千葉県・南房総の美味しい旅!|旅人:村田綾

2018-05-17

 

食べる事が大好き過ぎて・・・

毎日!美味しい物を探し求めてネットサーフィンばかりしている(笑)

旅人の村田綾です。

 

と言う事で!

今回は『南房総の美味しい旅!!!』

 

もう、タイトルからして楽しみ過ぎるけど・・・

普段から食べる事が好きすぎるがゆえ「美味しい!」に関しては、意外とうるさい私。

 

美味しい旅!ってうたっているからにはね・・・

そりゃもう、始まる前からハードルも上がってますよ!

 

そんな訳で、まずは千葉県南部にある館山駅の西口からスタート!

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のロケに引き続き・・・

横山パパ、河合ママ、橋本くん(弟)と、楽しい家族旅行です♪

 

 

 

 

 

 

 

 

館山駅のロータリーにはヤシの木が沢山植えられていて、まるで南国。

駅を背にして立つと、真っすぐに続く道路!そしてその先には海が!!!

 

素敵すぎるロケーションに、朝からテンション上がりまくり♪

美味しものを沢山食べる為に、朝ごはんも抜いているのでペコペコ。

 

早速!車に乗り込み、館山駅から10分ほど走ったところにある「木村ピーナッツ」が運営しているお店「ピネキ」さんへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お店の雰囲気がレトロで可愛らしく、店内はハイビスカス等で装飾もされていてハワイアンな雰囲気も漂う素敵なお店。

 

ここで、お話をお伺いしたのは・・・木村ピーナッツの木村洋子さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーナッツ一筋45年。千葉県で唯一!栽培から製造、販売まで一貫して行っているとの事。

 

お店では、殻付きの物からピーナッツペースト、味噌ピーナッツといった加工品まで様々な商品が並んでいて、見ているだけでも楽しかった。

 

中でも私が気になったのは「手剥き落花生」

機械を使わず、人の手で剥いているから傷もつきにくく!

通常だと、茶色の皮がついた状態で販売されているピーナッツも、

手剥きだと白い粉がついたままで、ピーナッツそのものの香りや旨味もそのまま♪

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に美味しいピーナッツで、食べ始めたら止まらないやつ。

 

食べ過ぎには注意ですが、ダイエットや健康にもいいので!

適度に毎日食べるのがオススメ。

 

そして!

忘れちゃいけないのが、今回のお目当てでもある「ピーナッツソフト」

 

 

 

 

 

 

 

 

このピーナッツソフトを食べる為にお店に来るお客様も多く!

各界で有名な方々も、わざわざ並んで買いにきてくださると木村さんが仰っていました。

 

それもそのはず!

私もピーナッツソフトを頂いたんですが、美味しすぎて感動しちゃった。

 

見た目はピーナッツの皮が入っているからか、ほんのり茶色がかっていて

一口食べるとピーナッツの香りが口の中に広がり!

とっても濃厚だけど、あと味はさっぱり。

なめらかで舌触りも良く、あっという間に完食!!!

 

正直・・・今まで私が食べた事のあるフレーバーソフトクリームの中で色んな意味で一番でした。

 

最終的には、家族全員で一人一個「ピーナッツソフト」を手に持って!

「美味しい。美味しい。間違いないね。美味しい。」という感想の嵐。

 

本当に美味しかったぁ。

 

店内には「ピーナッツソフトクリーム」を食べに来た方々の写真やサインが飾られていて!

私も仲間入りさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

木村さんが優しすぎて・・・「ここに貼っておくからねぇ。」ってコルクボードに(涙)

温かく迎えてくださる、そのお人柄も本当に素敵。

また食べに行きたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お店を出る前に、みんなでお土産を大量買い!!!

落花生も、加工品も、絶対に美味しいってわかってるからね♪

沢山、買っちゃいました。

 

 

いやはや、一件目からこんなに美味しくていいんですか?!

ってぐらい大満足。

 

次は、どんな美味しいものが食べられるのかなぁ・・・とワクワクしながら車で移動!

