銀座線開業90周年!浅草寺、花やしき…じゃない方の“浅草”旅|旅人:井門宗之

2017-04-06

ソバ武「良いでゲスな?一軒目のお店は映像NG!通常は取材もダメなお店、そこを肝に銘じておくでゲス!」

 


井門「ねぇねぇ、そのお店って、目の前にあるそちら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のぶらりがあまりにも楽しかったので(俺達のぶらり魂に火がついた)、

今週は銀座線の田原町~浅草までをぶらりすることに。

「安易か!?」って声が聴こえてこなくもないですが、いやいや浅草を重点的に取り上げる番組はあれど、その一つ前の駅の田原町からぶらりする旅番組は珍しいはず!

しかも今回もミラクルさんが息巻いていらっしゃる。

*放送中にちょいちょい登場しております。

 


吉武「今回も前回同様、メイン所は一切出ないでゲス!

さぁ、さぁ、皆の衆!浅草って言ったらどこでゲスか!?」

 


井門「浅草寺は勿論だとして、花やしきとか仲見世とか?」

 


吉武「ノー!!!!

今回のロケには一切登場しないでゲス!」

 


井門「じゃあ、一体どの辺を?」

 


ソバ武「まずは花は花でも花やしきじゃなくて、

焼きそばの名店“花家”さんでゲス!」

 


で、話は冒頭の吉武さんのセリフに戻るのですが…。

田原町の駅を地上に出ると、ふんわりとソースの良い香りが漂ってきます。

というより銀座線のホームにも良い香りが漂ってない事もない。

なんせ90年前に開通した最も古い銀座線の駅の一つですから、

地上からホームまでの距離が短い!

改札を抜けて階段を昇るともう地上が見えてきます。それが銀座線田原町駅!

 

 

 

 

 

 

 

 

その目の前にあるのが焼きそばの名店『花家』さんです。

お店の扉の隣はガラス張りの調理場になっていて、御主人が鮮やかな手際で焼きそばを炒めています。

店内は地元の方らしきお客さんで一杯。

そしてその全員が漏れなく(?)美味しそうに焼きそばをズルズルしている!

お祭りで焼きそばを食べている人を見ると俄然食べたくなるじゃないですか!?

ロケは始まったばかりですけど、吸い込まれますよね、店内に。

普通に座りますよね、注文しますよね、普通に。



 

 

ソバ武「じゃあ、焼きそば4つください!」

 


井門「お前も食うんかい!

 


店員「はいよ!ウチは映像はダメだけど、写真は良いから!

ちゃんと美味しそうに撮ってよ!!(慧への目力発動!)」

 


慧「ビクビクビクビク…

 

 



花家さんはお店の方の個性も良いんです。

こういうザ・下町のおばちゃん(褒め言葉ですよ!)との会話も楽しい。

ちょっと親分に似ているのも楽しい。←

親分に似ているだけに、慧に強めのツッコミが入るのも…(笑)

 


さてさて、こちらの焼きそばは、シンプルに麺と野菜のみ。

お肉は一切入っていません。なのに物凄く美味しい!

壁に貼られたメニューも「焼きそば、大盛り焼きそば」の他は、飲み物のみ。

テーブルにはソースも置いてあって、いわゆる“追いソース”が出来る。

 

 



井門「何だろうね、喉越しが良いよなぁ(ズルズルズル)」

 


横山「僕は追いソースをかけた方が好きだなぁ(ズルズルズル)」

 


店員「ねぇねぇ、秘密兵器使う??」

 


井門「えっ?秘密兵器??もちろん使います!!」

 

 



不敵な笑みを浮かべた店員さんが持ってきてくれたのは『黒七味』!

焼きそばがシンプルなだけに、この黒七味が合う!

