おんせん県大分で温泉を巡っちゃいますけん!|旅人:後藤圭子

2015-05-28

YAJIKITA ON THE ROAD旅人の、エフエム大分の後藤圭子です!
大分以外のリスナーさん、はじめまして!!
今回は、待望の!!大分編ということで、
旅人の井門さんと一緒に、大分県内の魅力ある名所を巡ってきました!

 

私、後藤は、生まれも育ちも大分県大分市。
履歴書の学歴・職歴欄には全て『大分』の文字が入っていることが唯一の誇りという、
生粋の大分っ子でございます。
ちなみに、『後藤』という苗字は、大分にはとても多く、
小・中・高校時代は、クラスに3~4人は『後藤』がいたものです。

 

まぁ、「大分と私」の紹介についてはこのくらいにしまして(笑)

 

大分県といえば、『日本一のおんせん県』として全国にPR中ですが、
そう名乗る通り、温泉の源泉数、湧出量、ともに日本一を誇っているんです!!

 

というわけで!
「やっぱり温泉は外せないでしょー!!」ということで、
YAJIKITA御一行様とともに、全国的に有名な温泉地、「別府」と「湯布院」へ!

 

最初に向かったのは、別府の「鉄輪」という地域。
「てつわ」じゃないんです、「かんなわ」と読みます。
余談ですが、大分の放送局のアナウンサー試験の漢字の読み問題で
よく出る問題のひとつです(笑)

 

別府に近づくと、斜面状になっている街並みからもくもくと天高く
白い湯けむりが立ちのぼっている光景が見られるのですが、
その湯けむりがたくさん立ち上っている場所が、この鉄輪エリア。
「湯けむり展望台」からは、鉄輪界隈をはじめ、
別府らしい景色を一望することができます!

 

 

 

 

 

 

鉄輪エリアは、数多くの温泉が集まっている場所で、
なんと、一般のご家庭でも温泉を引いているところも多いんです。
羨ましい~!!

 

そんな鉄輪で最初に立ち寄ったのは、『ひょうたん温泉』。
創業は大正11年。
別府の中でもとても有名な温泉です。
こちら『ひょうたん温泉』は、砂湯、うたせ湯、露天風呂など、
いろんな種類の温泉が楽しめるんです♪♪

 

スゴイのは、駐車場に誰でも利用できる「足湯」があること!
この足湯に、井門さんと二人で足を浸しながら、
ひょうたん温泉の専務取締役・田中仁さんにお話しを伺いました。
この足湯では、「竹製冷却装置」の仕組みが見られるようになっているんです。
100度近い高温の源泉を、加水することなく一気に温度を下げて、
温泉成分はそのままに適温にするという仕組み!!
素晴らしいアイデアですよね~!

 

 

 

 

 

 

そして、井門さんには「砂湯」を体験してもらいました!
田中さんと私は、砂かけのお手伝い♪♪
専用の浴衣を着て横たわった井門さんへ、
日ごろの生活でつもり積もった恨みつらみを晴らすがごとくザクザクと砂をかけ・・・
ではなく、愛情をこめて優しく砂をかけて差し上げました(笑)

 

 

 

 

 

 

しかし、足元の砂はかなり温かくて、裸足で立っているだけでも
ジンワリと汗をかくほど!!
ということは・・・
砂に埋もれた井門さんはと言うと、あっという間に顔から首から汗が・・・!!
砂湯パワーすごいっ!!

 

そして、オンエアーでは紹介しませんでしたが、
井門さんと男性スタッフ陣が男湯を満喫しているころ、私は一人、中庭で待機・・・。
その中庭で目を引いたのが、『縁起の湯』。
横にコップが置かれていて、自由に温泉が飲めるとのこと!
しかも、その温泉を飲むと、「8」のつく日にいいことがあるんだとか。
男性スタッフがいない間に、しっかりと飲んでおきましたよ。

 

 

 

 

 

 

後日談ですが、その後、8のつく日に、ほんとにちょっといい事がありましたー!!
このお湯のおかげかなぁ~!!

 

 

さて、続いて一行が向かったのは、別府観光の名物『地獄めぐり』。

 

ここでいう『地獄』とは、『温泉』のこと。
様々な温泉=地獄が観光名所となっていて、観光バスなどで周遊するという
別府観光の定番コース♪

 

なのですが!!

