激辛王と行く都内激辛探訪!令和元年・夏|旅人:藤原恵子

2019-07-04

夏が来ましたね〜
来ちゃいましたね〜〜。

 

ということはこの企画もクル…!??

 

『激辛王と行く都内激辛探訪!令和元年・夏』

 

KIKITABI ではすっかりおなじみの激辛企画です!
きっとこの企画のファンも多いことでしょう。

 

旅のお供はもちろん「激辛王」の鈴木浩二さん!!

 

テレビの企画で激辛王に輝いてからおよそ10年。
激辛グルメを食べ続けた百戦錬磨!
私はお会いするのは初めてなので、
勝手に屈強でコワモテなイメージを抱いていましたが、
実際にお会いするとなんとも物腰やわらか〜な、素朴な紳士です♪
コッソリ安心する私…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

今回探訪する激辛店は、いつものように全て鈴木さんセレクトです。

 

なぜ今回、この旅人に私が選ばれたのか…
やはりそれは、タイで育ったからというポテンシャルを買われたのでしょう。
唐辛子と共に生きてきた10数年。
本場の辛さをしっかりと味わってきた子供時代。

 

今日は、それを存分に発揮すべく、汗をかきかき、激辛グルメを堪能するぞーーー!!

 

まず最初にスタートしたポイントは
東京都千代田区、駿河台下交差点。
JR御茶ノ水駅や地下鉄・神保町駅のあたり。
大学や楽器店、スポーツ用品店などが軒を連ねるこちらで、
令和元年!1発目の激辛グルメ店に向かいます!

 

『成都正宗担々麺 つじ田』

 

 

 

 

 

 

 

 

とても美味しい有名なつけ麺屋さん「麺徳 二代目 つじ田」が、
2016年7月にオープンした担々麺の専門店です。

 

ここ数年、担々麺専門店ってブームですよね〜
私もいくつかの専門店に行ったことがある担々麺好きですが、
こちらの特徴は「辛さ」と「痺れ」どちらも調整できるというシステム。
つまり、唐辛子の辛さ&山椒の痺れ、どちらも好きなレベルで味わえるのです!

 

辛さと痺れはLevel 0〜Level 6まで選べます。
ちなみにお店の基準はLevel3。

 

そして担々麺のメニューは2種類。
ゴマの甘みを感じられる「正宗式」とマーラーの辛味を味わえる「成都式」。
さらに汁あり・汁なしも選べるバリエーションの豊かさ!

 

激辛王・鈴木さんやスタッフ一同で協議した結果、
「成都式 汁ありのLevel 3とLevel 6」をオーダーすることになりました!

 

 

 

 

 

 

 

 

伺ったのは平日、お昼のピークが少し過ぎたぐらいでしたが、カウンターは満席。
さすがは人気店ですね〜〜
オフィス街でもあるのでサラリーマンの方も多そう。
みなさん額に汗しながら、黙々とひたすら麺を口に運んでいます・・・
すごいなぁ・・・みんな、己と戦っているのか!

 

『成都正宗担々麺 つじ田』の飯田さんにお聞きすると、
やはり激辛好きの間で有名になっているからか、
Level 5や6をオーダーするツワモノもわりといらっしゃるそうです。

 

でも辛いものが苦手な方はLevel 0.5から対応可能だそうなので、
ほんのすこ〜〜〜しピリ辛なのが食べたい!という場合でもOKだとか。

 

「ただ辛いだけではなくしっかり美味しいと思ってもらいたいので、
そう感じられる範囲内での辛さでお出ししています」
と仰っていたので、きっと悶絶するような辛さではないことを祈ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして待っている間、
激辛王・鈴木さんになぜ激辛に目覚められたのか?伺ってみると、
「子どもの頃から好きで辛い物をよく食べていたら、
いつの間にか激辛好きになっていたんですよね〜」と。

 

子どもの頃から辛い物を食べ続けると辛さに慣れる、とはよく聞くお話ですが…
辛党DNAとか遺伝ってあるのかな!?と思って聞いてみると、
ご家族やおじいちゃん・おばあちゃんに激辛好きな人は誰もいないそうです。
鈴木家の突然変異!

 

激辛好きをブログなどで発信して集った仲間たちと激辛グルメ店を巡ったりしながら、
どんどん磨かれていったそうです。

 

すごいな〜〜〜
さすが、激辛の道を極めていらっしゃいます!!

 

さて〜そうこうしているうちに、やってきました!
まずは「成都式 Level 3」

 

赤い美しいスープに、ネギや肉みそなどがトッピングされています。
浮いている赤い油はマーラーかな??
美味しそう〜〜!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スープと麺をいただいてみると、確かに辛い!けど、美味い!!
しっかりとした旨味の方が強く感じられます〜
Level3はお店の基準値だから、これで食べられない〜っていうほどでもない(はず!)

