東京発どこ行くツアー! 東銀座編!|旅人:井門宗之
2015-06-11
東銀座という地名を言われて、
すぐに「あそこだ!」と思い浮かぶ方はどの位いらっしゃるだろう?
歌舞伎座があり、ナイルレストランがあり、かつては映画の試写室も沢山あり、
池波正太郎の銀座日記にも東銀座周辺の話が度々登場する。
銀座4丁目の辺りがどんどん変わっていく銀座だとすると、
東銀座の辺りは古き良き銀座がまだまだ匂いとして残っている場所。
2013年に歌舞伎座がリニューアルオープンはしたが、
それでも全体的な町の雰囲気は変わらずに残っている、それが東銀座。
銀座と築地に挟まれた、小さなエリアではありますが、この町がとても楽しい。
東京発どこ行くツアー、東銀座編はその象徴ともいえる歌舞伎座タワーから始まりました!
実はタワー5階には歌舞伎座ギャラリーという場所がありまして、
歌舞伎で実際に使われている衣装や小道具なんかを展示しています。
そしてなんと実際に触ったりも出来る。
窪寺祐司さんに中を御案内頂きました!
中に入ると目を引くのが、馬の人形。
人形とは言っても本物の馬の様な大きさで、実際の舞台では前と後ろに人が入って操るそう。
窪寺「実際に跨る事が出来ますけど、
目線の高さは本物の馬の様ですよ!」
歌舞伎では様々な効果音が使われますが、
それらを鳴らす鳴り物も実際に音を出すことが出来る!
貝と貝をこすり合わせて生まれるのが蛙の声だったり、
大きな団扇にいくつもの小さな玉を付けて鳴らすと、雨の音が生まれたり!
ザルに入った小豆は…もうお分かりですね(笑)波の音です!
こういう鳴り物はついつい触りたくなってしまいますね。
僕が鳴らしていると、スタッフも皆で鳴らしてみる⇒騒がしい(笑)
また歌舞伎初心者の為に、歌舞伎の歴史がボードに記されていたり、勉強になる。
窪寺「子供達が自由研究で来たりもしますよ!」
確かにここに来れば歌舞伎を身近に感じられるかもしれない。
とは言え歌舞伎を観に来ても、なかなか5階までは上がってこないようで。
ちょっと足を伸ばせば、歌舞伎のアレコレに触れる事が出来る素敵な場所ですから!
しかも中へと進んでいくと人気演目の【寺子屋】が舞台ごと再現されていたりする。
窪寺「それぞれの机にある紙に書いてある内容で、
そこに座っている子の役割が決まってくるんです。
丁寧に書いてある子もいれば、ほら、悪戯書きをしている子もいる(笑)」
確かに!ここは悪戯っ子の役だってすぐに分かりますもんね。
いやぁ…こういった小道具からして、芸が細かい!
中は舞台だけじゃなくて花道も再現されています。
ちゃんと傘なんかも用意されているので、
ここに立てば、気分はすっかり千両役者(笑)
そうそう、女形の衣装や小道具なんかも展示されていたんですけど、
全てを身に着けると総重量はどれくらいか分かります??
なんと総重量33.5kgにもなるんだそうです!!
これを着て、涼しい顔で演技をするんだから、
そりゃお客さんから声援が飛ぶはずですよ。
お客さんの方も役者が大変なのは十分に分かってるんですよね。
窪寺「歌舞伎はお客様と一緒に舞台を作り上げるもの。
ですから是非一度、舞台を観に来ていただければと思います。」
すっかり歌舞伎が身体に沁みてきた井門。
次は意外とその歌舞伎座のすぐ近く。
河合「次は目の前の晴海通りを渡った所ですから。」
井門「えっ、そんなに近いの!?」
河合「東銀座はコンパクトな中に個性的なお店がいっぱいなんです!」
それはまるでYAJIKITAのようですね(笑)
全員で10人程度の少数だけど、個性は千差万別(しかも濃厚)。
次のお店も河合さんがロケハンをして見つけた老舗だとか。
しかも晴海通りに面したビルの…地下!?
