大分でタイムトラベル体験!|旅人:後藤圭子

2015-06-04

前回に引き続き、YAJIKITA ON THE ROAD大分編・旅人の、エフエム大分の後藤圭子です。

 

さぁ!今回は・・・「大分でタイムスリップ体験」!!
・・・へっ??タイムスリップ??どゆこと??
と思いました・・・よね?(笑)

 

そうなんです!今回はなんと、最新のタイムマシーンを用意・・・していませんが(笑)
タイムマシーンがなくても、大分県内には、
様々な『時代』を感じられるスポットがあるのです!!
そんなオススメスポットを巡ってきました~♪

 

旅のスタート地点は、『平成』。
大分で今一番新しいスポット、「JRおおいたシティ」へ。

 

 

 

 

 

 

4月にオープンしたばかり♪
駅ビルにはファッション、グルメのショップが数多く出店しているのはもちろん、隣接するホテルには、露天風呂やサウナなども完備!!
ここでもやはり、“おんせん県”らしさ満載なのです。
そんな大分の最新スポットから、タイムスリップの旅へ出発~!!

 

 

 

 

 

 

最初にタイムスリップしたのは、『奈良時代』。
YAJIKITA一行が到着したのは、宇佐市にある「宇佐神宮」。
ここ「宇佐神宮」は、全国に4万社あると言われている八幡さまの総本宮。
西暦725年に創建されました。

 

 

この日は、宇佐神宮・出仕の橋本真さんが境内を案内してくれました。
「出仕(しゅっし)」というのは、神職の位の中では一番下の立場なのだそうで、
上下真っ白な衣装というのが決まりだとのこと。
「白」の理由は、これからいろんな知識を吸収して染まっていく、
という意味があるそうで、実際に位が上がっていくと、
水色や紫など、だんだん濃い色の衣装に変わってそうです。
へぇぇぇ~~~~~!!!!
ということは、DJに例えると、私は白い衣装、井門さんは紫ということかぁ~。

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えながらしばし歩いていると、本殿に近づくにつれて、樹齢の古い木々も多くなってきます。
新緑のこの時期は本当に緑が鮮やか!!
空気も清々しくって、木漏れ日の下を深呼吸をしながら散策すると
心が洗われるというか…心にスーッと新鮮な風が吹き抜けていくイメージですね。

 

 

 

 

 

 

本殿の少し手前で、密かにずっーーーっと心に留めていた禁断(?)の質問を
橋本さんに投げかけてみました!
実は、宇佐神宮に関する有名なジンクスがありまして。。。

 

それは、カップルでお参りに行くと、別れる…というもの。
宇佐神宮の神様が女性なので、嫉妬するのだとか…
大分の若い女の子たちの間では、みんなが知っている都市伝説と言ってもよいでしょう。

 

どうなんですかッ!(これは重大な問題ですからっ!!)と詰め寄る私にも余裕の橋本さん。
橋本さんが笑顔で足元を指さすと、そこにあったのは・・・

 

石畳の中、驚くほどキレイに左右対称に並んでいる石。

 

 

橋本さんは、「この石をカップルで踏むと、末永いご縁で結ばれますよ。」とニッコリ。

 

なんとっ!!そんなパワースポットがあったなんてっ!!知りませんでした~。
ひとまず、ご利益にあずかろうと思ったものの・・・相手がいないことにはなぁ~。
周りを見渡しても、一緒に踏んでくれる人もおらず・・・。
かわいそうな私を見かねて井門さんが一緒に踏んでくれました(笑)

 

 

 

 

 

 

ラジオを通して、このご縁が末長~く続きますように。

 

さて、そしていよいよ本殿へ。朱色が何とも美しいんです。

 

 

 

 

 

 

一之御殿、二之御殿、三之御殿と、横一列に並んだちょっと珍しい造り。
順番にお参りしていきます。
ここ宇佐神宮は、参拝の方法にも特徴がありまして。
一般的にお参りする時は、「二礼・二拍手・一例」ですが、
宇佐神宮では、「二礼・四拍手・一礼」なのです!

 

YAJIKITA一行も、みんなで仲良くお参り。
これでますます長寿番組になること間違いなし!ですね!!

 

 

 

 

 

 

宇佐神宮で体いっぱいに神聖なパワーをチャージしたところで、一行は次の時代へ!!

 

 

次に向かったのは、『江戸時代』。
大分県杵築市です。
この杵築市には、街のシンボルである杵築城と、その周辺には昔ながらの武家屋敷と歴史的な街並みが残されているんです!

