表参道から楽しめる善光寺まいり|旅人:松本英子

2014-07-31

久々の旅人、松本英子です!!
今回は初めて「夏」に旅人としての出番がやって来ましたよーーーーー!!


場所は長野県長野市。長野は避暑地なイメージも強いのですが、この日は30度越え。日差しがとっても強い日でございました。地元の方も「夏はね、普通に暑いですよ〜」と笑顔で仰ってましたが、本当にその通り。とはいえ、お天気にも恵まれた今回のロケ。どんな場所を巡るのかと言いますと、、、、長野市と言ってピンと来た方も多いでしょう。


そうです!「善光寺」でございます。。。

 

来年は「七年に一度の御開帳」もありますし、あらためて「善光寺」の魅力に迫るべく、ゆっくりと駅から善光寺までの道のりを歩いて行きたいと思います!

 

題して「表参道から楽しめる善光寺参り」。。。 Let’s ぶらり♪

 

 

 

 

 

 

まずは、長野駅の改札を出てすぐの場所にあります「長野市観光情報センター」高瀬美和さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

善光寺を訪れる観光客の皆さまを日々ご案内している高瀬さん。


やはり、食でいうと「お蕎麦」、「おやき」のお問い合わせが多いようです。
いずれも数十軒のお店が点在していて、特におやきは焼いたり蒸したり、そのお店に寄って味や食感が全然違うとのこと。なので、食べ歩きで好みの味を見つけてみて下さい♪と教えて下さいました!
さらに表参道はもちろん、メインの通りから一本裏通りに入ると、そこにも古民家を生かした新しいカフェなど、素敵なお店が沢山あるそうですよ〜!!


初めて訪れた方にも楽しめる、ガイドさん付きの「善光寺七福神めぐり」や「表参道散歩」というツアーもあるそうなので、まずは観光情報センターさんへオススメを伺ってみるのも良いですね。。。

 

さて、長野駅をあとにして善光寺への道をぶらり。。。

 

 

 

 

 

 

少し歩くと、すぐに商店街アーケードが見えてきます。
その商店街のお店とお店の間に、早速七福神発見!!!
寿老人が祀られている「かるかや山西光寺」
昔文字が読めなかった人々の為に、社寺の景観や伝説などを絵で描いて解説していた「絵解き」の体験が出来るお寺でもあります。。。
財運の神様なので、しっかりとお参りしてきましたよ(ちゃっかり)!!

 

 

 

 

 

 

表参道をゆっくり寄り道〜♪
さすがは長野!!「長野オリンピック」メモリアルパークも見つけましたよ★
もちろん、記念写真!

 

 


 

 

 

さらにブラブラしながら辿り着いたのは、「ぱてぃお大門」さん。
こちらも表参道(中央通り)沿いの入り口を入ると、一気に緑の木々と蔵が建ち並ぶ素敵なお庭が広がっていました。。。善光寺門前の古い商家や蔵を改修し、レストランやショップとして生まれ変わらせたスポット!!
まちづくり長野タウンマネージャー越原照夫さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらの「ぱてぃお大門」で、信州の郷土料理・おやき作りの体験も出来る!ということで、不器用が売りの松本英子、早速やらせて頂きましたよー。
お店に入ると、囲炉裏があり、煙と熱気がすごーい。。。
おやき村の西山先生ご指導の元、おやき作りがスタート!!!
まずは生地を手で揉みながら手のひらサイズに広げて、その中にこれでもか!というくらい山盛りの野沢菜を入れて大福くらいの大きさに丸めて包み込んで行きます。。。

 

 

 

 

 

 

不器用な私には結構難しい〜。。。(笑)
西山先生にお手伝いして頂きながら、なんとか完成!!!
そのおやきを囲炉裏の鉄板でじっくり20分程焼き上げて出来上がりました〜♪
出来たて熱々のおやきの味、最高でしたよー!!!

 

 

 

 

 

 

 

おやきを頂いた後、表参道に戻り善光寺へ向けて歩き始めると、暑い日差しが照りつけて、冷たい物も欲しくなってきました。。。
そんなタイミングで、目に飛び込んで来たのはとあるお店の前に


みそソフト」の旗!!!

 

 

 

 

 

 

なんだろう?みそソフトクリーム?

 

信州はお味噌も有名ですが、まさかのデザート??!

