群馬名物!いただきますの旅!|旅人:松本英子
2014-02-07
先週に引き続き、旅人の松本英子でございます!
さて、群馬の魅力をさらに探るべく、早朝からまずやって来たのは・・・
野生の王国「群馬サファリパーク」♪
今ちょうどチーターの赤ちゃんやホワイトタイガー親子も観られるという時期、動物と触れ合う旅だなんて素敵~♡ もう早速私の大好きなアルパカちゃんが歩いているではあーりませんか(キュン♡)やばーい、テンション上がるぅ~!
そんなこんなで、オープニングから喋りも飛ばし気味で
張り切っていると、佐々木Dより1枚のメモが。。。
「群馬名物!いただきますの旅!」
ん??!
サファリパークでいただきますってのは結びつきずらいよ~
でもまぁ、そういうテーマなんだから入ってみますか!!!
佐々木D:「サファリパークには入りませんよ~。」
松本:「は??!じゃ、なんでサファリパーク??!」
佐々木D:「来てみたかったんで・・・」
松本:「ぬぁ~にぃ~~~~~!!!!?」
というわけで、モードをグルメ方面に切り替えて(笑)訪れたのはこちら!
甘楽町にあります「こんにゃく博物館」!!!
確かに、群馬と言えば「こんにゃく」。私もよくリスナーさんからのお土産などで頂いて知っていましたが。。。博物館があるとはビックリ!!
お話を伺ったのは、こんにゃく博物館館長の猪谷清吾さんです。
こんにゃく芋の収穫量で言えば全国の80%以上を占めている群馬県ですが、そもそもこんにゃく芋自体、3年もの年月をかけて育てるって知ってましたか?!最初の1年目で育てたお芋を、また翌年芋ごと植え直して、さらにもう1年植え直し、少しずつ育てて行くんだそうです。とっても手間がかかる上に「蒟蒻」という漢字から分かる通りにとても繊細で弱いものなんだそうです。水はけが良く栄養も豊富な群馬の土地だからこそ育つ!という訳です。。。
さてYAJIKITA一行、こんにゃく芋から私たちがよく食しているこんにゃくの形になるまでの工程をそのまま観ることが出来る、いわゆる工場見学をさせて頂きました!!これがまた面白いんです!
こんにゃく芋をふかして粉砕して生芋を作る場所、遠心分離機でんぷん質とグルコマンナンを分ける所、ホッパーで製粉した後1時間半放置しグルコマンナンが芽開きするのを待つ場所、練り機に入れてボイルして製品にしていく。。。という流れなのですが、最後の工程で仕分けするロボットがいるんですが、これが人間臭くて可愛いんです★ちょいちょいミスする時もあって、仕分けが追いつかなくて慌ててる時があったりして(笑)本当に名前を付けたくなるくらいの可愛らしさ♡ 是非工場へ会いに行ってみて下さいね!!
さて、工場見学の場所からすぐお隣にあるのがお土産ショップとレストランのフロア。何やらこんにゃくとはあまり結びつかないメニューが並んでおりまして、、、「こんにゃく大福」「こんにゃくカステラ」「こんにゃくラーメン」「こんにゃくパン」「こんにゃくパスタ」???
ちょうど目の前には無料のバイキングが!!!常時15種類ものこんにゃくメニューがあるそうで、、、その中からいくつかを頂きましたよ♪
お土産でも人気ナンバー1の「こんにゃくラーメン」がやはりバイキングでも大人気で、出したそばからすぐ無くなってしまう程!!「きんぴらこんにゃく」に入っているオレンジの蒟蒻は人参かと思う程!味も染みていて美味しかったです♪「こんにゃくレバ刺し」は塩ごま油でいただく本格派!あのレバ刺しの食感そのままでした!朝から何も食さずにいたYAJIKITAメンバーもみんなで頂いたのですが、一番人気は「いなにわ風うどん」でした~。。。いなにわの本場、秋田出身のわたくし松本もおかわりしたくらい激ウマでした~!!!!!
