夢はオリンピック正式種目!スポーツの秋に体験するぞ~!|井門宗之

2013-10-24

 

我々日本人は勤勉です。
しかし時としてその勤勉さが故に、休みを取る事を疎かにしてしまう。
それはひょっとしたら社会的環境もそうさせるのかもしれません。
働く事を美徳とし過ぎるあまり、多少無理してでも働こうとしてしまうのです。
しかしそんな流れを断ち切って、
一気に周りから「休んでも良いよ」と言われる魔法の現象が存在します。
すなわちそれは…

 

 

に・く・ば・な・れ。肉離れ(Τ||Τ)

 

 

はいはい、始まりましたよ。
もう既に生放送やtwitterで話しているので、
旅日記でもったいつけるのやめなっしー(何故ふなっしー…)
そうなっしーよ、井門Pは今回のロケ中に肉離れなっしー。
梨汁ぶしゃーなっしー。

 

そもそも今回のロケ、
スケジュールが作家のミラクルから届いたのが前日。
そりゃ一応スケジュールは押さえてありましたよ。ありましたとも。 


でも「どこで何するか分からないロケ」って、
果たしてこんな怖い事があるでしょうか!?
そわそわする僕やスタッフをよそに、
全く悪びれもしないミラクルから前日にグループメールが…。

 

 

ミラクル「明日は朝8時過ぎに川越です。
明日のロケは移動が半端ないですから、気を付けてください~!」

 

 

まずこの時点でメールを2度見する井門P。
そして添付の台本を確認すると…

 

川越でボルダリング体験⇒錦糸町でスポーツ鬼ごっこ⇒神奈川県宮崎台でスカッシュ

 

そうなのだ…。 


まさかの1都2県にまたぐ移動構成(川越は埼玉県)。
すぐに井門Pはグループメールに返信をした。

 

 

井門「ミラクルのばーか。」

 

 

するとそれに呼応するかの様に、
他のスタッフからもグループメールの応酬が。

 

 

ゴルッチ「ばーか、ばーか。」

 

テツヤ「ミラクルばーか。」

 

氏家「これ(この移動距離)はもうパワハラではないのか!?」
*今はもうヤジキタの主戦メンバーでは無い氏家さん迄も参戦。

 

ミラクル「へへへ。炎上しちゃったでげすな。へへへ。」

 

 

YAJIKITAの格言でこういう言葉がある。 


ミラクルに反省なし。
ってなわけで我々は元気に朝の川越で待ち合わせをしたのだ。

 

 

 



 

 


今回のロケのテーマは「オリンピック正式種目を目指す競技を体験!」でありますが、 


川越で我々を待ち受けていたのが…ボルダリング!!
このボルダリングというスポーツ、TVで見た事がある方も多いでしょう。
最近は競技人口も増えたり、ジムも増えたりと、何かと話題のスポーツなのです!
このボルリング、シンプルなスポーツです。
ロープや道具を使わず、体ひとつで突起物を使って壁を登っていくボルダリング。
確かにあの感じは難しそうではありますが、楽しそうでもある!
ミラクルのセレクトもなかなか良いセンスではありませんか!(少し褒めて…と)
我々がお邪魔したのは「クライマーズステーション ロッククラフト川越」さん。
ここで驚いたのは、ボルダリングを統括しているのが日本山岳協会であるという事。
日本山岳協会常務理事、競技部部長の森下健七郎さんにお話しを伺いました。

 

 

井門「いまボルダリングの競技人口ってどの位いるんですか?」

 

森下「日本ではここ数年でぐっと増えて…30万人くらいでしょうか。
本場はフランスで、あそこは100万人くらいの競技人口ですよ!」

 

井門「オリンピックの正式種目も目指してらっしゃる?」

 

森下「はい!実は日本人選手のレベルがとても高いんです! 


2年連続で日本人がワールドチャンピオンになった年もあるんですよ。」

 

井門「となると正式種目になった時に、日本は金が近い!?

 

森下「その通りです!

 

井門「では僕もそのボルダリングに挑戦させてください!」

 

 

ってな訳でボルダリング初挑戦となった井門P。
こちらのジムにはそれぞれのレベルに合わせたルートが用意されている。
井門がチャレンジしたのは勿論初心者用。
森下さんにお手本を見せて貰うと、意外と簡単にひょいひょいと登っていくではないか。

 

 

井門「これ、意外と簡単なんじゃないの~!?」

 

 

と言ってチャレンジしたのも束の間…。

 

 

井門「はっ、落ちる、落ちる、落ちる~!!(どしーん)」

 

 

 

 

 

 

 

天井どころか壁の途中まで登って敢え無く落下。
森下さん曰く、手だけでは登れないと。
足を上手に使って、身体のバネを利用して登るのがコツだと。
それとこれから登るルートをしっかりとイメージしながら登る事が大切だと。
よしっ!!もう一回!!

