海の恵み満載の沼津で深海魚と海の幸を巡る|旅人:吉木由美
2013-03-21
YAJIKITA ON THE ROAD~耳で感じる旅番組~初めまして、吉木由美です。
|
「食べる事」「飲むこと」「思いっきり遊ぶこと」が大好きな私にとって、最もテンションが上がるもの!!
それが“旅”。これから運動会が始まる小学生のように、ワクワクしながら沼津の旅はスタートしました。
東京駅から新幹線で約1時間。
おしゃべりしている間に、三島駅に到着。あっという間ですね…
三島駅からレンタカーに乗り、まず向かったのは
「沼津魚市場 INO」
|
こちらは、セリ場などを取り入れた市場機能に、
一般の方はもちろん幼稚園、小中学校などの社会科見学などにも利用されている見学通路。
展望デッキや食事など観光要素を合築させた複合施設で全国にも類がないそうです。
ちなみに、INO(イーノ)とは、ギリシャ神話に登場する海の女神を意味するそうで、
航海する男たちを見守ってきた「女神」ということですね。
素敵な名称ですね…
|
続いては、沼津魚市場INOさんから歩いてすぐの場所にある「沼津みなと新鮮館」へやってきました。
こちらは、沼津近郊の有名店が勢ぞろいしている沼津ならではのマーケットモール。
海産物を始め地場のお茶や野菜など、新鮮素材を使ったお寿司やレストランまで、楽しさ色々、おいしさ色々の新観光スポットです。
|
館内に入るや否や耳に入ってきたのは一気にテンションを上げてくれる楽しげな曲♪
実はこの曲は、案内してくださった飯田さんが作られたオリジナルソング。
沼津みなと新鮮館13店舗のテナントの思いと、沼津港のみんなの熱い思いを曲にしたんだそうです。
とても気さくな飯田さんは私たちの為にその場で歌まで披露して下さいました。本当にありがとうございました。
|
そして沼津みなと新鮮館内にある食堂&干物販売店の「あじや」さんの味も忘れられませんでした。
|
10種類もの駿河湾の新鮮な海の幸が盛り付けされた海鮮丼は、ボリューム満点でとってもおいしかったです!
|
続いては、沼津大型展望水門「びゅうお」にやってきました。
静岡県が津波対策として建設した日本最大級の水門。地上30メートルの高さを活かした展望施設があり、駿河湾、千本松原、そして雄大な富士山を360度の大パノラマで見る事ができます。
夜間はライトアップもされるそうなんですが、私も見たかったなぁ…
そして次に訪れたのが、「沼津市歴史民俗資料館」。
こちらは、沼津市の海岸線沿いの沼津御用邸記念公園内に位置していて、思わず時の流れが止まってしまったのかと思うくらいとっても静かな雰囲気のたたずまい。
展示されている用具などを見ていると、今、私たちの生活は便利になりました。
が、それ以前、私たちの生活を支えた多くのものは木や竹などの自然の素材を使って手作りされ、その一つ一つに、日々の営みの中で培われた人々の知恵と工夫が込められていたんだとつくづく実感させられました。
|
そして、平成23年12月におーぷんした「沼津港深海水族館」へ。
生きた化石とも言われるシーラカンスを展示している希少な水族館。また、最深2500mと日本一深い湾に住んでいる生き物を始め、世界中からのユニークな深海生物が紹介されています。光の届かない深海には、どんな生物がいるのか、実はほとんど分かっていないそうです。そんな深海の魅力にワクワクさせられる発見が沢山ありました。
|
ワクワクと言えば、この日最後に訪れたこちらも凄かったですね。お食事処「かにや」さん。
こちらでは、駿河湾を代表する、世界最大の甲殻類「高足ガ二」を頂いちゃいました。何の知識もない私は『「コウソクガ二」って、足が速いからですか?』とスタッフさんに尋ねると『えっ!?「タカアシガ二」って言うんだよ』と私のおバカさに驚きながらも教えてくれました。
この高足ガ二、大きいものだと3m以上あり、その生態はほとんど解明されていないようで、活かしておくのも大変難しいカ二なんだそうです。
|
さてさて早速頂くことに…「う゛―――オイシイ―!」
|
一口入れた途端思わず涙が!あまりの美味しさに、かなりの衝撃でした。こんなにおいしいカ二なのに、メジャーになれないのは、調理をするのが、本当に難しいからだとか。というのも、高足ガには、水から上げて放っておくと、どんどん身が溶けてなくなってしまうそうなんです。しかも、おいしく調理するには、熟練の技術が必要だという事です。高足ガ二に興味をもたれた方は、是非お食事処かにやさんへお越しくださいませ!損はさせませんよ(笑)
新YAJIKITAレポートを担当しました私でしたが、こんなに楽しんでいいのかという程一人ではしゃぎまくっていた沼津の旅いかがだったでしょうか?
沼津の雄大な自然が、私をこんなにものびやかにさせてしまったのでしょうか…(笑)ここまでのお相手は吉木由美でした。それでは。