」
♪♪旨いってば、旨いってば、
しおてばだってば~、大安食~堂~♪♪
井門「おぉ~~!!店先にから揚げがどっさり並んでるじゃないの!
塩手羽先か…なるほど、手羽先のから揚げね!」
ゴル「井門さん、ほら青森のリスナーさんがSNSで、
“しおてば食べた方が良い”って。」
井門「よし、朝市名物のコロッケと一緒に買おう!
ちょっと見て見てフライヤーの数!5台以上並んでフル稼働じゃないの!」
店員「すみません~、揚げたてを用意しますのでお待ちください~!」
フライヤーフル稼働でも足りなくなる程の大人気!
並んで待つ間、店先で流れ続けるBGMが頭から離れなくなります。
♪♪旨いってば、旨いってば、
しおてばだってば~、大安食~堂~♪♪
井門「御主人、一日にどれくらい揚げるんですか?」
御主人「う~ん…数えた事ないから分からないっ!(笑)」
そう言いながら揚げたての塩てばをどさ~っとバットに移し替える御主人。
ふわ~っと立ち昇る揚げたての肉の香ばしい匂い、そして湯気…。
人数分を購入すると、早速熱々のところをガブっとひと口…
井門「はふはふはふ…熱っ…、熱っ…、熱いけど…、
めちゃくちゃ旨~~い!!!」
なんだろう、100本くらい一気に食べられそうだ。
ちなみに一緒に買ったコロッケも甘くて最高に美味しかった。
井門「やっぱり揚げたての熱々は美味しいねぇ~!」
ゴル「おっ、あそこにもまた行列がありますよ!」
朝市のお店は多国籍で、カレー屋さんもあれば中華のお店もあって。
行列が出来ていたのは「焼小龍包」のお店。
地元の食材を使っているそうでとにかく美味しそう!
と言うよりも店先でジュウジュウしながら焼くんですもん、反則です(笑)
揚げたてのから揚げの後は、焼き立ての小龍包。
並んでいると目の前で美味しそうな小龍包たちが飛ぶように売れていく。
逸る心を押さえながら皆の分も購入し、少し広いスペースへ移動した一行。
――しかし事件は、ここで起きたのだ。
犯人井門「いや、僕は何も悪くないんですよ!
刑事さんだって知ってるでしょ?小龍包がどういう食べ物かって…。」
刑事ゴル「中にたっぷりとスープが入っているから、
“小龍包を食べる時は気をつけろ”ってのは点心法第18条2項に記してある!」
*そんな法律は存在しません。
犯人井門「でもだからこそ、
食べる人の前に立っちゃダメじゃないですか!?」
被害者親分「逆ギレか!逆ギレなのか!?」
犯人井門「うるせー!!俺は悪くねー!!
スープたっぷりの、この美味しい焼小龍包が悪いんだー!!!」
はい、熱々の小龍包をこれまたガブっといった時に、
中のスープがピューって飛んでいきまして、ピューって。
目の前で井門の食べる姿を写真に収めようとしていた親分に…、
いや、スープはかかってないんですよ!
親分の足元に…親分の大事なマーチンの靴にちょっとだけ…、ね♪
しかしとにかく350店舗であります。
どこまでもお店が終わる気配がありません。
ようやくその終わりが見えてきた所に、これまた美味しそうな文字が!
サバ入りのラー油、その名も“サバラー”。
そのサバラーが入った焼きそばが旨そうなのなんのって。
鯖の旨味がピリっとしたラー油に相まって…それが焼きそばにアクセントになって…
井門「旨っ…」御主人「あの~すいません…。」
お店の横で焼きそばを食べ始めていると、御主人が声を掛けてきました。
お話しを伺うと、看板商品は揚げたてのサバのコロッケ、サバコロとのこと。
寒空の下で焼きそばをすする我々に、
優しい御主人が揚げたてのサバコロを持ってきてくださったのです!
サバにごはんにイカ、大葉にチーズが入ったサバコロ。
本当に美味しかったです!御主人、御馳走様でした!
