秋田美人の秘密を探る旅~乳頭温泉・角館編~|旅人:吉木由美

2013-05-23

 

YAJIKITA ON THE ROADリポーターの吉木由美です。
あなたは「美人」には興味がありますか??美人になりたい方…、美人にはめっぽう弱い方…
必聴です~。

 

今回のYAJIKITAは、日本三大美人のひとつ秋田美人へ会う為に、いやいや秋田美人の秘密を
探るために、やってきましたよ~あ・き・た。
テーマなんですが、こちら「秋田美人の秘密を探る旅~乳頭温泉・角館」。

 

 

 



 

 

 

東京からスーパーこまちに乗り、約3時間。初めての秋田の旅に興奮していたからか、
ノンストップでおしゃべりをしていた私…
私のおしゃべりのせいで睡眠を妨げられてしまった皆様、この場をお借りしてお詫び申し上げます_(._.)_

 

まずは、永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝えられる、伝説の美少女たつこ姫へご挨拶に…
水深423.4メートルと日本一を誇る田沢Lake…いやいや、田沢湖の岸近くにありますキラキラと光り輝くブロンズ像。。
澄んだ青い湖水を背にして清楚に、そして可憐な美しさで出迎えてくれました。

 

 

 



 

 

 

…が…が…なんなのでしょう、このコバエたちの大群は…。福岡のよそ者はたつこ様に近づくな…と言わんばかりに、私は手荒い歓迎を受けちゃいました…

 

 

「秋田美人」の事は「秋田美人」に…という事で、ガーデンカフェ・デリカテッセンKimotoさんへ。
真夏に咲くヒマワリのような素敵な笑顔で出迎えてれくれたのは「秋田美人100人隊」の代表、木元千恵子さんと隊員、佐々木晃子さん。
どこか日本人ばなれしているクッキリとした目鼻立ちに、真っ白できめ細やかなお肌のお二人は、秋田美人そのもの。「ハハぁ~、参りました…」の一言でした。

 

 

 

 

 

 

この「秋田美人100人隊」は、旅費の自己負担などがあるため、選抜ではなく応募したほぼ全員が隊員となるそうですが、70歳代の秋田美人もいらっしゃるとの事。
一人でも多くの方に、秋田を好きになってもらいたい、そして、秋田に遊びに来て頂きたい…そのためのかけ橋に私たちが慣れれば…と、木元さんはおっしゃってました。

 

 

とてもきさくなお二人と話をしていると、ついつい取材…を忘れ、いつの間にか「女子会」スタート!!!
ここだけで今回のYAJIKITAの旅は完結してしまうのでは~と思ってしまう程、話しこんでしまいました~
代表の木元さんの魅力に心を奪われた私は、帰り際、あまりにも名残惜しく、木元さんに熱い抱擁をしていただきました。一生、忘れません…(^^♪

 

 

 


木元千恵子さんと佐々木晃子さん。


木元さんのお母さんも秋田美人っ!

 

 

 

続いては、仙北平野の北部に位置する城下町、「角館」へ。
山々に囲まれたこの町は、歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい、まさに「みちのくの小京都」。

 

 

 


あいにくの雨模様の東北の小京都「角館」

 

 

 

「角館散策スタート」…ですが…「腹が減っては、散策はできぬ…」という事で、先ほどの「秋田美人100人隊」の佐々木晃子さんが若女将をしているお食事処「源八」さんへ。
しっとりもちもちの稲庭うどんの美味しさは、ん~もう~か・く・べ・つ。。。さすが、日本三大うどんのひとつですね。稲庭うどんを食べているから、秋田美人のもち肌なのかも…

 

 

 



 

 

さあ、気を取り直して、散策スタート!!! 案内をして下さったのは、「かくのだて歴史案内人」畠山聖子さん。
例年に比べ、桜の開花が一週間遅れたということで、武家屋敷の並ぶ道の両側に咲くしだれ桜が満開!!!
しかも、この日はパラパラと小雨が降っていて、桜の花びらが一輪一輪しとやかな表情でとても風情がありました~

