大館で探そう!秋田名物|旅人:松本英子
2017-03-16
いつもはナビゲーターとして、
スタジオナレーションを担当しておりますが、久々に旅人として登場!
松本英子です♡
しかも、旅の目的地は、地元秋田県!!!
やったーーーー!!!念願の地元旅☆
今回は、『大館で探そう!秋田名物』
と題して、大館市を巡ります。。。
羽田から大館能代空港に降り立ち、
2月末の雪が降りしきる中、旅はスタートしました!
可愛いらしい小さな空港。秋田県民ながら、
この空港を利用するのは2度目、、、
なぜなら私は秋田市出身。
広〜〜い秋田ですから、
実はあまり秋田市以外の地域には足を運んだことが無く、
未知の部分がほとんどなんです。
大館市もまだ2度目なので、知らないことだらけ。。。
でもせっかく秋田に生まれたのだから、秋田のことはとことん知りたい!
という訳で、まずは唯一の接点でもあります(笑)前回ライブで訪れた、
大館樹海ドームにお邪魔することに。。。
お話しを伺ったのは、本場大館きりたんぽまつり実行委員の佐藤正平さん。
この日はテニスの大会が行われていましたが、
この大館樹海ドームでは、スポーツ各種イベントの他、
様々なBIGアーティストのコンサートなども行われていて、
SMAP、モーニング娘。、B'z、KinKi Kidsなどなど
この樹海ドームを利用しているそうです。
そして毎年10月には『本場大館きりたんぽまつり』が開催されているんですが、
実は松本英子、2015年の第43回のきりたんぽまつりのステージで
歌わせて頂いた事があるんです!!
その時の様子がこちら!
しかし、この日は空港とドームを行き来して日帰りの強行スケジュールだった為に、
ほとんど大館を満喫出来ず。
樹海ドームが、世界でも珍しい木で作られているドームということも分からぬまま
トンボ帰りしていたのでした。。(ごめんなさい!!)
そう、写真を見るとわかるのですが、
天井を見上げると見事な秋田杉が25,000本も使われており、
ドーム内の壁やいたるところに木、木、木♡
ぬくもりを感じる居心地の良いドームなのです。
芝も国立競技場と同じ芝を使用していて、こだわり満載。
いつかここでワンマンライブしたいです!
と佐藤さんにも決意を告げ、、、
本題の大館名物を伺ったところ、
やはり『きりたんぽ』『曲げわっぱ』『秋田犬』というワードが出てきました!
早速、本場きりたんぽを頂きたい!!と、
KIKI-TABI 一行で『昔のきりたんぽや』さんを訪ねました。
お店の佇まいが旅館宿のようで、すでに味わいがあります!
平成3年創業の『昔のきりたんぽや』さん。
漫画「美味しんぼ」の56巻にも登場している知る人ぞ知るお店!!
お話を伺ったのは、奈良祐子さんです。
メニューを見ると、「きりたんぽ鍋」と「比内地鶏のたたき」のみ!!!
なんて潔いのでしょうか!
さらに、夏場の営業はしておらず、
新米のとれる10月初旬ごろから桜咲く5月中旬ごろまでの営業というこだわり。
創業時のメニューは「きりたんぽ鍋」のみだったそうなんですが、
漫画『美味しんぼ』の取材の際に、比内地鶏を焼いて欲しいとの依頼があり、
その頃から「比内地鶏のたたき」のメニューが追加されたんだそうです。
秋田人の私もイマイチわからなかった比内地鶏と比内鶏の違い!
比内鶏←天然記念物の為食べられない
比内地鶏←食用に比内鶏と掛け合わせた鶏なんだそうです!!!
3日かけて比内地鶏のガラからとった出汁スープは美しく澄んでいて、
そこに舞茸、しらたき、せり、ごぼう、ねぎ、比内地鶏、
あきたこまちと宮城のササニシキを使って焼き目をつけたきりたんぽを入れ、
さらに比内地鶏の脂だけ後から追加するのがポイント!!
お鍋を作る厨房にも入らせて頂いて、一からレクチャーして頂き感動〜〜!!!
このレシピで私もお家でやってみますw
さぁ、お待ちかねの実食♡
スープの旨み、きりたんぽの香ばしさ、
せりのシャキシャキ具合にプリップリの比内地鶏!!
パーフェクトなきりたんぽ鍋とはこの事ですね。
やはり本場大館でこそ食べられる美味しさでした〜〜。。。みんなにも食べて欲しい!!
奈良さん、ご馳走様でした!!!
お腹いっぱいになった私たち、次は、
秋田犬保存会の事務所があります『秋田犬会館』を訪ねました。
渋谷のハチ公像の方角を向いているという、
大館のハチ公像。秋田犬会館に入る前にとどーんと銅像がお出迎え!
