箱根で楽しむ、超お手軽温泉|旅人:安田美香

2020-01-24

「うへええええぇーーーーーー!!!!!?」

 

箱根へ向かう電車の中で、戦慄が走りました…。

 

そ、そんな…。

 

ウソでしょ…。

 

旅の始まりに、キキタビ作家・小林さんが、こんな言葉を発したのです。

 

小林さん「今回の旅は、わっしょい禁止ね♪」

 

安田「うへええええぇーーーーーー!!!!!?」

 

・ネット局によっては、早朝にオンエアされる
・にもかかわらず、いつもガチャガチャと騒がしい
・そもそも、わっしょいって、なんだ?

 

などなど討議した結果…

 

安田「じ、じゃあ、わっしょい無しで、やってみますぅ……」

 

でも、一体どうすればいいの!?

 

私はトイレに駆け込み、わっしょい無しの自主練に励みました。

 

どーでもいい話題ですみません!
でも、わたくし安田美香にとって「わっしょい」は、
無くてはならない、大切な掛け声でして…

 

そんなこんなで、小田急ロマンスカーで箱根湯本駅に着きまして。
(新宿駅からたったの80分!)
いざ、収録スタート!

 

…と、その時です。誰もが(本人も)耳を疑ったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

安田「KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~、わっしょーい!旅人の安田美香です!…って、あっ!」

 

KIKI-TABI一行「…………………。(長い沈黙)」

 

というわけで、わっしょーーーーーいっ!!!!!
(一瞬で解禁とさせていただきました!恐縮です!)

 

2020年もガチャガチャと賑やかな旅に、どうかお付き合いください!
箱根で足湯めぐりの旅、スタートです!

 

 

 

 

 

 

 

 

箱根駅伝や、全国有数の温泉リゾート地として知られる、「箱根」。
神奈川県出身の安田にとっては、子どもの頃から親しんだ大好きな場所です。
家族で旅行といえば、箱根。でしたから。

 

その大好きな箱根が、2019年台風第19号により大きな被害を受けました。
芦ノ湖が増水した映像や、箱根登山電車の線路が崩れたというニュースを見て…
ショックを受けた方も、多いと思います。

 

でもそれはもう、昨年の話!
観光施設やお店は、元気に営業しています!!
箱根湯本の商店街も、朝からハイキングに訪れたハイカーの方や、
外国人観光客の皆さんが行き交い、にぎわっていましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街をぶらり歩くこと5分。
商店街の一番奥にある和菓子屋さん、
『箱根縁結び 福久や 九頭龍餅』さんにお邪魔しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店長・下田由里さんのオススメは、「九頭龍餅」と「焼きモンブラン」。

 

「九頭龍餅」は、箱根の縁結びの神様「九頭龍さま」の名にちなんだ、焼きまんじゅう。
焼きたてをいただくと…外はパリッと、噛めばモッチリ、中からは粒あんがぎっしり。
うん、お茶に合いますなぁ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

「焼きモンブラン」は、まるで揚げシュウマイのような見た目ですが…(笑)
大きな栗を、バターと卵をたっぷり使った生地で包み、さらにパリパリの薄い皮で包んだ焼き菓子です。
最近、新しい箱根のスイーツとして人気だそう。
「これは美味しい!」と、仏の横山ディレクターも絶賛しておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、こちらの和菓子屋さん…なんと店頭に「足湯」があるんです!
しかも、”源泉かけ流し”というからオドロキです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、【1足湯目】いただきます!
石造りの湯船に足を浸してみると…

 

安田「はぁぁぁあ……」
気持ちいいですよ、もう、わっしょいですよ、これは。

 

冷えた冬の朝、足元からポカポカに。
駅近で、美味しいお菓子をいただいて、足湯にも入れちゃうなんて…!
国道一号線を行き交う人たちを眺めながら、堪能させていただきました。

 

足湯はタオル付きで200円。足湯に入りながらの飲食は不可でございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、今回のカメラマンは、機材の神様・ごるっちさん。
いつもは音声&ディレクターですが…なんでもできちゃうのね。
神様だからね。

 

安田「わっじょ~い!…あ!声が裏返っちゃった!すみません、もう一回やらせて下さいー!」

 

ごるっちさん「ええ!?わっしょいで撮り直すの?そこ、重要!?(笑)」!

 

わっしょいにもほどがあるぞ!…な-んて言いながら向かったのは、「箱根湯本温泉 天成園」。
箱根湯本駅から歩いて12分ほど、須雲川沿いに立つ老舗の旅館です。

 

 

 

 

 

 

 

 

日帰り温泉の利用が人気で、受付には長い列ができています。

 

ですが…我々が目指すは「足湯」でございます!
なんと、お庭で滝を眺めながら足湯をいただけるというのです!!

