午年だから…!群馬の魅力・再発見の旅!|旅人:松本英子
2014-01-30
こんにちは!
いつもは番組ナレーションを担当しております松本英子でございます。
が、今回はスタジオを飛び出して「旅人」に♪
そして、夢の地方ロケでございます~!!!!!!!
よっしゃー!!!!
井門P、「年明けロケ行くか!!?」って昨年末に言って下さってましたから、
早速の実現です。さすが敏腕プロデューサー!
(ヨイショはこの辺にしておいてっと)
いや~YAJIKITAレギュラーになって初めてのリポーターとしての出動ですからね、きっと遠出しちゃったりするんだろうな~なんて思いながら意気込んで朝一の東京駅でヤジキタスタッフと待ち合わせ~♪
そして、乗り込んだ新幹線は上越新幹線。。。
お仕事とはいえ、旅はテンション上がりますよね~。。。まずは朝ご飯の駅弁をゆったり味わいながら食べていたら、作家の河合さんの呼ぶ声が、、、
「降りますよ~!」
え??!!
ちょ、ちょっ、まだご飯食べてる、、、え??!!
そして、今回の旅の地に到着したのでした。
東京から約1時間。。。「群馬県・高崎」
都内を移動するのと変わらないくらいの早さで着いてしまった北関東、群馬県。
こんなに近い場所なのに「こんにゃく」が名物だったなぁ~という位しかパッと思い浮かばず。。。(ごめんなさい(汗))
去年の魅力度ランキングでも44位と低迷しているそうなのですが、、、
でも絶対群馬にはいっぱい魅力的なものがあるはず!!!
なんてったって、今年はう・ま・ど・し ♡「午年~(合掌)」
群馬にどどんとスポットを当てていこうじゃあ~りませんか!!!!
ということで、
「午年だから・・・!群馬の魅力・再発見の旅!」
行ってきまーす!!
さて、まず訪れたのは高崎駅から徒歩約10分の「群馬音楽センター」♫
高崎は音楽が盛んで「音楽のある街」と言われているそうなのですが、そのシンボルとして市民がに愛されているのがこちら。。。
入り口には大きなコントラバス型の電話BOXがお出迎え~
そして、コンクリートの近代的な建物。
この設計を担当したのがチェコの建築家「アントニン・レーモンド」。
上から見ると、蟹のような形をしている不思議な建物ですが、、、、
何パターンかの中から選ばれた一つのデザインで、その他のパターンも資料室で見ることが出来るのですが、今建っているデザインが一番斬新でした(笑)
中に入ってご案内頂いたのは、高崎市役所総務部文化課課長 小見幸雄さん。
この日は群馬音楽センターでダンスコンテストが開催されていて、小見さんも壇上で取材の後にご挨拶されるということで、ダンサー的なカジュアルスタイルでいらっしゃいました。素敵~♡
普段は群馬交響楽団の拠点ということもあり、クラシックのホールとして使用されることが多いそうなのですが、それ以外にも歌舞伎や能も行われるんだそうです。
それもそのはず!!
よく見てみるとここのステージ、花道が両サイドにあって、しかも客席と繋がっているんです。。。!!そのくらい舞台に近いのも凄いですが、会場全体が木のぬくもりいっぱいで優しい空間を作り出しているんですよね~ 現在は1932席になってるのですが、元は創設の1961年を記念して「1960の固定席と1つの舞台」という意味をこめて設置していたんだそうです。洒落ていますよね!!
ホールの2階ロビーの壁画もオシャレでしたし、あちこちにセンスの光る場所でした。。。
そんな素敵スポットの音楽センターでももちろんですが、さらなる音楽の街を目指しての活動が始まっているそうなんですが、、、何しろ,ホールも建設費用の三分の一は市民の方々を中心とした寄付で建てられたというほど、高崎の皆さんは音楽が大好き。
今度は高崎の街中で音楽を!という『高崎おとまちプロジェクト』を毎週末行っているそうです。街角でアコースティックギターの演奏やシャンソン~♪というのも至る所で聴けるなんて、本当に素晴らしいですよね!!!!
しかも(実はシンガー松本英子にも朗報★)プロ仕様のレコーディングスタジオも現在建設中ということで。。。
高崎市出身の音楽プロデューサー・多胡邦夫さんの協力の下にまもなく開設されるそうです~!!
ってなわけで早速詳細調べちゃった♡
コチラ→http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/bunka/sisetu/tksound-gaiyo.htm
すごーーい!こんなコトってあるの?!スタジオですよ?!市長良いんですか??! もう音楽を愛する者にとって最高な場所ですよ。。。高崎に移住しようかしら!?ヤバい。ガチでココロの声が洩れ出ちゃいました。
小見さん、いろいろな情報を本当にありがとうございました!!
(取材のあと、本気で自分の名刺を小見さんに渡す松本でした。。。)
さて、群馬音楽センターから車で15分「少林山達磨寺」にやって来ました!
そう、あのだるまさんです!!