 

意外と地元の私たちは巡る機会がなく、私も初めて行く地獄がほとんどで、
今回は完全に観光気分を味わっちゃいました。

 

別府地獄組合の高橋さんの案内で、地獄めぐりへ。

 

色鮮やかなコバルトブルーの『海地獄』や、
沸騰したシチューのような『鬼石坊主地獄』
(スタッフ間では『カメラマンテツヤ地獄』との異名も)、
リアルワニワニパニックな『鬼山地獄』、
赤褐色の色がまさに地獄感たっぷりな『血の池地獄』などなど・・・
どこも個性的な地獄ばかり!!

 

 

 

 

 

 

 

 

国の名勝に指定されている地獄もあり、その神秘的な光景は一見の価値がありましたよ!

 

 

 

 

 

 

最初は地獄に怯えていた井門さんも、すっかり地獄のトリコに(笑)
地獄のホスピタリティー、恐るべし!!

 

 

とはいえ、まだまだ地獄は続きます・・・
続いて一行が向かったのは、『地獄蒸し工房 鉄輪』。
『地獄蒸し』って・・・名前だけ聞いたら、とんでもなく恐ろしい響きですよね(笑)
だけど、ご安心ください!全然怖いものではありません!!
むしろ、とっても優し~~くて、美味しい~~んです!!
と言っても、実は、大分っ子の私も、地獄蒸しを食べるのは今回が初めて!

 

『地獄蒸し』とは、温泉の高温の蒸気を使って食材を蒸しあげるという
昔ながらの調理法。

 

漆原館長に、オススメの食材を教えていただき、
いざ、「地獄釜」へ!!!!

 

 

 

 

 

 

この蓋、かな~り重いのです!!さすが、地獄釜の蓋!!
蒸気がすごくて、視界が真っ白!!
ひゃあ~~!
蒸気が熱いので、アームカバーとゴム手袋はお約束です。
釜の中にそーっと食材を入れ、蓋をして、しばし待ちます。

 

豚しゃぶや、半熟卵は、7分。
エビや牡蠣、ホタテなどの海の幸、キャベツやシメジは15分、
玉ねぎ、ジャガイモ、カボチャ、サツマイモなどは30分。

 

 

 

 

 

 


一番人気という「豚しゃぶ」は、薄切りの豚肉は柔らかくて、
脂の甘みが口いっぱいに広がります!
豚の下に敷き詰められた、たっぷりのもやしとキャベツは、
シャキシャキの歯触りで、旨み・甘みが、中に凝縮してる感じ!!

 

海の幸はプリプリの食感、玉ねぎは口の中でとろける柔らかさで、とにかく甘~い!!
塩とポン酢を準備していただきましたが、何もつけなくても十分美味しい!!
素材の良さを引き出してくれる、温泉の恵みを活かした調理法です♪

 

初めての地獄蒸しに、大満足♪♪
そして、みんなで地獄蒸し料理を分け合って食べると、
自然と会話も生まれて、和気あいあいとしたムードに!
温泉のようなほっこりした空気に包まれます。
地獄蒸し、最高やなぁ~。

 

地獄蒸しでお腹を満たしたYAJIKITA一行は、
名残惜しい気持ちを抑え、次の温泉地へと向かったのであります・・・。

 

 

さて、続いてやってきたのは、隣接する温泉地『湯布院』。
湯布院温泉も、全国的に有名な、人気の温泉地!
特に、町の中心部には観光客やオシャレなお店も多く、
ここ数年は、女性からの人気も高い場所です。
大分市からは車で1時間程度、別府からは30分程度なので、
私も時々友人とドライブに出かけたりしています♪

 

 

まずは、湯布院観光の中心地『湯の坪街道』の散策へ!
ロケ中も、たくさんの観光客の方でにぎわっていましたよ♪

 

今回は、散策しながら、グルメも満喫♪
まず立ち寄ったのは、ロールケーキ専門店『B-Speak』。
こちらの『Pロール』は、湯布院土産の定番として人気なんです!

 

 

 

 

 

 

カットしていただき、お店の入口でスタッフみんなでパクリ♪
ミルクの風味豊かな生クリームと、
卵の味がしっかり感じられるふわふわしっとりのスポンジ。
やっぱり最高に美味しい~!!
ロケでちょっぴり疲れた体に嬉しい、優し~い甘さでしたよ♪

 

さらに、歩いて行くと、人だかりができているお店が。
そのお店は、湯布院散策のお供に大人気の、『金賞コロッケ』。

 

「全国コロッケコンクール」で金賞を受賞したコロッケ!
週末には行列で、この日も賑わってました!!

 

 

 

 

 

 

私もこのお店のコロッケの大ファン♪
外の衣はサクサク!
中は、野菜と牛肉の旨みが溶け合ってトロ~リ♪
いつ食べても何度食べても美味しいわぁ~!!

