祝世界遺産勧告!韮山反射炉を見に行こう|旅人:多嶋沙弥

2015-06-18

初めまして!

 

「YAJIKITA ON THE ROAD」
旅人として初出演させて頂きました、
多嶋沙弥です!

 

初めての旅人ということでまだまだ未熟な身ではございますが、
とっても楽しく取材させて頂きました!

 

どこかへ出かけるのはもちろん、
旅先で初めて会う人とお話しをするのが大好きです。
私自身がこの度を満喫しながら、
その場所の魅力や空気が皆さんに伝わるといいなぁ…と、思っております。

 

さて、まず向かったのは静岡県伊豆の国市、伊豆長岡駅。

 

 

 

 

 

 

素朴でどこか懐かしい佇まいの駅ですが、
至る所にこんな旗やポスターが。

 

6月末から始まる世界遺産委員会でいよいよ世界遺産登録!
と、なるであろう韮山反射炉。

 

実際に使っていた反射炉として、
今もきちんと形を残しているのはここだけだそう。

 

私自身、訪れるのは初めてです。

 

一体、どんな仕組みで、どんな歴史があるのかしら…

 

知らないものに出会える高揚感と、

 

 

 

 

 

 

旅人初挑戦ということで、
ひとりでバタバタ感を抱きならがら、笑

 

160年以上も前に建てられたという韮山反射炉へ!

 

 

 

 

 

 

あれ?
思ったより、モダンな佇まい…

 

煉瓦が整然と積まれ、とってもスマートで安定感があります。

 

よく見ると所々煉瓦がすすけていたりするのですが、
そこはあえて自然なままに残し、
大切に修繕されているのが伝わってきます。

 

柱を囲う鉄格子は、耐震対策として造られたもので、
当時は白い漆喰が塗ってあったそう。
写真からは分かりにくいかもしれませんが、
煉瓦のところどころにほんのり白く残っているところも。

 

 

 

 

 

 

石が積まれている下部は鉄を溶かすエリアで、
ドーム状の屋根で熱を反射することで効率よく作業が進むのだとか。

 

しかし、大砲を一台つくるために費やす時間はなんと、4ヶ月!
当時の最新技術とはいえ、そんなにも…!

 

2015年現在、4ヶ月あれば高層ビルの一つや二つ、
ささっと建ってしまいます。笑 タイヘンな時代だ。なんて。

 

案内をしてくれた伊豆の国市文化振興課の工藤雄一郎さんによると、
「今後は、韮山反射炉をいきなり見るんじゃなくて、
歴史的背景などを紹介するビデオを見て頂いて、
実際に反射炉を観てもらう、ということも考えています」
と、言っていました。

 

現在の技術では、レンガの風化を防ぐことはできないそうです。
でも、保存修理をしていく努力はしていくとも言っていました。

 

およそ160年前の建造物を地域の方々の思いと力で、
今も当時のままの形を残している韮山反射炉。

 

いつまでも末長く、保存されてほしいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

さて、続いて向かったのはこちらの立派な純和風のお屋敷。
入り口から見た柵の幅が50mはあろうかというお城のような門を抜けて…

 

 

 

 

 

 

ここは「江川邸」

 

 

 

 

 

 

韮山反射炉の建築を監修した江川担庵(えがわ たんなん)の、
なんと、自宅!!!

 

とんでもない広さの土間に、塾まで構える重厚な日本家屋は、
映画のセットも顔負け。
というか、某有名時代劇のロケ地にもなっていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

本当に、お江戸にタイムスリップしたような空気が流れていました。

 

江川文庫主務の橋本敬之さんにお話を伺ったのは、
江川担庵が塾を開いていたというお部屋の「塾の間」。

 

韮山代官を務めていた江川担庵が、
高島流砲術を教えるために開いた塾で、
佐久間象山をはじめ、全国の多くの藩より韮山へ入門者が訪れたそうです!

 

 

 

 

 

 

なぜ江川担庵が韮山反射炉の建設を指揮することになったのか?