 

問題は、辛さMAX「成都式 Level 6」ですよ。。
こちらは鈴木さんがメインで食べてくれることに。

 

う〜〜〜ん。
スープの上に浮いている油が・・・どう見ても赤い!真っ赤だよ!!

 

鈴木さんは顔色を特に変えず、でも額に汗はかきながらも黙々と召し上がってますよ。。

 

私もちょっといただいてみることに。
そして私、ここでイケナイことをしてしまいました。
こんな激辛坦々麺なのに、麺を思いっきり!すすっちゃったんです!!!
喉にそのままストレートにMAX山椒が直撃して、思いっきり咳込んじゃいました〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん!
激辛ラーメンは、食べるときにすすらずに、丁寧に口に運んでくださいね!
今回、身をもって学びました(笑)
鈴木さんはすごーくゆっくり、すすることなく口に運んでいたなぁ。

 

麺はストレートで、スープがこれでもか!!と絡んで、容赦なく口の中に連れてきます。
山椒で喉も唇もビリビリ痺れて、痛い!

 

そしてこちらも毎回恒例、スタッフで食してみようタイム〜♪
映像担当のHくんにLevel6を食べてもらったら、
こちらもひたすら涙目で、咳込んでました(汗)
(Hくん、辛いの苦手なのね!)

 

あーーーいきなり辛かった!
1軒目でこんな感じなんて、先が思いやられるよ〜〜!

 

さて気を取り直し、続いては四ツ谷に移動です。
向かったのは四ツ谷駅からすぐのところにあるグルメ街「しんみち通り」
居酒屋さんやラーメン屋さんがひしめいているこの通りに、激辛グルメ店が潜んでいるとな。

 

たどり着いたのはメキシコの旗が立っている『エル・アルボル』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家庭的で、異国情緒あふれる佇まい。
創業35年だそうで老舗の風格があります。

 

こちらで食べられる激辛料理が「ハバネロの肉詰め」!!!

 

ご主人の手代木さんにお聞きすると、
あのスナック菓子「暴君ハバネロ」の発売をキッカケに、
ハバネロを美味しく食べてもらうために何とか料理にできないかな〜と考え、
なんども試作して出来上がったそうです。
(作るときはしっかり手袋をして挑むのだそう!)

 

開発当時はまさか受け入れられるとは思ってもいなかったそうですが、
今や激辛好きの間で長〜く愛され続ける人気メニューになっているのだとか。
鈴木さんもかつて激辛仲間と食べに来たことがあるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり辛いんですかね…??」と恐る恐る聞いてみると、
「まぁ辛いでしょうね〜」と。
これまでも取材に訪れたメディアの方々で、
あまりの辛さにパニックになるほどの方もいたそうで…
あーー怖いよ〜!

 

でも1人で来てこのメニューだけを頼み、全て平らげて帰る熱烈なファンもいるそうです!!
またハバネロの辛さは5分くらいで治り、その後はスッキリした爽快感があるので
病みつきになる人もいるとのこと。

 

辛くてもハマれるような美味しさ、というのを期待しつつ。

 

そしてついに登場!「ハバネロの肉詰め」!!

 

丸ごとのハバネロを初めて見ましたが、
ちょっと小粒なパプリカというか、プチトマトのような見た目です。
ハバネロって言われないと辛いとも思わずにパクパク食べてしまいそう!

 

そのハバネロの中にひき肉やチーズを入れて、トマトソースで煮込んだ一品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではではいただきます〜〜!

 

小さな一粒なので一口で食べちゃいました。
まずは、ひき肉の旨味がジュワッと。甘めのトマトソースも濃厚で、
あ〜〜美味しい!これなら食べられるーー!

 

と思った瞬間に、一気に!襲ってキマシタ!!
本当に暴君だよ、ハバネロ!!
「辛っ!!!イタタタタターーー!!!」
ガツンと痛みを伴うような強烈な辛さです!

 

そして汗がブワッと吹き出して、あっつい!!!

 

ここで水を飲んでしまっては辛さが広がるのでダメなんだそう。
おしぼりで額の汗をぬぐいながら、なんとかこの辛さが鎮まるのをひたすら待つのみ。。

 

鈴木さんも一口で食べながら「あーー、辛いですね、でも美味しいですね〜」
と、終始変わらないテンションです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全部で10個あるので、鈴木さんも含めてスタッフ一同「せーの!」で食べることに。
「わぁーーー辛ッッ!!!」
となるスタッフもいれば、意外と平気なスタッフも・・!
さすがKIKITABIスタッフ、激辛探訪で鍛えられているからか、慣れてます!笑

 

ごるっちDは暴君ハバネロをよく食べているからか、思ったほど辛くは感じなかったそう。
やっぱり常日頃から食べていると、辛さに慣れるものなんですね〜

 

さて。
私、タイで10年以上過ごして辛い物には慣れているはずなのに、
おかしいな〜〜。
今日は撃沈し続けていて、良いところが全く見せられない!笑

 

次こそは!!
ということで、ヨーグルトで胃を落ち着けつつ向かったのは最後のお店。

 

