松本英子の秋田市思い出めぐり|旅人:松本英子

2017-03-24

KIKI-TABI 2 Thousand Miles 

松本英子 ついに KIKI-TABI ファイナルです!!

 

ナビゲーター(スタジオナレーション)として、

また時々旅人としても関わってきましたこの番組を

今回の旅をもって卒業させていただく事になりました。。。(涙)

 

また新たにこれからアーティスト活動に専念させていただく為の卒業なのですが、

その再出発の旅として選んだのは、

私が生まれ育った街、18年間を過ごした地元「秋田県秋田市」です。

 

 

 

 

題して!!『松本英子の秋田市思い出めぐり』

 

 

 

 

まずは、18歳で歌手を目指し上京するため新幹線に乗り込んだ始まりの場所、秋田駅。

 

 

 

 

 

 

 

 

秋田駅前には、私が学生時代に通いまくったファッションビル

「秋田FORUS(フォーラス)」があります。

 

ちょうどロケのあった2月末をもって閉店ということで、

自分の卒業と重なり感慨深く、、、

ついついオープニングから寂しくなって泣きそうになってしまいましたが。。。

 

この「FORUS」には洋服を買いに来るだけじゃなく、

中学時代は映画デートに来たり、

 

高校時代には地下のタワーレコードで黒夢の清春さんを発見して

握手してもらったりなど、、

 

たくさんの思い出が詰まっているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに駅を背に思い出の駅前通りを歩いていくと、右手には千秋公園のお堀が見えてきます

千秋公園は、高校の頃は部活で坂道や階段を走ったりウサギ跳びしたりと

トレーニングでも通った思い出の地。

 

この日はまだ雪の降る寒い日でしたが、桜の季節は本当に美しいんですよ。

 

お花見の時期もオススメですが、

一昨年からは秋田の街を活性化させる為クラウドファンディングでスタートさせた

「千秋花火」という花火大会なども催されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、秋田中央道路を突き当たると旭川という川が流れているんですが

その近くにどうしてもみんなを連れて行きたい場所があったので早速行ってみることに。

 

秋田の夏といえば!

そうです東北三大祭りの一つ『秋田竿燈まつり』です!

その竿燈を始めとした秋田の民俗行事や伝統芸能を紹介している「ねぶり流し館」。

24年前にできた施設です。

 

「秋田に来るのは初めて」という方に
必ずと言っていいほどご案内するのが、この「ねぶり流し館」なんです。

もちろん、KIKITABI一行も例に漏れず連れてっちゃいました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

長年竿燈に関わっている「ねぶり流し館」の森川勝好さんから、

竿燈の基本知識から伺いました。

 

そもそもの「ねぶり流し館」の名前の由来に地元民の私もびっくり!!

実は、夏の間ウトウトと眠くなってしまう、その眠気や悪霊を川に流すことから

「ねむり流し」→「ねぶり流し」と変わったそうで、

竿燈まつりの元の名称は「ねむり流し」だったんだそうです!

 

その後、明治14年明治天皇が秋田に来られた時に

「竿燈」という名称に変わったそうです。

 

これはきっと秋田人でも知らない方が多いかも!?知れません!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

竿燈の基礎知識を伺ったあとは、

早速、森川さんに実物の竿燈を前にそれぞれご紹介いただきました!

 

一番軽い『幼若』重さ5キロ。幼稚園の年長さんや小学生が持つ大きさ。

 

続いて『小若』15キロ。提灯の数はどちらも24個だそうです。

さらに『中若』30キロ。提灯は46個。最後に『大若』50キロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

これに竿を継ぎ足して、手、額、肩、腰、と

次々にバランスをとりながら持つ場所を変えていくという妙技です。

 

竿を継ぎ足していくことで、重さも増えていきますし、

竿もしなるので、バランスをとる難易度も上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際は屋外でのお祭りですから、

風が吹くと見物しているお客さんの方へ倒れてきたりもします。

 

提灯の中にはろうそくの火が灯されるわけですが、、
倒れてきたら火は消えるような構造に作られているとのこと。でも、この倒れるかも?!
という、ハラハラドキドキ感も竿燈の醍醐味なんですよね~

 

 

 

 

 

 

 

 

各町内の演技とお囃子が素晴らしい竿燈まつり、

実は私、高校時代にソフトボール部の仲間と

夏休みにこの竿燈まつりで太鼓を叩いていた経験があるんです。

 

ただ竿燈を持ち上げるのは男性のみしか出来ないきまりがあって、

あまり持ち上げたことはないのですが、

 

このねぶり流し館では、はっぴを着てお子様や女性も

体験させていただくことが出来るので。。

 

もちろん私も体験~!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

一番軽い、幼稚園児も持っているという重さ5キロの「幼若」を

やらせてもらったのですが、重い!怖い!