 

YAJIKITA一行にも大好評でした!!

 

そして、湯布院のシンボル的存在ともいえる『金鱗湖』へ。
目の前には由布岳、この時期は、周りに新緑が眩しくて、
ゆっくりのんびり過ごすのにピッタリです。
秋から冬にかけては、朝霧に包まれる幻想的な風景が広がる金鱗湖。
四季折々の表情も楽しめますよ♪

 

 

 

 

 

 

さて・・・湯布院と言っても、その範囲は広く、地域ごとに趣も全然違うんです。
「湯の坪街道」のような人気の観光スポットも良いのですが、
せっかくなら秘湯にご案内したいな~と思いまして、私のオススメの秘湯へ。

 

その秘湯とは、塚原というエリアにある、『塚原温泉 火口乃泉』。
私も去年の秋、塚原出身の友人に連れてきてもらって初めて知った、
知る人ぞ知る温泉です!

 

 

 

 

 

 

 

この『火口乃泉』は、名前の通り、火山の噴火口がすぐそばにあり、
駐車場から10分程度坂を登れば、そこには幻想的な火口の景色が広がっているんです!

 

火口見学の後は、本題の温泉へ。
こちら『火口乃泉』は、全国的にも珍しい泉質で、
酸性度の高さ、アルミニウムイオンの多さは全国第2位、
銀イオンの多さは日本第1位!
「日本三大薬湯」のひとつなんです!!

 

・・・と言っても、地元でもあまり知られていない、秘湯なのです。

 

この温泉の凄さを体で感じてもらおうと、井門さんにお湯を飲んでもらいました!
ここの温泉は、飲泉ができるようになっているので、
飲んでみると・・・
ビックリするほど、酸っぱいんです!!例えるならば、まるでレモン汁!!
温泉の成分の強さに驚きます。
さすが、日本三大薬湯のひとつ。
秘湯に興味がある方には立ち寄ってもらいたい穴場スポットです。

 

 

 

 

 

 

そして、もう一つの秘湯へ。一行が向かったのは、『湯平温泉』。
湯の坪街道からは車で30分ほどのところにある、静かで趣のある温泉地です。

 

 

湯平温泉と言えば、石畳。
ロケの日はちょうど、「温泉まつり」の前日ということもあり、
いつもは落ち着いた雰囲気の石畳の坂道も、なんだか賑やか!!
昔ながらの共同温泉も5か所あるということで、
井門さんが温泉に入ってレポートをすることになっていました。
せっかくなので、湯上りに浴衣と下駄で石畳を歩こう!ということで、
湯平温泉観光協会の麻生幸次さんに井門さんと私の分の浴衣を用意していただきました。
井門さんだけが温泉に入る予定だったのですが、
私も温泉に入りたくてウズウズ・・・。
すると、スタッフの皆さんからOKをいただき、私も女湯に入ることに♪
ヤッター!!
入ったのは、共同温泉のひとつ『銀の湯』。
機材は、男湯側にあるので、私は静かに一人で女湯を満喫。

 

入ってすぐは「ちょっと熱めかな?」と思ったのですが、
すぐに慣れて、思わず「ふぁ~」と力が抜けていきます。
無色透明で、少~しとろみがある柔らかいお湯。
気持ちいい~!

 

男湯との仕切りの向こうからは、井門さんの良い声が聞こえてきます。
お風呂場ならではの天然のエコーがかかり、さらに良い声になって響き渡ってました(笑)

 

「男湯から話しかけられることはあるのかしら?」と思いながら、
ドキドキしながら待っていたのですが、
特に話しかけられる様子もなく、「先に上がるか~」と、脱衣所に踏み込んだその瞬間!
男湯から、「後藤さ~ん!!」の声が(笑)

 

慌てて湯船へリターン。(笑)

 

男湯と女湯の仕切りを越えて会話をするのは初めての経験(笑)

 

ディレクターのごるっちさんは、女湯の声を拾うため、
一生懸命、仕切りの上からマイクを女湯に向けていたとか(笑)
仕事じゃなければ絶対ありえない光景ですよね(笑)

 

いや~、何はともあれ、イイお湯でした♪♪

 

そして、湯上りに浴衣を羽織り、下駄を履き、石畳の散策へ!
井門さん、浴衣も似合うんだからぁ~♪♪
とっても素敵でしたよ!!

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで楽しい温泉めぐりを終えた一行なのでした。

 

やっぱり大分は温泉ワンダーランドだな~と
改めて大分愛が深まった1日でありました♪
やっぱ大分、しんけん好きっちゃ~!!!!