東京ローカル 世田谷線の旅|旅人:松本英子

2015-03-27

 

ヤジキタ、久々の旅人 松本英子です(*^_^*)

 

いつもスタジオから羨むばかりだったので、
今回はナレーションを井門先輩にお任せして
スタジオを飛び出しました!ふふ。

 

せっかくなので存分に旅を楽しませて頂きますよ~!!!

 

 

さて、今回訪れたのは??
いきなり踏み切り~(笑)
しかもオレンジの高い建物(キャロットタワー)が目の前に!!!
そうです、ここは以前、
東京どこいくツアーでもヤジキタで取り上げた街、三軒茶屋!

 

井門さんとヤジキタ一行が、
スタジオでリハーサル中の私をサプライズで
訪ねて来てくれたのが三軒茶屋=三茶。

 

というわけで、私自身もよく利用している街なんですが、、、
今回はここからスタートし、

 

下高井戸まで繋がっている路面電車「世田谷線」を
フィーチャーした旅です。 


題して『東京ローカル 世田谷線の旅』いざ、しゅっぱーつ!!!!

 

 

 

 

 

 

このたった2両の可愛い車両が
世田谷線の萌えポイントその❶でもありますが、、、
住宅の間を走る電車なので、
とにかくゆっくりなスピードで進んで行くんです。

 

三軒茶屋~西太子堂、、その次の若林駅に入る手前には
環七の大きな道路を渡らなくてはならないのですが、
まさかのクルマ優先wというわけで、
ちゃーんと信号を守って停車する世田谷線ヽ(;▽;)ノ

 

これもまた可愛い萌えポイントその❷。
さらに、各駅無人!

 

 

 

 

 

 

三軒茶屋と下高井戸には駅員さんがいらっしゃいますが、
その他の駅にはだーれも居ないので、
バスのように乗車時に電車の車内で料金を支払います(*^_^*)

 

これまた萌えポイントその❸。
いちいち可愛いやつなのです♡

 

 

そんなこんなで、まず降り立ったのは、若林駅。
ここから約1駅分歩いて松陰神社へ向かいます!

 

が、、、この辺の地理は知ってるつもりで
誰よりも先頭きって歩いていた松本英子だったんですが、
暫くすると不穏な空気が、、、

 

住宅地で入り組んでいる為にちょっぴり迷子になってしまいました(^^;;
早速ググるググる、、、そうです!早くもGoogleマップ頼みです!
いやはや便利~!!

 

5~6分程であっと言う間に松陰神社へ到着いたしました。

 

 

 

 

 

 

この松陰神社もよくお参りに来させて頂いてる神社なのですが、
祀られている吉田松陰さんは山口県萩市の方なのに
どうしてこの東京世田谷に?という謎が。
早速、松陰神社宮司の斎藤憲輝さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

1859年、「安政の大獄」で斬首刑となった吉田松陰。 

 

亡くなった4年後、別の場所に改葬されお墓が建てられました。

 

その時、埋葬されたのが長州藩の別邸で、
東京の松陰神社があった場所だということなんです。

 

また、高杉晋作、久坂玄瑞、山縣有朋、伊藤博文らを輩出した松下村塾。
ここの松陰神社にも、山口県萩市にある松下村塾を再現した建物があり、
見学することが出来るようになっていいます。
(土日祝の午前9時から午後4時半のみ雨戸開放で、荒天除く)

 

思った以上に狭いスペースで皆学んでいたのだということが分かり、
幕末の偉人たちを身近に感じることが出来ました。
最初は6畳一間だけだった塾も、
さすがに手狭になって増築したんだそうです。

 

それでも狭かったと思うのですが、
このコンパクトさがよりコミュニケーションを取る上で
良い方向に働いて彼らを熱く語らせたのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

桜の木に囲まれていた吉田松陰先生のお墓。
今頃は美しい花たちに囲まれていることでしょう。
数え年で30歳(満29歳)の若さで亡くなった事が本当に悔やまれますが、
彼が残したものの大きさを多くの人がこれからも知り、
その偉大な意志や精神はこの先も受け継がれるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

さて、松陰神社を後にして、松陰神社通り商店街を歩き始めると、、、
またいい感じのお店が立ち並んでいて、ちょうどお腹が空いた事もあり、
寄り道を(*^_^*)

 

商店街といえば~?
そう!お肉屋さんのコロッケ~~♡
その名も「松陰コロッケ」
しかも揚げたて~~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
サクサクほくほく、じゃがいもの甘さがたまりません!!

 

 

 

 

 

 

美味しく頂きつつ食べ歩きすること10m(笑)


目の前に、「松下村塾學び館」、入館無料の看板が!

 

 

 

 

 

 

気になって中を覗くと、、、
若い青年がチラホラ。
これまたさらに気になって中に入ってみることに。
吉田松陰にまつわる雑誌や書籍、DVDなど様々な資料が並んでいて、、
幕末好きにはたまらないマニアの香りがプンプンするスペース。

 

ここは、私塾:日本ベンチャー大學の活動スペースでもあるため、
OBが運営にも携わっているそうです。
この日もOBの小林諒也さんが熱く幕末を語って下さいました!!

