土肥金山でゴールドラッシュ|旅人:多嶋沙弥

2015-06-25


こんにちは!



雨の季節ですね。



東京に住み始めて3年経ちますが、
こんなに梅雨らしい梅雨は初めて見ます。



天気予報を見ない私。
いつも自転車移動なので、不意打ちに逢ってしまい、
びしょ濡れで帰宅する日が続いています。笑




さて、同じく小雨がパラつく曇り空の中、
私は静岡県の土肥に行ってきました!



波の音が気持ち良い浜辺にて、旅はスタートします。

 

 



 

 


ひんやり涼しくて、過ごしやすい気候。
しかし、前日に泊まったお宿で朝風呂に入ったので全身ホクホク、むしろ暑いぐらい…



それもそのはず。源泉の温度は60℃。驚
(自分でお水を足して入浴しました)




温泉でリフレッシュした私!
まずは「土肥金山でゴールドラッシュ」の一番の目的、土肥金山へ。



土肥金山の勝呂淳さんに案内をしていただきました。 



立派な門から中に入って行くと、
門番の人形が急に喋り出すので注意。笑

 

 



 

 


門の奥には大きく分けて資料館と実際に金の採取に使っていた坑道があります。



まずは、その坑道へ。

 

 



 

 


広い!奥深い!
全て手作業で岩を掘り進め、先は何キロも続いているそう!



採掘の模様が再現されている場所もあって、
当時の地道な作業風景を見ることができます。

 

 



 

 

 

 


他にも坑道の中に温泉が湧いていて、そこが銭湯のようになっていたり、
お地蔵さんが現れたり、驚きの連続!



奥に行くにつれて少しずつ通路の幅は狭くなりますが、
当時と違って照明がほどよく照らしてくれるので怖い感じはちっともありません。



金を取る仕組みを網羅しつつ、資料館へ。

 

 



 

 

 

出た!金塊!
まずは手始めに12,5㎏!

 

 



 

 


これぐらいならこっそり持って帰れそうだと思ったけど、
重くて一向に持ち上がりません。



しぶしぶ断念。



そして、本命登場!
ギネス認定されている、最大の金塊!!!

 

 

 

 

 


触ってみると、中まで金が詰まっているズッシリした感触が伝わってきます。
値段は金のレートによって毎日変動。
この日の価格は、12億8500万円!!! 



残念ながら金塊は触るだけでしたが、砂金取り体験もさせて頂き、
プチ一攫千金を味わいました。
(プチと言った割に、喋るのを忘れて夢中でお皿を振ってましたが)

 

 



 

 

 

 


プチ一攫千金を味わったあとは、
土肥でしか獲れないというお宝を探しにビワ園へ!

 

収穫時期が5月中旬~6月中旬にしか収穫が出来ないという、
「幻の白ビワ狩り」をさせて頂きました!



森の中をズンズン10mほど進むと、「幻の白ビワ」がなっていましたよ!

 

 



 

 

 

案内をしていただいた、土肥枇杷研究会の会長・永岡正人さんによると、
身が柔らかくとってもデリケートなため、なかなか外に出回らないそうです。
収穫期も1ヶ月ほどしかなく、幻と言われる理由がわかります。

 

 



 

 

 


食べてみると、とにかくジューシー!
ビワというより、桃のような感覚で、甘さの中にほんのり酸味があります。



おいしーーーい(^^)

 

「幻の白ビワ」を美味しくいただいた後は、絶景が望めるという恋人岬へ行くことに。



恋人岬ステラハウスの蜂屋奈津子さんに、
恋人岬についてお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ恋人岬というのか?
それは、古くから土肥に伝わるひとつの民話に由来があるとのこと…。

 

土肥で漁師をしていた“福太郎”と、
恋人岬のある小下田で畑仕事をしていた“およね”が恋に落ちます。

 

遠距離恋愛のため、なかなか会えな2人ために
神様が2つの鐘を授けたそうです。

 

“福太郎”が恋人岬沖を航行するときに鐘を鳴らすと、
“およね”は岬に立ち鐘を3回鳴らしたそうです。

 

で、その言い伝えから恋人岬には「ラブコールベル」が設置されていて、
3回鳴らすと愛が叶うといわれているとのこと!

 

近くにあるというので恋人岬の「ラブコールベル」を鳴らしに、
ひ・と・ り で、行ってきました。

 

 



 

 

 

あれ、雨脚が強くなってきた…
私はサンダルにワンピース。 不安。笑



道中、さらに雨脚が強まり…防御体制に。笑
しかも近くだと聞いていた割に結構な山道。

 

 

 

 

 

 


そーっと、そーっと、足を進めて無事の到着!
一人で鐘をならしましたとさ…

 

 



 

 

 


ここへ来るときに「恋人岬から結婚行き」という切符がもらえるんですが、
それを大切に持って愛を誓いに出かけて下さいね。



くれぐれも私のように、
なくしたりしないでくださいね。

 

 



 

 




一応、帰り道で見つけることができました。




恋人岬で、無事?幸せを手に入れたであろう私は、
土肥の町を後にすることに。

 

青空も広がり、フェリーに乗り込んだYAJIKITA一行。
車で乗り込む広々とした船内は、とっても綺麗に整備されていてとっても快適!



バリアフリーで造られていたり、
畳の部分があったりと、細かいところまで気がつけば気が配られていました。



初めてのフェリーということで、
駿河湾フェリーの稲垣忠明さんに案内をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

すると、何処からともなく“いいにおい”が…。
たこ焼きに串焼きが売っているじゃないですか!

 

 

 

 

 

 


デッキに出てみると、そこには「国道223」という標識が。
これは…

 

 



 

 


そうです、これが「国道223(ふじさん)」
なんと、船の航路が国道になっているんです!



びっくり!!
しかも、「223(ふじさん)」という数字は、
航路を登録するにあたって偶然空いていた数字だそう。



で、こちらもびっくり!!



もちろん、晴れていれば船から富士山を見ることができますよ。




潮風を浴びて、快適で居心地バツグンの船内でまったり、
うとうとしながら、今回の旅は無事に終わりました。



「土肥金山でゴールドラッシュ」



金塊に、幻のフルーツ、国道223。
土肥の宝にたくさん触れられた旅でした!




それでは、またお会いしましょう。
旅人は多嶋沙弥でした!