維新策源の地、山口を歩いてみよう!|旅人:吉村民

2014-10-03

YAJIKITA ON THE ROAD 旅人の吉村 民です。


今回の旅は私の大好きな幕末!
長州は山口県を巡りました。


学生時代は大嫌いだった歴史ですが、
司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を読んで以来、どんどん魅了されていき、
司馬さんの小説を読みあさり、出てくる人物に興味を持ち、、、
気付いたら歴史大好き女子になっていました。
長州藩といえば、高杉晋作、木戸孝允、吉田松陰先生、大村益次郎と好きな人物が沢山いて、行ってみたいと思いながらも、
何故か山口県はなかなか行けず。


初の山口県ということで、心の底からワクワクしながら向かいました!

 

 

 

 

 

 

最初は、高杉晋作や伊藤博文と共に幕末から活躍し、明治維新後には外務大臣として活躍した井上馨の生誕地、 湯田温泉街にある井上公園からスタート!


そこでお会いしたのは、、、モーニング姿の松前了嗣さん!!
まさかのモーニング姿にビックリでしたが、井上馨ファンというのとで納得。
サラリーマンをしつつ、幕末明治維新の講演会などで活躍し、山口県観光連盟の歴史サポーターをされているということで、案内をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

そんな松前了嗣さんの紹介で訪れたのは湯田温泉にある創業340年の宿 「松田屋ホテル」


松田屋ホテルに入って早速ビックリだったのは、
西郷隆盛、伊藤博文など、幕末明治の偉人の本物の書が博物館の様に展示されていること。
ここ、本当にホテルですか?と思ってしまうほど、充実した書物、資料、ゆかりの物に目を奪われてしまいましたが、、、
松田屋ホテルのすごい所は
それだけではありません!

 

 

 


なぜか井門Pが笑顔で…。

 

 

 


なんと、長州藩であった時代に志士達が集まり、
坂本竜馬も入ったとされる“維新の湯”や
薩長同盟のための打合せのために、西郷隆盛、大久保利通が来たと言われる庭園などなど、
至る所に幕末ゆかりの史跡が残っています。
もし、宿泊をしたのならば、
眠る間を惜しんで、色々と見てしまうかもしれません!
今度、山口県を訪れる時は
松田屋ホテルに泊まりたいです!

 

 

 

 

 


続いて訪れたのは木戸孝允を祀る木戸神社。
木戸孝允の土地だったのですが、この土地の人たちに譲られることになり、
それに感謝をして建てられた神社なんだそうです。
木戸さんの人間性や土地の人に大事にされているのが伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

続いては「十朋亭」へ。

 

 

 

 

 


ここは、 伊藤博文、桂小五郎、高杉晋作、 久坂玄瑞、大村益次郎、など多くの志士達が来ていたと伝えられています。  
建物も当時のままということで、
この木材たちは
幕末の志士を実際に見ていたんだ!と思うと、とても羨ましく思ってしまいました。
木造建築で当時のまま、というのは
とても貴重ですし、
当時の雰囲気を感じられるような気がしました。
若かい頃の幕末の志士が集まっていたということで、
彼らの想いが沢山詰まっている幕末パワースポットですね!

 

 

 

 

 

 

続いては
山口県のシンボル的存在の瑠璃光寺五重の塔へ!
圧倒的な存在感と、
緑深いひっそりと佇むその姿は
1度見たら、忘れられないくらい魅力的でした。
また、室町時代に造られたということで、時代、環境が変わっても
ずっとその場所にあったという存在の貴重さを感じました。

 

 

 

 

 

 

沢山歩いて、興奮しっぱなしな私が次に訪れたのは、
山口の名産「外郎」をアレンジした「豆子郎」の本店。
素敵な店内で 常務の田原文栄さんとしばし一服。

 

 

 

 

 



優しく明るくパワフルな文栄さんのお話にすっかり引き込まれ、


豆子郎の上品な甘さと、素材の美味しさを残した作りになっている、こだわりのつまった美味しさにも引き込まれ


気付けば、豆子郎、抹茶豆子郎、期間限定の栗豆子郎、おはぎ、と
パクパク食べてしまいました!