親分「さて、井門君、続いては…お・た・の・し・み、おたのしみ、のアレだよ。朝からアレをアレしに行っちゃうよ。」
井門「滝川コバステルが出た!お楽しみのアレって事は…。」
朝市でお腹も満たされた我々が続いて向かったのは、
創業なんと1775年(安永4年)という老舗の酒蔵であります。
どっしりとした佇まいは昔は地元の漁師たちを、
今は全国のファンを楽しませる八戸酒造株式会社であります。
会社の目の前には川が流れているのですが、かつては出来上がった酒を船で運んでいたとか。
今回、酒蔵の仕込みまでご案内くださった専務取締役の駒井秀介さん。
駒井「お陰さまで昨年創業240年になりました。
元々は麹商だったんですが、明治に入りまして1888年に八戸で酒蔵となったんです。」
八戸酒造の銘柄は大きく分けて2つ。
陸奥男山と八仙であります。
いま“あ~!あの酒か!”と気付いた方はお酒好きですね?
えぇ、えぇ、のちほど試飲のシーンが出てきますからね?
是非旅日記を読みながら、一緒にお酒でもどうぞ!
いまも昔も漁師さんの多い八戸。
海の男達の舌を満足させる酒と言えば、そう、辛口だ。
駒井「ですから陸奥男山は辛口の酒です。
そしてもう一つの八仙は98年に出来たブランドなのですが、
こちらは華やかな旨口のお酒です。」
井門「駒井さん、今回取材のお申し込みをした際に、
“良い時期にいらっしゃいますね!”と仰ったと。」
駒井「えぇ(笑)ちょうど今が酒造りのシーズンですからね!」
と言う訳で、本来の見学コースとは違う“仕込み”を特別に見せて頂ける事に!
白衣を着て帽子を被って靴も履き替え、さっそく仕込みの現場へ。
八戸酒造のお酒は全国に流通しているが、実際に作り手は6人だけだと言います。
この日も蔵の中でキビキビと働く皆さん。
皆さんがいるから、美味しいお酒が頂けるのですね~!!
駒井「ちょうど酒米が蒸し上がった所です。
それを少しずつ袋に落とし、発酵の樽へと運んでいくんです!」
天井の高い部屋の中に大きな機械、トラックの荷台程の大きさだろうか。
蒸し上がった酒米をそこに入れて、袋に包まれた状態で発酵樽へと運ぶ。
発酵樽の所には人が待っていて、渡された酒米を華麗に発酵樽にパッと散らしていく。
その一連の流れには全く無駄が無く、酒米を樽に入れる様子は美しささえ感じるのです。
駒井「ここには発酵の為の樽がいくつか並んでいますが、
大体酒米を入れてから2日おきくらいの間隔で並んでいるんです。
まだそんなに経っていない樽の中をご覧ください。」
井門「おぉ、でも表面がポコポコってなってますね、
菌が生きているって証拠ですねぇ。ふんわりとお酒の香りもしますし。。」
駒井「ではちょっと樽に顔を近づけていただいて、
手で匂いを掬って鼻に近付けて頂けますか??」
井門「え?良いですけど…(顔を近付けて手でフワッとしてみる)
グワッ!!!」
駒井「二酸化炭素が出ていて、刺激がありますでしょ(笑)
これ、発酵の影響で樽の中は二酸化炭素が充満しているんです。酸素が無い状態。
だからこの中に落ちてしまったら死んでしまう、危険な場所でもあるんですよ。」
美味しいお酒を造るというのは、こうした危険を伴うという事を忘れてはいけない。
自分も酒蔵の取材を何度もしてきたけど、改めて思い知らされた。
杜氏の皆さんは日々、それこそ命がけで酒造りをしているのだ。
井門「では…あの…その、そろそろ…。」
駒井「はい(笑) 今年のしぼりたてのお酒も試飲していただきましょう!」
酒蔵の仕込みを見学させて頂き、仕込み中のお酒の匂いにふわふわし、
酒バカの血が騒ぎ出した井門。男の頭の中には『飲みたい』の文字が強く浮かんでいた。
