登らなくても楽しい!富士周辺「音」の旅~山梨編~|旅人:中田美香

2013-10-11

 

《週末は山梨にいます。》

観光ポスターのこのお馴染みのキャッチコピー通り、実はこのところプライベートで山梨に通いつめている私・・・・・。雄大な山々と大自然に囲まれたこの土地が持つ英気を求めて、月に一度は訪れている。
だからこそ、ワタクシこのあたりは結構詳しいのだ・・・・。
な~んて自信アリアリのつもりだった。
しか~~し! 今回もやはり新しい発見の連続だった。

 

 

 



 

 

 

「登らなくても楽しい!富士周辺“音”の旅」。
先週の静岡編に続いて今回は、“山梨県側”から富士山の魅力にアプローチ!様々な“音”に今回もチューモクです!!!!!!

 

標高の高さからか、少し肌寒く、早くもモミジがほんの~り色付く河口湖から旅をスタートさせた。
サラサラサラ~~~。
川のせせらぎって癒されるなぁ。

 

 

 



 

 

 

まず目指したのは山梨県鳴沢村「ふじてんリゾート」。
サスガ「富士山を滑る」がキャッチコピーの「ふじてんリゾート」だけあって、まさに富士山麓に位置していて、標高1300メートルにある。
白銀の世界の季節以外にスキー場を訪れたことってなかったのですが、勾配のある緑の高原がダァーーーっと広がっていて、ロケーション抜群!
ココでワタクシ十数年振りにスキーを堪能しました。
ザァーザァーザァーーーーー。
かなりにぎやかな“音”がでます。
ていうか、"サマーゲレンデ"なんちゅーもんがあるんですなー。
グラススキーとはまた違って、雪の上を滑っているのとほぼ同感覚。
いや~、夏でもスキーを楽しめるだなんて、ワタクシ初めて知りましたー。
で、スキー経験はあるものの、あまりに久しぶりなので、インストラクターのオダさんにお付き合い頂きましたが・・・ワタクシ完全にへっぴり腰...。
オダさんからは「目線を上に、肩の力を抜いて!」と度重ねて注意されたものの、肩の辺りが猛烈にコッてしまいまして....(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

全身という全身にチカラが入ってしまった。
今回は取材のため二回しか滑れなかったけど、必ずリベンジするぞぉー。
オダさん、ありがとうございました!

 

 

 



 

 

 

“サマーゲレンデ”でタップリ汗をかいた後は、程近いところにある日帰り温泉「富士眺望の湯 ゆらり」へ「富士観光開発株式会社」の宮下誠一さんが案内してくださいました。

 

五右衛門風呂で“ゆら~り”。
高見風呂で“ゆら~り”。
洞窟風呂で“ゆら~り”。
ふぅ~。トロトロにとろけてしまいます・・・。

 

 

 

 

 

 

コチラ、お風呂が16種類もあるんです。
標高1000メートル。
正面にドン!とそびえ立つ富士山は、裾野までしっかり見えて、その表情はかなりのべっぴんさん!

 

さらに同じ施設内にあるお食事処「お狩場」で、山梨名物のほうとうを頂いて、やっぱり“ゆら~り”しちゃった。
囲炉裏がある鍋コース専門の個室に案内され、注文を済ませて待っていると、窓の外から“シュポ・・・・シュポ・・・・シュポ・・・・シュポ・・・・”と、なんとお部屋までミニSLがお料理を運んでくれる!えーーー!
本格的なミニSLの音。
宮下さん曰く、かなりこだわって作られたそうです。
ディレクターである“音職人”ゴルッチさんが音収録に燃えてます!!!

 

 

 

 

 

 

 

疲れを癒したあとは、富士吉田市と富士河口湖町にまたがる巨大遊園地、「富士急ハイランド」へGO!!!!

 

 

 



 

 

 

ワタクシたくさんのアトラクションがある中で「ええじゃないか」に挑戦!
いやぁー、涙ちょちょぎれました。コワカッタ!
コレ、間違いなく絶叫マシンの概念を覆されます。
だってだって、総回転数14回の世界一のコースターですよ。
上下左右あらゆる方向に回転して、足はブラブラ状態....。
乗る前には、帽子はもちろん、ネックレス、ピアス、メガネなどの小物類は全て外し、なんと! 靴まで脱ぐんです。
これだけで恐ろしさが伝わりますよね・・・????
まさに、宇宙空間に投げ出されたようなキモチ(宇宙空間がどんなだか、わからないけど)になります。

 

 

 


使用前


使用後

 

 

 

“ギャーーーーーーー”
「他のアトラクションと比較しても、みなさんの叫び声はダントツ大きいですね」
と不敵な笑みでおっしゃる渡辺藍さん。
いやぁ、スリリングにしてブリリアントな体験でした。
帰り際、屋外ステージで寛ぐ"ハイランダー"とパチリ。

 

 

かわって、『河口湖オルゴールの森美術館』を駆け足で取材。
こちらは、数々の「オルゴール」の演奏が堪能できて、河口湖を望むという、音楽と花の楽園。

 

 

学芸部の石澤潤さんに、世界最大級のオルガンである"ダンスオルガン"や、約100年前に製作された様々な自動演奏楽器の中からピアノの音色を聴かせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

優しく、重厚で、ココロが洗われる音色が響く。
今から100年も前に自動演奏楽器が存在していたということにもオドロキました。
次回は、プライベートで来るぞーーー。

 

そしてマッハで山中湖へムーブ!
目的は今回の取材のファイナル、水陸両用車「山中湖のKABA」に乗るためだ。
山中湖の森林をバスで巡り、そのままバスが山中湖へざっぶ~ん!と....。
つまり陸路用のエンジンと水路用のエンジンの両方が積まれていて、バス⇔船の両方を一度に楽しむことができるのだ!

 

 

 



 

 

 

山中湖をゆらゆら遊覧しながら、雄大な富士山を間近に眺める贅沢なひととき。森林、景色、湖、その全てに癒されるひととき。ちなみに、ガイドの稲山綾那さんは、元気いっぱいで楽しくてカワイイ!

 

 

 


ガイドの稲山綾那さん

 

 

 

30分で陸の森林ドライブと湖のクルージングと一度で二度美味しい「山中湖のKABA」は、事前予約制。
一日6本運行されています。
ガイドのお姉さんや運転手の方たちによる楽しい演出は、毎回すこ~しずつ異なるそうなので、リピーターも多いとか・・・。
山中湖へ“ざっぶ~ん”体験、激しくオススメです!!!

 

 

 

 

 

 

 

非日常の空間・・・。
今回の旅は、その連続だったなぁ。
緑にふれ、山を眺め、美味しい空気をたくさん吸って。。。自然の持つエネルギーに触れながら、愛でながら、普段体験出来ないアトラクションをた~くさん楽しむことが出来た。
なにをしても、どこにいても、そこにはいつも富士山の美しくも逞しい姿がある。
何度訪れても、やっぱり素敵な山梨・・・。
もう、週末だけではなく、いっそのこと移住したいぐらい~。
な~んて。

 

ありがとう。
なんだか、すべてのものに感謝の言葉を述べたくなるほどに。
だから、大好き、山梨!