第1回

2015-10-04



作家:林真理子さんは、82年のエッセイ集
「ルンルンを買っておうちに帰ろう」が
大ベストセラーに!

その後、次々と話題作を出され、
86年には「最終便に間に合えば」「京都まで」で、
第94回直木賞を受賞されています。 

既に250冊以上出され、
多くの女性の共感・支持を得ています。



作品を書くにあたり、多くの資料を読んだり、取材するという林さん。
どんなに忙しくても、時間を作って地方にも行かれることも!

林さんは、今でも、原稿は手書き!
手書きの方が早い、という理由もありながら、
考えである文字が変換される事で、文体や表現が変わるのが怖いという面も。
恋愛小説など心理描写をする作家さんには、身体で文字を書く方も多いのだとか。


林さんは、実家本屋だった事で、幼少期も本に囲まれた生活されていたそう。
当時読んでいた本は、、、
「嵐が丘」「カラマーゾフの兄弟」「戦争と平和」など、なんと古典ばかり!
「今考えると信じられない!若い頃じゃないと出来ないチャレンジですよね」と
林さんは振り返ります。


現在でも、年間200冊以上は読むようにしているという林さん。
寝る前や、新幹線などの移動時間は、本を読む時間にあてているそう。
ですが、プロとしての目線で作品を読んでしまうそうで、
「純粋には楽しめないのは残念ですね。構成や言い回しを見てしまいます。」とのこと。

最近読んだ本では、東山彰良さんの「流」は、特に面白かったそうです。
今回の直木賞で審査員全員が「○」という評価を付けたのだとか!

林さんの元気になる曲は、ゆずの「栄光の架橋」。
自身の人生と重なる歌詞、サビの盛り上がりなど、お気に入りの1曲だそうです!


林さんの著書「マイストーリー 私の物語」が、朝日新聞出版から発売されました。
この本は、朝日新聞で昨年5月~今年3月まで連載していた小説を書籍化したものです。
自費出版を専門にする出版社の編集者太田恭一を主人公に、
人生を本にしたいという人々の様々な依頼に応対する日々のストーリー。
人々の欲望が細やかに描かれています。

細かい部分の描写も出来るように、今回も様々な場所へ出向き取材したのだとか。
自分の足で動き、取材する事で、ご褒美のように、いい話に出会える、と林さん。

ここ数年で、自分史を本にまとめ本にする会社が出来たり、
中高年の会田で、少しずつブームになっています!
林さんご自身は、今のところ自分史として1冊にすることは考えていないそう。



次週は、「作家:林真理子さんのライフスタイルに迫ります!」