 

 

 



 

 

 

って訳でコツをつかんだ井門P。
今度はもっと角度の急なコースでチャレンジしてみる事に。
流石に森下さんはひょいひょい登っていくが…井門Pは…。

 

 

 



 

 

 

井門「あっ、あっ、あっ、ダメだー!!(どしーん)」

 

 

 



 

 

 

うん、簡単そうに見えるけど、ボルダリングは1日にして成らずでございます。
でもちょっと体験しただけでも体中がポカポカするし、
全身運動ですから身体にもよさそうな気がするんですよね。

 

 

森下「ボルダリングをやると身体が整います。
それは全身を使ってやるからなんでしょう。
私も60歳を過ぎてますが、ボルダリングのお陰で健康そのものですよ(笑)」

 

 

驚きました…森下さん、どこからどう見たって60代に見えないもの…。
やっぱり何らかの形で全身を動かすのって重要なんだ!
森下さん、貴重な体験を有り難うございました!!

 

 

 



 

 

 

(ボルダリングを終えて)
井門「あー!!!!!!!!!!!!」

 

一同「どうしました!?」

 

井門「一生懸命になってて気付かなかったけど、
爪が割れてる…。ぃててててて…。」

 

森下「ひっかかってしまったんですね?すぐに手を洗って絆創膏を!」

 

井門「はひぃ…。」

 

 

(井門の応急処置を終えて駅前への道すがら)

 

 

佐々木「しかし最初から井門さんが怪我するなんて。」

 

ミラクル「流石、井門P。もってるよね!

 

井門「おう、任せなさい!
もしかしたら
ここから少しずつ怪我の度合いが酷くなるかもね(笑)」

 

 

…賢明なリスナーさんならお気づきであろう。
この時の井門Pの発言が現実のものとなってしまう事を…

 

 

スポーツの秋にぴったりな快晴の東京。
この日は10月とは言え何と最高気温が30℃を超える真夏日!!
長袖のランニングパーカーが、ちょっとサウナスーツみたいになってきた。
川越から電車で1時間くらいでありましょうか。
東京都内へトンボ返りした我々一行。もはやこの移動はYAJI魂丸出しであります。
だってさ、川越って言ったら「小江戸」ですよ。
見るものも食べるものもた~くさんありますよ!
ヤジキタでだってかつて取材した事があるくらい、歴史の街ですよ。
それをだ、僕らは今回、 


川越にボルダリングだけしに行ったんだぞぅ!
おぉ~い、よしたけくぅ~ん!!
分かってるのかぁ~!?次は一体なにが待ってるんだ~!?

 

 

 



 

 

続いて我々がやってきたのは錦糸町。
どうやらこの街にある錦糸公園で子供の為の大きなスポーツイベントが開催中とか。
照りつける季節外れの日差しの中、子供達の歓声が聞こえる方へと向かいました!

 

 

 



 

 

井門「ミラクルさんよ、ここで俺達は何を体験するんだい?」

 

ミラクル「鬼ごっこでゲスよ、へへへ。」

 

 

日本の伝統的な遊び、鬼ごっこ。
実は現在、その鬼ごっこをスポーツとして進めている団体があるという。
そして最終的にはオリンピックの正式種目入りまで視野に入れているとか…。 


「一般社団法人鬼ごっこ協会」羽崎泰男会長にお話しを伺った。

 

 

 



 

 

 

 

羽崎「スポーツ鬼ごっこは、大人がやる時には25mのフィールドでやるんです。
今日は子供達がやってるんで少し小さいですけどね。」

 

井門「ルールもしっかりあるんですよね!?」

 

羽崎「まず人数は7対7です。
自陣と敵陣に分かれて、それぞれの陣地にある“宝物”を取る訳ですね。
敵陣に入った瞬間から“タッチされたら戻らなきゃいけない”という決まりが適用されます。
ただですね、攻めてる時に隙を衝かれて相手に攻められたり、
守ってるだけでなかなか攻めに転じれなかったり、戦術も様々なんですよ。」

 