200段ほどある階段を上がって行くと、高崎市内が一望出来る景色のいい場所が。そこに「だるまさん」発祥の地、達磨寺があります。
お話を伺ったのは、少林山達磨寺のご住職・廣瀬正史さんです。
ニコニコ笑顔の優しいご住職。世界各国、また日本中のだるまさんが集められている達磨堂でお話を聞かせて下さいました。
320年前に建立された、お寺さんの中では割と新しい達磨寺ですが、そもそもどうしてだるまさんの発祥と呼ばれるようになったのか。。。
お寺が出来る少し前のこと、、、すでに「少林山」と村人たちが名付け呼んでいた場所のすぐ下で洪水が起こり、その災害の後に見つかった不思議な光を放つ大きな木片を観音堂という場所に安置し、さらにその後、霊木として置かれていた木片に達磨像が彫られて奉られたことから、達磨寺となったそうなんです。。
元の達磨さんはインド人。インドの民族衣装サリーを頭から被って着ている様が段々と今の丸くて愛嬌のあるだるまへと変わって行ったようです。
座禅を組んだだるま、立っている達磨さん、三角頭のだるま。。。
日本各地でもそれぞれだるまの形は違っていて、顔の作りも違っていますが、
全ての始まりはこの達磨寺の達磨さんが基本となって派生していったもののようです。しかも、ロシアのマトリヨーシカの元も達磨から、、、とのこと。凄いですよね!!!!
それにしてもこんなに沢山の達磨を一気に見ることもないので、本当に衝撃的でした。達磨寺の近くの道路際やお店の前などにもだるまが沢山飾られていて、なんだか常に誰かに見られているみたいでドキっとするのですが、なにせあの丸い赤い感じは可愛いもんです。旅の安全を祈り、帰りに引いただるまおみくじは「大吉!!!」ひゃっほ~い!
「旅行:連れがあれば特によし」と書いてあるし、楽しいYAJIKITAスタッフとの旅だしなんだか幸先いいなぁと思った横でこっそりおみくじを引いていたのは、、、カメラマンてつや氏。覗き見ると「旅行:お酒に注意」 はは~ん、今夜はがつんと飲ませるか(ウシシシ~)
さぁてココで問題です!!
ここまで私は一体何回「だるま・達磨」と書いたでしょ~か?!(笑)
(正解は、自分で数えてみてね♡)
達磨寺を後にして、向かったのは前橋!!
関越自動車道の前橋インターから車で5分、なかなか味のある看板を発見!!
「梅田のバナナ」
そして、ウィンドーから見えるのは、バナナ、バナナ、バナナ!!!!!!
バナナ以外に見当たりません。。。
そう、ここは87年もの歴史があるバナナの専門店なのです。
ちなみに、
現在は4代目の息子さんが切り盛りしていらっしゃいますが、この日お店にいらしたのはお母さんの梅田厚子さん。
ちょうど取材を始めた時にもお客様がいらして、「2日後に来客があるので、その頃に食べごろのをください~」と注文され、「はいはい~それならこれね。」とパパッと見立てて「これ、新聞紙にくるんであったかい所においてね。冷蔵庫になんて入れたら二度と甘くならなくなっちゃうから」と、保存方法まで教えてくれたお母さん。さすがはバナナ専門店!!バナナに関する豆知識がた~くさん!!!
これまでバナナは冷やさないとすぐに茶色くなってしまうと思っていた私。実はその考えは正反対で、むしろ冬はあったかくしてあげなきゃ酸味だけが残って美味しくないバナナを食べることになってしまうという、驚きの事実!!!
バナナを上手に熟させるとどれだけ甘くなるかという例として、枝の部分が青い若いバナナ、1日経ったバナナ、3日経ったバナナ、4日経ったバナナと、順番に試食をさせて頂きました。これがまたもの凄い違いにスタッフ一同びっくり。確かに、最初に食べたバナナは酸味が強く甘さとはほど遠いお味。しかし、3日目を経過したバナナを食べた辺りからグンと甘みが増して、しかもバナナの皮までもが薄くなっており、4日経過したバナナなんてもうねっとり甘くてムースを頂いているような感覚に陥るほど♡糖度は18~19度ですよ!!
すっかりバナナの虜になったYAJIKITA一同は、それぞれ思い思いのバナナをお土産に購入!!!
昔は卵一個と同じくらいの値段がしたというくらい高級だったバナナ。その名残が包み紙にもあって、一房一房丁寧に包んで行くお母さん。
そんなバナナをよし持って帰ろう!とビニールの手提げ袋に入れ始めた佐々木D。
お母さん:「ちょ!ちょっとバナナちゃん可哀想っ~!!!!」
佐々木D&一同:「え?!え?!!え?!」
そう、私たちもビクッとなって何事か?!佐々木D、もしやバナナ落としちゃったんじゃ?!と振り向くと、いやいやただ普通に袋に入れただけだったのですが、そこにお母さんの待った!がかかったのです。どうやらバナナにも保存に適した「向き」というのがあるそうで、よくお店で売られているようにバナナの内側のえぐれてる方?を上にして丸く曲がっている方を下にすると重みで傷むのが早くなるんだそうです。
なので、バナナちゃんは出来るだけ背中の方を上に持ってくるのがベスト★
最後まで勉強になります!!!
