ヤジキタ的 開運巡りの旅|旅人:井門宗之
2013-01-17
開運って…、良い響きですよね。
運を開く!そう、いうなれば…
開け!運気ッキ!!
はい、今年最初の井門が旅人ロケ。(今年もぬるっと始まったよ)
2013年が良い年でありますように願いを込めて開運巡りの旅!やりました。
昨年の会議の事。
井門「僕、毎年初詣に行ってる神社があるんですよね。」
親分「おっ、信心深いじゃないの。」
井門「東京のヘソって言われてて…。」
ゴルッチ「じゃあ、そこをスタート地点にして、
2013年の新たな開運スポットに行きませんか!?」
という流れで決まった今回の企画。
でもそもそもヤジキタって全国各地の有名な神社を巡ってるんですよね。
僕の回で言えば島根の『出雲大社』や三重の『伊勢神宮』などなど。
そして全国の名だたる神社をお参りしているからこそ、
この番組は細々と、でも長寿番組として続いているのではないか!?
表立って言う事はないんですけど、
何かしら神様のご加護があるような気もしないでもないこの番組(明言は避けます)。
だとすればそれを前面に出した企画を年の始めにやるのも面白い!
ゴルッチ「でも2013年の開運スポットって…どこですか?」
井門「ちょっと待って。そういう事に詳しい男を知ってるから(電話を取り出して、と)。
あ~もしもし、お久しぶりです。実は2013年の開運スポットを巡る旅を企画してまして。
あっ、そう!新しい情報を仕入れてる!?さすが!
じゃあ今度お話を伺いに行きますから~!(電話を切る)
という訳で、新開運スポットに説得力が出たよ!」
親分「で、その人の名前は?」
井門「島田秀平くん!」
島田君は今や、手相芸人、パワースポット情報、首都神話などでお馴染の売れっ子芸人。
彼が繰り出す話題の面白さで各メディアで引っ張りだこなのでありますが、
実は井門、島田くんとは同い年で仲良し。
かくして島田くんに2013年の新開運スポットを教えて貰い、
YAJIKITA一行でその場所を巡ることとなったのです。
ごめんね島田くん、井門が取材に行けなくて…。 |
今回YAJIKITAで巡るのは4つのスポット!
井の頭公園のお茶の水、
神谷町の愛宕神社、
等々力渓谷、
そして浅草の今戸神社。
その旅の起点は私が毎年必ずお参りに訪れる「大宮八幡宮」。
こちらは杉並区永福町にある都内でも有数の八幡様だ。
井門「(永福町駅に着いて)この町はね、僕が東京で初めて住んだ町なんだ。
駅自体は凄く変わったけど、駅前の風景はあまり変わらないなぁ。」
親分「僕も高校生の頃、この町に通った時期があったなぁ。
駅はこんなにお洒落じゃなかった。ただの小屋だったよ!」
ゴルッチ「それぞれの町に物語がありますね。」
そうなのだ。
この町に関して思い出話を語り始めたらきりが無い。
今日は開運巡りの旅であって、井門の上京物語では無いのであります。
駅から歩く事15分程度。
大きな大きな鳥居が僕らを出迎えてくれた。
『大宮八幡宮』
この神社で子供の初宮参りもした井門P。
今年初の都内ロケ、意気揚々とスタートです!
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まずは井の頭公園内にある「お茶の水」。
井の頭公園は吉祥寺にある都内でも有名な公園。
前田太尊と葛西が対決した、あの有名な公園です(ろくでなしブルース過ぎる情報)
ではこの公園内にどんな開運スポットがあるのか!?