井門「となると、例えば大人同士の対戦になると、
なかなか動けずに睨み合い…なんてことも?」

 

羽崎「大いに有り得ますね。
スポーツ鬼ごっこは戦術も大切なんです。」

 

 

確かに目の前でスポーツ鬼ごっこに興じている子供達も、
試合前には必ずミーティングみたいな事をしている。
そしてその中から自ずとリーダー格の子供が生まれ全体のバランスが取れ始める。
しかも試合中は子供同士が声を掛け合って楽しむので、
コミュニケーションがどんどん取れていく感じが見ていて分かるのだ。
最近の子供はどうしても他人とコミュニケーションを取るのが苦手だと言われる。
しかし目の前で広がる光景はどうだろう?
全く見ず知らずの子供同士もいるのに、自然と声をかけあいながら、
良い顔して笑っているではないか!?

 

 

井門「あぁ…スポーツ鬼ごっこの何が良いかって、
道具を使わないから良いんだ。身体一つあれば誰もが参加出来ますもんね。」

 

羽崎「そうなんです!
オリンピックの正式種目…とは言ってますけど、
僕らは最終的には色んな街の路地で子供達が鬼ごっこをして遊んでくれたら良いなって。」

 

井門「確かにそうやって日本の文化である鬼ごっこが、
世界中に伝わるのは素敵な事ですね。
会長!せっかくですから、僕とここにいるミラクルも参加させてもらえませんか?」

 

羽崎「もちろんですとも!」

 

 

 



 

 

こうして僕は肉離れへまっしぐらに突き進んでいったのであります。
…楽しかったなぁ…鬼ごっこ。
途中でね、ピキッてなるまでは楽しかったの。
凄くスリリングなんですよ、このゲーム。
攻めようと駆けこんだら、敵陣からもするする~っと駆けこまれたりして。
先に“宝物”を取られちゃったりした時の悔しさったら、もう。
逆にこっちが綺麗に攻められて、上手く“宝物”を取れた時の楽しさったら、もう。
でもね、やっぱりあの瞬間はきちゃうわけですよ。

 

 

井門「はぁうっっっっっ!!!!!!!

 

 

はい…。あとは皆さんご存知の通りでございます。

 

 

 

はい、きた~~~~~世紀の肉離れの瞬間っ

 



 

 

 

 

こうして今回のロケは…幕を閉じたとさ。

 

 

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スポーツの秋。
本来ならば、この後のスカッシュの日記も書くはずだった。
しかしそれはもはや叶わない…。 


だって、やってねぇんだもの。
なのでこの後、追記をミラクルの写真と共にお楽しみください。
私からは一言だけ、たった一言だけ皆さんにお送りします!

 

運動する前は、必ず準備体操を!

 

旅人は井門宗之でした~♪

 

 

 

……

 

 

 

 

はい、ここから選手交代っ!
構成作家のミラクルこと、吉武っ、書かせて頂きます。

 

まっ、いつも言いたい放題、勝手放題の井門P日記に、見えない圧力からか(?)、
沈黙を余儀なくされているスタッフたちの代表で言わせて頂きますがぁ~、
たかが、1都2県を行ったり来たりのちょっと長め?の移動だけで、ブ―タレているからぁ~、
「に・く・ば・な・れ」…「(合掌)肉離れ」になるんですよ~~~ぉだっ。
あ~~~なんかスッキリした。
(すみません、調子に乗りました~!)

 

で、右足の太股裏を冷や汗だらだらでさすっている不肖、いやもとい、負傷の井門P+スタッフ3人は、半蔵門線錦糸町駅から次の取材地、川崎の宮崎台まで移動っ!
(うん、この距離は確かに遠いっ。すみません。)

 

この時点では、スタッフたちは
なんとか井門くんのテンションを上げ、
なんとか次の取材を敢行させるため――、
「次が最後だから、がんばれっ!」
「人気DJ!最後までびしっといけますよね!」
「宗之くん、最後までやり遂げたら、ご褒美あげますからね」
と、一所懸命煽りますが…その表情は、感情ゼロ。生気ゼロ。パワーゼロ。

 

佐々木D…「こりゃ、だめかもね」
ミラクル…「えっ、まさか」
佐々木D…「3人でやる方向で…」

 

井門P、おもむろに立ち上がり、3人に頭を垂れ…
「無念、あとは、しくよろ(業界のPがよく使う業界用語)」と
真っ青の表情のまま、足を引きずり、途中下車。

 

 

 

 

 

 

テツヤ…「ホントに降りちゃいましたよ」
佐々木D…「仕方ないよ」
ミラクル…「とりあえず、次の取材先に状況をメールしよ」

 

こんな感じで、前代未聞のロケ突入になったYAJIKITA。
最後に挑戦するスポーツは――なんと「スカッシュ」!!!