 

そして、杵築は『着物で歩きたいまち』としても知られています。
杵築市は、京都に続く和服で歩きたいまちを目指して「きつき和服応援宣言!」を実施。
全国初の“きものが似合う歴史的町並み”に認定されたんです。

 

 

ということは・・・

 

「着ちゃう??」

 

ということで・・・

 

へ~~~~んしんっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

ジャーン♪♪
似合ってますか・・・ね??(笑)

 

着替えを終えて井門さんに会った瞬間、思わず「若旦那!!」って叫んじゃいました(笑)
だって、似合いすぎなんだもん!

 

井門さん自身は、着替える前は「僕、和服似合わないんですよね~」と着付けスタッフさんにこぼしていたそうなんですが、着付けを担当してくれた「和楽庵」のスタッフの方も「お似合いですよ~」と太鼓判!!
いや~ほんと似合うわぁ~!!

 

 

今回の私たちの着物は、杵築市役所の近くにある、「和楽庵」でレンタルしたもの。
こちらでは、着物のレンタルと着付けもしてもらえるんです♪
なので、手ぶらで来店OK!
しかも!!レンタルと着付けが、なんと2400円というお手頃価格なんですよー!!

 

私たちが取材でお邪魔している間も、ご家族や、お友達どうし、カップルで着物レンタルしている方がたくさん出入りしていらっしゃいました。
ご家族で着物を着て散策なんて、素敵~!!

 

城下町の通りを歩いている人を見ると、着物を着ている人もとっても多かったですよ!

 

着物でテンションもMAXになったところで、杵築市観光協会の内田雄大さんに城下町を案内していただきました♪

 

内田さんによると、着物で杵築を散策すると、公共観光文化施設の入館料が全館無料になったり、約30店舗で食事の割引や粗品がもらえたり、いろんな特典があるとのこと!

 

そう聞くとますます、着物で散策って魅力的♪♪

 

 

 

 

 

 

杵築の町並みは、白壁と灰色の瓦屋根の、城下町の風情を感じる景観。

 

昔ながらの道や建物が多く残っているのですが、そんな中、杵築を代表する名所へ内田さんが案内してくれました。

 

それが、「酢屋の坂」。

 

 

 

 

 

 

名前の由来は、本当に坂の下に「酢屋」があったからなんだとか。
登ってみると、足元は少し緩やかな階段状になっています。
一段一段の幅と段差が、一般的な階段の幅、高さとは明らかに違うのです。

 

ここで、突然の内田ク~イズ!!(笑)
「Q.階段の段差が低くて、幅が広いのは何故でしょう??」

 

(え~なんでかな~…歩きやすくするため?いや、歩きにくいよな…)
と、考え始めた瞬間、井門さんが「馬がのぼるため?」と即答!
答えは、大正解!!
さっすが~!!
坂の上の高台は、たくさんの武家屋敷が立ち並んでいる場所。
こういうところからも当時の人の暮らしの様子をうかがい知ることができますね~。

 

感心してるうちに坂のてっぺんに到着。
振り返ると、そこには、『V』の字型の坂が広がっています!
足元には、今登ってきた「酢屋の坂」。
そして、通りを挟んで向こう側には、「塩屋の坂」。

 

 

 

 

 

 

この独特の街の形状から、杵築市は『サンドイッチ型城下町』とも呼ばれています。

 

そして、この二つの坂の上の高台には、それぞれ武家屋敷が立ち並んでいるんです。
さっそく、ぶらりと散策してみました♪

 

中でも有名なのが、「大原邸」。
入口の門をくぐると、それはそれは立派な茅葺き屋根のお屋敷が!!

 

 

 

 

 

 

 

YAJIKITA一行も、その美しさに感動。
お屋敷を案内してもらう中で、家の中の風通しがよくなる工夫や、茅葺き屋根を虫の被害から守る工夫など、ここでも当時の人々の暮らしの知恵を垣間見ることができました♪

 

ちなみに、お隣の「能見邸」には、武家屋敷の中でパフェなどが楽しめるカフェ「台の茶屋」もあるんですよ~!
私も以前行ったことがあるんですが、いい雰囲気で、和風パフェもおいしくてとっても満足でした!!

 

 

そして、武家屋敷通りを抜けると、再び坂道が。
ここは、「勘定場の坂」。
内田さん曰く、この坂に、最近人気上昇中のパワースポットがあるとか!!