それが家康が鷹狩の際に喉を潤した「お茶の水」なんです。
公園の奥まった場所にあるので(一応柵や看板は立ててあります)、
ここを散歩する地元の方はいざ知らず、
たまたま井の頭公園を訪れた方はちょっと見つけにくいのかなぁ…、と。
でもひっそりとしているからこそ、
何か得体の知れない不思議な力を感じる。
井門「なんか、空気が凛としてません?」
親分「確かに…ちょっと澄んでる感じがするね。」
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水が溢れている場所って、
綺麗な力が後から後から湧いてくる気がする。
今は地下からポンプでくみ上げているらしいのですが、
それでも見ているだけで何かを感じる(個人差はあります)。
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ゴルッチ「押せば命の泉湧く…って事ですか。」
井門「よっ!ジェットゴルッチ!」(←古い…)
親分「もう良いから、いせや行こうよぉ。」
*【いせや】とは吉祥寺における飲み屋の聖地である。
⇒類義語:山家など
後ろ髪引かれる思いで吉祥寺を後にした我々は、
続いて神谷町の愛宕神社へ!
都心のど真ん中にあるこちらの神社。
見上げれば高層ビルや東京タワーに囲まれた「THE 東京」な神社である。
とは言えこちらの歴史は古く、徳川幕府が誕生した1603年に創建。
家康公が江戸の防火鎮守として創建したのが、その始まりとされている。
そしてこの神社の凄い所はその石段だ。
井門「参道入り口に“出世の石段”って書かれていますけど…凄い急坂ですね。」
親分「ここにはある物語があるんだけど、
それはこちらの権禰宜に聞いてみるとして。
さっ、井門君、登ろう!!」
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石段の幅自体は広いのだが、なんと言ってもその急な事この上ない。
真ん中に鎖の手すり(?)が付いた石段を登るのは、小豆島の八十八か所以来だ!
上まで登ると見下ろす景色の凄いこと凄いこと。
権禰宜の松岡里枝さんにお話しを伺った。
井門「この石段、凄いですよね(ぜいぜい言いながら)」
松岡「ここは元々、愛宕山の頂上になりますからね。
皆さんはちょっとした登山をしたようなものなんですよ(笑)
標高は26メートル、23区内では(自然の地形では)一番高い山になります。」
井門「出世の石段の名前の由来は何なんですか?」
松岡「はい、3代将軍家光の時代のお話です。
この石段の頂上に見事な梅が咲いてましてね。
家光公が“誰ぞ、石段を馬で駆け上がり、あの梅を手折って持って参れ”と命じた。
ところが家臣にそれをやれる人材はいなかったんです。
こんな急な石段を誰が馬で登れるものかと。」
井門「はいはい、僕ら自分の足で登っただけでもヒイヒイですもん。」
松岡「そんな中、四国丸亀藩士の曲垣平九郎という方がすっと出てきて、
馬でこの石段を見事に登っていった。
梅を手折ると、また馬で下りて家光公にその梅を渡したのです。」
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家光公は曲垣平九郎の馬術を大いに褒め、
日本一の馬術の名人なんて評したという。
それまで全く無名の士だった曲垣の名はあっと言う間に諸侯に知れ渡る事となる。
よってこの石段を“出世の石段”と呼ぶ様になったのだとか。
松岡「そう言えば、ここは日本初のラジオ放送がされた山です。
やっぱり皆さん、呼ばれてここに来ているんですよ。」
そうなのだ。
企画はきっと何かしらに導かれて成っているものなのだ(そうなのか!?)
こうして松岡さんに背中を押された我々は、
出世の石段とは逆のなだらかな方から下りていったとさ…。
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続いては等々力渓谷。
ではどこが開運スポットなのか、というと…全体がなのだ!
等々力渓谷は23区内唯一の渓谷であり、都の名勝にも指定されている。
渓谷って言ったら大自然の中を渓流下りとかね、そんなのをイメージされるかもですけど、
いや、等々力渓谷も都内にあるとは思えないほど、ちゃんと渓谷(笑)
ゴルッチ「ちょっと凄いですね。」
井門「何だか植物の生え方が原始だねぇ…。」
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幅5mくらいだろうか。谷沢川を眺めながら、およそ1kmの道のりを進んでいくのだが、
その途中に不思議なポイントが沢山あるのが等々力渓谷。
まずは等々力渓谷横穴古墳!!
どうやら奈良時代のものらしい。
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更に稚児大師堂!!