普通のビルのエントランスを横切り、地下への階段を降りると…。
お邪魔したのは「銀座 菊秀」さん。
なんと、日本初の刃物専門店なのです!そんな凄いお店がビルの地下に!?
井上「昔は1階にありましてね。
僕が子供の頃は銀座2丁目、いまのブルガリの辺りにお店がありましたよ。」
そう答えてくれたのは3代目御主人:井上武さんです。
昔は店内にも300種類以上はあったそうですが、
地下のお店になってからは120種類くらいになったとか。
…いや、サラっと仰いましたけど、120種類て!
まぁでも元祖のお店ですから、それくらいは普通なのかなぁ。
でもそもそも元祖ってどういう事なんでしょう??
井上「昔は包丁とか鋏とか毛抜きってのは、
雑貨屋みたいな所で色んなものと一緒に売られていたんです。
それを初代が専門店にして刃物を扱う様になったのが100年前。」
井門「よく刃物店って“菊”の文字を目にすると思うんですけど…。」
井上「それはウチで働いていた人間が独立して、って事ですね。
菊秀から一文字取って店名にしているんです。」
井門「菊秀の名前の由来はなんですか??」
井上「あぁ、従業員の名前が菊さんと秀さんだったからです(笑)」
井門「めっちゃアットホームな名付け方じゃないですか(笑)」
こうして創業から100年、菊秀は今も銀座の地で刃物専門店の暖簾を守っているのだ。
店内には美容・理容用の鋏や包丁、糸切り鋏、金槌のアタマの部分など様々な商品が並ぶ。
有名な作家さんの品になると、例えば新潟三条の作家、
道心斎正行さんの金槌のアタマの部分。
お値段、108万円也!!
興奮するYAJIKITA一行!だって、だって…108万円てっ!
井上「いやいや、これには理由がありまして。
もうこの技術で作れる作家さんが道心斉さんしかいないんです。
この技術でここまでの物を作れる人が日本で一人しかいない。
この方が引退すれば、この技術は継承されることなく終わってしまいます。
という事もあってのこの値段なんです。」
井門「なるほど…後継者問題ですね。」
井上「私も伝えていきたい職人の作品は沢山あるんです。
けど20年後、30年後に残っているか分からないね…。」
残していく事の難しさ、伝えていく事の難しさだろう。
それは老舗だからこそ感じる事でもあるのかもしれない。
町の雰囲気だってそうだ。かつて銀座は路面電車も走り、ビルもこんなに多くはなかった。
井上「まだ1丁目から3丁目までは昔の雰囲気が残ってるかな。
残していくのも大変だろうけどねぇ(笑)」
100年でこんなにも表情が変わってしまうのだから、
やはりこれが東京という都市の凄さなのかもしれない。
そうそう、井上さんの専門・刃物のお話しもとっても面白かったんですよ!
例えば美容師が扱う鋏は日本製の物が世界のシェアを席巻している、とか。
僕も触らせて頂きましたが普通の洋鋏と美容師用の鋏では音が違うんですね。
美容師用の鋏は鈍い音がする。あまりシャキシャキといかない。
これにもちゃんと理由があるんですよ。
井上「美容師は1日に何度も動かすわけでしょ?
だから動きの軽いものは逆に疲れてしまうんです。」
洋鋏ひとつ取ってみても、値段の高い安いで使用感が全く違います。
ここにも職人技がちゃんと隠されているんです。
井上「鋏は紀元前からありますけど、
紀元前の鋏の形は和鋏(糸切り鋏)の形ですからね。」
様々な刃物を前に井上さんの軽妙なお話しは続く。
刃物専門チャンネル、
YAJIKITA ON THE ROADの誕生である(違う)。
なんにせよ鋏なんかは触ってみないと分かんないと仰る井上さん。
東銀座ぶらりの際は、ちょっとディープな地下に潜ってみてはいかがでしょうか?
