秋の八ヶ岳の高原リゾート、アクティブな旅!|旅人:工藤彰乃

2014-10-31

 

今回は、清里、小渕沢、白秋など八ヶ岳南麓に広がる高原リゾートのアクティブな旅!
自然を感じながら、アクティビティ体験できる人気のプログラムを紹介する旅!
だったのですが…目覚めた時から本格的な雨…。昨日の天気予報を聞いた時から嫌な予感はしていたのですが、午前中は曇かも?いや、曇りであって欲しい…そんな願いも虚しく、雨。そして、ものすごく寒い……。

 

とはいえ、とりあえず出発!まずは、清里高原の「萌木の村」の中にある「八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティ-ズ」へ。

 

 

 

 

 

 

専属ガイドによるセグウェイツーリングを楽しみにしていたのですが、やっぱり無理ですよね…(泣)。と覚悟して向かったのですが、ガイドをしてくれる中島和也さんが「駐車場で、乗り方だけでもやってみますか?」と言ってくださって。「もちろん、やりたいです!」と即答しました。そして、カッパを貸していただき、近くの木に雨をしのぐためのタープも張っていただき、その下で乗り方を教えていただくことになりました。

 

初めてセグウェイを見たのですが、想像していたより大きく、「思っていたより、タイヤが太いですね」と言うと、「これはオフロード用のタイヤです」と。私が知っていたのは、TVや写真で見たアメリカなどで公道を走っていたもので、セグウェイにもタイヤの種類があったなんて驚きました。

 

 

 

 

 

 

まずは、スイッチを押して起動させ、ステップを一度踏みます。体重移動で操作するため、乗った時に体重を身体の中心にすると止まっているとのこと。とりあえず乗ってみると、ちょっとフラフラしますが大丈夫。そして、前(つま先)に体重を乗せると前へ。後ろ(かかと)に乗せると後ろへ進みます。体重移動で操作出来るというのは知っていましたが、不思議な感じでした。そして、ハンドルを右に回すと右へ曲がりますが、ぎこちない感じ。少し右下を見るとスムーズだと教えていただき、やってみると確かに、その方が小回り出来るしスムーズでした。すべて、とても簡単に操作できますが、自分の体重で進む感覚が初めてのせいか運転していても違和感があり、不思議で仕方ありません。が、楽しい!

 

説明を受けているうちに小雨になったので、駐車場の中だけでも乗ってみますか?と、駐車場をグルッとまわって、右へ左へと練習。だんだん慣れてきた!もっと乗りたいなぁ。と思っていると、あっちの広場までなら大丈夫そうだし、行ってみますか?と広場まで移動することに。日本では公道は走れないため、途中の公道を横切る時はセグウェイを降りてひいて行きました。とにかく、坂を上がるのも、木々の間の細い道を走って行くのも気持ち良くて、この頃には、すっかりセグウェイ大好き!になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、広場へ到着。「ここをグルッと回ってみてください。好きなようにどうぞ!」
と言われ、思い切って奥へ走っていくと…楽し~いっ!!私たちしかいない貸し切り状態の広場で、雨の中、無邪気に走り回りました。慣れてくると、さっきまでの違和感もなくなりました。

 

ちなみに…、同行しているスタッフ全員、私が乗っているのを見ながら興味深々、取材をさせていただいた後、みんなで順番に乗って大はしゃぎでした。

 

 

 

 


晴れていたらこんな森の中をライド!

 

 

 

本当に楽しくて、風を感じながら走るのが気持ちよくて…だからこそ、やっぱり森の中を走りたかったです。自然の中を走ることが出来たら、心も癒されそうです。考えれば考えるほど、行きたい気持ちが募りました。行きたいなぁと何度も口にしてしまいましたが、これから更に雨が激しくなるという予報だったので、道がすべって安全走行が難しいため無理とのこと。そうですよね、仕方ありません…。
でも、まったく乗れないと思っていたのに、広場まで行かせていただいたし、雨の中、嫌な顔ひとつせず、中島さんは楽しそうに案内してくださって、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

 

実は、予定ではセグウェイの前に、朝の八ヶ岳の草原で「目覚ましヨガ」を体験する予定でした。標高1000mの八ヶ岳の草原の芝生の上で、ゆっくりと体を目覚めさせることができるヨガ。しかしながら、この雨でもちろん中止…。想像しただけでも気持ちよさそうで、ヨガの経験のない私も楽しみにしていたのですが…。

 

体験はできなかったものの、ヨガの先生にお話しを聞くことができました。勝手に女性の先生を想像していたのですが、会ってビックリ!男性の先生でした。背が高くて、穏やかな雰囲気の中嶋修一先生です。

 

 

 

 


晴れていたらこんな感じ

 

 

 