シンプルな中に奥深さが加わって、最高の旨さへと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな焼きそばの写真を撮ろうとする慧。

その慧に対して『角度がダメよ!』、

ほら、もっと盛りを良く見せなきゃ!』と、次々と突っ込みを入れる店員さん。

それに対して『はいっ!はいっ!』と怯えた返事をする慧 (笑)

このやり取りの下町感。やっぱり“旅は人”だな、と思う。

お客さんたちもサッと来て「焼きそば」を注文してスルっと食べて帰る。

家族連れもいれば、年配の男性一人客も目立ちます。

きっとこの町に暮らす方々はこういう感じなんだろうな、と予感させる老舗の良さ。

花家さんにはそれが詰まっていて、その雰囲気を、我々も壊さないように壊さないようにと思う。

今回のロケの入口が花家さんで良かった。

我々も他のお客さん同様、皆さんの邪魔にならないよう、

サッと入ってスルッと食べて出てきてしまったので、

あの店員さんと御主人のお名前を聞きそびれてしまいました…。

お忙しい中でご協力頂いた皆さん、有り難うございました!そして御馳走様でした!

 

 



吉武「店員さんもお店の雰囲気も本当に下町っぽかったね。」

 


井門「何とも良い雰囲気だったなぁ…。

吉武さんや、続いてはどっち方面に歩くの?」

 


吉武「田原町から浅草方面に歩くと、あの有名な合羽橋を通るんだよね。

合羽橋と言えば??」

 


井門「道具街!!

 

 

 

 

 

 

 

 

かっぱ橋道具街と言えば、台所で使う調理器具からお皿など、日常使いの出来る物から、

暖簾やお店の玄関マット、お弁当容器から食品サンプルまで幅広く揃う専門街。

中でも食品サンプル専門店は外国人観光客にも人気で、

お店には精巧に作られたお寿司のキーホルダーが売られていたりします。

 

 


井門「いやぁ、ほんの10m歩いただけで外国人観光客何組とすれ違ったかね?」

 


吉武「こっちのエリアも人気なんだなぁ…。」

 


井門「あっ、居酒屋に掛けてある提灯だ!こんな場所に居酒屋…じゃないね(笑)

居酒屋でみかける提灯の専門店なんだなぁ。」

 


吉武「あれ勘違いして入る人いたりして。」

 


井門「大将、やってる?なんつってね。

でも合羽橋の人は寛容だから、はいはい、やってますよ!なんつってね。

一回受けてから“いや、ウチは提灯屋だよ!”って言ってくれたりしてね。」

 


吉武「ねぇねぇ、毎回それお店の人がやってくれるの?」

 


井門「うん、やらないね。」

 


吉武「そうだよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

井門「昔レポーターをやっていた頃、何回か来たなぁ。

食品サンプルって結構お値段するんだよね。それもネタに使ったもんなぁ。」

 


吉武「本当によく出来てるからね。」

 


井門「“いま僕は合羽橋に来ています!目の前には美味しそうな料理の数々が!

ふんふん、チンジャオロースー6000円、鶏のから揚げ5000円、

麻婆豆腐6000円かぁ…”なんっつってさ。」

 


吉武「確かに値段と商品名がイコールにならないもんね(笑)」

 


井門「あっ、見てみて!この“一生懸命営業中”の看板、見たことある!」

 


吉武「街中で見かけて“これはどこで売ってるんだろう?”ってのが、

実はこの合羽橋にあったってのが沢山あるんだろうなぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

観光地ではないエリアをぶらりと歩く。

そこここに何となく思い出があって、自分の記憶のページを捲っていく。

浅草寺が見えてくると仲見世には行かず(笑)、

確か1年前に取材をした太鼓の博物館の前を通り、

小谷君が食べた富山ブラックのお店の前を通り…って、あれ??

