ゴールデンウィーク特別企画!都内激辛メシ探訪第三弾!!!<その1>|旅人:棚橋麻衣
2013-05-02
伝統のある企画の旅人を、棚橋でお願いしました。
知りたい?知りたいよね?
2012年6月22日の旅日記に、全ての答えがあるよ。
ふはははは。
いもんP
↑
私のもとに届いた、ある日のメール。
すぐに分かった。
(アレだ…!絶対アレ!)
私、これまでも旅人をつとめており、旅日記をちょこちょこみているので、
確認せずともそれくらいの勘は働く。
メールは続く。
↓
第三回目は棚橋に任せてみます。
頑張れ、棚橋!!
携帯画面の向こう側にいる井門Pは、
後輩を育てようとする優しい旅人であり、
番組を盛り上げるべく奮闘するプロデューサーであり、
何より、この企画を大事に育て上げ、これまでひたすらに走ってきたアツい男だった。
(…先輩から、Pから、アツい男からもらったバトンを、絶対に落としてはいけない…)
嬉しい気持ちと緊張の気持ちが交互に混ざりながら、
ここまで井門Pが作ってくれた伝説を受け継ぐ覚悟で、PCで開いた。
2012年6月22日の旅日記…
そこには…
ヴェッホ、エッホ、エッッホォオォォ!!!!×5
うギャ―――!!!!!! 辛い!痛ぇっ!!!!!!!
エッッホォオォォ!!!!
ブォッフォ、ブォッホ!!!!
フェェェッッホッッ!!!!
※全て、原文のまま抜粋
なんとも情けない雄叫びの数々。
加えて、
結論:“辛(から)い”と“辛(つら)い”は紙一重。
※こちらも、原文のまま抜粋
…かなり…偉そうなことを書いている…ほぼムセているくせして…
しかも最後の一文には、
良いね?もう第3弾は絶対にやらないぜ!!
との堅い誓いまで!!!!!!
ここで、私は初めて分かったのだ。
(……逃げたんだ…アイツ…)
こうして、あの伝説の企画が帰ってきた。
《GW特別企画 都内激辛飯探訪第三弾!!!!》
パンパカパーン!!!!イエイイエイ!!!
改めまして、新激辛探訪の旅人になりました棚橋麻衣です。
イエイイエーーイ!!!!!
|
第一弾、第二弾は、井門Pが旅人でお送りしてきましたが、
今回は、「志向を変えて」お送りしていきます。
……(-_-)
志向を変える?…上手いこと言ったもんだ。
[良いね?もう第3弾は絶対にやらないぜ!!]
この一文から読み取れる、明らかな逃げ腰感。
それでいて、女性目線を加えるなんて、モノは言い様ですな、井門P!!
はは~ん。
こんなんだから、いつしか草食男子が増えてきて、
私の周りの体育大出身肉食系女子が結婚できずに余っちゃって、
日本はどんどん少子化になっていくんだわ!!
よっしゃ、やってやろうじゃないの!やってやろうじゃないの!!
ぶっちゃけ、私…
いける気がします!!いけちゃう気がします!!
どどーんと、かかってこいやーーーーー!!!
|
※当たり前ですが、この日記を書いている今、既に旅は終わっているわけで…
自分自身がどうなっていくのかも知っているわけで…この企画の恐ろしさを知るわけで…すが、
冒頭は当日朝の強気なテンションで…いかせてください。
さて、旅を始める前に、おなじみのこの方をお迎え。
激辛マニアの鈴木浩二さん!!
|
見た目は、醤油顔のスマートな男性。
ビシッとスーツを着こなし、口調も柔らか。
本当に、激辛好きなんだろうか??と疑ってしまうほどの優しい眼差しに、
さらに強気になる私。
棚「私、いけちゃう気がするんですけど!」
鈴「前半は大丈夫でしょう!後半は…お楽しみに!」
目つきが変わりつつも、その口調は一切変わらず。
正直、ここで少しビビりましたが、…いやいやいやいや!病は気から!激辛も気から!!
鈴木さん曰く、辛味はグルメなんだとか。ものを美味しく食べるためには、欠かせない要素ということで、
うんうん、今日は、ソレを思い切り楽しもう。
…というわけで、
棚橋麻衣、激辛の旅、スタート!!!!!!!!
気合い十分でまずは1軒目、旗の台南口駅からすぐのイタリアン
『ピッツァ リディア 旗の台店』
|
ナポリピッツァをカジュアルに!というコンセプトで、2010年にオープンした、
ウッド調のお洒落なお店。
|
店内に入ると、ちょうどピッツァが焼けたのか、ほんのりチーズのええ香り。
ずら~っと並ぶワインボトルが、「激辛」と相反する雰囲気を醸し出している。
ドコニ?ゲキカラガ?
