草津フォレストステージで、森の空中トレッキング|旅人:直井梓

2012-11-01

皆さん、初めまして~!!
新人旅人の直井梓です。

 

今回が、旅人初体験!
スタート前からドキドキ緊張だったんですが…
その「ドキドキ」が、始まってわずか数分で、違う「ドキドキ」に変わってました。

 

ひぃーっ!高いーーーっ!!

 

というのも…
今回の「ヤジキタ」は、「草津フォレストステージで、森の空中トレッキング」!!

 

 

 


旅人初体験の直井梓さん

 

 

ということで、
草津温泉のリゾートホテル、ホテルヴィレッジの施設の一つ
草津フォレストステージ」に行ってきました!

 

 

そうなんです。
私の記念すべき「ヤジキタ」初の旅は、高さ5mの空中散歩です!!
といっても、いきなり高いところに連れて行かれたわけではありませんよー!

 

まずは、安全講習。
何といっても、この「草津フォレストステージ」は、日本最大級のアトラクション。
しかも、フランス山岳救助チームのトレーニングから生まれたアミューズメントということで、かなり本格的なのです。
そこに臨むに当たって、「安全」は何より大事なところですね。
丁寧に教えてくださったのは、草津フォレストステージ・スタッフの大久保衆一さん。

 

 

 


大久保さん、よろしくお願いします

 

 

今回の「草津フォレストステージ」を、最初から最後まで案内してくださった方です。
安全講習では、安全器具の装着・使い方などを教わります。
腰にベルトをしっかり締めて、「ハーネス(安全ベルト)」を装着。
ワイヤーを滑らせる「トラック」、そのトラックとハーネスをつなぐ「カラビナ」など、器具の名称も、しっかり確認。

 

 

 

 

 

小説やドラマの、本格的な登山場面で目にしたことはあるものの、実際に手にするのは初めてです。
『2つあるカラビナのうち、最低1つ以上は必ずワイヤーと繋がれているのね…なるほど!』
ふわふわしていた気持ちが一気に引き締まります。

 

 

 

 

 

安全器具の使い方をしっかりマスターしたら、さぁ、いざコースへ!!
さわやかな秋晴れの空、やわらかな陽射しの注ぐ森…。
体を動かすには、このうえない天候と自然に恵まれ、美味しい空気を胸いっぱいに吸い込みながら、わくわくした気持ちで、スタート地点までのはしごを上っていきます。
私が挑戦したのは「フェアリーコース」。入門編のコースです。
入門編とはいえ、超スーパー運動オンチな私が、果たしてゴールできるのでしょうか…!?

 

 

 


不安げな表情の直井さん

 

 

 

期待と不安の入り混じる中、いよいよスタート!
まず最初のアトラクションは、「ハシゴ渡り」
木から木へと、数枚の木の板が連なっています。
早速、一枚目の木の板の上に一歩踏み出すと…
ひぃーっ!高いーーーっ!!

 

 

 

 

 

板と板の間から下が見えるんですよー。
これが、思ったより高いっ!
下から見上げていた時は、そこまでの高さを感じなくて…
正直言うと、公園の遊具の延長みたいなものかなー?なーんて思っていたんですが…
いやぁー、完全になめてましたね。ごめんなさい。
いきなり面喰ってしまった私…。
『命綱があるから大丈夫なんだよね。』『足を踏み外しても落ちないんだよね。』
色々と自分に言い聞かせるんですが…
びびりまくりです…。

 

『これ、本当に最後まで行けるの!?
旅人初体験で…しかも、こんなしょっぱなで、いきなりリタイアかぁぁ!?』
それが、私の第一歩目のリアルな感想でした。
ただ、記念すべき旅人初体験!ここで終わるわけにはいかない!
おそるおそる2歩目、3歩目を踏み出します。
ぐらぐら、ぐらぐら…。
これがまた、めちゃくちゃ揺れるんです。
どうしよう…。
そんな時、下にいらっしゃる大久保さんから、「大丈夫ですよー!」「ゆっくりでいいですよー!」という優しいお言葉が!
おかげで、落ち着きを取り戻した私は、一歩ずつ前へ進むことができ、どうにか目指す木に到着できました。
やったぁ!!って…いやいや、まだまだ先は長いのです。

 

 

続いて…
ネットに守られているとはいうものの、
細―いロープの上を渡っていく「ネット DE V」
足場が不安定な「丸太ハシゴ」
その丸太が今度は縦になり、ますます足場が小さくなった「切りカブ超え」
横の幅が足幅とほぼ同じぐらいしかない板の上を歩く「一本橋」…