 

森川さんはじめ、館長さんなど皆さんの掛け声(どっこいしょ~どっこいしょ~)や

アドバイスを聞きながらまずは手でバランスをとろうと頑張るのですが、

片手でなんてとても怖くてなかなか支えの手を離すのができませんでた。

しかし最後は秋田人の意地!(笑)

 

覚悟を決めてなんとか数十秒はバランスをとることが出来ました!!

 

利き手に竿燈の竿の先端を乗せて、目線は上。

提灯の揺れに合わせて手は動かさずに足を動かす。

 

、、、これが本当に難しいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

KIKITABIスタッフにも全員チャレンジしてもらいましたが、みんな大苦戦ww

いい大人達も大興奮で竿燈を楽しんでくれました~。

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年8月3、4、5、6日に行われる竿燈まつりの時にも「ふれあい竿燈」と言って、

観光客の方も女性もみんな体験ができる時間が設けられています。

 

でも、ここのねぶり流し館ならいつでも体験できるし

二階には太鼓もあって叩けちゃいます!

 

しかも日に寄っては実際に毎年まつりに出られている竿燈会の方が

演技を見せてくださったり、教えてもくださるので、

季節問わずぜひ一度は足を運んで欲しいです!!

 

 

 

 

さあ、続いては、秋田駅から一駅お隣、土崎駅前にやってきました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

この土崎には港がありまして、

「セリオン」というポートタワーがシンボル的な存在になっています。

 

近くには現在イオンになっていますが、旧ジャスコがあり、
その1階のロッテリアでわたくしアルバイトをしていたこともあるという
思い出の街でございます。

 

そんな土崎といえば!!!

 

昨年末ついに、『土崎神明社祭の曳山行事』である「土崎港曳山まつり」が、
「山・鉾・屋台行事」の1つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

もう一刻も早くお祝いの言葉を言わなくては!と、秋田港振興会の矢吹達夫さんの元へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「土崎港曳山まつり」は土崎の神社に年に一度、

町内で神様が降りて来られる時に神様を賑々しくお迎えしようという事から始まったという

土崎港まつり。毎年7月20、21日に行われています。

 

50人ほどで数トンもある木でできた曳山を引くそうなのですが、

タイヤも木でできているので、、大変とのこと。

 

現在55あるという各町内の曳山は、

江戸時代や戦国時代などの物語をテーマにした武者人形などが飾られます。

 

さらに太鼓やお囃子の乗っている山車のところには

現代の時代を風刺した川柳も飾られているそうなんです。

 

電線がない昔は高さ20メートル超えの大きな曳山を引いていたそうで、
ねぶり流し館ではその当時の大きさの「置山(おきやま)」を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

神様を追いながら送り届ける21日の戻り山の時は、

お酒も入って荒々しい勇壮なお祭りになるそうです。秋田三大囃しの一つ、土崎港ばやし。

 

この日はなんと特別に保存会の皆さんが、秋田市北部市民センターに集まって下さいました!!

 

お話を伺ったのは、土崎港ばやし保存港和会の佐渡谷和裕さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生のクラブから始めてこの道25年のベテランさんですが、

この方、実は以前からお知り合い(笑)

 

佐渡谷さんのお兄さんは元秋田テレビのカメラマンさんで、

私がデビューする前の高校時代から密着で撮影されていたという古いお付き合い。

 

今では松本英子の秋田のマネージャーと呼ばれている程(笑)

いつもお世話になっている方、の弟さんです。

 

そんな深いつながりがありながらも実は土崎港まつりをゆっくりじっくり見たことがなく、

改めてお囃子の構成を伺ってみました。まず基本は最低でも6~7人が曳山に乗るそうで、

しめ太鼓(小太鼓3つ/大太鼓1つ)、すり鐘、三味線、横笛(篠笛)、小鼓、という

5つの楽器が使われている華やかなお囃子。

 

 

 

 

 

 

 

 

5曲継承しているお囃子の中で、「寄せ太鼓」という

お客さんを集める際に演奏される賑やかな1曲

 

またそれぞれの町内に戻る際に演奏されるという「あいや節」など

生のお囃子を聴かせていただきました!!!贅沢~~~~~~♡

 

保存会の皆さんはどんな楽器も演奏されるので、

曲によって交代されていたりして、それもまた見応えがあって素晴らしかったです!!