晴海通りを再び渡って、今度は木挽町へ。
この辺りも昔ながらの個人店がいくつもあって、
銀座なんだけど少しレトロな雰囲気を残しているんですよね。
そんな木挽町で本当に「路地裏」という言葉がぴったりな場所に、
東銀座…いや木挽町を語る上では外せない和菓子屋さんがあります。
それが「木挽町 よしや」。
引き戸を開けて中に入ると、沢山のサインと焼き鏝が!!
どうやらこちらのお店、オリジナルの焼き鏝を作れるそうで、
その焼き印を入れたどら焼きが名物なのだとか。
ここでご登場が御主人の中村良章さん。
は~い、はいはい。
全国の名物店主が大好きなYAJIっ子の皆さん、お待たせいたしました。
中村さん、本当に個性あふれる素敵な方で、お話しが面白い面白い(笑)
中村「ここが和菓子屋の“よしや”になったのは16年前。
それまでは卸しをやっていたんだ。焼き印自体は先代の頃からあったけどね。
16年前、最初は何やっても売れなかったんだよ。売れなかった(大事な事だから2回)。
それがどら焼きにオリジナルの焼き印を入れたら、これが当たった。」
“当たった”って(笑)でも本当に大人気みたいで、
プロモーション用にオリジナルの焼き印入りのどら焼きを配る企業が多いんですって。
中村「企業だけじゃないよ、個人もね。
ビートたけしさんなんて、オリジナルのイラストをさらさらって書いてくれてね。」
たけしさんだけではない。漫画家のちばてつや氏、女優の上戸彩さん、
企業で言えばdwangoや読売ジャイアンツ、凄いのは成田山の焼き鏝まで…。
中村「カウンターの後ろだけじゃなくて、カウンターにもしまってあるからね。
数にしたら4000本以上あるかな。あっ、これなんかはトヨタの社長のイラスト焼き鏝ね。」
焼き鏝もデザインを決めてお願いすれば、大体2週間くらいで出来てしまうんだとか。
1本の価格も2万円くらいらしい(YAJIKITAは作らないよ!お金無いし)。
中村「折角だからどら焼きに焼き印入れてみるかい?」
井門「おぉっ!そんなことさせて貰えるんですか??」
中村「おう!ただしアナタが焼き印を入れたやつぁ売り物にならねぇから、
全部持って帰ってくんな!」
この気風の良さ、なんだか良いですよねぇ…(笑)
御主人、すっと僕を仕事場に入れてくださいまして、
まずはお手本としてどら焼きの真ん中に歌舞伎の隈どりの焼き印を入れて行く。
中村「よ~く焼き印を熱してな、真ん中くらいの所に押し当てるんだ。
するとジュッといって煙が出てくるから、そしたら次のどら焼きに移るんだよ。」
中村さんの教え通りに焼き印を入れていく井門P。
「初めてにしちゃ、なかなか筋が良いじゃないの!」などとお褒めの言葉も。
中村「芸能の仕事をしている人っていうのは、
こういう事やらせたら上手なんだよなぁ。」
お店の場所は歌舞伎座の裏手。
その世界を御主人もよく知っているのでしょう。
和菓子専門チャンネル、
YAJIKITA ON THE ROADの誕生である(だから違う)。
井門「じゃあ折角ですから、
いま自分が焼き印を入れたどら焼きをいただきますか!」
中村「あ~、だめだよ。出来たてなんて旨くないんだから。
出来てから3時間くらいしたものの方が馴染んで良いんだよ。」
井門「いやっ、せっかくなんだから頂きますよ!