 

天成園の奥山ゆりさんに、庭園をご案内いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず目の前に現れたのは、「飛烟の滝」。
壮観です…………!!!
高さは約20メートル。その力強さに圧倒されます…!
「烟」は「けむり」の意味で、水しぶきが煙のように立ちこめることから、この名がついたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

奥山さん「天成園の敷地内に流れている滝は、水量がとっても豊富なんです。
飲むこともできますよ」

 

一口いただくと…なんという飲みやすさ。
クセも雑味も全く無く、スーッとのどを通っていきます。
飲むだけで、体の中からキレイになれそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

その奥には、「玉簾神社」がありました。
箱根神社・九頭龍神社の唯一の分宮として、江戸時代に創建されたそうです。

 

九頭龍神社といえば、「良縁を授かることができる」と、今、若い女性に大人気ですよね。
その分宮ということで、縁結びのご利益を求めて、たくさんの方がお参りしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

奥山さん「縁結びというと、恋愛のイメージが強いかと思いますが…
人と人とのご縁というのは、お仕事でも大切ですよね。
ですから、商売繁盛、開運出世を願っていらっしゃる方も多いんですよ」

 

私も、「仕事でステキなご縁がありますように」と、手を合わせました。

 

さらに奥へ進むと、「玉簾の瀧」が現れました!
なんとまあ、美しいこと…!!!
流れ落ちる水が「たますだれ」のように細かく美しいことから、
この名で呼ばれるようになったそうです。

 

滝の真ん中に突き出ている大きな岩には
「注連縄」が飾られ、多くの人が訪れるパワースポットとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「玉簾の瀧」のそばには、「たまだれ庵」という茶屋がありまして…
この茶屋の店先にありました、足湯ぅーーー!

 

ではでは、【2足湯目】いただきます!
安田「「ふぅぅぅ…………」
滝からのマイナスイオンを浴びながらつかる足湯。最高です…!

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも”源泉かけ流し”でございます!
お湯処・箱根ならではの贅沢ですよねぇ。

 

こちらの足湯は、なんと無料。庭園の入場料もかかりません。
「たまだれ庵」でオーダーしたおでんや甘味などを頂きながら、足湯を楽しむこともできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからはレンタカーに乗り込み、芦ノ湖を目指してドライブへ。

 

作家・小林さん「今日、わっしょい何回言った?」

 

安田「……」

 

小林さん「1わっしょいにつき、ペナルティ1万円だからね♪」

 

安田「アイ!ドント!ビリーヴ!(涙)」

 

そんなこんなで大騒ぎしながら、芦ノ湖に到着。
湖畔に建つおしゃれなパン屋さん、『Bakery & Table 箱根』にお邪魔しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

店内は香ばしい小麦の香りがただよい、お店で焼きあげたパンがズラリと並んでいます。
朝10時のオープン前からお客さんの長い列ができ、朝のうちに売り切れてしまうパンもあるそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

店長の五味祐貴さんのお話によると、『Bakery & Table 箱根』の始まりは、
日本の高原リゾートの草分けとして誕生した「赤倉観光ホテル」。
ホテルで出されていた上質なパンの味わいが、箱根のお店に受け継がれているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

安田「こんなシャレオツなパン屋さんに、足湯があるわけない…って、あったーーーー!?」
1階のテラス席をよーく見ると…足元から湯気が立ち上っているではありませんか!
おしゃれすぎて、よーく見ないと気づけません(笑)

 

いざ、【3足湯目】いただきます!
安田「ほぉぉぉぉ……」
湖を眺めながら…ロマンティックが止まらない!
オシャレなテラス席で、元箱根温泉から引いた天然の温泉に足をひたしていると…
なんだか大人な気分!
「夕焼けの時間帯に入るのもオススメですよ」と、五味さんが教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

足湯に入りながら、お店で購入したパンやコーヒーをいただくこともできます。

 

人気のパン「箱ね」は、サクサクのクロワッサンの生地に、
ゴボウやニンジンなどの根菜類が入っています。
四角い箱の形をしていて、箱根の名産「寄木細工」のようにも見え、シャレオツです!

 

足湯は、お店でパンやドリンクを購入すれば、無料で入ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、箱根登山電車の強羅駅へ。

 

台風19号の影響により箱根湯本駅-強羅駅間が運休していますが、
現在は代行バスが運行中。

 

停車中の電車内がライトアップされていたり、駅前のお土産やさんも営業していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして3か所の足湯をめぐってみましたが、それぞれに特徴があって、
違いを楽しむことができました。

 

足湯って、いいものですねぇ〜。

 

正直、最初は「足だけじゃなく、全身入りたい〜!」なーんて思っていたのですが…
家族やグループでみんなでワイワイと入れますし、
足だけならのぼせにくいので長い時間ゆっくり楽しめます。
おかげで、一日中、体全身がポカポカしていましたよ。

 

皆さんもぜひ、箱根で足湯の魅力をご堪能ください!
わっしょーい!!!旅人は安田美香でした!