第93回 秦基博さん ①

2017-07-09

ゲストは、秦基博さんです。

秦さんは、森麻季とは同い年!

 1980年生まれ。 2006年11月に、

シングル『シンクロ』でメジャーデビュー。

今年10周年となりました。

「あっという間に、10年過ぎましたね。

99年から、アマチュアで活動してて、

2005年に事務所のスタッフの方と偶然出会って、

のちに、社長が来てくれましたね。最初会った時に

“相撲取りになったらいいのに”って言われましたね(笑)」

 

音楽に対し真剣で、ユニークな社長との出会いの後、

2006年3月に事務所に所属し、その4ヶ月後には、

オーガスタキャンプのオープニングアクトを務め、

1万人の前で演奏! 11月にはメジャーデビューとなりました。

デビュー曲となった『シンクロ』は、

全国FM43局でパワープレーという新記録を樹立しました。

 

「入った時は、すぐにデビューって話じゃなかったんですけど、

急にデビューが決まったり。オーガスタキャンプも、

1ヶ月前に出るから曲決めて、って軽く言われて。」

デビュー当時は、全国のFM局にお礼を伝えたいという思いから、

全国を行き来する毎日だったそう。

「4泊5日で九州全部回ったりとか、

札幌、福岡行って、その翌週も福岡、札幌とか。

本当目まぐるしかったですね。でも、ローカル線に乗れたり、

地元の景色見れたり、美味しいものをいただいたり。

楽しかった思い出が多いです。移動中には歌詞も書いてました。」

 

現在は、ベストアルバム「All Time Best ハタモトヒロ」が

リリースされています! 

「今までの全シングル26曲を収録しているのが基本的な形で

それに映像が付くか、付かないかっていうのがあって。

それに、もう1つ。 ”はじめまして盤”っていう、

秦基博入門編の15曲を厳選しているものがあります。」

 

今回の選曲は、”はじめまして盤”の1曲目にもなっている

”ひまわりの約束” でした。

 

秦さんは、この10年で、他アーティスト提供楽曲を合わせると、

90曲くらいになっているかも?と ご自身でも分からないほど、

多くの楽曲を世に送り出しています。

「サウンドとかメロディが先なので、

歌詞を何となくイメージしながら自由に作るんですけど。

最後は、歌詞のイメージを探していくのが大変ですね。

まずは、自分の暮らしの中で引っかかった事、発見を

どう書いていくかっていうのが、オリジナリティだと思うんです。

シンガーソングライターとしての大事な部分なので、

どんな風に心が動いて、どんな色に見えているか、

しっかりイメージして書くようにしていますね。」

歌詞のストックは一切せず、メロディーに合わせて

言葉を紡いでいくのだとか。

 

東日本大震災や熊本・大分での大地震のとき

“1人の人間として何をするべきか”を考えていた、と秦さん。

「震災直後は、音楽を聴くというよりも

大事な事があったと思うんですけどその中でも、

”音楽聴きたい” “音楽に救われる”という瞬間も

きっとあると思って。その求められた音楽の中の1つに、

自分の音楽もあるように、

手を伸ばした先にあるように、と思っていました。」

日常を送れない中でも、被災地の皆さんから、

“秦さんの曲に癒された”というメッセージが届いた時には

音楽を続けてきた事の喜びも感じたそう。

 

来週も、お話うかがいます。