さらに、玄関には秋田犬の「くろべぇ」が、
受付にも「ゆきちゃん」という秋田犬の受付嬢がお出迎えしてくれ、
あまりの可愛さにスタッフ一同秋田犬の虜になってしまいました♡
秋田犬会館の3階にある博物室をご案内下さったのは、山下理恵子さん。
秋田犬の歴史を知ることが出来たり、
秋田犬に関しての資料が多数展示されている全国唯一の犬種博物館とのこと。
大館は秋田犬発祥の地。
江戸時代から闘犬として秋田犬が掛け合わされていたそうなのですが、
ただ、このままでは純粋な秋田犬がいなくなってしまうと危機感から、
秋田犬保存会が立ち上がったんだそうです。
かつては「大館犬」とも呼ばれていた秋田犬。
国の天然記念物に指定された最初の日本犬です。
また、秋田犬といえば『ハチ公物語』。
上野教授との物語は本やハリウッド映画になる程有名な作品となりましたが、
その忠犬ハチ公こそが大館出身の秋田犬!
秋田犬のチャンピオンを決める展覧会も毎年2回行われていて、
クルッと丸まった尻尾と、ピンと立った三角の耳、ふわふわでツヤのある毛並みが
評価のポイントになるそうです。
秋田犬は、赤(茶色)、とら(黒が混ざった毛色)、白の三色があるというのを
初めて知りました!
また、秋田犬は海外の方からも愛され、
秋田犬保存会の支部も全国各地だけではなく海外にも広がっています。
飼い主に従順で甘えん坊♡可愛すぎます!!
キキタビ一行は、「くろべぇ」と「ゆきちゃん」に時間の許す限り
戯れて秋田犬会館を後にしました。。(笑)
2頭の名刺もあるので、是非あなたも会いに行ってみてくださいね!!
さぁ、続いて足を運んだのは、、、
大館といえば、、、の
秋田音頭でもお馴染み『曲げわっぱ』
という事で、「大館曲げわっぱ体験工房」にお邪魔しました!!
工房に入った瞬間から木の香りに包まれる中、
お話を伺ったのは、伝統工芸士の佐々木悌治さんです。
曲げわっぱは秋田杉で出来ていますが、1100年前の土壌から発掘されており、
もっと前からあるのではないかと言われている程その歴史は古く、
元々は木を切る仕事をする職人たちが休憩時間に曲げわっぱを作っていたそうです。
また、武士の内職でもあった為、作り手はどんどん増えていったようです。
鉈一本でスパンと切れてしまう秋田杉の特性が活かされた民芸品で、
国指定の伝統的工芸品でもあります。
曲げわっぱは木が余分な湿気を吸ってくれるので、
食品が傷みにくいというも優れた点!!!
さて、そんな曲げわっぱ作りを早速体験です!!
お弁当箱、お盆、パン皿と3種類の中から選べるのですが、不器用代表松本英子(笑)
1番簡単そうなパン皿を選ばせて頂きましたw
小学生でも上手に作れるという佐々木さんの言葉を信じて作業開始!
丸い二本の木枠と土台を接着剤でくっつけ、木づちではめ込み、
接着剤をガーゼで拭うというシンプルな作業なのですが、
これがなかなか細かな作業で時間も要します。
慣れないと接着剤を拭う前に乾いてしまうので、
手早くやらなければなりませんが、丁寧さも必要ですし、
ヤスリをかけて平らにする所では音で木目の粗さを判断していくので
経験も大事なんだなとやりながら実感しました。
いや〜〜難しい!!!
佐々木さんにはかなりお手伝い頂いてしまいましたが、無事に完成★
出来栄えはいかがでしょうか??!
火曜水曜は定休だそうで、それ以外の日は朝9:30〜体験出来るそうですので
是非予約を入れて曲げわっぱ作りやってみてくださいね!!!
最後は、大館駅前のハチ公像へ会いに行きました。
秋田犬会館前にもあったハチ公像ですが、元々は大館駅前にあったものが元祖。
ただ、戦争により武器として渋谷駅前と大館駅前のハチ公銅像が撤去されてしまい、
戦後先に渋谷駅ハチ公像だけは新しく作られたのですが、
つい最近になって大館駅前に再建され戻って来たという事で、
お帰りなさいの想いも伝えたくて会いに行ったのでした。
今回の旅では、秋田の名物のほとんどと言って良いくらいのものが
実は大館発祥だったんだという事がよく分かりましたし、
それぞれ本物に出会えた旅でした!!!
秋田県民としてはもっと大館について知りたくなりましたし、
また訪ねたいなと思える学びの多い時間でした。
あなたも秋田の大館に来てたんせ〜〜♡