もちろん、家族へのお土産は豆子郎にしました!
本店は美しい庭園や、歴史的価値の有る展示品も楽しめますので、
山口を訪れた際は是非本店を訪れてみてください!

 

 

 

 

 

 

お腹も満たされ(笑)、次に向かったのは、維新の志士たちが駆け抜けた、歴史の道、「萩往還」  

 

 

 

 

 


「萩往還」は、毛利氏が江戸への参勤交代での道として開かれましたが、
長州に来ただろう幕末の志士なら必ず通っている道。
私の大好きな坂本龍馬も通ったかと思うと
すごく特別な道に感じてしまいます。
沢山の志士達が、険しい山を越えながら、日本の行く末を考え、熱い気持ちで行き来していたんですね! 


幕末好きとしては、当時はどんなだったのか、というのを少しでも感じとるために、いつかは全部、歩いてみたいと思う道でした。

 

 

 

 

 

 

そして、「萩往還」の瀬戸内の海側の終着点の防府市には「毛利氏庭園」があります。
その邸宅は、
毛利のお殿様が明治時代に実際に住まわれていた所が
毛利家代々の宝物を所蔵する博物館として公開されています。
学芸員の柴原直樹さんにお話を伺いました!
なんとこちらには、毛利家に伝わるの三本の矢の書状も保管されているのだそうです!
見てみたい!!!今回は幕末を巡る旅ですが、毛利家の歴史を紐解いていく旅もしてみたいですねー。


明治時代になれば藩体勢ではなくなったはずなのに、
毛利家は明治時代になっても
長州の人たちにとっては大切なお殿様だったということが伝わってくるお屋敷でした。
あんなに広くて素敵なお庭があって、眺めが最高なお屋敷に
1日だけでいいので住んでみたいです!

 

 

 

 

 

 

そして今回の旅で最後に向かったのは、防府市にある「英雲荘」。
「英雲荘」は、藩主の参勤交代の時の休憩、また迎賓に使用され、 幕末は京都を追われた三条実美ら七卿が一時滞在したこともあり、 高杉晋作ら多くの志士が集まったそうです。

 

 

 

 

 



坂本龍馬も防府市には来ていた様なので、「英雲荘」にも立ち寄っていたかもしれません。
建物は古い部分で江戸時代、その他は明治、大正に建てられたものがそのまま、ということで、
当時を雰囲気を感じられることができます。
来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公、吉田松陰の妹「文」もよく立ち寄った場所でもあるということで、
「英雲荘」の館長の山根俊夫さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 



毛利家当主ご夫婦と仲がよく、
ご飯やお茶をしに来ていたということでした。
「文」さんが来ていたでろう部屋は
襖には蝶々の絵が書かれ、素敵な日本庭園が眺められる造りになっていて、
女性なら誰もが
ここでのんびり話をしたいと思うような部屋でした。
お兄さんの松蔭さんは波乱万丈の人生を送り、妹の文さんは
激動の時代を生き抜き、明治時代を迎え、
文さんは何を思いながら、このお庭を眺めていたのでしょうか。


そんな心の内を語り合っていたかもしれませんね。

 

 

 



 

今回の旅でビックリしたことは
山口県には
まだまだ幕末の史跡が
当時のままで残っていること!


幕末巡りをしていると、
ここにこれがありました、と石碑のみが建っていたり、すでに建物は再建されている、ということか多いのですが、
当時のままなんです!


もしかして、坂本龍馬が、高杉晋作が、伊藤博文が
この柱に寄りかかっていたかもしれない!この木に手を置いていたかもしれない!っと、


幕末オタクの歴女民、としては
ワクワクドキドキの連続でした。


しかも、無料で見られることが多いのです。


なんて歴史好きに優しい町なのでしょうか。


今でも幕末の志士の息吹を感じることができる山口県。
是非是非また、訪れたいです!


YAJIKITA ON THE ROAD
旅人は幕末大好き、歴女の吉村 民でした!