 

 

 

 

 

 

江戸時代の製法にこだわった「幕末コーヒー」をいただきながら楽しくお勉強。
これなら歴史初心者も楽しんで學べます!!!!
今度は息子を連れて一緒に来ますと約束をし、次なる目的地へ、、、

 

と、松陰神社前駅を目の前にした踏切の向こうに、
またも気になる看板発! 


「松蔭饅頭」

 

和菓子屋さんかとおもいきや、お店を覗いてみると、パン屋さん?!
美味しそうなパンやケーキも並んでおりました。

 

 

 

 

 

 

こちらのお店「ニコラス精養堂」の2代目社長
92才の太田米蔵さんにお話を伺うと、松蔭饅頭が出来た由来から、
とんでもない歴史に関わるお話に行き着き、、、

 

太田さんのお話に引き込まれている間に、
お饅頭食べたいモードになってしまったワタクシ(汗
パクリ食べちゃいました!

 

 

 

 

 

 

もうそればそれは上品な味わいで、
卵の黄身やはちみつをたっぷり入れて水を一滴も使わないこだわりの餡、
これをお土産に昔の参拝客たちも買い求めた理由が分かりました。

 

 

さて続いては、再び世田谷線に乗って、豪徳寺へ。
「招き猫」の発祥と言われるお寺へと向かいます。

 

すでに道の途中、あらゆるお店や民家の軒下には
招き猫ちゃんがたくさん!!!
いろんな顔をした招き猫ちゃんに道案内をされるように行き着いたのが、
豪徳寺さんです。
立派な松の木の並ぶ参道を抜けると、広大な敷地のお寺さんが目の前に。
住宅地の中にありながら、ここだけ一気に気温や空気感までもが
変わるような感覚になる不思議なスポット。

 

 

 

 

 

 

 

敷地内を副住職の粕川徹哉さんがご案内して下さいました。。
仏殿や立派な三重塔が立ち並ぶ中、そのすぐ側に招福殿が建っています。 


入ってすぐに目に飛び込んでくるのが、何千体もの招き猫さんたち。
豪徳寺の猫さんたちは小判は持っていません。
福は自分で招くもの!だからです(納得)

 

 

 

 

 

 

招き猫発祥の地として知られていますが、
彦根藩二代目藩主の井伊直孝が豪徳寺前で夕立に遭った際、
和尚さんが飼っていた猫に手招きされます。

 

猫に招かれた井伊直孝。
雨宿りがてら和尚さんの説法を聞いていると、
なんと井伊直孝が先刻まで居た場所に雷が落ちたのです!
猫が手招きをしていなかったら大変なことになっていた井伊直孝。

 

猫のお陰で命拾いしたという話から、
この豪徳寺が井伊家の菩提寺になったそうです。

 

井伊家の菩提寺ですから、豪徳寺には井伊直弼のお墓もあります。

 

「安政の大獄」で、吉田松陰の刑を言い渡した井伊直弼。
吉田松陰のお墓と井伊直弼のお墓が、
およそ800メートルの位置にあるとうのも、
何かの因縁なのでしょうか?! って感じました、、、

 

 

 

 

 

 

最近は御朱印帳をもってまわられている女性の方も多く、
皆さん「松陰神社から豪徳寺へ」という方も多いそうです。
NHK大河「花燃ゆ」効果でしょうかね? 

 

さて、豪徳寺さんをあとにして向かったのは、
すぐ近くに位置しています「山下」駅。

 

この駅のすぐ横にはカフェが隣接されているんです。。。
早速中に入ってみました!!!

 

 

 

 

 

 

可愛らしい山下駅のホームからすぐ、これまた可愛らしい 


たまでんカフェ山下
さん。ここには、たくさんの世田谷線グッズもおいてあり、
世田谷線がまだ「玉川電気鉄道」
通称「玉電」と呼ばれていた頃からの写真も展示してありました。

 

 

 

 

 

 

街の皆さんの憩いのスペースでもある「たまでんカフェ」。
柴田真希さんが山下の魅力として、
「小さな路地の多い街ですが、
最近は若い方達が経営するカフェやバーも沢山増えて来たんですよ」
と教えて下さいました!

 

ヤジキタ一行も、早速そんなお洒落な山下のカフェで遅めのランチ。
そしてラスト終着駅の下高井戸へと目指しました。

 

たった10駅しかなく、18分で乗れてしまう、
運行区間の短い世田谷線ですが、、、

 

その一つ一つの街が、本当にこだわりと個性に溢れた街で、
思った以上に史跡や神社仏閣も多いという事も分かりました。

 

よく利用する区間ではあったのですが、
実は知らない事だらけ。また新たな魅力に出会えた旅でした!!!

 

YAJIKITA ON THE ROAD
『東京ローカル 世田谷線の旅』

 

皆さんも、ゆっくりゆっくり東京世田谷ローカルを
楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

さ~て、今度はいつ旅人になれるのかな?!(笑)