車中でも、話す事は食べ物の事ばかり。(笑)

 

私が大食いだって話から「で、どれだけ食べるの?」と具体的な話になったら、

想像以上の胃袋の大きさに、家族みんながドン引き。

 

これからは、一緒に食べるご飯はファストフードがいいかな?(笑)

なんて話をしている内に・・・

木村ピーナッツさんから北へ車で10分程のところにある「ひふみ養蜂園」さんに到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

創業70年の「ひふみ養蜂園」さんは、純粋国産蜂蜜を生産している養蜂場。

 

蜂蜜を販売しているお店の横に、2年前にオープンしたばかりの「café 123」も併設されていて和の雰囲気も漂う素敵な所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、お話をお伺いしたのは・・・「ひふみ養蜂園」の社長 尾形玲子さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんもどこかで目にした事がある、お馴染みの菜の花やアカシアの蜂蜜から、

南房総の品種「房州びわ」の花からできた希少な「びわハチミツ」や「ラベンダーはちみつ」も販売されているとの事で「びわハチミツ」を作る事の意味や難しさを教えてくださいました。

今年は例年よりも、桜が開花した時期が早くて、蜂も製造者の方々もテンヤワンヤしていたみたいです。

 

色々とお話を聞けば聞くほど、尾形さんのミツバチ達への愛を感じる事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな沢山の愛が込められている、4種類の「菜の花、アカシア、ラベンダー、びわ」を食べ比べさせて頂きました。

 

それぞれ見た目の色も違っていて、口に含んだ瞬間の香りも「こんなに違うの!?」

とビックリするぐらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

とっても珍しい「びわハチミツ」に関しては、フルーティーな味わいで甘さも絶妙。

甘さの違いで、喉を通っていく時の喉越しが違うのも新しい発見でした。

 

それから、今では様々な場所で販売されているローヤルゼリー。

実は、ローヤルゼリーを採取する方法を日本で確立させたのは尾形さんのお父様である一二三さん。

当時は、多くの方にローヤルゼリーを広める為に特許は取らなかったそうです。

 

その思いや優しさが、作られているハチミツの美味しさにも繋がっているような気がしました。

 

本当に美味しいハチミツ。心から出会えて良かったと思いました。

生産者の方の思いがわかって食べると、自然のものは更に美味しく感じますね。

是非!皆さんにも愛情たっぷりのハチミツを、一度食べてみて欲しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温かい気持ちで心も満たされた後は、本格的にお昼~!!!

待ってました!ガッツリ美味しい物~。

 

千葉だから、やっぱり海鮮かな?

それとも地元のお野菜?

 

なんだろなぁ・・・と期待に胸を膨らませたどり着いたのは!

南房総市の128号線沿いにあるお店、くじら料理の「ぴーまん」さん。

外観には、くじらが描かれていてお洒落な割烹料理やさんの雰囲気。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも・・・

くじら料理のぴーまん?くじらだけど・・・ぴーまん???

もはや何が食べられるのか???のまま店内へ。

 

ここでお話をお伺いしたのは・・・くじら料理ぴーまんの櫟原八千代さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず!気になっていた、お店の名前「ぴーまん」の由来についてお伺いすると、

元々、くじら漁師の定宿として評判で昔から人が集まる場所だったそう。

お店を開くにあたり可愛らしい名前が良かったそうです。

 

「ぴーまんでも、かぼちゃでも何でも良かったんです♪特に意味はないんですけどね。」

と明るく笑顔でお話してくださった櫟原さん。

もう、そのお茶目な感じがとても可愛らしくて、一瞬でファンになってしましました。

 

 

 

 

 若女将(左)
櫟原洋子さん
    女将(右)
    櫟原八千代さん

 

 

 

 

という訳で、ぴーまんが食べられるという訳ではないんですが・・・

覚えやすいでしょ。

近くまでおいでになった際は、すぐにお店の名前が思い出せるでしょ。(笑)

 

さぁ!そして、皆さまお察しの通り!

