第6回

2015-11-08


ゲストは、女優の東ちづるさん。


女優、タレントとして活躍される
東さんは、様々な社会的活動も
されていらっしゃいます!

2012年には、一般社団法人
「Get in touch」を設立されています。

▼一般社団法人 Get in touch
http://getintouch.or.jp



「Get in touch」とは、
"誰もが生きやすい世の中、まぜこぜの社会の実現を目指す"団体。
「多様性社会」、「ダイバーシティー」など敷居の高い言葉ではなく、
"まぜこぜの社会”というわかりやすい表現をあえてされたそう。

以前から、まぜこぜの社会を目指していきたいと考えていた東さんが
現実を感じたのは、東日本大震災の被災地でのこと。
普段生活の中で会う事のない、様々な障がいを持つ方たちが1箇所に集まり、
日本の本来の姿=縮図となったのは、"避難所"でした!

しかし避難所では、多くの人がその状況に慣れず、
様々なマイノリティの人たちを悪気なく、追い出してしまったのだとか。
普段から生きづらさを感じている人たちが、
社会が不安に陥ると、さらに辛い思いをしてしまう、
という状況を目の当たりにした東さんは、、、

「これだったら、ダメじゃん!って。
普段から、まぜこぜの社会で、まぜこぜの町、
色とりどりの人たちと、私はすでに暮らしているのに。
オリンピック・パラリンピックまでに、
まぜこぜの町にしないとダメじゃーん!って。
じゃあ、立ち上げよう〜ってなりました」

こうして、それまで関わりのあったマイノリティ団体の声をかけ、
企業、団体、協会、個人などを繋げる="Get in touch"な活動をするために
一般社団法人「Get in touch」を立ち上げたそのだとか。


一般社団法人「Get in touch」の活動は、"ワクワクすること"をします。
「アート、おいしいものとか、ファッションとか、
ワクワクするところに人は集まります。
普段、選挙とかにも行かない、社会を他人事だと思っている人を
巻き込みたいんです! あれ、社会って変わるんじゃない?って。」

何もない順風満帆な人は世の中には居ない、
生きづらいときに、SOSを出してもいい、というのを感じてほしいとも。

「これがないと、パラリンピックは受け入れるの大変だとおもうんです。
今から道はバリアフリーにはならないかもしれない、
でも、私たちにバリアが無ければいいんです。
日本って優しい、誰でも受け入れる国なんだなって思ってほしいじゃない?」
つい遠慮してしまうのではなく、どんどん声かけて交流を持ってほしいとも。


一般社団法人「Get in touch」では、
「Get in touch!」というオリジナルテーマソングもあります!
版権フリーで、様々なアレンジがあるなかで、
今回は「ジ­ャフリカンバージョン」をお送りしました。

▼Get in touch!  YANO BROTHERS+Get
-MAZEKOZEの社会をめざすメッセージソング-
https://www.youtube.com/watch?v=auqaJeqsKEk


一般社団法人「Get in touch」では、アートを通じた活動として
アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)と呼ばれる、
障がいのある方々のアート作品の展示やコンクールをされています。
「見てほしい!みなさんの想像も何倍も超えますよ!」と東さん。

毎年開催されるコンクールの審査は、アート業界の有名人から
一般のお客さんの投票をしてもらいます。
すると票はバラけずに、いいと思うものは同じなのだとか!
このコンクール・展示には、様々なブランドや企業を招き、
作家と企業を繋げ、ビジネスに発展させ、作家の自立も促します。


東さんに、一般社団法人「Get in touch」の最終的な目標は?と聞くと、、
「解散ですね!!」と1言。

東日本大震災の避難所で東さんが見た、
老若男女を超える"まぜこぜの世の中"が普通に街にあり、
生きづらさのない世の中になったら解散したいのだとか。

「理想は、1人で語っていると妄想に過ぎないかもしれないですが、
みんなで繋がれば、夢が実現すると信じて。」と東さん。


2週にわたり、元気いただきました!
ぜひ、「Get in touch」の活動に注目してみてください!