そうだ!おもしろミュージアムに行こう!|旅人:小谷大輔
2015-04-16
あー。
そろそろアレだなー。
アレがしたいなー。
ほら、なんていうの?
知らないところとか行って、新しい発見があったり、
こう、人と触れ合ったり、なんていうかさー。
旅がね。
TA・BI!!!
そんなこと思ってたらやってきました。
YAJIKITA ON THE ROAD!!
私、小谷大輔に、再び旅人任命です!
今回も舞台は東京。
まあシティボーイなんでね。
京都出身だからどっちかっていうと都ボーイかな。
MIYAKO BOYね。
そんな今回の旅のテーマは!
「そうだ!おもしろミュージアムに行こう!」
都内には実は不思議な博物館がたくさんあります。
その中から選りすぐりの博物館達を!
『おもしろ旅人(台本より抜粋))』の僕が!
堪能してしまおういうことです!
ほな!いきまっせー!
まず始めにやってきたのは、
2013年東京・丸の内に誕生したJPタワーの2・3階に設置された、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の
産学協働によるミュージアム『インターメディアテク』です。
空間・展示デザイン©UMUT works 2013 |
・・・インターメディアテク。
まず名前から只者ではない。
2013年にオープンしたこちらは、最先端の博物館なのです!
一体なにが最先端なのか?
お話は館長の西野嘉章さんに伺いました。
まず入ってすぐに気づくのは、いわゆる博物館らしい展示ではないということ。
デザイン性や空間の使い方が独特で、その意図や展示物に関する補足なども全面に押し出されてはいません。保存建築の風合いを生かした館内は、まるで博物館全体が一つの作品であるかのように感じてしまいます。
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館長はここで「何かを感じてほしい」とおっしゃっていました。
「これはこうだ」というものではなく、訪れた人それぞれが何を思うのか・・・。
目を向ける場所は人によって様々です。
いわゆる博物館らしい展示のみを追っていくと見逃してしまう「作品」が館内の至るところにあります。
例えば、展示品が入っているチェストにも『何故これを使うんだろう?』という疑問を感じたり、その答えを自分なりに感じたり、そういう楽しみを発見する場所なのです。
空間・展示デザイン©UMUT works 2013 |
うーむ。深い。
そういう博物館の新しい在り方が、ここが最先端と呼ばれる由縁の一つなのかな。
そんな風に思いました。
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西野館長! ありがとうございました!
続いて訪れたおもしろ博物館、それは!
「凧の博物館」!
凧です。海のタコではないです。
たこわさおいしいよね。そのタコではない。凧です。
場所は日本橋。
なんと老舗の洋食レストラン「たいめいけん」の5階です。
そんなところに「凧の博物館」が!?
えー、ほんとにー?
いやいや、そんなの見たことないよー。
あるわけ・・・あった。
なんと1階の入り口に「凧の博物館」への案内があります。
凧も飾ってあります。なんと・・・!
お腹が空いてるときは見逃してしまうかもしれない。
ここに来る時はだいたいお腹が空いてる時なので、たぶん見逃してしまう。
ともかく5階へ!!!
エレベーターが5階に到着。
扉が開いた瞬間そこは・・・
凧!!!
凧の王国や!!!!
見渡す限り凧だらけ!
誰がなんと言おうと凧の博物館です!
ニコニコと法被を着て現れた館長の茂出木雅章さんにお話を伺いました。
この凧の博物館は「たいめいけん」創業者の茂出木心護さんが大の凧好きであったことから誕生しました。
連凧や立体凧はもちろん、見たこともない不思議な凧まで、館内にはなんと3,000点(!)にも及ぶ凧が展示されていて、日本全国の凧を見ることができます。
とにかく茂出木さんは、うれしそうに話してくださいました。
創業者の茂出木心護さんの凧への愛が、雅章さんにも確実に受け継がれています。
凧は地域ごとに様々な特色がありますが、海外でも様々な形で親しまれています。
そのせいもあって、
「知っている凧と違う」
「日本ではこうなのか」
といった、海外からのお客さんも非常に多いようです。
なんとなく懐かしい気持ちになれるような凧から、歴史を感じる趣のある凧、
そして「これがホントに飛ぶの??」と思っちゃうような凧まで!