一先ず、『ピッツァ リディア』の神林さんにお話を聞く。
|
「デリバリーサービスも行っているので、そこを利用すれば《美味しいピザ屋さん》、
お店に食べにくれば《ピザの豊富なイタリアンレストラン》になります。」
大好きーそういうのー。
なんせ私、ワイン大好きなもんですからね。
女友達を何人か誘って、ワイワイつまみながらワインをね~…って、
ちょちょちょちょ!!
忘れてた!今回のテーマ、激辛でしょ?
「デリバリー限定のメニューで、《ピッカンテ》というピザを用意しました。」
|
なんとも可愛らしい響きだけど、イタリア語で辛いという意味なんだとか。
唐辛子料理の有名なイタリアの地方があって、そこの唐辛子を使ったサラミと
モッツァレラチーズは相性ばっちり!ということで、
ん~なんだかワクワク!
あれ?鈴木さん、何か言いたそう…
鈴「辛さに加えて、食感を楽しんでください。ここはまだ、序の口ですから。」
ふーんだ、そんな脅しには乗りませんよー。
店長、とびきり辛いピッカンテを1つ!お願いします!!
そう注文し、待つこと数分後…
お待たせしましたーとテーブルに届いたピッカンテ。
薄めの生地に思いっきり広げられた大きなサラミと、真っ白なモッツァレラチーズが
いい香り~
ただ…全く辛そうには見えないんですけど…
「そうなんですね~ところが…」
と神林さん。
かと思ったら、
「ここにのっている唐辛子、イタリアで一番辛いんですよね~」
と、鈴木さんコメントカットイン!
オ~オ~オ~オ~鈴木さん!!ノってきている!明らかにテンション上がっている!!
よっしゃ、私もいっちゃうよ!
激辛探訪一口目、いっちゃうよ!
イタダキマース!!!
|
ん…?
んん~…
ん?!?!?!
あっ…
|
辛い!!!!!
あ″ーーー辛い!!!!!!
|
サラミを噛めば噛むほどに、その旨味と一緒に出てくる、この辛味。
舌の上がジュワァァァァと熱くなってくるのが分かる。
でも…
美味しい~♪♪♪
その辛さを包み込むかのように、チーズのコクが口の中に広がる。
おいしーおいしーおいしーおいしーおいしー!!
こう喜ぶ私の前で、店長、
「では…さらに…」
と出してきたのは、秘密兵器・謎の怪しい濁った液体。
オリーブオイルなんだろうけど、器の下に、いかにも「俺たち辛いデース♪」
と主張しているヤツらが沈んでるよ!?!?!?
その名も、ピッカンテオイル!
日本語にしたら、辛いオイル!そのままやんけー
|
鈴木さんですら、ここまで濁っているオイルは初めて見たとの驚き。
そんなオイルを、ドバっとかけて食べろ、という鈴木さん。
ちょっとーちょっとー!!
オープニングのときと目つきが違い過ぎでしょ!!
んーーーーー思い切って、棚橋、いきまーす!!!
アグっ
モグモグ…
…
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!きたぁぁぁぁ!!
でも、美味しい★★★
|
オイルをかけることによって、辛さと同時にまろやかさも増すんです。
これね…お酒すすむよ。
あっ、そうそう!
この激辛探訪、一緒にロケをするスタッフも、旅人とともに激辛を体感し、
そのリアクションを放送するのも名物の一つ。
今回は、偉大なる井門Pのお陰で「女性目線」での激辛の旅ですから、
女性作家の池田さんにも早速、辛ーいリアクションをとって頂きましょう。
お願いします、どーぞ。
「あ″あ″あ″あーーーーーー
おいじいーーげどがらいーーーーー」
実は池田さん…辛いのが大の苦手なんだとか。
それなのに、女性目線というだけで作家になってしまい、可哀想に…。
井門Pと一緒に、ミラクル吉武も逃げたせいだよ!きっと!
声はまだしも、顔は…放送コードギリギリかもねwww
大爆笑しながら、1軒目を後にします。
それにしてもさ、こんなもんなんですか?激辛探訪!
全然余裕なんですけどぉ~
もっと言っちゃうと…こんなんじゃ、面白くないんですけどぉ~
「いやー、前回がヤバすぎましたからねー。今回は、次からがスタートです。」
と、電車に乗りながら鈴木さんと会話。
辛いものには慣れろ!との、心強いようで適当さも感じるアドバイスを頂く。ありがとうございます。
そんなこんなで、新橋駅に到着し、そこから歩いて向かった2軒目は、
『味覚』という中華料理屋さん。
|
THE☆新橋!といった雰囲気が漂うが、ランチタイムには長蛇の列が出来るほどの盛況ぶりで、女性ファンも多い実力派のお店。
決して広いとは言えない店内だけど、個人的に激辛と立ち向かいたい無言のファイターにはちょうどいい。
そんな数々の戦いを見届けてきた『味覚』の張本さんにお話を聞いた。
「週に2~3回、一番辛いものを食べていく常連の女性客がたくさんいるよ~。」
えええ!?マジですか???
