箱根で開運 パワースポットめぐり|旅人:安田美香

2020-01-31

わっしょーい!旅人の安田美香です!

 

「箱根」と聞いて、あなたの頭に思い浮かぶものは何ですか?

 

「箱根駅伝!」と答える方も、多いのではないでしょうか。

 

毎年、1月2日〜2日間にわたって開催される「箱根駅伝」。
今年は、青山学院大学が2年ぶりの総合優勝を飾りました!
区間新記録が次々と生まれ…熱いドラマが繰り広げられましたねぇ。

 

その箱根駅伝のゴール(往路)であり、スタート(復路)地点に立つ、キキタビ一行。

 

・横山ディレクター………ジャンクフード大好き
・作家の小林さん……………大酒呑み
・カメラマンごるっち……多忙につき、スタジオに住んでいる可能性大
・旅人・安田美香……………お正月にお餅を食べ過ぎ、3kg増

 

……とまあ、アスリート感を1mmも感じさせないメンバーが揃ってしまいました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが。
ここはランナーにとって聖地であり、
アスリートたちのパワーが集まる、”パワースポット”でもあります。
そういった側面から見てみますと…

 

・横山ディレクター………「仏の横山」と呼ばれる。常に温和で、誰も怒ったところを見たことがない
・作家の小林さん……………昔、付き合っていた彼女から「鬼!」と呼ばれていた。(だって全然会ってくれないんだもんby元カノ)
・カメラマンごるっち……「機材の神様」と呼ばれる。録音機材のことを知り尽くしている
・旅人・安田美香……………「美香」という名前は、大天使・ミカエルから頂いた

 

……何の因果か、「仏」「鬼」「神様」「大天使」が揃い踏み!(笑)

 

さあ、こんな私たちと一緒に、『箱根で開運 パワースポットめぐり』に出かけましょう!
リスナーの皆さんの2020年運気をアップすべく、出発です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に向かったのは、芦ノ湖を望む一大パワースポット「箱根神社」。
「開運」や「縁結び」のご利益を頂きに、多くの人で賑わっています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱根神社の禰宜・柘植英満さんにお話を伺いました。

 

柘植さん「箱根神社は”関東総鎮守箱根大権現”として、古来から尊崇されてきました。
そもそも箱根全体が、関東における山岳信仰の一大霊場だったんです」

 

箱根駅伝で選手たちが走り抜ける「第一鳥居」は、現在、元箱根の入口に建っていますが…
昔は箱根の山全体が崇められていたため、はるか遠く、神奈川県根府川のあたりに建っていたんだそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

また、「昔から多くの武将が訪れ、”勝負の神様”として崇敬されてきた」とのことで、スポーツ選手の参拝も多いんだとか。
「ここまでの人生、いろいろな意味で連敗を喫しておりますが……勝ってみたいです!ここぞという時に勝負強さを発揮できますように!」
と、私も勝負の神様にお参りしました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

また、箱根神社の境内にある「九頭龍神社 新宮」には、多くの参拝者が訪れていました。

 

縁結びの神様として、今、女性に人気の場所「九頭龍神社」。
「本宮」は、芦ノ湖のほとり、陸路で行くことが難しいとされる深い森の中にあります。

 

船で行くのが早いのですが、本宮行きの船が運行されるのは「月次祭」が行われる毎月13日のみ。
参拝のハードルは高いのです。

 

そこで!
本宮にお参りできない人のために、箱根神社の敷地内に建てられたのが、「新宮」。
2000年に建てられた「新宮」のそばには「龍神水」が湧いていて、お清めの水として汲んでいく方の姿も見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

柘植さん「九頭龍さまは、水の神様なんです。昔、芦ノ湖には、九つの頭を持った”毒龍”がいました。悪さをし、人々を困らせていたのですが、万巻上人という方がこれを鎮め、それ以来、九頭龍さまとして祀られるようになったんです」

 

”毒龍”という言葉に、キキタビ一行はビックリ!
初めて聞く、インパクトの大きい言葉ですが…

 

縁結びの神様”として、女子から崇められている九頭龍さまが、その昔は”毒の龍”だったなんて、驚きでした。
龍も人も、悔い改めればいつでも生まれ変わることができる。
そんなメッセージが込められているようにも感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

参拝を済ませ、箱根神社の階段を下ってくると…湖畔の鳥居に、ものすごい行列ができていました!
芦ノ湖に浮かぶ真っ赤な鳥居「平和の鳥居」。
ここが、今人気のインスタ映えスポットになっているんです。

 

うん、確かにキレイだわぁ〜。
しかーし!あまりの列の長さに並ぶのをあきらめ、箱根神社を後にしたキキタビ一行でした…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

お次に向かったのは、芦ノ湖の「元箱根港」。
ここから「箱根海賊船」に乗ります。

 

箱根観光船株式会社 荒川大輔さんにお話を伺いました。

 

荒川さん「芦ノ湖は、昨年台風19号により増水し被害を受けましたが、海賊船はおかげさまで無事でして、現在、通常運行しております」
乗り場にはたくさんの観光客の方が、乗船を待つ列を作っていました!

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、3種類の海賊船が運行しているそうですが…キキタビ一行が乗り込んだのは「ロワイヤルⅡ」。
船の赤い色が湖に映え、カッコイイ〜!
18世紀にフランス艦隊の旗艦として活躍した「第一級戦艦ロワイヤル・ルイ」をモデルに造られたそうです。

 

船内には3Dアートが!不思議な写真を撮って楽しむことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴージャスな「特別船室」は美しい装飾が施され、まるでフランスにいるような気分を味わえます。
(フランス行ったことないけども)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒川さん「右手に、箱根神社の平和の鳥居が見えています。こちらは、富士山が船上から一番大きく見ることができる絶景ポイントなんですよ」
この日は残念ながら曇っていて、富士山を見ることはできなかったのですが…
富士山と芦ノ湖、赤い鳥居が3つそろった、まさにインスタ映えポイントです!