 

 



吉武「あっ!富山ブラックのお店が無い!!」

 


井門「何やら違うラーメン屋さんになってるね。」

 

 



東京の流行のスピードは割と頻繁にこういう事も起こすのです。

そんな東京の速度の中でも浅草は老舗が多いエリア。

ぶらり歩いていると数々の老舗に巡り合う事も出来ます。

天ぷら、洋食、喫茶に中華、どれも食いしん坊なら1度は耳にした事がある名店ばかり。

そんな名店をチラ見しながら、商店街の奥の奥へと進む一行。

 

 



井門「浅草寺の…横を通り抜けるんだね。」

 


チラ武「そうだよ。」

 


井門「あっ、花やしきだ!」

 


チラ武「行かないよ。」

 

 



本当に今回も浅草のメジャーどころは取材しないつもりだ。

 

 



井門「ねぇねぇ取材はしないまでもさ、

せっかく浅草に来たんだから浅草寺に御参りに行きましょうよ!」

 


吉武「うん確かにそうだね、少し時間もるし行きましょう!」

 


横山「…ねぇねぇ、浅草寺の階段、行列が出来てるよ…。」

 


井門「ほ…本当だ!浅草寺、外国人多っ!!!」

 

 



しばらくぶりの浅草寺は境内の隅々まで人で溢れている様な印象でした(笑)

この日は仲見世は通らなかったけど、きっと少し進むのも大変なんだろうなぁ。

我々一行はその人ごみを避ける様に、浅草寺を西の方へと抜けていきます。

昔はちょっとエッチな映画を上映する映画館があったり、

もっと雑然としていたエリアだったのに、今や道も広くなって新しい建物も沢山。

 

 


井門「何だか昔と随分変わった印象だね。」

 


吉武「そんな中にあって、昔から浅草をお笑いの街にしていたのがこちらですよ。」



 

 

浅草フランス座演芸場 東洋館

 

 

 

 

 

 

 

 

お笑いが好きな方なら、

いや、あまりお笑いに詳しくない方でも耳にした事はあるんじゃないかというこちら。

数多くの浅草芸人を輩出し、中にはあのビートたけしさんも名を連ねています。

小さな入口から小さなエレベーターまで、何とも言えない良い雰囲気の東洋館。

実は僕は初めて入るんだよなぁ。

エレベーターで劇場のあるフロアまで上がると、

こちらの事業部主任、今村直貴さんと御挨拶。

時間帯的にも舞台では漫才の真っ最中。

お客さんの笑い声が聞こえてくる中で、お話しを伺いました。

 

 



今村「12時から始まって16時半まで、

再入場は出来ないんですが、大人2500円でずっと楽しんで頂けます。」

 


井門「東洋館ではどんな方が働いていらっしゃるんですか?」

 


今村「お笑いが好きだっていうのは勿論なんですが、

中には芸人さんも働いてますよ。」

 

 



毎日毎日、間近で先輩の芸に触れられる場所。

それもテレビではなく、ライブで、

お客さんの反応も含めて体感出来る貴重な場所。

芸人さんにとっては凄まじくエキサイティングな場所なのかもしれません。

 

 



今村「テレビと違って舞台ですから、

大体1組10分から15分の持ち時間です。

芸人が新しい芸を試す場所でもあるんですよね。」

 

 



今村さんにタイムテーブルを見せて頂くと、

中にはナイツ、BOOMER、ねづっち、おぼん・こぼん、山口君と竹田君、U字工事など、

テレビでもお馴染の顔ぶれの名前も並んでいます。

 

 



今村「大体ナイツがテレビで東洋館の事をネタにするんですよね(笑)

師匠の悪口とかを言うんで、それが宣伝になったりして。

あぁ、ナイツが言ってた師匠ってのはこの人のことか!みたいな。」

 

 



かつて浅草には映画館やレビューなどが建ち並び、

東洋館の目の前の道路は多くの人の波で、渡る事も出来なかった時代もありました。

そんな中で東洋館の存在が『浅草芸人』という言葉を生み、

浅草を「お笑いの街」にしていったのです。

 

 



今村「12時から舞台は始まりますので、全体を楽しんで頂くのも良いですし、

個々の芸人さんを目当てにいらっしゃっても良いですし。

お客さんは年配の方も多いですし、気軽にお立ち寄りいただければと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