 

もっちろん頂きました〜(笑)

 

お店は、善光寺門前みその伝統の味を守る「すや亀 善光寺店」さん。
社長のアイディアから始まり、開発に開発を重ねて生み出された“みそソフト”。
3種類の味噌をブレンドして出来たソフトクリームは、お味噌のつぶつぶも肉眼でわかるくらいにしっかりお味噌が入っていて、なのに甘いスイーツ♪
キャラメルの味に近いのですが、ちゃんとお味噌の味もするんです。。。
美味しかった〜!!!これはとにかく食べた人にしか分からない感覚なので、是非善光寺に行かれた際には一度立ち寄って食べてみて欲しいなと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

善光寺には、39の宿坊があるのですが、その中でも表参道から一本裏に入った通りにあります「常智院」さんにお邪魔して、精進料理を頂きました。


地の食材を使って、新鮮なうちに調理して頂くということが基本となっているお料理ですが、、、常智院の宮澤直子さんにご説明頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

牛蒡の蒲焼き、丸茄子のクリーム仕立て、お蕎麦、ごま豆腐、モロッコインゲンの和え物、ネクタリン、五穀米、きゅうりの佃煮、ぬか漬け、梅漬け、お吸い物、、、と、たっぷり精進料理を堪能いたしましたが、、でも不思議と食べ終わった後も内蔵に負担がないのが凄く分かるんです!!食べて浄化されていくような感覚になりましたよ。
※常智院さんでの精進料理のご予約は5名様から可能ということです。

 

 

 

 

 

 

 

宿坊「常智院」さんを出て、いよいよ善光寺山門へ。

 

山門の上に掲げられている「善光寺」の漢字に5羽の鳩が隠されているそうですが、、、皆さん見つけられますか??

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ善光寺の本堂へと進みます。。。


善光寺・清水雄介さんにご案内頂きました。。。

 

国宝に指定されている善光寺。東日本で一番大きなお寺で、奥行きがあって、とてもとても広い本堂。


完全秘仏の御本尊様で、どこにも属さない宗派であり、女性がお参りしてはいけないという時代が一度も無いという稀少なお寺だということで、さまざまな人々がお参りに来られます。

 

 

 

 

 

 

この日は、本堂に入ってすぐに、なで仏のびんずる尊者像があり、、、、なでなで、、、身体の良くなりたい所(喉の辺り)をなでました〜!!!

 

 

 

 

 

 

江戸時代、日本各地から歩いてお参りに来られていた人々は、この本堂に一晩籠り仏様と向き合ったそうです。その翌日の朝、日の出の1時間後に39の宿坊の各ご住職が朝事に来て、龍の緞帳が開帳されたんだそうです!

 

そんな御開帳ですが、、、、いよいよ来年に迫ってきました。

 

7年に1度の御開帳は、平成27年4月5日〜5月31日まで。
この期間は、善光寺の宝印を額に押された者は極楽往生が約束されるという「御印文頂戴」の行事も毎日行われるそうです。
そして、毎朝の法要「お朝事」や、お朝事の導師が参拝者の頭を数珠でなでる「お数珠頂戴」なども行われます。

 

 

 

 

 

 

回向柱も建立されるそうですが、善光寺には、これまでの各年代の回向柱も本堂から少し離れた場所に寄進されていますので、それを見つけて触れてみると前立本尊様と通じ合えるかも知れません。。。

 

 

今回とても印象的だったのは、善光寺の本堂で体験出来る「お戒壇巡り」でした。

 

真っ暗な回廊を巡り、「極楽の錠前」に触れて御本尊様と結縁し戻ってくるというものなのですが、、、
本当に暗過ぎて大人でも恐怖感を覚えるほどなのですが、、、その暗さの中で怖さを超えると、自分の心と対話をするようになり、死後を思ったりもしたり、、、
様々な心の変化を味わう事が出来ました。
こういった体験も善光寺ならではの貴重なものだと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

今回の「表参道から楽しめる善光寺参り

 

ゆっくりと半日かけて巡って来ましたが、とっても身体にヘルシーな食も沢山堪能出来て、ありがたい体験やお話も聴かせて頂いて、もう心にも身体にも良い時間を過ごさせて頂きました。
来年の御開帳には必ずや足を運びたいと思います!!!