(パクッ、モグモグモグモグ)」
中村「だめだよ、出来たてなんて。
これ食って“旨いっ!”なんて言うヤツぁ素人だよ!」
井門「ちょっと中村さん、あの、食レポするから静かにして!(笑)」
全員「(笑)」
中村さんのキャラクターをお店の方(奥様も)全員がよく分かってる。
江戸っ子の口の悪さを(褒め言葉ね)みんなちゃんと受け止める。
なぜって、そこにはちゃんと優しさが滲み出ているから。
そして職人の芯の通った仕事ぶりを知っているから。
中村さんは亡くなった先代に「あんこの質は落としちゃいけねぇ」と言われていたそうだ。
その言葉をしっかりと刻みながら、今日もどら焼きを作っている。
勿論どら焼きだけではなくて、季節になると様々な創作和菓子も店頭に並ぶ。
井門「中村さん、あのそこの貼り紙に書いてあるアレは??」
中村「果物かご(大)2000円(小)1000円ってやつな。
あれは実際に器を見せた方が良いな。」
そう言って果物かごや「月見そば」「天ぷらそば」「ラーメン」などの器を見せてくれた。
なるほど、ここに和菓子を入れて創作和菓子として売っているのであります。
井門「いやぁ…ラーメンに1800円って書いてあるから、
随分ぼったくるなぁ…と思っていたら(笑)創作の和菓子だったんですね!」
中村「そう、季節になると端午の節句の物とか作るんだよ。」
きっと中村さんも、この「よしや」も、木挽町には欠かせない個性なんだろうな。
東銀座って、中村さんにとってはどんな町なんだろう。
中村「下町だよ。角でつまずくだろ?
そうするとあっと言う間にその噂が町内を回っちゃうんだから(笑)
それぐらい、皆知ってるんだよな。
でもあれだよ、昭和通りから向こうはダメだよ(笑)
知らないヤツばっかだから。」
銀座と築地に挟まれた濃密な空間が木挽町。
やはり良い意味で独特の空気が流れているのかもしれない。
でもそれは決して初めて訪れる人を居心地の悪いものにする風でもなく。
器は大きいのが木挽町なのだ。
そんな器の大きな木挽町で7月には「よしや」も大きくなる(笑)
どうやら甘味屋を出すそうなのだ。取材に訪れたのが5月末だったので、
この時点では予定ではあったのだが、皆さんが観光に訪れる時にはきっと出来てる筈。
銀座ぶらりで少し疲れた足は「甘味 よしや(仮)」で休めてください!
「よしや」の路地を出て、また少しだけ先へ進むYAJIKITA一行。
ちょうど角地にあるのが『MUCCINI ITALIA (ムッチーニ イタリア)』。
2013年にオープンしたこちらは、日本初のトリュフ専門店!
オーナーはイタリアのトリュフの大卸主:マッシモ・ムッチーニ氏。
日本でも本場のトリュフの味を知って欲しいという想いから、
10年来の友人でもあったという日本店のオーナー:林慈美さんと計画を進め、
ムッチーニ氏のトリュフへの想いがたっぷり詰まったコチラをOPENさせた。
林「そもそも木挽町の近くに祖母が暮らしていたという事もあって、
この辺りに馴染みがあったんです。なので東銀座という場所を選びました。」
今回東銀座の取材を通じて、この町の人たちの愛すべき個性は十分に分かった。
そして町を流れる一本筋の通った個性にも触れる事が出来た。
だからこそ林さんがこの地に日本初のトリュフ専門店を構えた理由も分かる様な気がした。
林「東銀座は銀座と築地に挟まれるような場所にあって、
この中は下町っぽいんですけど、やっぱり銀座なんですよね(笑)
ここは店内にカウンターがあって、トリュフを使ったメニューを提供しているんですが、
物凄くカジュアルな人とドレスを着た格好いい人が肩寄せ合って召し上がってる。
それもこの町の特徴なのかなって思います。」
店内にはトリュフ関連の商品が20種類程並んでいるが、
そのどれもがこだわり抜いたもの。
店長の宮下篤紀さんに味見をさせて頂きました!
まず気になったのは「白トリュフエキストラバージンオリーブオイル」。
新鮮なオリーブオイルに白トリュフを漬け込んだもの。
お値段もなかなかで55mlで3700円。
宮下さんが絶妙のタイミングで試食用にと小皿に分けてくださった。
顔を近づけた瞬間…すげ~~っ!!!!!
オリーブオイルの中に溶けだした豊潤な白トリュフの香り!
「香り」なんてものではない、もはやトリュフの国に来たかのような(笑)
舌を刺激するトリュフって体験した事なかったので、もう一口目から驚き。
更に気になっていた白トリュフバターを!
