第98回 新妻聖子さん②

2017-08-13

ゲストは、歌手、女優の新妻聖子さん。


新妻さんは、愛知県の ”銀杏の街” 祖父江町で

自然に囲まれた幼少期を過ごされていました。

歌うことが大好きな家族で育ち、

小学校5年生で、タイ・バンコクへ引っ越します。


「父の仕事の都合だったんですけど、当時11歳。

まだバンコク自体も観光地として有名では無かったですし、

6年生になるのを楽しみにしていた時期だったので

大泣きしたんです。でも行ったら素晴らしい町でしたね。」


街中では、タイ語。今でも少し覚えているそう。

学校は、お父様の教育方針で、インターナショナルスクール!

小学校高学年~高校卒業まで全て英語教育でした。

「日本語教育は、小5で止まってしまっているんですが、

その後は、大人の言葉使いは小説を読んで覚えたんですけど….

その割には日本語上手でしょ?(笑)」


大学進学をきっかけに日本に帰国。

当時18歳だった新妻さんは、歌手を目指し

オーディションを受けるようになります。

ですが、18歳という年齢が壁になっていきます。


オーディションになかなか合格しない日々を過ごし、

就職を考えた大学3年生のとき、なんと、森麻季との接点が!


「アナウンス職は、1番募集が早くって。

とりあえず就職活動を始める前にセミナーが開催されるんですよね。

エントリーシートが通ったら、50人くらい集められて

研修っぽいのしますよね。私、日テレのセミナーで

たぶん森さんに会ってるんですよね…びっくりですね(笑)」


今週の選曲は、ニューシングル『天地の声』でした。

日本語の美しさ、自然の偉大さなどを歌った、

物語性もあり、新妻聖子さんらしさを感じることができる1曲です。

「日本語って、歌に適しているかどうかは曲を選ぶし、

子音が少なくて、1音に1文字しかはまらないんです。

でも、その分感情の渡し方がゆっくりだし、キレイだと思いますね」


新妻さんは、今年3月に仙台で開催された

『つながる心、つながる力 みんなでつくる復興コンサート2017』

に出演され、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演されました。

仙台フィルハーモニー管弦楽団のみなさんは、

ご自身も被災されていながら、震災直後から、

音楽の力で人々を癒すための活動をされてきています。


「私は、地元の高校生と一緒に、”わせねでや”という曲を

歌わせていただきました。

東北の言葉で、忘れないでね、という意味で、

被災者の方が書かれた歌詞なんです。

合唱で共演した子供達の中には、

大切な友達を震災で亡くされている子もいて…

みんなが歌詞に乗せる、思い、を感じて、心が震えました。」


全国に歌を届ける新妻さんの元気の源は、、、

「単純に、おいしいお食事ですね!

ジャンル問わず、生きていく中で出会ったおいしいものを

インスタに載せています!

あ、あと、美味しい物にまつわる出会いも最高ですね」

おいしい食事のみを載せることにしているという、

Instagramも、必見です!ぜひご覧ください。


「私、明確な目標を立てるのを2003年に辞めたんです。

レ・ミゼラブルでデビューさせて頂いた時、

想像は現実に追いつかない、って思ったので、

未来は無限大である、というスタンスで、いろんなものに

両手を広げて向かっていきたいと思っています。

まず、良い歌を歌い続けて、ツアーなどで色んな場所で

沢山の人と音楽で生まれる楽しい空間を共有する。

この大枠にさえ入っていれば、運命が私をどこかに

連れて行ってくれるだろう、と。」


いつか、タイでも歌を届ける姿が見られるかもしれません。

2週間、楽しいお時間ありがとうございました!