 

ペリーが突然、浦賀に来航 →
外国からの襲撃に備えてお台場をつくろう →
お台場に設置する大砲を造らなくてはいけない →
大砲をつくるために反射炉を造るぞ!

 

と、言うことで韮山反射炉製造の指揮を執ることになったそうです。

 

あと、江川担庵という方は、とても器用な方で、
パンの効用に日本で初めて着目してパンを焼いた
人物でもあるそうです。

 

「パン祖」という、大きなクッキーのような「硬いパン」も、
見せてもらいました!

 

古き良き日本文化と当時の技術に感心しながら、
江川邸を後にしました…。

 

で、気がついたら、
ものすごくトロピカルな風景に様変わり。笑

 

ということで、「IZU・WORLDみんなのHawaiians」へ!

 

 

 

 

 

 

できたて地ビールが飲めるビュッフェレストランから
伊豆各所のお土産まで幅広く取り揃えています!

 

本格的なポリネシアンショーが目玉のこの施設、
入り口を抜けるとキーキーキャーキャー動物の鳴き声が
結構なボリュームで聞こえてちょっと困惑…笑

 

なんと、動物園まであって、
可愛いリスザルに、エサをあげることができたり、
珍しい、カラフルな鳥がいっぱい! そして私は鳥がちょっと苦手で…、笑

 

 

 

 

 

 

ジャングルみたいな植物園には緑が生い茂っていて、
たくさんの種類の胡蝶欄の花が咲いていました。 いい香りでしたよ!

 

 

 

 

 

 

植物園を抜けた先には大きなステージがあって、
ポリネシアンショーをやっているそうなんですが、
実は、取材した日が月に2回のメンテナンスの日で、
ショーを観ることはできませんでした…、残念(+_+)

 

 

 

 

 

 

動物園と植物園をあるいてお腹も空いたので、
「地域最大級のテッパンバイキング」で体力をつけさせてもらいました。
お肉は、とってもジューシーでしたよ!

 

 

 

 

 

 

 

お腹一体になった後で、
改めて施設内を案内してくれた吉川安衛さんにお話を伺いました。

 

「IZU・WORLDみんなのHawaiians」の売りは、
なんといっても屋根があること!
そしてポリネシアンショーだそうです。

 

あと、雨が降っても家族で楽しめるのが、
「IZU・WORLDみんなのHawaiians」だとお話してくれました。

 

 

 

 

 

 

で、お腹一杯になった私たちが次に向ったのが
パノラマビューポイント「伊豆の国パノラマパーク」です。

 

 

 

 

 

 

お話を伺ったのは「伊豆の国パノラマパーク」も丸山秀和さん。

 

伊豆の国パノラマパークは、
標高452mの葛城山の山頂と北麓を利用した観光施設で、
観光ロープウェイ、レストランのほかに、
伊豆一のお土産が買えるんだそうです!

 

 

 

 

 

 

山頂には、富士山と駿河湾が一望できる展望デッキや、
絶景を見ながら浸かれる足湯など、楽しみもいっぱい!

 

さっそく、ロープウェイで山頂へ行くことにしました。

 

麓から山頂まで、ビューンと登り、
駿河湾から富士山まで見渡せるという山の頂上へ到着!

 

 

 

 

 

 

しかし、あいにくの空模様。
…スカートの赤だけが眩しい……笑

 

 

 

 

 

 

雲で霞んではおりますが、
山頂の冷んやりとした澄んだ空と開放感に癒されました!

 

富士山を見ながら足湯も出来るので、
訪れた際は是非…(^-^)

 

と、言うわけで、伊豆長岡を巡ってまいりました。
日本文化や西洋の技術、そしてハワイアンな空間まで味わってしまうという
なんだかグローバルな旅。

 

表情豊かで面白いところでした!

 

そして、韮山反射炉の世界遺産登録を心待ちにしています!

 

それでは、旅人の多嶋沙弥でした。
また、お会いしましょう(^-^)