GREEN DAY “Dookie”特集!

2011-06-26


dookie
『奇跡のメガヒット作!
 GREEN DAYDOOKIE” 特集』。

累計売上1500万枚とも2000万枚とも言われる
メガヒット作:ドゥーキー。
パンクをメインストリームに復権させました。

M.      WELCOME TO PARADISE  
 

1曲目にお送りしたのは、1994年のそのアルバムからのシングル
WELCOME TO PARADISEです。

LIVE
でも定番の名曲。家出少年が大都会にビビりまくってる歌ですが、
この青い、感じがまさに初期GREEN DAY
世界中のティーネイジャーの心に突き刺さったわけです。

M
    LONG VIEW   /  GREEN DAY   

さて、お送りしたのは、1994年のそのアルバムから、
先行シングルとしてリリースされて、
彼らの奇跡の快進撃のスタート地点となった
ナンバー
LONG VIEW”です。
メジャーとしては初のシングルだったのにもかかわらず、
モダンロックのチャートで1位を記録するヒットとなりました。

仕事もない、風呂にも入らないニートの歌。
TVを見る以外、何にもしないくせに、
“誰からパラダイスに連れてってくれないかな”
なんて、
他人任せにする、という絵にかいたようなダメ男の歌です。

でも、そんな救いようのない歌でも、このサウンドとメロディーに
乗せられると
何だかポジティブに聞こえてしまうから不思議です。

さてさて、GREEN DAY
アメリカ:カリフォルニアのグループです。
結成は1987年。当時メンバーは15歳でした。

当時のカリフォルニア、そしてアメリカ全体としても
ハードロック&へヴィメタルが
全盛だった中で、
そんな彼らが好きだったのはパンク!
既に、終わったムーブメント、アングラな存在だったパンク!でした。

若い3人が奏でるパワフルでポップな新世代パンクはあっという間に
カリフォルニアの話題、となります。

M
WHEN I COME AROUND   /  GREEN DAY  

次にお送りしたのは、1994年のそのアルバムから、
WHEN I COME AROUND”です。

伝えるメッセージはかなり変わりましたが、サウンド自体は
現在とほぼ変わっていないですよね。
本当にメジャーデビュー作ながら、バンドの方向性は完全に
定まっています。
ぶれない姿勢がロックですよねぇ。

さて、さっきの話の続きです。

時代遅れのパンクを自分たちなりにエキサイティングに、
そしてポップにストレートに演奏していた結成当初のGREEN DAY

そのパワフルなステージはあっという間にカリフォルニアの話題に
なって、
1989年にはインディレーベルとも契約。
1990年にはインディーデビューして、
1991年には現在の3人のメンバーが固定します。

ビリー、マイク、トレの3人で奏でる新しいパンクサウンドは、
クラッシュともピストルズともラモーンズとも違う、
ハードコアパンクなんかとも明らかに違う、
まさに90年代の音、でした。

1993
年には、遂にメジャーレーベルとも契約。
世の中が、ハードロックブームからNIRVANA、パールジャム、
サウンドガーデンなんかのグランジブームだった中の1994年初頭に
このアルバム『ドゥーキー』と共に、
鮮烈なメジャーデビューを果たしました。

救いようのない暗い歌詞を、汚い服装で貧乏くさく暗く歌う
グランジブームの中で、
歌詞に関しては同じ流れを汲みながら、
明るいポップなパンクに乗せて歌う
GREEN DAYのサウンドは
グランジに飽きた若者、
悩んでるだけじゃなにも始まらない!
と立ち上がろうとしている若者に
圧倒的な支持を受けました。

M
BASKET CASE   /  GREEN DAY 

次にお送りしたのは、1994年のそのアルバムから、
GREEN DAYの代名詞的な名曲
“バスケットケース”です。

実にシンプルな構成。なのに、なんでこんなにカッコいいんでしょう?
ドラムのフィルが入るだけで、なんでこんなにテンションが
上がるんでしょう??
本当に、ロックの魅力、ロックのカッコよさの秘密を3分間に
詰め込んだような
名曲中の名曲ですよね。

アメリカのモダンロックチャートでは5週連続1位。

1994
年春に、最後のロックスターとも言われた
NIRVANAのカート・コバーンが自殺してしまって、
拠り所をなくしてしまった若者の新たなロックアイコンとして、
GREEN DAYの名前はあっという間にアメリカだけでなく、
世界中に広まっていきました。

M
SHE   /  GREEN DAY 
M CHUMP   /  GREEN DAY  

次にお送りしたのは、1994年のそのアルバムから“SHE”、
“チャンプ”でした。        

さてさて、メジャーデビューアルバムながら“ドゥーキー”。
日本語では、“ウンチ”と名付けられたそのアルバムは、
結局全世界で1500万枚とも2000万枚とも言われるほどの
メガヒットアルバムとなりました。

現在の音楽の流通システムでは、もう2度とありえないほどの
スーパーヒット、となったんですね。

そしてこれ以降、ロックシーンは一気にポップパンク、
メロコアパンクなどのバンドで溢れかえることになります。

このアルバムでバンドは、何とグラミー賞も受賞。

そして、21世紀の今でも、アメリカの政治まで動かすほどの
偉大なロックバンドとして君臨しています。

M
    HAVING A BLAST   /  GREEN DAY