試飲のカウンターに移動し、並べられたのは3種類のお酒。
陸奥八仙 ふなざけ
どぶろっく
陸奥男山 クラッシックヌーボー
それぞれ冬季限定、数量限定のお酒であります。
「八仙ふなざけ」はここが漁師町だった事に因んだ名前。
ひと口飲めば、そのフレッシュな旨味に目を丸くしてしまう。
「どぶろっく」は純米活性にごり酒(生)なのだが、
よく見ると瓶の中で分離している…。
駒井「これは発泡しているのですが、開けてからまず上澄みの部分だけ注ぎますね。」
駒井さんはそう言うと、蓋をプシュッと開けてまずは上澄みの部分をグラスに。
透明な液体がとくとくと注がれていったのだが…。
井門「あっ、瓶の中のお酒が混ざり合った!!」
駒井「そうなんです。開けてからしばらくすると中で自然と混ざり合うんです。
ですから上澄みの部分を楽しめるのは開けたてのみって事なんですよ!」
発泡しているので飲み口はシュワシュワなのだが、
その口当たりはトロっとにごり酒のそれ。
甘口なんだけど、ベタッとしていないので食中酒としても楽しいだろうなぁ。
3本の中でも驚いたのは「陸奥男山クラッシックヌーボー」。
いわゆる普通酒なのだけど、キリっとした旨味は高級な吟醸酒を飲んでいるかのようだ。
親分も横で「これは旨い!これは凄い!」と感激している。
駒井「これで1升¥2、160ですから。」
井門「いやぁ、これは驚きの旨さです!」
試飲したどれもが地元のお米『まっしぐら』を使っている。
地元の米を使い、地元の水を使い、今に味を繋いでいる八戸酒造。
東京に戻っても、八戸酒造のお酒を探して飲み続けたいと思います!
朝市の取材を終え、酒蔵の取材が終わったのが午前9時半頃。
懸命なリスナーさんならお分かりだろう。
我々は朝9時頃から既に飲んでいる、ということを。
更に八戸酒造を後にする時に駒井さんに日本酒を頂いてきてしまった…。
これは帰りの新幹線が「居酒屋新幹線」に早変わりだな、と思っていた時。
これまた試飲でエンジンがかかってしまった親分から、驚愕の一言が!!
親分「次の取材先、お酒も飲めちゃう場所だから!」
あわわわ…親分が次の取材先をアレしようとしている…。
という訳で続いて向かったのは八食センター。
八戸を代表する市場であり、市場のみならずレストランも充実、
更にはちびっこ達が遊べるスペースやイベントホールなどもある総合施設なのだ。
もちろん今回は「食い倒れ」の旅!
この八食センターの中に、おすすめスポットがあるとの事で。
親分「実は市場に併設する七厘村というのがあるんだよ。
市場で食材を買い込んで、七厘村に持っていくと炭火で焼いて食べる事が出来るんだ!」
まずは八食センターの清川貴迪さんにお話しを伺いました。
清川「この八食センターは、八戸総合食品センターの略なんです。
お土産もそうですが、美味しい物はなんでも揃いますよ!」
井門「地元の方はよく来られるんですか?」
清川「よく…というよりはスーパーの様ではないけれど、
家族で特別な日に使われる方が多いですね。」
井門「東京で言うところのアメ横みたいな場所なんですかね?」
清川「そうですね!年末が近くなるとカニも沢山並びますよ!」
八食センターに来るとまずその大きさに驚かされるのだが、
全長170mにおよそ60店舗が軒を連ねているんだとか。
その中でも人気が高いのが七厘村なのだとか。
この日は日曜日という事もあって市場内は多くの人で賑わっていたのだが、
確かに七厘村ではそこかしこで魚介を豪快に炭火で焼いている。
しかもまだ午前11時前だというのに皆さん楽しそうにお酒を飲んでいるではないか!
