年末SP 2013 KONISHIKIのロコ的ハワイ旅|旅人:中田美香

2012-12-27






 

12月のこの時期にハワイを訪れるのは、6回目?いや7回目になるだろうか・・・。
最初はある番組の企画で、初のフルマラソンを走破するために、取材でハワイを訪れたことがきっかけだった。
番組が成功するためにも完走しなければ、と不安になるなか、42.195キロという長い道のりを支えてくれたのは、ハワイの空気、照りつける太陽と真っ青な海、そして沿道で笑顔をいっぱいに浮かべて応援をしてくれる地元の方々だった。

 

様々な出会いがあった。
ホッとできる場所や、のんびりできるところ、美味しいものが食べられる場所・・・
大好きなものをたくさん見つけた。
その大切なものをぜ~んぶスーツケースに詰め込んで日本に持ち帰る。
そのひとつひとつの大切なピースが、日々の私のエネルギー源になっているように思う。
ハワイは何度行っても新しい発見があって、同時に変わらない安心感も得られる場所だ。

 

そんな大好きなハワイを、YAJIKITAで紹介できることになった。
10年の歴史を誇るこの番組だが、ハワイには初上陸!
そこでこの年末スペシャル企画における旅のプランを、元大関でハワイ・ロコのKONISHIKIさんに依頼した。
快く引き受けて下さったKONISHIKIさん(←Mahalo!)のご自宅にて、まずはお話をお伺いした。

 

 

 



 

 

 

KONISHIKIさんが提案して下さったのは、KONISHIKIさんのホームタウンがあるオアフ島西側への旅。
「観光客の姿をほとんど見ない、まさしく手つかずの自然が残り、美しい海が広がる場所」と聞いて、ココロが踊る。

 

ホノルルにおける最初の朝、KONISHIKIさんの友人であるPIKOさんとホテルで待ち合わせした。
大きなバンに乗り、満面の笑みで手を振るPIKOさん。
朝7時半にもかかわらず、テンションは高め・・・。
そして、日本語と英語のチャンポンでの会話が始まる。
どうやらトビキリ楽しい珍道中になりそうだ(笑)

 

 

 



 

 


朝ご飯は、KONIちゃんが毎回ハワイに帰るたびに訪れるという「オリジナル・パンケーキ・ハウス」で。

 

 

 





 

「パンケーキ」・・・。
この響き、メチャクチャ好き。
私自身、ハワイに滞在しているときには、パンケーキを頻繁に食べる。
ハワイのパンケーキは、とにかくダイナミック。 


お皿が見えないくらいに大きいサイズのパンケーキだったり、日本で見かける定番サイズよりも一回り大きいぐらいのものだけど、それがボン!ボン!ボン!と5枚くらいお皿に載っていたりする。
さらに、南国らしいフルーツがたんまり盛られていたり、メガサイズのホイップクリームがついていたり、マカダミアナッツやパイナップルといったフレーバーがついたバターがたらーんとぬってあったりする。
そんな中、今回KONISHIKIさんが教えて下さったのは、まさに地元の人に愛される古き良きスタイルのパンケーキ屋さん。 


タイル貼りの床に、1950年代~1960年代くらいから使われていそうな木目のイスやテーブルが並べられ、壁には果物の絵が描かれたオールドスタイルの壁紙が貼られている。
まさに、トラディショナル・スタイル!

 

 

 

 

 


注文したのは、KONISHIKIさんが絶賛するパンケーキ、「FORTY-NINER FLAP JACKS」。

 

 

 





 

クレープみたいに薄い生地のパンケーキで、真ん中にはアイスクリームみたいにまるーくバターが添えられていた。
このバターが見た目にもクリーミーで、最初は本当にアイスクリームがのっているのかと勘違いしてしまったほど。
数あるハワイのパンケーキの中でも、これはパンケーキの生地とバターだけという、割合シンプルなほう。
PIKOさんは、これにたっぷりバターをぬって、ドバドバっとシロップをかけて食べるのが、正真正銘ハワイ流の食べ方と語る。
えぃ!この際、ダイエットとかは関係ない!