 

最後の最後に、俊敏な動きと体力とセンスが要求される「スカッシュ」だなんて。
だって残されたスタッフ3人は、ココ最近、スポーツとは無縁の「3匹のおっさん」。

 

構成の段階でのイメージは、最初の「ボルダリング」で、
井門:「壁登りなんて、まっ、こんなもんでしょ。はい次っ!」

 

次の「鬼ごっこ」で、
井門:「小学生相手にまだまだ負けませんよ!オレはいつも走っているんだよ!」
「吉武ちゃん、もっと、ついきぃ~(きつい)なのちょうだい!」

 

で、最後の「スカッシュ」で、
井門:「ひぃぃぃぃ、きついでげすっ」

 

ってな感じの「ちゃんちゃん」な流れのはずが…。
思いもよらぬ、想像すらしていなかった「鬼ごっこ」での離脱。
改めて番組作りの難しさを痛感しつつ東急田園都市線宮崎台駅到着。

 

駅から歩いてすぐにあるのが
日ごろから健康に気を使う方々が集う、フットネスクラブ「ティップネス宮崎台」が
最後に用意された舞台。

 

正面玄関の受付には、
日本のスカッシュに第一人者、日本スカッシュ協会の常務理事の宮城島眞知子さんが
お出迎え…。

 

宮城島さん:「怪我なさったレポーターの方は大丈夫?」
3人:「全治3週間みたいです。ご心配おかけしまして申し訳ございません」
宮城島さん:「で、誰が替わりにやるの?」
3人:「僕たちおっさん3人でも良いですか?」
宮城島さん:「いいわよ。じゃ、ウェアを貸すから着替えて」
3人:「あ、はい」

 

未だ状況を飲み込めない3人は、ポロシャツにハーフパンツという
そこから垣間見える色白の足がなんとも残念な姿に変身。

 

 

「スカッシュ」は、残念ながら野球・ソフトボールと共に東京オリンピックの正式種目に
落選してしまいました。しかし、「スカッシュ」が東京オリンピックの公式種目の可能性を
残しているという、熱い宮城島さんの想いを伺い、なんと宮城島さんのレクチャーにより、
いざ、スカッシュ体験へ!

 

因みに、スカッシュは、白い部屋の中で、2人のプレーヤーが正面の壁に向かって、
ボールをラケットで交互に打ち合うスポーツです。

 

3匹のおっさん…右手にラケット、左手には、佐々木Dは収録機材、テツヤは、撮影カメラ、
吉武は、旅日記の写真撮影とメインの仕事も同時進行!

 

しかし、そんな中途半端な格好で「スカッシュ」が出来るはずもなく、
5分も待たずに、スカッシュのみに集中!

 

 

 

 

 

 

宮城島さん:「はい、次っ!」「左足を前っ!」「ボールをしっかり見る!」「あきらめないっ!」

 

「はい」という力ない返事がやっと…。

 

今ではだらしないカラダになり下がった私、吉武も実は小中までサッカー、高校はテニスという
最低限のスポーツをこなしてきた過去が生きて、徐々にペースを掴む。

 

つい7年前までサッカー現役だったテツヤは、意外に「ひーひーひー」。

 

球技があまり得意ではないという佐々木Dは、おじさん特有の「その一歩が出ず、ばたつくパターン」。

 

でも皆、目は真剣。
汗だらだら。
仕事忘れモード。

 

そして、あっという間に30分間終了。

 

ミラクル…「いや~~~~楽しい~~~~。でも2日半後に筋肉痛襲来決定!」
テツヤ…「まじ、足つりました~~~」
佐々木…「面白いかも」

 

宮城島さん「近くのスポーツクラブでもやってくださいね」

 

3匹のおっさん「はいっ」

 

 

 



 

 

 

こうして…ヘトヘトのまま、井門Pがいないので
今回の番組の感想を3人で収録し、無事終了!

 

この時点で、ちゃんと放送できる内容になるのか?
全く分からなく、不安のまま、家路につく3人でした。

 

以上、後半からの日記担当は、構成作家のミラクル…こと、吉武英樹でした。

 

お粗末さまでした。