 

むむ!!それは、私も初耳!!
「パワースポットどこ?どこ?」と探すYAJIKITA一行に、
「どこでしょ~う?もう見えてますよ~!見つけてくださ~い!」とお茶目な内田さん(笑)

 

それはもう真剣に、四方八方探しましたよ(笑)
そして目線を足元に向けると・・・

 

 

あーっ!!!見つけた!!!!

 

 

 

 

 

 

なんと、足元の石畳の中に、富士山の形の石があるではありませんか!!
そしてさらにスゴイのが、富士山の麓には、逆さ富士の姿も!!

 

この石が、今、杵築城下町観光の新たなパワースポットになっているんですって!

 

確かに、これはなんだか縁起がいいぞ~♪♪
てなわけで、富士山の石からもしっかりとパワーをいただきました!

 

 

いや~しかし、何と言ってもやっぱり着物で散策は楽しい!!
それだけで、いつもと違う気分になれます!!

 

カップルやご夫婦で着物を着たら、きっといつもと違う魅力を再発見するはず♪
間違いないっ!
はぁ~いいなぁ~~!再発見したいわぁ~(笑)

 

杵築を存分に楽しむなら、ゼッタイ着物で散策!!と心に誓いつつ、城下町を後にしました。

 

 

続いてやってきたのは、『昭和の時代』。
懐かしいなぁ~、戻りたいなぁ~と思っている方も多いかも??
そんな古き良き昭和の時代を感じられるのは、大分県の北部に位置する豊後高田市です。

 

ここ豊後高田市は、『昭和の町』として全国的に有名なスポット。

 

『昭和の町』では、この町の商店街が元気だった昭和30年代のにぎわいを蘇らせようというと、商店街が一丸となって、当時の町の様子を再現しています。

 

『昭和の町』の中心である、『昭和ロマン蔵』には、昔懐かしい駄菓子屋さんや、昭和のおもちゃなどを展示している博物館があります。

 

 

 

 

 

 

『駄菓子の夢博物館』には、小宮館長がご自身の趣味で集めたという昭和のおもちゃや、お菓子の箱、ポスター、雑誌などが、所狭しと並んでいます!!

 

小宮館長は、ここで、「お客さんに、思い出探しをしてほしい」とのこと。
展示しているものを見て、懐かしいと感じるのはもちろんなのですが、それだけではなく、ふとした時に、忘れていたあの頃の記憶が蘇ってくる…そんな場所なのかもしれません。

 

そして、博物館のそばには、懐かしい昭和を彩った車の数々が展示されています!

 

YAJIKITA男性陣は往年の名車の数々にくぎ付け!!
以前、両親とここを訪れたときも、父親が食い入るように昭和の車を見つめていたことを思い出しました(笑)

 

 

 

 

 

 

ここで、案内役の豊後高田市商工観光課の水田健二さんと一緒に、なんとなんとなんと!!
「ミゼット」に乗せていただくことになったんです~~!!!
うれしい~!!!!!

 

でも、そんな貴重な経験、私でいいのか?(笑)
でも、お言葉に甘えちゃえ!!ということで、運転手の水田さんの助手席に着席♪

 

 

 

 

 

 

シートは、思った以上にフカフカ♪♪すわり心地良し!!
天井までの空間と横幅は狭いけど、足元はゆったりしています。
水田さんがエンジンをかけると・・・
ゴーカートのエンジン音を間近で聴いているようなものすごい音と、ドシン、ドシンという振動が!!!!

 

すぐには走り出せないということで、この状態で待つこと数分。
(まだ走っていないこの状態でも、すでに周りの注目の的)

 

そして、たくさんのギャラリーの視線を浴びながら、「ミゼット」、出発~!!

 

 

エンジンの振動と道路の凹凸を全身で受け止めながら走るこの感覚、すごく新鮮!!
スピードは早歩き程度しか出しませんでしたが、とーーっても楽しかったです!!

 

今の車って、振動とかほとんどなくて、エンジン音も静かでしょ?
なので、車の原点を感じたというか、こういうのも悪くないな~と思いました!

 

完全にアトラクション感覚で楽しんでいましたが、当時の車ってこんな感じだったんですね。
とてもとても貴重な体験をさせていただきました!

 

車を降りてから、「どうでしたか?」と感想を求められましたが、興奮しすぎて、(&人に見られすぎて舞い上がって)、ロクに感想も言えず、反省・・・。
ほんと、ごめんなさい!!でも、でも、とっても楽しかったんです~!!