高原でのヨガは珍しく、初めてヨガを体験する方も多いのだそうです。そして、これをきっかけにヨガを始める方もいらっしゃるとのこと。高原で朝の空気を吸いながら、ゆっくりと体をほぐしていくことで、体が軽くなったように感じることができるそう。きっと、その清々しい気持ちが忘れられなくて、ヨガを始めたくなるんでしょうね。やっぱり体験してみたかったなぁ。

 

 

次に向かったのは、「清泉寮ソフトクリーム」。昭和51年初夏に清泉寮の喫茶メニューとして作られたのだそうですが、当時は高価なデザートだったのに、口コミで人気が広がり隠れた名品になったそうです。今でも人気は高く、常に長い行列が出来ていて並ぶと聞いていましたが、やはり雨のせいか、寒かったせいか、スムーズに買うことが出来ました。ラッキ-!
とはいえ、いつも行列が出来ることを物語っていたのは、ソフトクリームの機械の数です。想像するのは、だいたい1台、多くても2~3台で販売しているところですが、ここには、なんと8台も!そのくらい必要だということですよね。すごい!

 

 

 

 

 

 

ソフトクリームはよく見ると、真っ白というより、少しだけクリーム色をしていました。まずは、ひと口。う~ん、濃厚でミルクの味がしっかりしています。さすが、ジャージー牛乳ですね。でも、ミルクだけではない何か似た味のものが…と思って気が付いたのは、私の大好きなコンデンスミルクのような甘さと香り。美味しかったです。が…、とにかく寒くて…。すると、外に足湯を見つけました。雨も降っているので、とりあえず手だけ温めさせてもらいましたが、晴れていたら、足湯につかりながら、景色を楽しみながら、ゆっくりとソフトクリームが食べられたのに…。残念です!

 

 

続いては、小渕沢にある「ウインドスター八ヶ岳」へ。カヤック体験が出来るとうので、楽しみにしていたのですが…、やはり中止とのこと。
カヤックが中止なのもショックでしたが、そのカヤックを乗る予定だった小さな湖にも行けないということが更にショックでした。その湖へは、車のナビゲーションにも乗らない細い道を通り行けるとのこと。雨が激しくなっていたので、危険なため通行止めということでした。どんな場所なのか見てみたかったです。

 

 

 

 

 

 

せめてお話しだけでも…と、代表の佐藤隆之さんに伺いました。
その湖は波も流れもなく、他の船も通らないため、本当に静かで安全な水面なのだそうです。一人乗りだけでなく、二人乗りもあり、安全な水面だからこそ、3歳のお子さんから、ご年配の方まで乗ることができるカヤックなのです。しかも、ずっと漕いでいるのではなく、ただ浮かんで、その静かな時間を楽しむことが出来るとのこと。カヤックの上で楽器(小さなもの 例えばギターではなくウクレレなど)を演奏したり、本を読んだり…。それぞれの好きなように時間を過ごせると聞いて、私が思っていたカヤック体験とは違ったので、本当にほんと~に、体験してみたかったです。絶対、気持ちいいでしょ!想像しただけで、癒されるでしょ!なのに、想像だけなんて………

 

 

 

 

 

 

 

そして、カヤック体験の後は、ミニベロ(かわいい小さな自転車)で、ゆっくりと散歩するように高原を小旅行…。のはずが、もちろん、こちらも中止です。
自転車が大好きで、森の中を散策できると楽しみにしていたのに、ガッカリです。

 

とにかく、どこへ行ってもお話しを聞けば聞くほど、残念で仕方ないことばかり。ほとんどが想像だけで、私のこの気持ちをどうしたらいいものか。行きたかった…、やりたかった…、という気持ちがつのるばかりの旅でした。この日記にも「…」の連続。もう、どう表現したら良いのか分かりません。これはもう、体験しないといられません!お話しを聞いただけでも魅力的だと分かります。お願いですから、リベンジさせてください!!!

 

今回の旅は、そんな中止の連続で予定の時間も余ってしまい、途中で見つけた温泉へ向かいました。そこで、冷えた体を温め、のんびりして、少しだけ癒されました。
だからって、このモヤモヤした気持ちは変わりませんが…(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

しかし、旅は天候に左右されるものですね。今まで、プライベートでもYAJIKITAでも、旅の時はお天気には恵まれていたのですが、今回は参りました。自然には勝てないということを実感させられる旅となりました。すべて旅の醍醐味だと思うしかありません。予定外の温泉に立ち寄ったように、予定変更など気持ちを切り替えて楽しむ!ということも必要だと教訓にします。でも、やっぱりなぁ…

 

ちなみに、八ヶ岳南麓では、雪の降る季節には雪上散歩など、他にも楽しめるアウトドアもあり、季節ごとの景色が楽しめそうですよ。皆さんもぜひ自然を感じる旅へ出かけてみてください!

 

追伸:アウトドアの計画は、天気予報のチェックをお忘れなく。