私もまた土崎に夏に見に来ようと思いました。

 

あなたも是非!!!

 

 

 

さあ、続いて訪れたのは、米どころ秋田に欠かせない、、、

そう、「日本酒」です!

 

秋田にはたくさんの日本酒メーカー、蔵がありますが、

その中でも秋田人が日頃お世話になっておりますのが「高清水」

 

ということで、「高清水」の「酒造道場仙人蔵」にお邪魔することに。。

 

秋田酒類製造株式会社高清水本社蔵杜氏の菊地格さんにご案内いただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

築50年の蔵を2005年に改修工事して、古い梁や柱はそのままに残したという素敵な蔵で、

日本酒造りに使われていた道具などが展示されている資料館が2階にあります。

 

そして1階はグランドピアノやバーカウンターが常設されている

コンサートホールのようなスペースになっているんです

 

ここは無料開放で時々音楽ライブなども行われているそうなので、

いつか私もやらせて下さいとお願いしておきました♫

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和19年創業の歴史ある高清水。

いい水が出るという噂を聞きつけた秋田の殿様佐竹さんが、

現在の仙人蔵がある土地のお水をお茶会にも使っていたほどという、

その名水からできたお酒はもちろん美味しいに決まっていますよね!

 

1階には、仕込み中の大吟醸のタンクが!!

もろみの香り、発酵し泡だつ音、お酒好きの松本英子。

それはそれは幸せな時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、もう一つ幸せな、試飲タ~イム❤️

○高清水 本醸造 私も飲み慣れた大好きなお味です。

○梅酒  日本酒で作られた梅酒、しかも甘くない!お土産にみんなで購入しましたよ!

○純米大吟醸  上品でお水の良さを感じる贅沢な味わい。

 

そんなお酒のお隣に、とっても気になるパッケージのものを発見!!!

なんと化粧品??!

 

そうなんです、高清水の純米酒を配合した化粧水と乳液が最近発売になったということで、

その名も ○酒屋のスキル 化粧水/乳液

こちらもお試しさせていただいたらこれまた使い心地抜群⭐️思わずゲットです!

 

もちもちの秋田美人になるべく塗りたくってきましたw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高清水を後にして、最後はエフエム秋田

エフエム秋田は、私が学生時代にスタジオ見学に行っていた思い出の場所でもあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

雪の中、この日もKIKITABIリスナーのみんなが遠くからも駆けつけてくれたり、
日曜日でお休みにも関わらず、JFNの番組でも喋ってました、
秋田出身のDJ藤田ゆうみんちゃんもお子さんと会いに来てくれて、、、
卒業旅行のラストもあたたかなKIKITABI。

 

4年前、YAJIKITA ON THE ROAD時代に初めての旅人として登場させていただいた

「ヤジキタ、東京スカイツリーへ行く!」では、実は大遅刻からのスタートでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時に担当してくれた佐々木ディレクターと、

作家の「親分」こと小林さんが最後の旅でも一緒で。

 

それだけでも涙がこぼれそうでしたが、最後まで泣かずに録音を終えました。

 

でも、やっぱり全部撮り終えた瞬間に寂しさが溢れてしまって涙してしまったのですが(笑)

とってもとっても幸せな卒業旅行でした。

 

 

ラジオで旅番組ってどんな感じだろう?という所から始まった私ですが、

振り返ってみると、本当に「音で感じる旅番組」なんですよね。。

 

旅人の皆さんのリアクションと

一つ一つの丁寧な説明。どうやったら伝わるだろうかと

試行錯誤しながら音を使って組み立てていくスタッフ陣の努力。

 

それを陰で見させていただいて、

毎回全国各地に旅に出られた気分にさせて貰えて、、、

本当に本当に素晴らしい番組と出会えたなと心から思います。

 

これから私は「音楽」を携えていろんな場所へ旅に行こうと思っています。

これまでの4年間でナレーションとして旅してきた場所へ、実際に足を運びます!

 

どうぞそんな旅の途中に松本英子を見かけたら遠慮なく声をかけてくださいね。

そして、あなたの街の素晴らしさを教えてください。

もちろん、私もKIKITABIリスナーとして共に旅を続けていきたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

またいつかどこかで、、、もしかしたら旅人として?!

お耳にかかれる日を祈りながら、バイバイは言いませんよ。

 

あったかいKIKITABIリスナーの皆さん、

個性あふれる大好きなKIKITABIスタッフ、本当にありがとうございました。

 

 

「松本、行ってきま~~す!!」

 

 

 

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