 

 

さてさて、「ミゼット」には、普段は乗ることはできませんが、誰でも乗ることができる昭和の車があるんです!

 

それが、昭和の町名物の「ボンネットバス」。
いくつかの周遊コースがあって、なんと無料で乗ることができるんですよ~!!

 

 

 

 

 

 

バスの走行中は、ガイド兼車掌の西さんが、このボンネットバスの歴史や昭和の町の説明をしてくれるんですが、これがまためっちゃ面白い!!
この日もバスの中は、終始笑いの渦が巻き起こっていました。

 

 

 

 

 

 

バスは昭和の町の商店街の中も走るんですが、お店の前を通るときに、商店街の方がバスに向かって笑顔で手を振ってくれるんです。
この光景が、またとってもあたたかいんですよ~。

 

 

バスから降りて、先ほどバスから見えた商店街でぶらぶらと散策することに♪
昭和の風情を感じる商店街をのんびり歩いていると、
YAJIKITA一行の目に飛び込んできたのは、「昭和の学校給食」の文字。
「カフェ&バー ブルヴァール」では、懐かしい昭和の給食を食べることができます。

 

 

 

 

 

 

店内の机や椅子も、小学校の頃使っていたような木の机にパイプの椅子だったりと、懐かしさ満点!!

 

井門さんが注文したのは、井門さん思い出の「ソフト麺とカレー汁」。
私が注文したのは、一度食べてみたかった「揚げパンと鯨の竜田揚げ」。

 

 

 

 

 

 

私、「ソフト麺」って食べたことがなくて、「それ、なんですか?」って井門さんに聞いたら、他のスタッフさんも一斉に「えっ?!ソフト麺食べたことないの??」って。

 

ハイ・・・、私の学校では出たことなかったですよーぅ。
代わりに私が懐かしかったのは、「パリパリ麺と中華あんかけ」(長崎の皿うどんみたいなもの)とか、「ハンバーガー給食」(丸いパンに自分で野菜やハンバーグを挟んで食べる)とかが懐かしかったですね~。
これは逆にみんなから「えーっ」と驚かれ・・・
でも、学校給食って、地域や年代によって違いがあるから面白いですよね~!

 

「鯨の竜田揚げ」は、私の両親の世代にとっては定番の給食メニューだったと聞いたことがあって、憧れのメニューだったんですよね~!

 

しょうゆ味のしっかり染み込んだ鯨の竜田揚げ、赤身のお肉を食べてるような感覚で、とっても美味しかったです♪♪

 

揚げパンは、きなこたっぷりで、外はカリッと、中はモチッと、素朴な甘さ。
牛乳との相性も間違いない!!

 

給食の思い出話に花を咲かせつつ、おいしく完食しましたよん♪♪
ごちそうさまでした!!

 

 

 

 

 

 

この商店街のすごいところは、昭和の雰囲気を再現しながらも、そこでちゃんと人々の生活が営まれているというところ。
決して、テーマパーク的なものではなく、確かに、ここに人々の生活が根付いているのです。

 

どこかおおらかな空気が漂う「昭和の町」。
ゆったりした時間の流れ、人の温かさ…そんな全てが、たくさんの人を魅了しているのかもしれませんね。

 

 

そして再び、現代へ戻り、「大分空港」へ。
時空を超えた「大分のタイムスリップ体験」も、本当に楽しくてあっという間でした。

 

私は、生まれ育った地元大分を心から愛しているのですが、
今回の2回にわたるYAJIKITA大分編のロケで、ますます大分が大好きになりました。

 

正直、まだまだ、足りない。
一緒に回りたい場所がまだまだたくさんあるんです。

 

大分の魅力は、温泉、自然、美味しい食べ物、そして、温泉のように温かい、人の「こころ」だと思っています。
今回の旅で出会った皆さんも、本当に温かかった。

 

今回の大分の旅で、県外の方にも、ひとつでも大分のいいところを発見してもらえたら嬉しいです。

 

そして、YAJIKITAチームの井門さん、ミラクル先生、ごるっちさん、テツヤさんと大好きな大分を巡ることができて、本当に幸せでした!

 

必ずまた来てくださいね!!
それまで、楽しみに待っちょんけん♪♪

 

今回のロケに関わってくださった全ての皆様に心から感謝です。
本当にありがとうございました!!

 

 

 


FM大分・秦 てつや ミラクル吉武 FM大分・後藤 井門 ごるっち佐々木