 

 

 



 

お隣のテーブルに目を移すと、朝も早くから皆食べてる食べてる(笑)!
メインに卵、ソーセージ、ポテトなどが並び、サイドにたっぷりのパンケーキが並べられ、おかわり自由なコーヒーをグビグビ。

 

続いて、KONISHIKIさんのホームタウンのあるヨコハマベイへと車を走らせる。
写真ドライブ中
道中はPIKOさんと楽しい会話が弾む。
PIKOさんは、日本人のお母さんとサモア人のお父さんのもとに生まれ、日本にも何年か住んでいたことがあるそうだ。 


湘南の海には何度か行ったそうだが、サーファーが沢山いる割には波が全然なくて、信じられないよと笑う。
でも、日本のサーファーの多くは、ロコ風の挨拶をして、フレンドリーだったのが印象的だったとか。
海岸沿いを走っていて気付いたことがいくつかある。
まず、ハワイは海と砂浜と車道の間に広大な芝生の公園がある。
椰子の木やガジュマルの木が揺れ、その傍にはベンチイスがおかれている。
PIKOさん曰く、地元の方はココでお友達や家族とともにパーティをよく開くのだとか・・。
海の存在は、まさしくロコにとって、生活の一部なんですね。

 

目的地が近づくにつれて、人影もまばらになっていく。
ワイキキから車でおよそ1時間20分走らせ、ヨコハマベイに到着した。

 

 

 





 

ここは、バスも通らない、まさに知る人ぞ知るローカルなビーチ。
さらっさらの砂にエメラルドグリーンの海が広がり、逆側には山肌が見える山々が連なる。

 

 

 





 

ワイキキのビーチは、常に観光客の方がいて、ホテルに隣接しているから、ビーチチェアとタオルが準備され、寝転がるとドリンクの注文に来るけど、ココはまさにプライベート・ビーチ気分だ。
毎年世界中から多くの観光客が集まるハワイだけど、ちょっと車を走らせるとこんな場所が存在するんだ。
しばしボーっと。

 

 

 





 

日本は極寒だというのに、Tシャツ姿で海を眺めているなんて、やっぱり楽園だ(笑)。

 

 

 





 

このヨコハマベイから車で20分くらいワイキキ方面に戻ると、KONISHIKIさんの生家がある。

 

静かな住宅街の中にあるKONISHIKIさんの生家には、今もKONISHIKIさんのお父様が暮らしていらっしゃるそうだ。
今では建て直されてKONISHIKIさんが幼い頃の姿のままではないけれど、唯一庭にある火を起こすことが出来る場所だけは、そのままの姿だそうだ。

 

 

 



 

 

地元の方は、皆KONISHIKIさんを彼の本名「サレ」と呼ぶ。
そして、たびたび地元に戻るKONISHIKIさんに、いつだって地元の人々は変わることなく優しく接し、声をかけるそうだ。
そんなKONISHIKIさんは、地元のために、特に子供たちのためへの援助などを行っている。

 

ハワイのロコの旅。ロコ繋がりでひとつオススメしたいのが、毎週土曜日に開かれているハワイの朝市「KCCファーマーズマーケット」。

 

 

 





 

ここはメイド・イン・ハワイにこだわり、生産者の方々がそれぞれ持ち寄っている。
新鮮な島の野菜が列び、カラフルな南国の花が売られている。
そのほか、コーヒー豆からハチミツまで、全て地元のものばかり。

 

 

 

 



 

長蛇の列が出来るフライドグリーントマトは、トマトを刻み、薄く衣をつけ、その場で揚げてくれる。

 

 

 





 

それをわさびかレモンのオリジナルソースをつけて頂く。
サクサク感と生のトマトの食感のマッチングが愉しい。

 

 

 



 

そのほか、キムチがはいったソーセージ。
太陽の光を沢山浴び、糖度がグッと高いパイナップルをギュッと絞ったジュースなど、食べ歩きもたまらない!