お話しを伺いながら、事務所の横からはお客さんの笑い声がドッと沸き上がってくる。

その笑い声を聞いたらなんともそのライブ感を経験してみたくなり、

今村さんにお願いをして少しだけ舞台を見せていただきました。

ステージを中心に放射状に客席は並び、

年配の方から小学生くらいのお子さんまで客層は様々です。

 


出入りはかなり自由で、舞台で漫才をやってる最中にトイレに行くおじいちゃんとか(笑)

舞台の途中で席につくお客さんとか(その場合芸人さんにいじられる)いろいろ。

それでも客席には同じ舞台を笑い合う独特の一体感が生まれ、何ともいえず心地良い。

昔の映画館ってこんな感じだったなぁ…なんて少し思い出しました。


 

今はそんなでもないですけど、昔の映画って皆で結構大きな声で笑いましたよね。

まさに「ドッ」って感じで。

なんとも言えない映画館の一体感が好きだったんだけど、

東洋館の舞台にはそれに近いものがある様な気がしました。

なんと言うか“そこまで自分のものになっていないのに、笑っちゃう”みたいな。

でも舞台を見てから東洋館を出た後の、何とも言えない“祭のあと”感はとても心地良いのです。

 


そんな“祭のあと”感の余韻に浸りながら、更に奥の方へと進む一行。

気付けば完全に地元の方御用達っぽい雰囲気のエリアに。

 

 



井門「ねぇねぇ、これ地元以外の人が歩いてたら怒られるんじゃないの?」

 


吉武「大丈夫だよ。」

 


井門「でも観光客の姿も見えない…いや、見えた(笑)」

 

 



言問通りを浅草寺の裏へと歩いていると、

目の前には観光バスから降りてきた沢山の観光客が…。

アジア系の団体かなと思いきや、完全に日本語でガイドをしている。

よく見ると通りに面した場所に『常盤堂雷おこし本舗』さんがあるのね。

でもその他にも何やらお洒落なカフェがあったり、ホテルが並んでいたり、

外国人観光客の姿もちらほらなのです。

 

 



井門「いやぁ…、昔はこんなに人の流れが無かった気がするけどなぁ。」

 


吉武「ちょうどこの浅草寺の裏手、観音裏にも良いお店があるの知ってる?」

 


井門「この辺って芸者さんの置屋とか見番が今でもある場所だよね。

昔YAJIKITA時代に取材に行ったなぁ…。」

 


吉武「ほら、あそこにあるのが老舗のパン屋さん。

あんですMATOBAさん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和50年代に営業を開始したという老舗のパン屋さん。

名前に「あんです」と付いている通り、

こちらの看板商品はあんパンです(笑)


でもただの看板商品とは訳が違う、なんてったってその種類が物凄い!

お店の窓には数々のあんパンのメニューが貼られているのですが、

ぱっと見ただけでも20種類以上はありそう…。

 

 



宗子「ねぇねぇ、チャンマン♪

私達って付き合い長いじゃない??」

 


チャン「(何か始めたなコイツ)そ…そうだねぇ、もう10年以上かな?」

 


宗子「じゃあ~、このメニューの中から、私が選ぶとしたらな~んだ?」

 


チャン「そうだねぇ、もう好みも知り尽くしているからなぁ…、

じゃあマロンあんぱん!!」

 


宗子「ムキーッ!!」

 


チャン「(あっ、違うんだ…)じゃあ、黒ゴマあんぱん!!」

 


宗子「ムキャーッ!!!!」

 


横山「じゃあ、パンプキンあんぱん!!」

 


宗子「酷いっ!横ちゃんまで!酷い酷い!!」

 


横&ちゃん「じゃあ何なのよ!?」

 


宗子「塩小倉あんぱん!(ニッコリ)」

 


横&ちゃん「難しいよっ!!」



 

 

そんなやり取りをお店の前で繰り広げていると、

こちらの女将さんがお話しを聞かせてくださいました。

女将さんの名前は的場敏江さん

そうか、店名のマトバは的場さんの的場なのか!