こんなにもバナナへの愛情が溢れているお店が他にあるでしょうか?
言うまでもなく、
この後のロケ先でも宿泊先でも常にバナナへの配慮を忘れない私たち!
バナナちゃんの生まれ育ったあったかい土地のように、車でもホテルでもちゃーんとあたたかさをキープしましたよ♡
さぁてココで問題です!!
ここまで私は一体何回「バナナ」と書いたでしょ~か?!(笑)
(正解は、自分で数えてみてね♡)もうええわ!!
さてさて、前橋から関越道を北上して赤城インターから県道36号・渋川下新田線を車で30分ほど走り、高山村に入ると、道路から聞こえて来たのは・・・
♪星に願いを♪
メロディーラインです!!
道路に溝があって、その上を一定の速度で走ると走行音がメロディーとなって奏でてくれるメロディーライン♪(ドライバー佐々木D、素敵な音を録音する為に何往復も頑張っておりました!!けど、オンエアされたのは一番最初のフレッシュなや~つ。運転お疲れさまでした。。。)
群馬県には11箇所ものメロディーラインがあり、これは日本国内でも最多!!「チューリップ♪静かな湖畔♪こいのぼり♪いつも何度でも♪雪山讃歌♪うさぎとかめ♪四季の歌♪夏の思い出♪うれしいひなまつり♪正調草津節」群馬はやっぱり音楽との関わりが深い場所ですね。。。
そして、この高山村は「星空の美しい村」と呼ばれていることもあり、「星に願いを」が刻まれていた訳です。。。
そして、その美しい星を眺めるのが今回の旅の最終目的!!!
メロディーラインからすぐの「県立ぐんま天文台」です☆
ここでご案内頂いたのは、観測普及研究係・主幹の濱根寿彦さん。
夕方になりぐっと気温も低くなった天文台の前には雪も積もっていて、冷たい風が吹いておりましたが、空はとても美しくて広い!!!
夕焼けがあまりに綺麗だから、夜は曇るなんて天気予報もハズレだな~なんて思いながら(作家・河合さんと松本は基本雨女)まずは天文台前に建つ屋外モニュメントを見学。。。
イギリスの古代巨石建造物遺跡ストーンヘンジや、
インドの遺跡ジャンタルマンタルを再現しているそうなのですが、、、どれも天体に関わる建造物なのです。ジャンタルマンタルは日時計・星時計の役割を果たしていて、ストーンヘンジはいわゆる二十四節気それぞれの日の出・日の入りの方角を知ることが出来るのです!!!
そんなストーンヘンジを再現したストーンサークルの真ん中へと案内される松本。
濱根さんもいたずらっ子のような口調で私を誘導します(笑)
濱根さん:「どうぞ真ん中に立ってみて下さい」
松本:「あれ?! 声が、響く~~~~~~~」
濱根さん:「手を叩いてみて下さい」
松本:「パン!パン!パンパン!!パン!!パン!!ぱん!え~!すんごい響く~どうしてぇ??!」
そう、とても不思議な建物なのです。周りは柱で囲まれているだけで、基本は外。反響する部分は少ないはずなのに、真ん中に立つともの凄い大きな音で自分の声が跳ね返ってくるのです。きっと遥か昔の人々は何かの儀式の為にこういった建造物をつくったのではないかと。う~んとってもロマン☆
徐々に辺りは暗くなり、一行は天文台の中へ。。。
館内には実際の太陽を観察することのできる太陽望遠鏡もあるので、昼間の楽しみもあるんですよ!
そして、ぐんま天文台というと65cmの反射望遠鏡と150cmの望遠鏡。。。これがとてつもない大きさでして。。。これを自在に操る濱根さん。陽が落ちてすぐだったのでまだ空は明るかったのですが、それでも木星を反射望遠鏡で見させて頂きました!!!木星の縞模様が確認出来る程の近さ。とっても美しくて、そして明るい星でしたよ。
さらに空が暗くなるのを待って、今度は肉眼での天体観測。外に出て冬の星座の見つけ方をレクチャーして頂きました♪
やはり一番見つけ易いオリオン座から辿っておうし座や様々な星を探すことが出来るんだそうです。寒いのも首が痛いのも忘れて星空にうっとり。。。
いつまででも見ていられますね~。
ちょうど取材させていただいた時間帯だけギリギリセーフで星を眺めることが出来ました。ほっと横で一息ついていた河合さん(笑)雨女返上か?!
やっぱり日頃の行いがめっちゃ良いからかな~!!!?
帰りにまた美しい星空を眺めながら、群馬で過ごした一日を思い浮かべておりました。。。
音楽に、だるまに、バナナに、星空~♪
五感でたっぷりと味わった一日、本当に最高でしたよ!!!
群馬は魅力でいっぱいです。
来年は魅力度ランキングめっちゃ上がるに違いない!!!
p.s. そうそう、バナナはちゃんと天文台にも連れて行って暖かい事務所で保管して頂きました♡ 天文台の皆様ご協力ありがとうございました!!!