秋の東京を駆け抜けよう! Let’s Tokyo Running!!|旅人:中田美香
2011-11-05
ピロ~ン♪
突然ワタクシ宛に、YAJIKITAのグループメールからメールが届いた。
なになに&どれどれ?
「JFNの走るパーソナリティ・中田美香が東京都内をランニングする企画」とある。
なんじゃこりゃ!?
企画内容をみてみると
“中田美香が都内のランニングコースをプロデュースし、
そのコースを自ら走りながらリポートする”というもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ、あのぉー。ワタクシ、こんな体育会系の旅ぢゃなくて、
もっとゴージャス&セレブ&デーハー(派手)な旅がイイんですけどぉーーー。ブーブー。
な~んて要求は、聞き入れてもらえるハズなどなく・・・。
考えてみると、最近は“スポーツの秋”というより、めっきり“食欲の秋”なワタクシ。
これを機にサボっていたランニングの練習を再開するか!
と意気込んでランニングマップ制作に取り掛かった。
ランナーの対象は、初心者から中級者あたり。つまり、レベルmeに設定(笑)!!!
所要時間は、東京に出張や観光に来たついでに走ることを考慮、
寄り道する時間も入れて1~2時間程度かな?
距離にすると、う~んと、メイビー、8kmくらい。
コース上には、東京の名所旧跡をアチコチ散りばめてと。ワォ! ワクワクしてきた~。
あれこれ試行錯誤しながら、楽しく東京ランニングマップを完成させました!
バンザ~イ!
| 仕事場の入口でレポートなんて…(酷&汗) |
でっ、ロケ当日・・・。
オープニングの収録場所は、東京・半蔵門にある、(株)ジャパンエフエムネットワーク前。
つまり、“弊社”でございますっ(笑)!
この場所を決めたのは、作家の“メルシ―”久保さん。
平日の朝、上司や各局のお偉方さんやらが通る中での人生初のリポートは、
通い慣れたはずのオフィスも心なしかよそよそしく見えてきて・・・
とってもヤリズライんすけど・・・。
そんなワタクシのバクバクな動揺を察知して、ほくそ笑むメルシ―さんったら(苦笑)。
なるほどー、これもまた、前回の旅日記で井門Pが記していた
「YAJI魂」ってヤツde SKY!?
それはさておき。
最初に移動した先は、竹橋駅直結のランナーズスペース、『RUN PIT by au smart sports』。
ワタクシ、コチラには本当にお世話になっておりますorz
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| 目の前には皇居が! |
シャワーやパウダールーム、ロッカーなどなど、走るための全てが完備!
入口を入ると、ドッカーーーン!!!
皇居の美しいグリーンたちが目に飛び込んでくるワケよ。
さらに、女子用のパウダールームが広くて、
シャワ―はグイグイとカラダを刺激するマッサージ効果があるタイプで、
女性用アメニティも充実。もー、シャバダバdesu。
あ~、ワタクシ、ココに住みたい・・・(笑)。
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広くてきれいなロッカールームやパウダールーム(写真は女子のロッカールーム) |
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Run Pitを担当されているKDDIの大熊伸子さんにお話を伺いました。
オシャレなこの施設、グッドデザイン賞も受賞しているんですって。
ちなみに、大熊さんご自身もファン・ランナーで、
皇居周りは大好きなランニングコースの一つだそうです。
スタイル抜群でビューティフルな大熊さんにお会いし、
やっぱり、ランニングしている女性は魅力的だわーと再認識。
俄然走る気マンマンになってキターーー。
ではでは、そろそろスタートしましょーか!
今回のロケは、ディレクタ―のサリーも、ランニングシューズで参戦!
機材を持って伴走する準備オーライ◎
最年少のカメラマン久保田くんも、肩にカメラを担いで、機敏にムーブ&ムーブ!
で、作家のメルシ―さんはと言うと・・・
「膝が痛いから、トボトボ追いかけるわ~」だって(笑)。
こんな顔ぶれで、ゆるゆると平川門から走り始めることになった。
| 東京のど真ん中とは思えない皇居の石垣 |
| ではジョギングロケスタート! |
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平川門付近には休憩スペースがあって、トイレや水飲み場もあるから、
ランナーにとってはまさに“ピットインスペース”。
こういった場所を有効活用できる皇居ランナーはまさにツウです♪
ランナーにとっての憧れの場所といわれる皇居には、いくつか魅力がある。
まずはなんといっても信号がない。これって、実際に走ってみるとスゴく楽。
一周走るとジャスト5km! 走行距離の計算もら~くらく。
走っても走っても、緑緑緑緑緑&水水水水水&名建築+絶景∞∞∞・・・ワーオ素敵♪
でもちょっと待ったぁー!
皇居は観光スポットでもあるから、ランナーが注意すべきルールも存在。あたりまえ。
基本的には左回り「半時計回り」で走るという点。
狭い道では、友達と走る際にも横には並ばず、一列で走る。縦です、タテ!