 

 



的場「私の実家がパン屋でね、旦那の実家があんこ屋さんなの。

私達がこの店を始めた時、皆に言われましたよ。

パン屋とあんこ屋がくっついてあんぱん屋になったって(笑)」



 

 

的場さんはとても穏やかで、チャキチャキの下町っ子を想像していたら、

その間逆の様な方でした(笑)

 

 



的場「最初は夢のあるパン屋にしたかったんだけど…。」



 

 

なんて仰ってましたが、

お店の雰囲気もパンを買われていくお客さんの表情も、

ちゃんとこちらのお店が『夢のあるパン屋』さんである事を表しているかのよう。

勿論、店内に入ればあんぱんだけじゃなく、お惣菜パンもたくさん並んでいます。

中には懐かしの『シベリア』まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

的場さんに誘われ、店内で数種類のあんぱんを選ぶ一行。

焼き立てのあんぱんはどれもが美味しそうで、選ぶのに一苦労です(幸せな苦労)。

小倉あんぱん、メロンあんぱん、季節限定のいちごあんぱんに三種のあんぱん…。

えぇ、えぇ、頂きましたよ、浅草をぶらりしながら、老舗のあんぱんを。

ぶらりしながら『旨ぇ~!!!』と叫んだもんだから、道行く人に驚かれたもの(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

でも丁寧に練られたあんは最高に美味しくて、

それを包むパンのモチモチ感も素晴らしくて…。

久しぶりに『日本の正しいパン』に出会った気がします。

きっと40年近く、夢のあるパンをちゃんと作り続けた答えなんだろうなぁ。

160円でこんなに幸せな気持ちにしてくれる『あんです マトバ』のパン。

浅草に来たら、浅草寺の裏手まで足を延ばしたくなるお店が、また一つ増えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして浅草エリアの終着地は…もちろんここ!!

 

何度目だ、ここでエンディング録るの(笑)

昔は「煮込み通り」なんて言われてましたけど、

今は若い人も結構いるのね、ホッピー通り。

う~ん、ちょっと観光地化が進んだ感もあるなぁ。

ちょっと客層も変わったかもしれません。

昔はちょっとやさぐれたおじさま達が、

昼間っからホッピーを飲んで大声で喋ってるみたいなイメージの店が多かったんですが、

今は若い子が騒がしく飲んでる、みたいな感じで。

それに関しては特に何とも思わないんだけど、

お店のサービスもちょっと変わった様な印象も受けました。

 


変わらない中でも変わっていくもの。

変わっていくものの中での変わらないもの。

浅草に来るたびに、そんな事を考えます。

そして東京の変化ってのは果たして良いものなのかどうかって事も。

僕が好きな池波正太郎のエッセイにも、

既に昭和50年頃に東京の変化を危惧する内容があったりして(笑)

 


よく“街並みが変わって”という言葉があるけど、

街並みが変わるのは当然で、実際は“そこを訪れる人”が変わってしまうんだと思うんです。

街の雰囲気を壊さない様に歩くのも、

他の人に気を配りながら飲むのも、

やっぱり真ん中は“人”な訳で。

 


今回のぶらりで出会った花家の店員さんも、マトバの的場さんも、

東洋館の芸人さんたちも、ここで根付いている方々はちゃんとこの街の良さを守っている。

観光地化が進んで外国人の数が物凄く増えたからこそ、

浅草を訪れる我々が、もう一度街の事を考えなきゃいけないような気がするんです。

 


郷に入りては郷に従え。

考え方は古いかもしれませんが、古い考え方が旧き良きものを守る手段となる事もあります。

この4月から東京を楽しむという皆さん、

ぜひ街の雰囲気を実際に歩いて感じとってみてください。

そしてその雰囲気を感じ取りながら、上手にその街を満喫してみてください!


 

…なんて事を旅日記の最後につらつらと書いてて思ったよ。

「あ~、俺、よっぽどホッピー通りにガッカリしたんだな」って(笑)

いやいや、良い酒場も沢山あるからね!
お気に入りのお店、是非色々と探してみてくださいな!(強引にまとめて終わり、笑)