あの空海上人の子供の頃の姿(坐像)である。
取り敢えず息子の頭がよくなります様にとお参りしてきました(笑)
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そして稲荷堂、不動の滝!!
ここは何だかとても不思議な空気だったなぁ。
寺山修司の世界に飛び込んだ様な…。
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その上に伸びる、急な階段を登ると等々力不動尊!!
えっと、ここではお線香の煙を浴びて…。
喉が丈夫になりますように、頭がよくなってキレキレのコメントが言えますように…。
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そして不動尊を下っていくと弁天堂!!
なんせ弁天様は芸事の神様でもありますから、
我々にとっては縁の深い神様です。しっかりと頭を垂れてお参り。
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最後は下町、浅草。言問橋の近くである。
浅草駅から歩いて15分くらい、すぐ傍には東京スカイツリー。
井門「こんなに傍にあると、やっぱり巨大だよなぁ…。」
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親分「ソバと言えば、そこに蕎麦屋があるから入りましょうか。」
YAJIKITA一行、開運が長~~く続く様に、お蕎麦休憩。
言問橋の近くまで来たのには勿論訳がありまして。
この近くに今戸神社があるからなのです。
今戸神社は島田くんも少し前から開運スポットとして紹介していまして、
取材を行った日もかなりの女性の姿が目立ったりしました。
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そうです!何を隠そう(何も隠さない)、今戸神社は縁結びに御利益があるとか。
もうね、なんせ「招き猫発祥の地」と言われてますから、
恋もコイコイなわけです。
ウェルカム、ビッグ・ラヴ!!なわけです。
こちら宮司の奥様である市野さんにお話しをお伺いしたのだが、
毎年相当数の方がお参りに来られるとか…。
市野「招き猫発祥なので、絵馬も円形で招き猫の絵が描かれているでしょう?
“縁”と“円”をかけていて、ここに願い事をすると成就するんですよ。」
井門「とにかく凄い数の絵馬がかけられてますもんね!」
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井門「市野さんと話したいって方も多いみたいですね。」
市野「えぇ、私も人が好きなので。」
ゴルッチ「この人、ある雑誌のランキングで好きなDJランキング1位になったんですよ。」
市野「やっぱり!あなたオーラがあるわよ。目力も凄いし。」
何だろう…開運スポットなんだけど、
市野さんの言葉で上機嫌になった単細胞DJがここに…。
今戸神社には沢山の招き猫がいて、確かに福が集まっている様な気がしました。
その福にあやかる様に縁結びのお参りをする女性達。
我々もしっかりリスナーさんの良縁を祈願してきましたからね。
市野さん、ありがとうございました |
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井門「しかし今回の旅は都内を縦横無尽に駆け巡ってる感じですね。」
親分「多分普通はこんな巡り方しないと思うよ。
でもこれだけ開運祈願をすれば、YAJIKITAも…へへへ。」
さぁ、どうだ!!
等々力渓谷を満喫(満喫言うな)したぞ!
YAJIKITA的開運巡りの旅、これにて終了~!
ふとスタッフの顔を見渡すと、何かしら福々しさを感じた…ような気がしないこともなかった。
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開運巡りの旅。
皆さんにも福が来る事をお祈りしつつ、我々も沢山パワーを貰ってきました。
でもね、神様へのお参りの仕方も大切なんだって痛感。
だってこの取材の日に行われた京都金杯、中山金杯が完敗だったもの(上手い…くはない)
これはきっと行く先々の神様に「どうか金杯当たりますように!」ってお願いしていたから。
基本的に神様には願い事をしちゃいけないのですよね。(時と場合によりますけど)
「○○が出来る様に、見守っていて下さい。」これが多分、正解なんじゃないかなぁ。
という事は僕のお参りの場合、「良い予想が出来る様に、見守っていて下さい!」とか、
「ヒラメキが降りてくるように、見守っていて下さい!」とか…。
いやいや、やっぱりむき出しの我欲は神様も聞きいれてくれないんです(笑)
年の初めから謙虚になる事をしっかり学びました。
2013年は謙虚に!
YAJIKITA ON THE ROADを今年も引き続き、宜しくお願い致します!
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