狭い道では、追い越しも避ける、ほうがベストでしょ。
ポイントは、あまりタイムを意識しすぎず、
景色や空気に思いを馳せて、余裕持った走りをレッツ・エンジョイ!
竹橋のたもとから皇居ランをスタートさせると、代官町通りの緩やかなのぼり坂から始まる。
走りはじめってさ、決まってワタクシのアタマの中に悪魔が囁いてくるのよねぇ。
ワタクシ「カラダが重いなー」→悪魔「やめちゃえばー」
ワタクシ「あ~めんどくさいかもー」→悪魔「いまから引き返せばラクチンだよ」etc・・・。
悪魔クン、サヨナラね。
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| さらにその先には「国立公文書館」 |
こんなふうに、数キロもの悪魔との戦いを続けていると、
右手に「東京国立近代美術館」が見えてくる。まさに重厚で立派な建物だーーーイエーイ!
のぼり坂を駆け上がると、今度は、交番が見えてくる。
皇居は、警察の方が多いから、夜遅い時間でも女性一人で安心して走ることが出来て嬉しい。
でも、昼間に警察の方の鋭い視線を浴びると、ワケもなくオドオドする自分がいたりして・・・
ナニも悪いこたぁ~してないのだけどなー。
| 首都高「代官町IC」の左脇が皇居の ランニングコース |
ランの足を進めると、左側に乾門、右手には北の丸公園だー。
そう、公園の奥には日本武道館もある! ウォー!
武道館って想像するだけで、気持ちがグイグイ、アガる↑アガる↑アガるのだー↑
ちなみに、ランニングのときには、いつもiPodに“ワタクシ的アガる曲”を入れて、
ノリノリで踊って唄ってることシバシバ。
多分、ワタクシにとってランニングとは、音楽のライブと同類なのかも。
特に永ちゃん聴いているときは、首に巻いたタオルを思わず空中に投げてみたりして・・・
(決して良い子はマネしないでね)。
| とっても重厚な「英国大使館」 |
| こちらは京都府のしだれ桜。 100m毎なので走る目安にもちょうどいい。 |
しばらくすると、オッ! どっかで見たことある建物だ!
じゃ~ん! 東京国立近代美術館工芸館、国の重要文化財でございます。
千鳥ヶ淵の交差点を左折。
内堀通りに入ってすぐに、ドーンと現れるグレイの外壁は、英国大使館!
良いな-。お城って。
しばし、中世の古城で馬にまたがる自分の姿を思い浮かべてみる・・・おバカなワタクシ(苦笑)
| 春にはこの桜の木が満開になる「千鳥ヶ淵公園」 |
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大使館を過ぎてしばらくすると、桜の名所である千鳥ヶ淵公園に到着。
サクラ満開の時期には、ワタクシ、ランニングは控えて、コースは観光客の方におゆずりします。
代わりにサクラの樹の下でお弁当広げてます。
JFN系列の番組では、春になるとパーソナリティが何度となく、
“千鳥ヶ淵”って口にするのを聴いたことありません?
さてさて、しばらく行くと、右手にデーン! と見えてくるのはTOKYO FMビル。
ここまで走って、多分90kcalくらい消費できているハズ! ハズハズハズ!
いつもこの番組の収録を行うスタジオの方に視線を移しながら、
走るモチベーションを改めてアップさせてみる。
| 半蔵門交差点の角に立つTOKYO FMビル。JFNのスタジオもこの中に! |
| 半蔵門から見る日比谷方面のビル群 |
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この半蔵門から見下ろしたお堀は最高に美しい。
お堀の先には日比谷や丸の内のビル群が浮かんで、絶景!!! ロマンチック!
是非、ランニングの途中でも、写真パチパチして下さいね。
さぁ、まだまだ、ドボドボドボ。
あ、ワタクシがどれくらいの速度で走っているかって?
これがまた、史上最遅! 鈍足ランナーなんです、プ~。
実際、ディレクターのサリーが、ワタクシの横で早歩きして、
余裕でリポート収録してましたよ。ドボドボドボ。
| 麹町1丁目交差点。 JFNセンター最寄りの交差点です! |
| 半蔵門から四谷を抜けて新宿アルタ前まで 一直線に走っている「新宿通り」 |
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もともと学生時代からランニングは苦手だったんだもん。
数年前に担当していたワイド番組の企画で、ホノルルマラソン完走の企画が浮上。
何人かのプロのトレーナーの方にご指導いただく機会があった。
トレーナーの方々から頂いたアドヴァイスは「決してガンバりすぎないこと」。
息が上がらなくて、落ち着いて会話が出来るくらいのペースで、
かる~く、なが~く走るトレーニングをしなさいと。
「ガンバりすぎない」ってコトバに惹かれて、練習を進めると、
最初は1km走ってゼーゼー言ってたのに、少しずつ距離が延びていき、
気が付いたら10km走れていた。
その状態で、ホノルルに行き、なんとかフルマラソンを完走。
ランニングって、一歩一歩だけど、確実に、そして目に見えて成果が現れるんだよね。
その感覚がたまらない。
仕事で味わうそれとは、また違う達成感を感じられるのだ。
さらにランニングを継続していたら、フト、カラダの変化も感じるようになった。
「あれ? ワタクシ、しばらく風邪ひいてないゾ」
「もしかして、あまり疲れなくなったカモ?」
「肌がキレイになった気がするー」とかとか、そんな感じ。
そして嬉しくなって、また走る。カラダの調子が向上して、また走る。どんどん走る走る走る。
そしたら、ホノルルマラソンのほかにも、東京マラソンだって完走しちゃったもんねー。
さらに、ベルリンマラソンだって完遂。
あとゴールドコーストマラソンだって走ったぞー>エッヘン^^!