この七厘村の簡単なシステムを解説をすると、
まず七厘を使う場所を受付で借りる(大人300円/2時間)。
すると煌々と炭が燃えた七厘をテーブルまで運んできてくれ、
その場所でBBQをスタートさせるのだ。テーブルには調味料や火ばさみなども完備。
御飯が欲しい、お酒が欲しいとなったら受付で別途注文、というシステム。
焼きたい食材は市場に行って「七厘村で焼きたいんですけど」というと、
大きい物であればそれ用に調理してくれるのも有り難い。
こうして颯爽と受付を済ませた我々は、市場の中へ!
さすが港町の市場だけあって、新鮮な魚介が所狭しと並んでいます。
もちろん魚介だけじゃなく、お惣菜もめちゃくちゃ美味しそう!
なにあの大きなエビフライ!!あ~、カキフライも良いね!!
井門「あっ!お刺身も売ってるって事は、
なかで御飯を頼んでオリジナル海鮮丼にしちゃっても良いのか!」
そうなのです!ちゃんとお刺身用の魚も豊富にとり揃っていて、
我々もいくつかのお刺身をチョイスしました!
焼き物はハマグリ、ホタテ、イカ、サバの一夜干し、
お刺身はカマトロマグロ、メバル、エンガワ。
まずは焼き物を網の上にどーん!!
すると火加減が強かったのか、たっぷりと脂の乗った鯖がバーニング!
ゴル「あぁ!燃えてます、鯖が燃えてます!(キャッキャッ)」
井門「大変だ、鯖を移動させ…アチッ!アッチ!!(キャッキャッキャッ)」
店員「大丈夫ですか!?ちょっと火が強いみたいなので、火から遠くしますね。」
なんと言いましょうか、こういうハプニングすら楽しい(笑)
無事に鯖を避難させつつ、ホタテやハマグリもグツグツしてきましたよ!
親分「井門くん、ほらこの辺いい具合だよ。」
まるで赤ちゃんの様な無邪気な笑顔でハマグリを取り分ける親分。
それをもらって、これまた無邪気な笑顔を返す井門P。
あぁ、お父さん、お母さん、お酒を飲める体質にしてくれて有り難う。
ではお酒を飲みながら(飲むんかい)、いっただっきまーす!!
全員「旨いっ!!!」
鮮度抜群の魚介を、炭火で焼いて食べて美味しくない筈がない!
しかもなんとも言えないエンタメ感の中で食べられるなんて最高じゃないですか!
お刺身も最高に美味しいなぁ…カマトロマグロの脂の乗りっぷりったら…ん??
井門「あぁっ!お刺身の下にカマが隠れてる!!!」
なんとカマトロマグロのとろとろのお刺身の下に、カマが隠れていたのです。
このカマも早速網の上へどーんっ!!良い具合に焼けてきた所を頂くと…。
全員「旨いっ!!!」
そこへお酒をキューっと…。
井門&親分「旨いっ!!!」
あまりに焼きたての魚介が美味しくてスイスイとお酒を飲んでいると…、
親分「井門君、分かってるね?」
と飲み過ぎを窘められる始末(笑)
旨い魚に旨い酒が合わない訳がない!
しかも食べ物がちょっと足りないと感じたら、すぐに隣の市場に行けば良いのだ!
これはある意味恐ろしい…お酒で気が大きくなっていると、
高級な食材もうっかり買ってしまいそうだ。
まぁしかしこの際、そんな野暮なことは言うまい。
市場の方とのやり取りも八食センターならでは。
だとすれば丸ごと楽しまないと損なのであります!
東京から新幹線で約3時間。
八戸には美味しい物がたっぷりと詰まっていました。
冬の東北は美味しい物がいっぱいありますよ~って事は、
この番組で何度もお話ししたかもしれません。
でも実際に訪れてみると、美味しい物があり過ぎて時間がいくらあっても足りないのです!
半日食べ歩き、飲んだ今回の旅。
帰りもしっかり『居酒屋新幹線』として美味しいお酒を頂きながら帰京した事を追記します(笑)
また遊びに来ます、八戸に!有り難うございました!