今年の春には新たに「こんにゃくパーク」という施設もオープンするということで、現在建設中なんだそうです!!
これまた楽しみです♪
こんにゃくの可能性は無限だなと感じながら、こんにゃくでお腹いっぱいみたされた一行は、次なる群馬グルメの地へ!!
こんにゃく博物館から車で10分、日本酒の蔵元へやってきました!!!
聖徳銘醸株式会社・常務取締役、西岡義彦さんが、日本酒が出来るまでの全ての工程を案内して下さいました!!
松本英子、実は将来の夢は「杜氏」♡ なんです!なので、西岡さんの教えて下さる一言一言を全てメモりたいくらい夢中になって工場を回っておりました!
蒸したお米に麹菌を振りかけて寝かせている樽の中のお米を食べさせて頂いたり、仕込み蔵にあるタンクの酒母を混ぜさせて頂いたり。。。とってもとっても貴重な経験ばかりで心のテンションMAX !!!
酒蔵見学の後は、贅沢なことに5本も利き酒を~♪
蔵限定の純米吟醸、さらにその原酒の純米吟醸、などなど堪能いたしました。
どれも味わいが違っていて、かなりお酒好きのモード全開だったもので、後半は西岡さんに絡んでしまったかも?!。。。西岡さん、長時間に渡りたっぷりご案内頂き本当にありがとうございました♡
世代交代の時を迎えている群馬の酒蔵、地元に愛されるお酒を造るべく、若手の方々も頑張っている中で、群馬産の酒米に群馬KAZE酵母を使い、さらに群馬の名水で仕込んだ“オール群馬“の地酒も発売しているんだそうです!!
世界へも輸出している聖徳銘釀さん。「地元で愛される」というのを根本に置いた上で日本酒を広く知ってもらい、この日本酒文化自体も守り続けて行きたいと仰っていました。。。群馬への地元愛にあふれるお酒に感動しながら、蔵元を後にしたYAJIKITA一行。
松本、昼間からほろ酔いでここからちゃんとお仕事できるのか心配になりながらも、これまた素敵な場所へ。。。
安中市にあります、磯部温泉♨
この日はめっちゃ冷たい風が吹いていて寒くて、これはもしや!「温泉に入れちゃう~っ??」と勝手に入浴シーンを妄想していた松本さん。。。
スタッフに連れて来られたのは「足湯」!!!
ちょいちょい、確かに温泉入れて「いい湯加減♡」だけどさ~
すんごいヌルっとしててお肌すべすべになったけどさ~
「足湯」
ま、そうだよね~オープニングのサファリパークに入れなかったことを思えば、足だけでも浸かれたんだから良しとしよう!!!(超プラス思考)
でも、この磯辺温泉、何を隠そう「温泉記号発祥の地」なんです!!1661年、日本の最も古い書物に描かれていたマークということで、JR磯部駅前にも、そして私が足湯をしていた長寿館という旅館の前にも石碑があり、当時の地図も描かれているのですが、すんごいザックリな地図にびっくりしました(笑)
しかも、よく見て下さいな!この温泉マーク「♨」
湯気の部分の長さ!!! 最初はこんなバランスだったんですね。こうやっていろんな歴史を知りながら回ると一層旅も楽しくなりますよね~
ここ磯辺温泉は他の温泉地よりも鉱泉水の炭酸含有量が多いので、入浴だけじゃなく飲んでも薬効があると言われていて、この温泉水を使ったお菓子「磯辺せんべい」は「温泉まんじゅう」より古くからある温泉地のお土産の元祖とも言われているそうなんです!!!
というわけで、、、
今も手焼きでのおせんべいを守り続けていらっしゃいます、栄泉堂さんへ伺いました!!
店主であり手焼きの職人さんでもいらっしゃる関口秀男さんが目の前でおせんべいを焼きながらお話を聞かせて下さいました!!!