池尻大橋の駅を出てすぐに見えてきました。
真打ち登場!!タイ料理『ソウルフードバンコク』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフの女性、マイさんはタイの方。
タイ人スタッフの皆さん、笑顔で迎えてくださいます。

 

メニューを見せていただくと、
グリーンカレーやトムヤムクン、パッタイやソムタムなどの定番メニューに、
唐辛子マークがついているものがちょこちょこと。

 

辛さレベルを表しているんですが、
トムヤムクンなど辛味の強いものは当然、唐辛子マークが。

 

タイ料理はプリッキーヌという小さくて辛〜〜い唐辛子を使うことが多く、
現地で食べるタイ料理はプリッキーヌがたっぷり入ったものがとても多いです。
(日本のタイレストランではややマイルドにしているところが多い)

 

そんな現地ですら食べられないほどの辛さ!という、
「ゲーン・ルアン」という激辛スープを今日は食すことに!

 

プリッキーヌはもちろん、激辛唐辛子ブートジョロキアも使っているそうな!

 

 

 

 

 

 

 

 

もう完全なる激辛チャレンジメニューですよねこれ・・・
だって「もし飲み干せたら無料!」って書いてあるじゃん。。
こういうのは絶対に危ないやつだよ〜〜
嫌な予感しかしない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さ〜〜て!
グツグツとタイのお鍋で火にかけられた状態でやってきました「ゲーン・ルアン」

 

真っ赤でトロッとしたとろみのあるスープ。
このとろみの正体、実はぜーーーんぶ細かくした唐辛子!!!
さらに真っ赤な「追い唐辛子」がトッピングされ、
具には鶏や野菜が見え隠れしています。

 

唐辛子の匂いも漂ってる。。

 

あーーーこれは食べちゃいけないヤーツだ、と直感的に思うぐらい、
私の危険信号がピーピーなってるよ!!

 

恐る恐る、スープを一口、口に入れてみたその瞬間に・・・・!

 

もうキタ!はいキタ、すぐキターーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

汗と涙がドバドバーーーっと一気に噴き出してきて、
唇と喉がビリビリして痛い〜〜!
痛い痛い、痛すぎるーーー!!!激痛!!!

 

正直、私が人生で味わった1番の辛さをこの瞬間に更新しましたよ!
本場タイでもこんな辛い料理は食べたことがない!

 

この止まらない辛味と痛みと汗と涙をどうする事も出来ず、
ただ動揺しながら、立ったり歩いたりジャンプしたりを繰り返すのみ。
お店の方がレモンを出してくださいましたが、全然和らがない〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

言っておきますが、ほんの!一口ですよ!!
なんならペロッと舐めたくらい。
これだけで、もう早々にギブです〜〜

 

その後、激辛王の鈴木さんがスープを一口。

 

さすがの鈴木さんも汗がドバッと出てきて、
「あ、これはちょっと危険な辛さですね。これはまずいかもしれません」
と冷静に呟き・・・

 

手を止めていらっしゃいました。

 

そんな中、1人とんでもないツワモノが!
構成作家の親分ことKパイセン、
「辛いけど美味い!」と言いながらスープを飲み続けていましたよ!!!

 

危ないからおよし!とみんなが止めても、一向にスプーンは止まらず。
で、デキる・・・!!!

 

あーーーしかし、凄まじかった。。。
リアルに、脳内が違う世界に行きかけました。。。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。
激辛グルメ3店舗すべてをめぐり終えて、最後はなぜか近所の公園のブランコに静かに揺られる、鈴木さんと私。。

 

もう何の力も残ってません。ただひたすら、脱力。
全ての戦いを終え、傷を負いながらもなんとか生き残った戦士って、きっとこんな気持ちなんだろうな〜〜・・
ちょっとの清々しさと達成感もあります。

 

特に最後のゲーン・ルアンは激烈な辛さに完全ノックアウトされ、
今振り返って書いていても記憶がもはや曖昧です。。笑

 

それにしても鈴木さん、
結局最初から最後までほぼ顔色が変わることがありませんでした。
ラスボスのゲーン・ルアンすら、すごく冷静に「これ以上はやめた方がいいですね」
と、危険を察知して手を止めていらっしゃいました。
激辛王!強し!!

 

私はというと、もう最後は汗と涙と鼻水が混ざり合ってグッチャグチャ!!
唇も真っ赤に腫れ上がり、とっさに声が出ないほど唐辛子で喉をやられ、
完敗です・・・

 

これを書いている今ですらも、あの辛さと痛みが蘇ってきて口の中がヒリヒリするような。。笑

 

さーーー!
KIKITABI激辛祭りを耳で楽しんでいただいた後は!
これからやって来る暑ーい夏、激辛グルメを無理なく美味しく食べて、
がっつり汗をかいて暑さを乗り切ってくださいね〜〜!

 

(あ、牛乳やヨーグルトはお忘れなく!)
(あと、翌朝お尻が痛いかもよ!)