50周年を迎えた鈴鹿サーキットをたっぷり満喫|旅人:服部好伸

2012-11-29

 

 

モータースポーツをこよなく愛する旅人の服部好伸です。

 

今回は、今年50周年を迎えた三重県にある鈴鹿サーキットにやってきました。
鈴鹿サーキットは、F1グランプリをはじめ、GTカーレース、二輪のレースに至るまで、
モーターレースの聖地と言われる場所です。
岐阜県出身の私も、子どもの頃、親に連れて来てもらった記憶があります。
また、車に興味を持ち出した頃は、F1日本グランプリ開催期間に、
車好きの先輩にお願いして、会場内には入れないものの、
サーキット周辺をウロウロしていました。
そうです!エンジン音を聞くだけでテンションが上がっていたものです!

 

 

 



 

 

 

そんな男が、念願かなって聖地のコースに立ったわけですから、
そりゃもう相当なテンションです!
しか〜し!今回は車ではありません。同じ二輪でも“自転車”です。
「第13回スズカ8時間エンデューロ秋SP」に参加しに来たわけです。
F1でも走るあのコースを自転車で耐久レースを行うという、体力勝負のイベント!
しかも「JFN TEAM YAJIKITA」は、4人組で
“4時間エンデューロ ママチャリ”のカテゴリーにエントリーしました。
同じカテゴリーにエントリーしたのは、全46チーム。
果たして結果はどうなることやら・・・。

 

ちなみに前日、TEAM YAJIKITAの作戦会議では、
目標、「20周でTOP10入り。あわよくば8位入賞を目指そう!」という事に。。。

 

 

 



 

 

 

さて、レース当日は何と雨・・・。しかも寒い・・・。
朝5時に起きて受付済ませてピットへ向かうも、全員不安げな表情。
この雨で大丈夫か?体力持つか?それでも、高い目標を胸に気合いは十分です。

 

 

 

 

 

 

1番手は私服部です。
スタートの合図と同時に、全力で駆け出したものの、いきなりハプニングです。
コースはF1とは逆走します。

 

従って、エンデューロでは最初に左のゆるいカーブを抜けると、シケインがやってきます。
このシケインにさしかかった段階で、「ギブアップ」の声が口元まで出てきました!
上り坂でシケインはキツイっ!はっきり言ってなめてました!!ごめんなさい!!!
こんなに高低差があるとは思っていませんでした。タイムがどうとか、順位がどうとか、
もうそんな事はどうでも良いです。開始3分少々で私の精神力は限界に達しました。
それでも、仲間が待っている!何とかピットまで戻らなければと必死にこぎます。

 

鈴鹿サーキットは、1周5.821kmなので、計算上は1周を遅くても15分。
出来れば10分代前半で回れば、当初の目標、20周でTOP10入りが見えてきます。

 

私が1周目を終えてピットに戻ったのはスタートから30分弱が経とうとしていました。
チームメイトは
「さすが服部!いきなり2周して来たか!お疲れ!!」
と笑顔でお出迎え。
私は、意識がもうろうとしながら
「ごちゃごちゃ言うな!とりあえず走ってみろ!!走ればこの状況がわるはずだ!!」
と2番手に交代。

 

 

 



 

 

その後のチームメイトの反応は言うまでもありません。
当初の目標など、口にすることもできずとりあえず完走を目標にしましょう!!

 

 

 



 

 

 

 

この大会、多くのボランティアや地元の方々に支えられていて、
ピットの裏には無料のマッサージルームがあります。
私も早速、太もも、ふくらはぎを念入りにマッサージしてもらいました。
体力を回復し、個人では2周目・チームでの5周目に突入。
雨も止み、コースを理解した2周目は、
周りを見る余裕もあり、気持ちよく走ることができました。
「あー、この景色F1中継で見る!」
「天気良ければもっと気持ち良いだろうなぁ」
などとブツブツ言っていると、ロードバイクで何度も参加している上位チームは、
私が1周する間に、何度も追い抜いて行きます。

 

さて、4時間が過ぎ、チェッカーフラッグを受けたのは私でした。

 

 

 



 

 

 