創業約100年という歴史ある栄泉堂さん。磯部せんべいは小麦粉とお砂糖で出来たシンプルなお菓子なんですが、練る時に鉱泉水を使っているので、炭酸成分によって軽くふわっとしたおせんべいを作り出してくれるんだそうです。。。
焼きたてのまだやわらかい状態でのおせんべいを頂いたのですが、これまた美味しいんです!!!!!
時間が経っていくとパリッとこれまた軽い食感に驚くのですが、いくらでも食べられちゃうくらいに美味で、とっても懐かしい味がしました。。。。
関口さんが焼く時に使っている器具が重そうな鉄で出来ていたのですが、おじいさまが戦時中にも隠して守ってきたという代々引き継がれたものだったんです。昔から愛されている磯辺せんべい、関口さんご自身も39年焼き続けていらっしゃる職人さん。この日も旅行にいらしていたお客様と会話しながらおせんべい焼いていらっしゃいましたが、昔から買いにいらっしゃるお客様もやはり手焼きの磯辺せんべいが食べたいと言って下さるので、手焼きにこだわって毎日焼き続けているのだそうです。
シンプルな磯辺せんべいだけでなく、様々なお味のおせんべいもあるので、是非チェックしてみて下さいませ♪
さぁ、旅のラストはこちら「横川駅 峠の釜めし」!!!
峠の釜めし本舗・おぎのや 広報担当の保科充洋さんが釜飯の歴史をお話して下さいました。。。
1885年に横川駅創業と共に開業したおぎのやさん。
最初は駅弁屋さんで、おにぎり2つに沢庵漬けを添えたものからスタートしたそうです。その後、幕の内弁当なども作っていたけれども、なかなか売り上げが伸びずに悩んでいた時、4代目の社長が横川駅に訪れるお客様にどんなお弁当が好みかと直接聞いて回ったそうなんです。
そんな中で、「あたたかくて家庭的なお弁当が食べたい」というご意見が多く、そこから試行錯誤し、たまたま栃木の益子焼の業者の方が一人用のお釜を持っていたのを見て試しに作ってみたらとても保温性に優れていて良かったということで、ついに1985年に「峠の釜めし」が誕生したんだそうです!!
その後、文芸春秋の記者が取り上げた記事を見て横川駅へ訪れ釜めしを食した人たちの口コミから広がり、今のような有名な「峠の釜めし」となったのです。
当時は横川駅の先の峠をアプト式で昇る切り替えの為に、列車が止まっている4~5分の間にお弁当を売っていたそうなんですが、、、、
そんな列車の中を再現するように、資料館の中には列車のシートが向かい合わせになっておいてあるのですが、そこに腰掛けながら私も「峠の釜めし」頂きました~!!!
やはりずっしりと重量感のあるお釜を持っていただくお弁当、あたたかくて優しいお味。鶏肉、タケノコ、うずらの卵、紅ショウガ、しいたけ、栗、グリーンピース、杏、ごぼう+香の物。。。具沢山で見た目の鮮やかさからも満たされますが、食感がそれぞれ違って食べるのも楽しい♪贅沢なお弁当です!!!
これまでの歴史を噛み締めながら食べるとまたより一層染みるものがありました。。。
サファリパークから始まってどうなることかと思っていた
「群馬名物!いただきますの旅!」
気付けば身も心も群馬のグルメに充たされた一日でした~!!!
名物になるまでの歴史、受け継いで来た群馬の人たちの思い、お話を聞きながらその愛情を感じて、胸がいっぱいになってしまいました。。。
旅の道中にも気になるグルメが沢山!!もっともっと群馬にはいろんな名物があるはずなので、また探りに訪れたいなと思いました。
そして次こそ、群馬サファリパークに入り、温泉全身で浸かってくるぞ!と誓う松本でした(笑)
群馬のみなさん、本当においしい時間をありがとうございました!そして、、、
ごちそうさまでした~!!!