 

 

 

 

 

使う神経がアトラクションごとに変わり、うまく作られているなぁ、なんて感心したのは、終わって振り返った時の話。
この時は必死です。
「怖いーっ」を連発しながらも、一つずつクリアしていきます。
下から、大久保さんが「うまいですよー」と、おだててくださるので(笑)だんだん、その気に…。

 

 

そういえば、バランス感覚がつかめてきたような…。
と、自信がちょこっと出てきたところで、次のアトラクションは、「ふらふらロープライン」

 

 

 

 

 

一本のロープを守ってくれるのは、足首ぐらいのところまでしかないネット。
序盤のアトラクションの肩のあたりまであったネットと比べると、何とも、心もとない…。
上からぶら下がった、ずらりと並ぶ数本のロープを、左手で、一本ずつ、持ち替え、持ち替え…
右手は、命綱をしっかりと握り締め…
とにかくゆっくり落ち着いて渡っていきます。

 

何とかクリアして、これでやっと、12個中6個のアトラクションが終了。
気付けば、高さには、だいぶん慣れてきました。
ただ、難易度がUPしていきます…。

 

後半戦最初のアトラクションは、「アミアミ渡り」
網目は、足がすっぽり入ってしまう大きさ。
そして下を見ると、なんと池が…。
こういう自然を活かしたものが、視覚的な仕掛けになっているところも、
森を舞台に作られたアトラクションならではですね。
ここも無事にクリア。

 

 

で、次は…?
えっ!?うそ!?ほんとに!?一瞬、目を疑う光景が…。
木から木へと渡されているのは、上下に2本のロープ。
上の一本は、左手で持つ高さ。
そう、足元は、たった一本のロープだけです。
支えるネットも、今回はありません。
その名も、「サーカス綱渡り」

 

 

 

 

 

まさにその名の通り、どっからどう見ても、もはやサーカスの世界。
足が震え、すくみます。
遊園地などの絶叫マシーンなんかも、もちろん怖いですが、乗ってしまえば、もう自分ではどうすることもできないですよね。
それに対して、この「草津フォレストステージ」は、自分が進まないとゴールできない!
『人生も、こうやって切り開いていくのね…』なんて、大げさなことを考えつつ…勇気を出して、一歩、また一歩と、足を踏み出していきます。
一瞬たりとも気が抜けない…集中力との勝負でもあります。
ずいぶん時間がかかったような気がしますが、持ちこたえてクリア。
もう、怖いものなしです!たぶん…。

 

 

続いては、「ふらふらブランコ」
左右のロープからぶら下がった板は超極細。
そんなブランコがズラリと並びます。
一つ目のブランコに乗ってみると…
ん?この先どうやって進むの!?

 

 

 



 

 

見た目と実際の難易度のギャップが一番大きかったのが、
このアトラクションかもしれません。
落ち着いて考えます。
まさか、アトラクションで、体だけじゃなく、頭も使うとは…!
ロープを2本持ってみたり、板を2枚くっつけて足場を少し広くしてみたり…工夫しながら進みます。
「あ…あ…合ってますか?」と思わず聞く私に、下から、「合ってますよー」と、大久保さんの心強いお言葉。

 

 

 

 

 

ここに限らず、何度励まされたことか…。
体勢を何度も崩されそうになりながらも、徐々にコツをつかんで、クリア。
さぁ、もう少し!先が見えてきました。

 

 

次は、「丸太 DE V」
横幅が足幅ほどの板がぶら下がっています。
でもさっきのアトラクションよりは安定感ありそう…
と思いきや、ズルッと足元から変な感覚。
そう!板が前後に動くようになっているんです。

 

 

 

 

 

あぶない、あぶない…。
油断禁物。焦りも禁物。
ここは慎重に渡っていきます。
最後の一歩まで気を抜かずに、クリア。

 

そして次は?
おっと!今までとガラリと雰囲気が変わった、「カニさんネット」
垂直に張られたネットを、まさに、カニさんのように、横へ横へと移動します。
ひょいひょいと身軽に…そう、ちょうど風を受けたヨットの帆のような姿で進んで行くつもりだったのですが…
実際は…胸もお腹も、1ミリたりともネットから離れたくない!!
ひたすらしがみついて、臆病なカニさんになってしまった私。

 

 

 

 

 

いや、いいんです。
もはや「カッコよく」なんて言ってられません(笑)
さっきまでとは違って、腕の筋肉をかなり使ってクリア。

 

 

さぁ、いよいよ最後です!
「ジップスライダー」
これはもう!最高に気持ちいい~!!
きゃぁ~~~!!!!!