ご飯は少なめで~と注文する方が多いそうで、
私はそのお話を聞いて、初めは、
(やはり世の女性は、みんな体型に気を使っているんだなー…)
と思っていた。
でもよ~く考えたら…
…違うよね??
辛いもの食べたときって、口の中を鎮めるためにご飯に逃げるじゃん?
それが必要ない…ってことだよね!?
それなしでも、激辛に耐えられる人たちが舌鼓を打つお店ってことよね!?
|
おっと…おっと…おっとどうした、棚橋?
少しビクビクしているのか?
いやいやいやいや、まだ早い。ここの激辛メニューを聞いてからにしよう!
鈴木さん、何のメニューいきましょうか?
「頂点石焼麻婆豆腐です。」
|
…頂点?…何を、どの角度から、どう見たときの頂点なんすか、ソレ…
張本さんのお気遣いで、普通の辛さのものと、激辛を出して頂けることになった。
チラリと厨房を覗くと…
ひぃぃぃぃぃ!!
石焼の中に、なんか、すごい、へんな色の、すごい、へんな粉が、大量に入ったよー!!
完全にビビる私の前に、あっと言う間に完成した熱々の麻婆豆腐が到着。
こっちの右が通常のもので、こっちの左が激辛の…ウゲッホッホッホ!!!!匂いが辛い!!
とりあえず、ひとまずはこの激辛の方は鈴木さんの方に寄せて…
私は、美味しそうな通常の方から頂きましょうかね~。
石鍋の中で揺れる豆腐をすくって一口。
アグっ…
うわーーーー美味しいーーー!!!!
肉の旨味と適度なスパイスが、お豆腐によく絡む。
さて…さて…この…左側の…いきます?…いかなきゃ…だめですよね?
|
石鍋の中は、真っ赤というか真っ黒。
たっぷりとラー油が浮いて、熱さも倍増。
怖い!頂きます!怖い!!!
…
ぐあ″ーーー!!!(ガシャーンとスプーンを投げ出す音)
がら″ーーーーーい″!!!!
ムリムリムリムリムリ!!!!
私の舌の上に一気に走った電流。その瞬間、口全体が言うことを聞かなくなり、
全くしゃべれない状況に陥る。
たぶん…大量に入れられた山椒や唐辛子の仕業!!!
「味は、先ほどのと同じです。」
と笑顔の張本さん。
一つ言っていい?
全然違うから!!全然違うから!!!!
鈴木さんは、じっとり汗をかきながら、
「はー、これは5倍以上に感じますねー」
と戦闘モード。
そんな鈴木さんを見て嬉しくなったのか、張本さん、
「お兄さん、これもっと辛いの!裏メニュー!!」
|
と、さらに強烈な麻婆豆腐を出してきた。
グツグツグツグツ…
さっきよりも、より怪しい煙を出して、ひどく煮立っている…いや、苛立っている…
…地獄だ…地獄絵図だ!石鍋の中に閻魔様いるよー!絶対!
鈴木さんも、この石鍋地獄に驚いた様子。
ただ、厨房の中の、あの笑顔の素敵なご主人が、
鈴木さんのために作ったスペシャルメニューだから…ね。
食べないわけにいかないでしょ!!!
|
というわけで、食べてもらいましょう!!
男・鈴木浩二、実食!!!
|
「あ~」
最初に少し情けない声が出て、そのまま地獄へ堕ちちゃうのかな、と思いきや…
「美味しい!イケる!!」
男・鈴木浩二かっけーーーーーーーーー!!!!
煙になびく髪の毛、汗がキラリと光る額と鼻頭、戦いを挑み続ける強い視線、そして、
動かすことをやめないその右手!!!
さすがです!!!
|
さぁさぁ、これに続いて、ヤジキタスタッフ男性陣もいきなさいよ~
へへへ。
さっきから私のこと見て笑ってばっかりだけど、明日は我が身よー。覚悟しな!
まずは、カメラマンてつやくん。
今回のメンバーで唯一、激辛の旅経験者。
鈴木スペシャルを一口いくと…
「……」
ん?どした?
「…シー…辛いッす…でも…大丈夫です。」
|
えーーーーー?????
もっと悶えてよーーーーー!!!
じゃぁ、ディレクター佐々木氏!
「あ~…いけます。」
|
うそうそーーーーーー!?!?!?!?!?
つまんないーーーー!!!!
ってか、私が弱いみたいじゃんかー!!