 

 

 

 

 

この「KCCファーマーズマーケット」とオアフ島東海岸のカイルアの町散策がセットになった便利なバスツアーもあります。
こちらは、JAL便でハワイに旅行された方が事前に申請することで利用することが出来ます。
詳細は「JALわくわくアロハ計画」のホームページをご覧下さい。 



朝早くからスタートしたPIKOさんとの旅もあっという間に時間が過ぎ、ハワイの真っ直ぐな陽射しも少しずつ傾き始めた頃。
旅の締めくくりは、ホノルル・シティ・ライツを一望出来る、ホノルルでダントツの夜景スポット、タンタラスの丘に決まり!
ホノルルの北にせり出したコオラウ山脈の山裾にある小高い丘が、そのタンタラスの丘。
グイグイと車で丘を登っていくと、山腹の路肩にパーキングスペースがいくつかあり、そこがビュースポットになっている。 


私たちが訪れたのは、夜7時過ぎだったが、ひっきりなしに車が集まってくる。カップルの姿もたくさん。まさにロコお気に入りデート・コースのようだ。
眺めの良さは、もう格別!
ダウンタウンに林立する高層ビルや、ダイヤモンドヘッド、その向こうに広がる真っ青な海までもが一望できる。
そして、PIKOさんに促されて頭上を見上げたら、そこには満天の星空が広がっていた。
絶句である。これ以上ないぐらいにロマンチックな場所・・・。
こんなところにデートで連れてきてもらったら間違いなくオチるね(笑)。

 

 

 



 

 

ただし、行き方が少し複雑で、道中急な坂&ヘアピンカーブも多く、日没後はかなり暗いので、運転はくれぐれも慎重に。

 

KONISHIKIさんがプランをしてくれた今回のハワイの旅は、これまでに何度もハワイを訪れたことがある自称ハワイ通(!?)の私にとっても新鮮な発見の連続だった。
"究極にローカルな旅"とは、そこに決して派手さはないのかもしれない。
しかし、ハワイの地元の生活に触れ、ロコとの会話を楽しみ、地元産のものを頂くことで、普段の飾り気などないハワイのピュアな姿をみることが出来るハズ。
ロコの方々のあたたかさ、穏やかさに触れることができた今回の旅で、さらにハワイが大好きになった。

 

KONISHIKIさんのあの強さと優しさは、ハワイの大自然によって育まれたものなのかもしれない。
そして、常に周りの人を楽しませ、笑顔が耐えないPIKOさんが、KONISHIKIさんの最大の親友であることも納得だ。
こうして旅を振り返ってみると、また今すぐにでもハワイに行きたくなる。
世界一素敵な笑顔がたくさん集まる場所。地上でその最たる場所がハワイなのかもしれない。

 

 

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さて、エンディングでご紹介したスマホ専用のハワイのガイドブックアプリ「アロハスマイル」の詳細は、以下です。
「アロハスマイル」は、グーグルマップと連動してナビもしてくれるので行きたい場所に迷わず連れていってくれます。検索は、カテゴリ別はもちろん、「ワクワクする」や「リラックスする」などのキーワードでも可能。ランニングやトレイル、自転車のおすすめコースもご紹介。
APP STOREやGoogle Playで450円で販売中。
1度インストールすれば、情報がどんどん更新。
行く度に新しいガイドブックを買う必要がなくて便利ですネ。

 

 

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♩SONG LIST♩
M1.ALOHA,MAHALO,A HUI HOU / KONISHIKI
M2.THROW DA SHAKA / KONISHIKI
M3.Kaimana Hila / TAUPOU

 

 

 

ハワイ写真館~番外編~


↓アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテルで行われたPIKOさんのライブに、HIRONAGAディレクターが飛び入り参加!

 

 

 

 


↓KONISHIKI邸にもお邪魔しました。プール付きの豪邸!憧れるぅ。

 

 



 

 

 


↓ウクレレを真剣に選ぶ、HIRONAGAディレクター

 



 

 

 


↓KFCで休憩中。チキンもドリンクも全てメガサイズ!

 



 

 

 

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