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく進むと…
荒川さん「九頭龍神社の本宮が見えてきましたよ」
安田「え?どこですか?見えない……って、えぇ?あれですか!?」

 

湖畔に立つ小さな赤い鳥居を、やっと見つけることができました!
安田の身長(155cm)と同じくらいでしょうか、想像していたよりもずっと小さい鳥居です。
お社は木に囲まれ、ひっそりと佇んでいます。
幻想的な雰囲気に、パワースポットたる所以を感じました!

 

 

 

 

 

 

 

 

30分ほどのクルーズを終えて、今度は「箱根ロープウェイ」に乗り換えます。
18名乗りのゴンドラは広く、車椅子のままで乗降できるよう段差もなくしてあります。

 

芦ノ湖を空から眺めるのもキレイです!
天候の良い日には、富士山が望めるそう。

 

さあ、大涌谷が見えてきました!
「桃源台駅」から「大涌谷駅」まで、16分ほどで到着です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは大涌谷名物、黒たまごを食べよう!」ということで、「大涌谷くろたまご館」へ。
梁瀬雅之さんにお話をうかがいました。

 

梁瀬さん「この大涌谷の温泉で、生卵を60分ほどじっくりとゆでると、地熱と火山ガスの化学反応により、黒い殻のゆでたまごができあがります。黒いたまごを作れるのは、箱根大涌谷だけなんですよ」

 

さらに驚いたのが、「大涌谷の温泉なら、どこでもたまごが黒くなるわけではない」ということ。
黒たまごをゆでる専用の小屋が建っているのですが、そこでゆでないと、黒くならないんだそうです!
大地の神秘!
これぞパワースポットです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前は、大涌谷散策コースを歩いて、黒たまごをゆでている光景を見に行くことができたのですが…
今は規制があり、近くまで行くことはできません。
でき上がった黒たまごは、専用のロープウェイで下の売店まで運ばれてきます。

 

ゆでたてホカホカの黒たまごを、安田も試食させていただきました!

 

安田「あれ?ほんのり味がついてますね?お湯で茹でた卵より、美味しい気がする…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

梁瀬さん「温泉の成分が染み込むからだと思います。ご利益が薄れるのではないかということで、あまり科学的に調べることはしてこなかったのですが、一度だけ、旨みを測定したことがあるんです。そうしたら、お湯で作ったゆで卵と比べて、黄身のうまみ成分が20%ほど高いことがわかりました」

 

美味しくて、不思議な黒たまご。
「黒たまごを食べると、寿命が7年延びる」と言われていますが、その不思議なパワーを頂けた、そんな気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

お次は、くろたまご館の1階にある「箱根ジオミュージアム」へ。
箱根火山や温泉について知り、さまざまな体験できる施設です。

 

湯川太一さんにご案内いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず現れたのは、「箱根温泉の模型」。
大涌谷の温泉の多くは、火山の蒸気と、仙石原から汲み上げた水を混ぜることで作り出されているそう。
自転車用の空気入れを使って、「シュポ!シュポ!」と空気を送り込んで温泉をくみ上げる体験もできます。

 

その他にも、「箱根火山がどのようにしてできたのか?」その形成史から、最新の火山活動がわかるさまざまな展示を見ることができます。

 

湯川さん「大涌谷は、約3000年前、箱根火山最後の爆発によってできた神山火口の爆裂跡です。このジオミュージアムで大涌谷の見どころを知り、その後外に出て、実際に火口などを見ていただければ、より理解が深まると思います」

 

大涌谷の模型を見て、火口の位置などをチェック。
鮮やかな黄色の「硫黄の結晶」を、間近で見ることもできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ、外に出て、大涌谷の展望台へ。
岩肌がむき出しになり、いたるところから白い煙が立ちのぼっています。
ものすごい迫力です!

 

かつては「地獄谷」とも呼ばれていたそうですが、その名前にもうなずけます。
もし地獄があるのなら、こんな光景なのかもしれません…。

 

2015年にできたばかりの、新しい火口も見ることができました!
現在も火山活動の迫力を感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、再び「箱根ロープウェイ」に乗り、桃源台港から「箱根海賊船」に乗船します。
なんと、憧れの「クイーン芦ノ湖」に乗ることができました!

 

こちらは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」などをデザインし、多くの鉄道ファンを魅了してきた水戸岡鋭治氏が手がけた船なんです!

 

金色のゴージャスな外観、船の正面には「平和を祈る女神」が。
床には箱根の名産「寄木細工」が。
なんとまあ、美しいこと!
「ゴールド」と「木」がふんだんに使われた「水戸岡ワールド」を堪能させていただきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、箱根を旅して感じたことは、「箱根全体がパワースポットなんだなあ」ということ。
古くから、山岳信仰の一大霊場として崇められてきたその歴史と、大自然のパワーを感じました!

 

そして何より感じたのは、人のパワー。
2019年台風19号により、大きな被害を受けた箱根。
そこから、今の通常の状態に戻すまで、どれだけの努力をされたのでしょうか…
笑顔で箱根に生きる皆さんの大きなパワーを感じました!

 

皆さんもぜひ、元気な箱根へ足を運んで、パワー満タンにしてみませんか?
わっしょーい!!!旅人は安田美香でした!