食べられる料理は、もちろん!くじら料理です。

 

「鯨って、昔は給食のメニューにもなってたんだよ~。」と懐かしそうに話す、

横山パパと河合ママを横目に「それって、いつの時代ですか?」とぽかーんな私。

 

橋本くんは、生まれ故郷で鯨を食べていたらしく、事前知識あり♪

個人的には初めて食べる「くじら料理」に食通(いつの間に?笑)としては興味津々。

食べる前の勝手なイメージは、鯨のお肉はちょっと硬めでクセのある風味がしそう。とうい感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、今回お伺いした和田町は、日本で4カ所しかない捕鯨基地のひとつ。

しかも!関東では唯一の場所なんですって。

 

和田町で水揚げされる鯨は、年間で26頭。

くじらが房総半島に近づく6月から9月に捕鯨されて、お店に出されます。

 

和田港で水揚げされるツチ鯨をメインに、調査捕鯨で捕獲されたミンク・ニタリ・イワシ・ナガス等の鯨も使って、

刺身・唐揚げ・天ぷら・ヅケ丼など、ボリューム満点のメニューが自慢のお店。

 

せっかくの機会なので・・・

私は、くじら御膳メニューの「黒滝」を注文。

 

くじらの・・・お刺身、カツ、唐揚げ、佃煮、

小鉢、味噌汁、香の物、ご飯。

 

 

 

 

 

 

 

 

これでもか~!というぐらい、ぐじらが料理がモリモリ。(笑)

もう贅沢すぎる御膳。

 

まずは、素材のままを感じる為にお刺身から。

(むしろ、この時点でお刺身で食べられるんだ!という事に驚き。)

 

赤身は思った以上にクセがなくて、あと味サッパリなんだけど、

噛めば噛むほど旨味が増してきて、皮と一緒に食べると更に!美味しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと口の中に置いておきたい旨さでした。

 

その後、カツと唐揚げも頂いたんですが、表面サクッと!

だけどお肉が柔らくてふわふわ。

最初にイメージしていた硬さはどこへやら???

 

火を通すことで、お肉の風味もまた変わって、

お醤油やソースをつけなくても、しっかり!堪能できました。

 

食べながらも、横山パパと河合ママが給食で食べていた当時のお話になったんだけど!

その頃よりは、調理法も味も変わっているみたいで、その美味しさに感動していました。

 

実は、他にもくじら料理があって!

橋本くんが食べていたのは「くじらのヤキヤキ」というメニュー。

お醤油ベースのタレで焼いてあるステーキみたいな感じ。

 

くじら料理も色んな楽しみ方があるんだなと、またまた新たな発見!

 

もうね、本当に!本当に!美味しかった。

生きている内に、くじら料理を食べられて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらには!

とっても優しい櫟原さんが、わかりやすく丁寧にくじら料理につい教えてくださったので、初めてのくじら料理が「ぴーまん」さんで食べられて幸せでした。

 

メニューに関しては、結構ボリュームもあるんだけど、

先程も書いた通り・・・

私、みなさんにドン引きされるぐらい大食いですからね。

あっという間に完食でした。

 

くじら料理・・・大好きだぁ~!!!

また必ず!食べたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに、期待以上に大満足の「美味しい旅」

最後の目的地は・・・?!!!

 

鴨川市にある「鯛の浦遊覧船」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは、遊覧船に乗って!群れをなして泳ぐ鯛の姿を観察できるんです。

まず、お話をお伺いしたのは・・・鯛の浦遊覧船の廣瀬捷征さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦湾内、誕生寺前の渡船場から東南方へ船で5分ぐらいの海域で鯛が群生していて、

このあたりが「妙の浦」と呼ばれ、集まる鯛は大部分がマダイで、他にもクロダイやメジナ、イスズミなどが混ざっているそう。

 

普通、鯛は深さ80メートル~100メートルの海中に生息していますが、鯛の浦では10メートルから30メートルの浅海で限られた狭い海域で人間の投与する餌をよく食べる珍しい現象を、ここでは見る事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

日蓮聖人が誕生した時、鯛の浦には無数の鯛が群れ集ったと言われていて、

それ以来、この地では鯛を聖人のお使いとして信仰し手厚く保護させているそうです。

 

今では、世界有数の鯛の群生地として、大正11年に国の「天然記念物」に指定され、

昭和42年に「国の特別天然記念物」に昇格しています。

 

遊覧船に乗ったから見られる!と言うものではなく、

乗船する私達の運なのか・・・その日の天候なのか・・・鯛の気分なのか・・・

鯛が浅い所まで上がってくる現象に関しては、未だに解明されていないみたいです。

 

廣瀬さんに「運が良かったら見られますかね?」って、何度も聞いてみたけど・・・

 

「運とかじゃないんだよね。こればっかりは。」と微笑んでいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝から美味しい物をいっぱい食べて!