 

 

 

 

 

 

このしだれ桜は京都から移植したものといわれていて、ほとんどが京都・祇園のしだれ桜と同種。町内には約400本あって、そのうち162本が国の天然記念物に指定
されているんですよ…と、畠山さんが教えて下さいました。

 

広い通りに塀が連なっていて、江戸時代末期寺の屋敷割や主屋・門・倉の屋敷構え、枡型など
武家町の特性がそのまま残っていました。
小京都角館は、武家屋敷通りのクラシックな町並みがとても美しかったです。

 

 

 

 

 

 


秋田名物「ババヘラアイス」もしっかり食べました。

 

 

 

秋田へ来たなら、ここへお邪魔しなくては…、という事で、乳頭温泉郷の「鶴の湯」へ。
鶴の湯温泉は乳頭山(1478m)の麓の乳頭温泉郷の八軒のうちの一軒で、その中でも最も古くからある温泉宿。
到着すると、少し黒ずんだ茅葺の木造の建物が建ち並んでいて、時代が江戸から止まっているような風景がありました。


ふと眼を閉じると、江戸時代にタイムスリップ出来ちゃうんじゃないかと思って、何度かやってみましたが…あ、はい。当たり前ですが、できませんでした(笑)

 

 

 

 

 

 

 

まずはお部屋へ。これといって何があるというわけでは無い6畳の和室。ですが、すごく落ち着くんです。テレビもない、時計すら置いてない、何も無いことがこんなに特別に感じるなんて…
日頃、時間に追われた生活の中では感じられない、素敵な空間を感じる事が出来ました。

 

早速、浴衣に着替え、いざ温泉へ…。
半径50m以内に泉質の異なる4つの源泉が湧いていて、それぞれ白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と源泉名がついています。
まず私は内湯へ。黒湯と白湯の2つがあるんですが、黒湯は名前とは違って白濁の湯。「温まりの湯」と呼ばれる熱い湯で、すぐに体がほてってきます。
一方の白湯は「冷えの湯」の別名があって、ほてった体をさましてくれるぬるい湯。真っ白な湯で、いつまでも入っていたいとろけるような浴感。

 

 

 



 

 

 

秋田美人の美しいお肌はこの温泉が関係しているのは、間違いないと実感した私は、鶴の湯のフロントチーフの鈴木さんにお話しを伺うことに。
秋田で生まれ秋田で育った鈴木さんは、秋田を出て初めて「秋田」には美人が多いんだ…と気付いたそうです。
「若い女性が綺麗というのは当たり前ですが、秋田の女性の凄いところは70、80歳のおばあちゃんでもお肌が綺麗な美人が多いんです。」と教えて下さいました。
ちなみに、鈴木さんご自身のお肌もつるつるでした。秋田は男女ともに、お肌も心も美しんですね~

 

 

 



 

 

夕食になりお部屋に行くと、お膳が並べられていて、囲炉裏端には岩魚の串、かぎには鍋がかけられています。
鍋の中身はもちろん鶴の湯名物・山の芋鍋。山芋をすりつぶして団子状にし、野菜や豚肉と一緒にいただく味噌仕立てのお鍋!!!
セリの爽やかな香りが口いっぱいに広がる最高の一品でした。
山菜中心のお料理にあきたこまちキノコあんかけなど、どれも全て美味しくて、ついついお酒が…と・と・止まらない~。たらふく頂きました。

 

 

 

 



 

 

今回の旅で一番感じたのは、秋田の人の温かさです。お話をしているだけで、心を落ち着かせてくれるような…包み込んでくれるような優しさを皆さんから感じる事が出来ました。
きっと見た目だけの「美」ではなく、心からにじみ出る「美」を知っている本物の「美人」が秋田には多くいらっしゃいました。
「美しい人」が待つ秋田へ、あなたもお出かけしてみませんか~???
YAJIKITA ON THE ROAD 旅人は、吉木由美でした。

 

 

 

 


止まりません。同行の井門Pのババヘラアイス。