第102回 のぶみさん②

2017-09-10

ゲストは、絵本作家のぶみさんです。


のぶみさんは、12歳と9歳の2人のお子さんをもつパパ。
「僕、子供のファンなんですけど、子供が大きくなってきて、
最近一緒に写真撮ってくれるだけでも嬉しいです(笑)」

そんな、のぶみさんが絵本を書き出したのは、
専門学校で出会ったという、
好きな女の子が”絵本が好き”と言ったから!
「"オレ、絵本描いてるぜ?"って嘘ついたんですよ。
僕チーマーの世代で、金髪ロンゲだったんですけど(笑)
でも、その嘘を本当にするために、
翌日までに絵本を描いていって見せたら、
面白いねって言ってくれたんですよ」
そこから、毎日絵本を描き、彼女に見せにいくように。
最終的に、100冊ほど描きあげていたそう。

「絵本作家になりたいわけじゃなかったから、
”そろそろ付き合ってよ”って言ったら、彼女に
絵本で賞が取れたらいいよって言われたんですよ(笑)
そしたら、1作だけ取ることができて!
その時付き合った子が、今の奥さんです」

のぶみさんは、絵は独学だそうで、
実は、絵を描くことが好きではないのだとか!
ただ、”絵本を作るために、絵を描いている” とのぶみさん。
絵本を作る時は、話と絵が同時に出てくるのだそう。

デビューするまでに書いた絵本は、650冊。
その中で、奥様が一番面白いといったのが、
デビュー作となった”ぼくとなべお”でした。
「僕も絵本作家としてスキルを上がっていったんですけど、
奥さんも、初めから読んでるから、編集としての
技術が上がっていったんでしょうね〜。
あと、僕に期待はしないんですよ。
売れたとか売れなかったとか、そういうの関係なしだから
安心できるんですよね。家庭で大事なのは、安心ですかね」
2人のお子さんたちも、のぶみさんが描く絵本が好きで
下のお子さんは、”将来絵本作家になってパパを超える”と宣言!
今週の1曲は、斉藤和義さんの”進め なまけもの”でした。

のぶみさんは、東日本大震災が起こった際、
ボランティアとして活動をし、
その活動をエッセイコミックとしてまとめています。
「震災のとき、仕事どころじゃなくて、まず被災地に行ったんです。
その時、瓦礫撤去とかやっていたので、それをエッセイにしました。
人って、愚痴いったり、泣き言いうじゃないですか。
でも、僕は”行動が全て”だと思っていて。行動するから分からないもん。
何かしようと思って行って、テントとかで生活したんですけど、
結局帰る時には、何かを頂きましたよね。」
その後、ファンの皆さんからの協力もあり
キャラクター"あたまがふくしまちゃん"を個人で製作されました。
「最初1人でもいいやって始めたことだったんですけど
いつの間にか、みんな応援してくれているって思いましたね。」

笑いが絶えないのぶみさんの元気の源は、”誰かに喜んでもらうこと”。

これからも、絵本で多くの人を笑顔にしていく、のぶみさん。
活躍応援しています!
2週にわたり、有難うございました。