 

絶叫しながら、ゴール~~~!!

 

 

 

 

 

 

やり遂げた達成感と爽快感!
そして、体中の筋肉を目いっぱい使った、心地いい疲労感!
ほとんど毎日をビル街で過ごす私には、味わったことのない新鮮な驚きの連続でした。

 

緑に囲まれた中で体を動かすのって、本当に気持ちいいーっ!!
「草津フォレストステージ」は、森林を破壊せずに、もともとの樹木や地形を活かして造られたもの。
そのあたりも、大自然を肌で感じられる要因のひとつかもしれませんね。

 

ゴールの余韻にひたりながら、ふと、私が挑戦したコースを見上げると、
小学生の男の子が挑戦していました。
下には、声をあげて応援するお父さんと、温かい目で見守るお母さん。
これは、きっと、子どもの成長を感じるでしょうね!

 

それにしても、私が目撃した小さな男の子は、すいすいと進んでいきます。
私、びびりすぎだったかしら…(笑)

 

 

 


笑顔が戻った直井さんと大久保さん

 

 

あらためて、大久保さんに色々とお話を伺っていると…
あることを思い出しました。

 

そうだ!
私が体験したのは、「フェアリーコース」
そういえば、もうひとつ、「マスターコース」っていうのがあるって、
言ってましたよね!

 

そうなんです!
私が制覇した「フェアリーコース」は、アトラクションの数は12個。
高さは2~5mでしたが…
「マスターコース」は、42個のアトラクション。
最高点は、なんと10mを超えるとか!!
もちろん難易度も格段に上がるそうです。

 

いやいや、これよりはるかに長くて、はるかに高くて、はるかに難しい「マスターコース」って一体!?
ちょっと想像つきませんが…でもいつかはチャレンジしてみたい!
「鍛えなおして、また来ます!!」
と勢いよく宣言して、「草津フォレストステージ」を後にしたのでした。

 

 

 



 

 

 

さて、空中散歩は、終了しましたが…
地上に降り立ってからの(?)旅は、もう少し続きます。
普段使っていない筋肉を使い、思いっきり動かした体を、癒してくれるものといえば…!?

 

ヒント…ここは、草津!!

 

ときたら、もうこれしかありませんよね。
もちろん!草津温泉!!!!!

 

私が宿泊させていただいた、
草津温泉のリゾートホテル「ホテルヴィレッジ」では、

 

「湯畑源泉」「万代鉱源泉」「わたの湯源泉」という…
なんと3つの源泉を堪能できるんです。

 

 

 

 

 

う~ん、癒されますなぁぁ~♪
至福の時!

 

また、温泉のほかにも、プールやサウナ、卓球やボーリング、ビリヤード…
そして、外に出れば、ゴルフ場やテニスコートなどなど…
とにかく盛りだくさん。
ホテルヴィレッジ・マーケティンググループ主任の縮静佳さんが、教えてくださいました。

 

 

 


縮さん、ありがとうございました

 

 

ゆったりと自然を感じる「朝の森林浴散歩」などのイベントもあるとか。
森の空中散歩も楽しかったですが、森の地上散歩も、気持ちよさそうだなぁ。
ちなみに、空中散歩…「草津フォレストステージ」が楽しめるのは、秋まで。

 

冬は? というと…
そう!スキーが楽しめるそうです。
また、季節ごとの自然を感じられるのは、レジャーだけではありません。
私、実は、前の晩に、「バイキング」で、美味しい食事を頂いたのですが…
その食事も、地元の旬の食材が用いられているとのこと。

 

レジャー・温泉・食事…その全てにおいて、草津の自然が満喫できる、最高の宿泊施設ですね。

 

これは、1泊2日だけでは、足りません。

 

ということで…、「プライベートでも、またいらしてください」と、
おっしゃってくださった縮さんに、「絶対来まーす!!」
またまた、勢いよく宣言して、旅は終了。

 

 

 



 

 

 

いやぁ~、それにしても、私の旅人初体験は、何とも、贅沢な旅でしたー。
「草津フォレストステージ」では、森の中で体を思いっきり動かして…
温泉では、ゆったり癒されて…

 

そしてここだけの話、合間に出かけた「湯畑」では、ちょっと観光も…。
紅葉をバックにした湯けむりは、絶景でしたよー。

 

こんなに楽しませていただいていいの!?と思ってしまうぐらい。
最高の旅でした~!!