辛いよ、辛いよ、頂点激辛麻婆豆腐超~辛いよ!!
食べたことのある皆さんの感想、求ム!!!!
結局、出された麻婆豆腐とご飯を全て平らげたるヤジキタ一行。
お店を出ると、当日8℃だった新橋の冷たい空気が気持ちいい。
全身が確実に燃えているからだろう。
いや、私の内臓はかなりびっくりしている。
大量に摂取した山椒や唐辛子が、私の食道から胃の間でフェスを始めている。
「…コンビニ…寄りましょうか…」
近くのコンビ二で、飲むヨーグルト休憩。
いつも飲み慣れているはずのヨーグルトなのに、なんだろ~
この甘さ、まろやかさ、コク。
私、今なら、秀逸な飲むヨーグルトレポートできるよ!!ってくらい、
最高に美味しい1本だった。
さて、ここまでが前半戦。
今のところ、1勝1敗。
よし、次はイケる!確実に攻略できる!
だって、だって、鈴木さん、次は新宿三丁目に移動し、私の大好きな…
あの料理ですよね~
到着したのは、本日の3軒目『タイ国料理 ゲウチャイ 新宿店』
|
やったやったやったー!
私、タイ料理、大好きーーーー!!!!
週に1~2日は絶対食べにいくし、申し訳ないっすが、その手の辛さには
慣れてますから。
しかも、こちらゲウチャイは、もともと新宿駅のルミネ2に入っていた人気店だったんだとか。
ん?んんん?
鈴木さん、そこ私、よく行ってました!!!!!!そこのメニュー、
いろいろ食べてました!!!!
確実に勝利を確信した私ですが、あまり露骨に喜ぶとさ、
企画として面白くなくなっちゃうでしょ??
そこは出来る子・棚橋ですから、まずはお店の方にインタビューしまひょ。
店長のタナソーンさんによると、タイラーメンが人気とのこと。
特にランチは、いろんなセットも充実しているので、そりゃ女性に人気のはずだわ。
さてさて、数あるメニューの中でも、鈴木さん、タイ料理といったらアレですよね!
鈴「トクヤムクン、お願いします!」
ふっふっふ~好きだよ好きだよ、トクヤムクン~
へっへっへ~どこからでもかかってらっしゃいな~
鈴「まぁ、あまりこの店も辛くないですから、箸休めと思って食べてください。」
大丈夫で~す!
運ばれてきたのは、2種類のトムヤムクン。
一つはスープ、もう一つにはビーフンが入っていて、スープの辛さも普通のと激辛のもの。
|
パクチーのいい香りが食欲をそそる。
いっただきまーす♪
はぁぁぁぁぁ~おいひい~~~~
この辛くて酸っぱい感じ、いくらでもすすむわ~
激辛の方も頂くと…
んんんんんん~~~~さっきよりも唐辛子がピリっと
効いていて、さいこうぅぅぅぅ~~~~
完全勝利の棚橋でした!!!
…が…。
ひとしきり収録も終えて、ホッと一息していると、
店長のタナソーンさんがサービスでもう1品出してきてくれた。
「よかったらどうぞ~」とテーブルに置かれたのは、パパイヤサラダ。
|
私、これも大好きー
あのぴりっとした辛さを味わいつつ、パパイヤの食感も楽しいヘルシーなサラダ…
…
…のはずだった…
…美味しく食べるはずだった…
棚「いっただきまーす♪アグっ。ん~ん~♪ん~ん…ん??」
ん?
んん??
|
ぎゃーーーーーーー
イタタタタタタ!!!!!!!!!!!
いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!(号泣)
|
鈴「あー、唐辛子、かじりましたかね~」
佐「種が落ちてたのかもしれないですね~」
タナ「あー、たぶんそう。アハハハ」
一同「アハハハハーーーーーーー」
|
うひょーちょっとまっれよーわらひだいじょうぶらったはずなのにひぃ~(号泣)
※訳:うそーちょっと待ってよ 私大丈夫だったはずなのに~
|
どうやら、ここの料理で使用されている唐辛子は、
タイでも一番辛い唐辛子「ピッキーヌ」なんだとか。
頭がチクチクする
目がシパシパする
舌がビリビリする
呼吸が浅くなってきた
朦朧とする意識の中、確認できたのは、
私のひたすらに汚い顔を必死に撮り続けるカメラマン・てつやくん、
しめしめ、こうでなきゃ!と爆笑するD・佐々木氏、
あらあら~やっちゃった~とお茶目な店長・タナーソンさん、
そして、
「やっぱりこの店は、辛いですねー」と、初めと全く違うことを、あたり前のように呟く鈴木さん。
|
この激辛企画、そしてこの激辛チャンピオン…
油断できねー!!!!!