| 四谷見附交差点を左折すると… |
| 門、でかっ! |
新宿通りに突入し、四ツ谷駅を左折すると、キマシタ――! 迎賓館なり―――!
スゲェ立派! フェンスがマジ高い! 芝がチョ―キレイ!
キャー、ジロジロ&キョロキョロ>怪しすぎ(笑)。
| 神宮外苑に到着! ヤクルトの本拠地「神宮球場」! |
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さぁ、ゴールが近くなってきたよー。
ココから明治記念館を越えて、神宮外苑の敷地に入って、神宮球場や、秩父宮ラグビー場、
ゴルフの練習場、バッティングセンターなどのスポーツ施設を通過。
今回のゴールは、青山2丁目の交差点!!!
ゴール前の花道は、日本屈指のイチョウ並木通り『明治神宮外苑いちょう並木』!
映画とか、ドラマとかで度々登場するこのスポットも、間近で見ると圧巻!
道の左右に、太くてデッカくて力強いイチョウのツリーが、
まっすぐ空に向かって伸びた様ったら、オ―! オ―! ソー! ワンダフォー!
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2時間弱の軽い? ジョグでジンワリ汗をかき、心身デトックスしたところで、ゴール!
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東京って、コンクリートジャングルのイメージが強いけど、
こうして走ってみると、意外と樹木や植物、芝生や草花など、グリーン盛りだくさんなのね。
都会の最先端の空気と、整備の行き届いた洗練された都会ならではのグリーンが入り混じる様は、まさに東京を走る醍醐味と言えそうです。
さて、ゴールをココに設定した理由は、
ワタクシ憧れのレストランで、ランニング後に自分へのご褒美をあげるため。
向かったのは、
このイチョウ並木沿いに古くからある一軒家のレストラン『KIHACHI ITALIAN SELAN』!
20代の頃は、グ、グ―と背伸びをして、よくこのレストランを訪れていたっけ。
甘酸っぱい想い出・・・ぽぉ~。
ワタクシの中では、ココはまさに都会のオシャレの代名詞的な存在。
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SELANに入ると、2階に案内して頂いた。店内は、スタイリッシュ&重厚。
窓際からは、揺れるイチョウの葉がチラリ。
都会のレストランとは思えないほど静寂で、まるで別荘に招待されている感覚に陥る。
ぽぉ~アゲイン。
SELANスタッフの佐伯さんにヘルシーメニューをリクエストしてみた。
まずは「秋刀魚のコンフィとういきょう、松の実のシチリア風トマトソーススパゲッティ」。
トマトベースで、やわらかく調理された秋刀魚は、骨までトロ~リ。
松の実やレーズンも入っていて、栄養たっぷり。
口に入れた瞬間、深みのある味わいがジンワリ。ジュワー。マイウー!
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ドリンクは「フレッシュジュース“キウイ”」。
キウイ1.5個分も、ギュギュッと凝縮されてます。
カラダに優しい味わいで、ぐんぐん、しみこむしみこむ。
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デザートは、個人的にも大好物の「キハチ トライフルロール」。
スポンジはしっとり。
甘さ上品。苺+バナナ+季節のフルーツ+生クリーム+カスタード、ワオ!
この上ないコンビネーション。サイコー。
一本買って帰ろうかな。
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ランニングしていると、気兼ねもせず、太る心配もせず(本当にそれでイイんだろーか?)、
思いっきり食べるコトが出来るのも良い(笑)。
以上、「中田美香プロデュース東京ランニングマップ」オールアップ!
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ロケの日は、イチョウの葉はまだ緑色だったけど、
秋がさらに深まって、一面ゴールデンに輝く時期を特にレコメン。
その時期は、人々も華やかで、人通りが多く、お―イエス、まさにゴールデン♪
知らない街を、自分の足で走ると、電車やバスで移動するのとは違って、
リアルな距離感がつかめたり、街の生活感を味わうことが出来る。
アナタも是非、東京に来られる際は、
スーツケースにランニングシューズを忍ばせて、都会を爽快に駆け抜けてみて下さい。
新しい発見、新しい出会いがあるかも★
そうそう、ひさしぶりのランニング。
筋肉痛は、2日後にキマシタ・・・はい(涙)。
≪オフショット≫
「ペアルックにしたいけどまるかぶりは恥ずかしいので
カラーだけオソロにしてみました」的な、美香さんとサリーD。
この際、付き合っちゃえばいいのに。
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