あれやこれやと茂出木さんに質問していたら時間がいくらあっても足りません!
そして何でも答えてくれる!笑
まさに凧の聖地!
みんなもっと凧揚げしようぜ!!
3番目のおもしろミュージアム。
それは墨田区の千歳にあるそうです。
しかし・・・
完全に住宅街。
それらしいものはないんだけど・・・?
ん?
あ、え?
・・・ここ?
えーと、
「金庫と鍵の博物館」と書いてあります。
確かに書いてある。
え、でも普通の住宅・・・だよね?
一応、一部ショーウィンドウ?風のガラスから、
中が見られるようにはなってる部分はあるんだけど・・・
暗い。
中が暗い上に入り口が封鎖されている。笑
ということで。
普通に玄関からチャイムを鳴らすと、
普通に家の方が出てきて、
普通に訪ねると、
とても普通に、
「ここが金庫と鍵の博物館です」
さすがおもしろミュージアム!
そもそも博物館なのかどうかも書いてないと絶対にわからないぜ!
そうです!
この場所こそが!
知る人ぞ知る、金庫と鍵の博物館!
そして気さくに現れたこの方こそ、
館長の杉山泰史さんです!
中へ案内していただくと、そこには大量の錠前や金庫が!
杉山館長にお話を訊きながら、珍しい南京錠の解錠にチャレンジしてみました。
馬の姿をモチーフにしたこの南京錠は、
普通の南京錠とは鍵の形も鍵穴の形も全く違う見たこともないタイプです。
まずどう鍵を差し込むのかもわかりません。
パズルのような、知恵の輪のような、閃きを試されているような、
そんな不思議な南京錠です。
・・・果たして、
この謎を解き明かすことは出来るのか!?
まあ出来なかったんですけどね。てへっ。
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いや、しかし本当に様々な鍵や金庫だらけ!
とんでもなく貴重な金庫がわりと普通に置かれています!笑
杉山館長のそれぞれの金庫や鍵にまつわる話も非常に楽しく、
色々な業界の人々が遠方から訪れるという理由もうなずけます。
鍵の神秘・・・熱いです!
さてさて、おもしろミュージアムめぐり。
ラストはなんと、両国国技館にやってきました。
弟子入りします。
違います。
なんとこの国技館の中にも博物館があるのです!
その名もずばり!「相撲博物館!」
錦絵や番付、化粧廻しなど相撲に関する資料を収集、保存し、年6回の展示により公開している博物館です。
案内してくださったのは相撲博物館の中村文彦さん。
取材した時点で開催されていたのは「しこ名考」の展示。
その名の通り、しこ名について考える展示です。
古くからあるしこ名を受け継ぐということは、その歴史も受け継ぐということ。
その責任は計り知れません。だからこそ、それに答えられる力士が選ばれるのです。
また歴代の横綱の肖像も展示されています。
年代別の横綱の肖像がずらりと並んでいるので、その歴史を感じたり、
実際に活躍を知る横綱達に想いを馳せたり。
親子や家族でそれぞれのヒーローについて話すのも楽しそうです。
そして4月22日からは、国技館の30年の歴史を振り返る展示が公開されます。
まさに熱い時代です!次回の展示も楽しみですね。
さて、いかがだったでしょうか?
「そうだ!おもしろいミュージアムへ行こう!」
と題した今回の旅!
おもしろ旅人(台本から抜粋)の僕に負けないくらいの、
面白い博物館の数々!
博物館といっても本当に様々です。
そして感じたのは館長の個性!笑。
やはり一筋縄ではない博物館は一筋縄ではない思いで満ちています。
というかちょっと溢れています!
うーん。
探せば他にもありそうですね。
おもしろミュージアム巡り・・・シリーズ化希望!笑
やっぱりTABIは楽しいね!
LOVE!!!
それではまたいずれお会いしましょう!
YAJIKITA ON THE ROAD
旅人は、
小谷大輔でした♪