「JFN TEAM YAJIKITA」の成績は・・・
周回数は10周。時間は4:14’14”061。平均時速13.73km/h。順位は42位。
本当に申し訳ありません。チームメイト全員で謝罪します。はっきり言ってなめてました。
大きな事を言ってごめんなさい。
ちなみに、“4時間エンデューロ ママチャリ”のトップは、24周で、平均時速34.60km/h。
比べ物になりませんな・・・。

 

でも、いざ走り終えると達成感でいっぱいでした。
次はもっと早く走れるだろうし、もっと綿密な作戦が立てられるはずです。
走っている最中は、正直もうやめたい!と何度も思ったけど、
終わってみるともう一回参加したくなります。
毎年、春と秋に開催されていて、それぞれ気候も違えば景色も違うので、
次回はロードバイクで参加したい!と本気で思ったほどです。

 

雨の中4時間走って、体力がなくなった我々は、鈴鹿サーキットホテルにお邪魔しました。
ホテルには、「天然温泉クア・ガーデン」があります。
宿泊客は無料で利用でき、日帰りでも入浴できます。
天然温泉の大浴場で疲れを癒し、体も温めてリフレッシュ!
露天風呂やサウナもあるので、遊び疲れた体を癒すには最適の空間です。
「JFN TEAM YAJIKITA」のメンバーは全員、
「あああぁぁぁぁぁ~~」と、思わず心の声が出てしまいます

 

 

さて、体がリフレッシュしたところで、お腹が空いてきました。
鈴鹿サーキットホテルには、レストランもあります。
今回お邪魔したのは、「ナチュラルビュッフェ そらたべよ」。
店内は広々としたスペースで、少人数でも大人数でもゆっくり食事が楽しめます。
ビュッフェと言えば、好きな物を好きなだけ食べる事ができるというのが魅力ですね!
和食も洋食も、中華もたくさん揃っています。もちろんデザートも!! 


さらに魅力なのが、この「そらたべよ」は、シェフカウンターがあって、
注文するとその場でお肉を焼いてくれます。もちろん、2人前でも3人前でも・・・。
焼きたてのやわらかくて美味しいお肉も最高です!ビールが欲しくなるぅぅぅ。
あ、アルコール類は別料金なので悪しからず。ソフトドリンクは飲み放題。
メニューは厨房長自らオススメ出来る最高の料理が並んでいます。
また、専属のパティシエールもいて、季節限定のスイーツが用意されています。
期間限定メニューもあり、飽きる事なく楽しめます。
しかし、当番組のカメラマン、いくらビュッフェだからと言っても、食べ過ぎです。。。

 

 

 



 

 

 

鈴鹿サーキットホテルは、カップルでも家族でも、もちろんひとりでもゆっくり過ごせます。
特にイースト館にあるファミリータイプの部屋は、子ども向けの設備が充実!
安全対策はもちろん、テーブルがタイヤの形をしていたり、
ソファーが表彰台の形になっていたり、遊び心が満載です。
一日といわず、二日・三日と連日楽しめるように行き届いています!!

 

 

 



 

 

 

今年、鈴鹿サーキットは開場50周年を迎えました!
これを記念し、新しい体感施設「レーシングシアター」がオープンしたので行ってみました!

 

 

 



 

 

 

 

メインシアターでは、実際にF1ドライバーの目線で、
鈴鹿サーキットのコースを走る体験が出来ます。
スピードのみならず、実際にシートも動くし、音もリアル。
コース上で雨が降った時には・・・、これは実際に行ってみて体感してみて下さい!!

 

 

 

 



 

 

 

さて、今回は開場50周年を向かえた鈴鹿サーキットを満喫しました。
食べる、飲む、泊まる、そして走る!!どれも最高に楽しめました。
ただ、やっぱりいくら憧れていたとは言え、4時間ママチャリでサーキットを走るのは大変でした。正直、ごめんなさい!! 


でもこれで、次回は何を準備して、どういう作戦で
どう走れば上位に食い込めるかわかりました。
アフターケア用のホテルや食事、温泉もあるので、
今度はちゃんとロードバイクで参加したいと思います!!

 

 

レース観戦も良し、レースに参加するも良し、遊びに行くも良し、日帰り温泉も良し、
エンターテインメントとアミューズメント、そしてスポーツからリラクゼーションまで
全てが揃った鈴鹿サーキット、最高です!!