通常のバターよりも滑らかな質感の様に見えるが、
これをほんの少しだけ舌の上に乗せて味わうと…。
すげ~~っ!!!!!!!!
オリーブオイルの香りも凄かったけど、
バターと合わせる事によって、より濃厚にトリュフの香りが立ってくる。
これはパンに塗って食べたりすると旨いって叫んで倒れちゃうんじゃないか!?
宮下「こちらで簡単に食事も出しているんですけど、
今日は白トリュフバターを使ってシンプルに目玉焼きでいきましょう。」
良いですか、みなさん?
ただの目玉焼きではございません。
白トリュフバターを使った目玉焼きでございます。
そうです、貴族の目玉焼きでございます。
宮下「お店で出す時は黒トリュフのオリーブ漬けのスライスをトッピングするんですが、
今日は特別にアレをやりましょう!!」
意味深な台詞を残し(そんな大袈裟ではない)、キッチンで目玉焼き作りを始めた宮下さん。
その真横で音を録ろうと永尾Dが陣取っていたのだが…、
永尾「井門くんっ!白トリュフバター、大さじだよコレ!
いつもよりいっぱい使ってくれてるってさ!!」
もう大興奮のYAJIKITA一行。
熱したフライパンに白トリュフバターを加えた瞬間、香りの花がパッと咲く店内。
林さんも宮下さんもこの香りに慣れてしまったというけど、
試しに一度お店の外に出てから中に入ると、トリュフのアロマの凄いこと!
宮下「実はお店で働き始めてから、どのタイミングか忘れましたけど、
自分の体臭が変わったんですよね(笑)」
林「ここで働くと、すれ違った時にトリュフの香りがすると思います(笑)」
凄いぜトリュフパワー。
きっとムッチーニ氏も良い香りがするんだろうなぁ(そこか)。
そうこうしている内に、真っ白のお皿に素敵な目玉焼きが!!
宮下「今日は特別にこの上にコレをやりましょう!」
そう微笑む宮下さんの手にはフレッシュな黒トリュフとスライサーが!!
まさか、まさか、それを削って目玉焼きの上にオンするのっ!?
宮下「そうです!では…(シュッシュッ、シュッシュッ)」
こうして出来上がった目玉焼き。
宮下さんは笑顔で、いつもの目玉焼きが2ランク上がります、なんて仰いますが…ひと口。
井門「う…旨いっ!!!!
トリュフの香りが半熟の黄身のトロみと合わさって、
なんて、なんて、なんて豊かな食感と香りを生みだしているんだ!!」
井門P、放っておいたら味王みたいになるんじゃないか。
2ランク上どころか、この目玉焼きは…。
井門「キング・オブ・目玉焼きだ!
そしてそれを扱う宮下さんは…、
トリュフ使いの名人です!!」
…ごめんなさいね、なんか言葉が雑になっちゃって…(笑)
しかもこの後、スタッフ全員分のトリュフ目玉焼きを用意してもらっちゃって…。
実はこちらの商品、このお店でしか手に入らないんです。
百貨店もネット販売もやっていない。
それは“トリュフを知らない方に面と向かってちゃんと説明したいから”。
宮下「だから対面でやりたいんですよね。」
東銀座の方々はそれぞれ個性が強く、
しかもちゃんと自分を持っている方が多いという。
そんな中にあって、ちゃんとした芯のあるこちらのお店が自然と地元の方に愛されるのは、
きっと当然のことなのだろう。
僕もまたプライベートでお邪魔したいなと思ってます。
今度は美味しいワインも飲みにきたいですし!
東銀座を取材して、スタッフの皆で話していたのは、
本当に素敵な人ばかりだったね~ということ。
銀座っ子って本当にお洒落で、心が洗練されている。
ブッキングを担当した構成作家の河合さんは、
“もっともっと回りたい場所があるんですよ~!”って2回目を画策中だ。
ひょっとしたら、この辺りには“失われてしまった東京の風景”があるのかもしれない。
それを探しに、また東銀座に来よう。
東京発どこ行くツアー、次はどこ行く!?