これでもか!っていうぐらい楽しい時間を家族と過ごして♪

最後は、やっぱり・・・鯛を見ないと!この旅を締めくくれないですから。

・・・と意気込んで、乗船。

 

 

 

 

 

 

 

 

出航してから、鯛が集まってくるポイントに到着するまでは、

純粋に美しい景色が楽しめて♪

 

さらには!青々とした海の水面を覗くと、沢山のお魚が泳いでいたりして、

それだけでも乗った価値ありの遊覧船。

 

これで鯛も見れたら、本当にラッキーだなぁ・・・と思いながら、

ついに!スタッフの方が、海中に餌をばらまきましたぁ~~~!

 

そこに集まってくる、数えきれないぐらいのお魚たち。

水しぶきも凄いし!お魚が飛び交っている中・・・

 

あれ?!

あれは、もしかして・・・?!

 

なんて思っているうちに、廣瀬さんの「鯛がでてきていますね。」の一言。

 

え?!

あっ。ですよね。

え?!

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、あ~ゆう時ってビックリしすぎて状況が呑み込めないよね。(笑)

お隣で「鯛」って言われているのに、驚くまでに時間がかかるという自分にビックリ!

 

一緒に見ていた横山パパが、一番!驚いていたと思います。

その声がバッチリ!音声にも入ってるよ♪

何気に一瞬だったので、夢の中の出来事だったかのようにフワフワした記憶なんだけど・・・

まさかの!鯛が見れました。

これは、めちゃくちゃ凄い事ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

だってね、実は私・・・4年前にも鯛を見る為に遊覧船に乗っているんです。

 

だけどその時は見られなくて、別日にチャレンジした方々にも結果を聞いたけど見られた人がいなかったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、今回「鯛」を見られた事が本当に嬉しい。

一緒に乗船してくださった廣瀬さんも「良かったですね。」って、ニコニコしてくださっていて♪温かい気持ちになりました。

最後の最後まで幸せ尽くしで、最高の旅。

 

 

 

 

 

 

 

 

鯛の浦遊覧船を下船した後は、大山千枚田へ。

 

ここは、山並みのふもと面積約4ヘクタールの急傾斜地に階段のように連なる大小375枚の田んぼ。

 

 

 

 

 

 

 

 

上から眺める景色は、本当に美しくて・・・

この自然があるからこそ、私達は生きていられるんだろうなぁ。

なんて、ちょっぴりセンチメンタルな気分になったりして。(笑)

 

一日の旅を振り返って、改めて旅の楽しさを感じました。

 

テーマが【千葉県・南房総の美味しい旅】だったから、

最初は、食べる事ばっかり考えてて(笑)。

 

だけど気付いたら、それ以上に!

その土地や、お店で出会った皆さんとの会話とか♪

育てたものや、素材への愛とか、食べる以前の出会いから沢山の事を学ばせて頂きました。

それが本当に幸せだったな。

 

帰り道の車中でも、家族みんなで「また食べたいね。もはや今からもう一回食べに行きたいね。」なんて、わちゃわちゃ。

 

もちろん!一人旅も色々感じられる事もあって素敵だけど、

誰かと一緒に行って、帰り道で旅の思い出を話せるのって楽しいよね。

 

今回の旅は、美味しい!(人が)優しい!(自然が)美しい!

色々と感じられた贅沢三昧の旅でした。

 

皆さんにも是非!千葉の南房総にお出かけして頂いて♪

幸せな時間を味わってほしいです。

 

しばらくの間は、夢に鯛が出てきそうな・・・旅人の村田綾でした♪

めでたい!!!!!(笑)