BEN FOLDS FIVE “Whatever and ever amen”特集!

2011-04-30


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BEN FOLDS FIVE
 “Whatever And Ever Amen” 特集』。

1997
年.
このアルバムは、世界に先駆けて日本でリリースされました。
そう。彼らの人気は日本から火がついたんですね。

M.      ONE ANGRY DWARF 
  AND 200 SOLEMN FACES   /
 BEN FOLDS FIVE

1曲目にお送りしたのは、1997年のそのアルバムから、
ONE ANGRY DWARF AND 200 SOLEMN FACESです。

歌詞は、完全な、いじめられっこの復讐ソング!
まさに、ベンが言うところの【泣き虫野郎のパンクロック】ですね。
爽快です!

M
    FAIR  /  BEN FOLDS FIVE   

さて、次にお送りしたのは、1997年のそのアルバムから
“フェアー”です。

ポップなコーラスに先導されながら、
途中は、クイーンばりの複雑なハーモニーも入れ込みつつ、
最高のピアノロックが展開されています。
ミスタッチも不協和音もなんのその!
とにかくアグレッシブなピアノに酔いしれた人も
多いんじゃないでしょうか?

さてさて、BEN FOLDS FIVE
アメリカ・ノースキャロライナ州で、1993年に結成されました。

ピアノとボーカル、そして主なソングライトは、ベン・フォールズ。
クラシックなベースから、ファズで歪まくったベースまで
披露していたのは、
ロバート・スレッジ。コーラスも勿論担当。
激しいドラムと、美しいコーラスを聞かせてくれていたのは
ダレン・ジェシー。

という、この3人で結成されました。
ちなみに、3人なのにFIVEなのは、ただ響きが気に入った!
という理由のみ、だそう。

ギターレスの3ピース・ピアノロックバンド。
パンクロックばりに激しい演奏もするけど、ルックスは滅茶苦茶地味。
ジャジーな、美しいコーラスもあったり・・・と、
この混沌とした世界は
当時、世間から受け入れられませんでした。

そんな中、1995年。彼らのファーストアルバムがひっそりと
リリースされたんですね。

M.
SONG FOR THE DUMPED/BEN FOLDS FIVE  

次にお送りしたのは、1997年のそのアルバムから、
シングルヒットナンバーですね。
日本語で歌ったヴァージョンも衝撃的だった
Song for the dumped”です。

さてさて、さっきの話のつづき。
1995年.ほとんど誰からも注目されていない中、
本国アメリカでリリースされた
BEN FOLDS FIVEという
セルフタイトルのデビューアルバムですが、
海を渡った島国で、
何だか大騒ぎになっていきます。

耳の早いリスナー、そして評論家が絶賛。
外資系のレコードショップがこぞって大プッシュ。
FM局が、どんどんOAしていく・・・。

ついには、キムタクのドラマ【ロンバケ】にも音楽が使われて、
本人たちも出演する・・・!

なんて、何だかとんでもない状況になっていきました。

デビューアルバムは、遂に国内版もリリースされてバカ売れ。
BEN FOLDS FIVEは、日本だけでは、
とんでもない人気バンド。チケットも全然取れないスーパースター
になっちゃいました。

M
  KATE   /  BEN FOLDS FIVE  

さて、さっきの話のつづき。

1996
年.本国アメリカを差し置いて日本ですさまじい
人気となった
BEN FOLDS FIVE
でも、本国でLIVEをやるとまだまだ小さなクラブ。
グランドピアノとかを持っていくと、
【ちょっとエレピで勘弁してもらえません?じゃまなんで・・・】
と言われる始末。

そんな不思議な状況の中、制作されたのが、
この2ndアルバムWhatever And Ever Amenです。

1stアルバムの疾走感、爽快感を残しつつ、
よりアレンジ、ソングライトに重きを置いたこの作品では、
とにかくレコーディングサウンドも徹底的に追及。
ルーズさとタイトさがちょうどいい具合でハマった素晴らしい
ピアノロックを詰め込んでいます。

もちろん、ここ日本では発売直後からスーパーヒット。

そして、次にお送りするこの曲で、
遂に本国アメリカでブレイクすることになりました。

M
 BRICK   /  BEN FOLDS FIVE  

次にお送りしたのは、1997年のそのアルバムから
BEN FOLDS FIVEを代表する大ヒットシングル“BRICK”です!
アメリカでは、1年くらいTOP40チャートに入っていた、という
スーパーロングヒット曲です。

この曲で一気に世界的な人気バンドになったBEN FOLDS FIVEですが、
その後、2000年。
サマーソニック出演を最後に突如解散してしまいます。

もちろん、その後BEN FOLDS名義でアルバムをリリース。
アンジェラ・アキさんと共演したり、
まだまだ日本との関連も深いですね。

最近の作品も勿論最高ですが、
1995年のファースト、そしてこのセカンドは、
とにかく奇跡的なグルーヴとメロディー、
そして衝動的な激しさが詰まっています。

ピアノはロック。

ピアノはカッコいい。

BEN FOLDS FIVE
はロックの価値観を変えました。

M
  SELFLESS, COLD AND COMPOSED
  /  BEN FOLDS FIVE