第3回

2015-10-18


ゲストは、
華道家:假屋崎省吾さん。

假屋崎さんは、
「假屋崎省吾花・ブーケ教室」を主宰し、
着物やガラスの器のデザイン、プロデュース、
また花と建築物のコラボレートとなる
個展の開催など、国内はもとより
海外でも活動を展開し、
テレビ・雑誌・新聞など幅広い分野で
活躍されていらっしゃいます。



現在、東京の目黒雅叙園の「百段階段」にて、
「華道家 假屋崎省吾の世界」展が、10月25日まで開催中。

▼「華道家 假屋崎省吾の世界展」webサイト
https://www.megurogajoen.co.jp/event/kariyazaki/

17時からのトワイライト見学(ただし金・土・日・祝 限定)では、撮影が可能。
ただ、土日になると、1〜2時間並ぶこともあるそうで、
ゆったり見るなら、平日の早い時間か、夕方がオススメだとか!

17年ほど前に、生徒さんのご兄弟が目黒雅叙園の営業企画をされている方で、
ディナーショーの依頼を受けた假屋崎さん。
その時、いつも同じになってしまうホテルのディナーショーを変えたいと、
「開かずの間になっている百段階段に花を生けて、お客様を喜ばせたい」と提案されたとか!
その提案が採用され、秋の定番に。今回で16回目の開催になっています。

假屋崎さんは、世界から訪れるお客様への驚き、喜びのために、
毎回少しずつ新たなものを提供するように、と作品を作っているそう。

「建物と勝負させるのでは無く、融合をさせるということなんです。
1部屋ごとの美しさを尊重して、花も楽しんでもらえるように。
毎年、私自身も、成長しています!進化しています!」
と假屋崎さんはおっしゃいます。


お花を生けている時は、大好きなピアノを流しながら作業されるのだとか!
そこで、今回は、假屋崎さんご自身が演奏されている
エルガー作曲の「愛の挨拶」を、選曲していただきました。


年に数回はパリやロンドンに行かれる程、海外旅行が大好きだとか。
中でも、假屋崎さんが好きなのは、飛行機での移動時間。
「12時間くらい電話も来ないし、映画を見たり、素敵な音楽を聞いたり、
仮眠したり、自由に自分の時間を使えて!現実から逃避できます」

日本の美、生け花を通して、日本の文化伝えていらっしゃる假屋崎さん。
ある程度の先進国ですと、歌舞伎、お茶と並び、尊敬される生け花の世界。
世界でも、ワークショップは大人気!
先日行われたルーマニア、ブルガリアで行った時は、
植物園の中にある花を切って、参加者たちは思い思いに作品を作ったそうです。

また、フラワーアレンジメントとは異なる、
和の心得=侘び寂びの感じれる作品も海外で作るという假屋崎さん。
「生け花を通じて、こうして民間1個人ですけど、
日本の文化を海外で披露して、アピール出来るのは、嬉しいです!」とのこと。

さらに、以前はフランス広報大使、そして現在では
オランダ・チューリップ大使を務めてらっしゃいます。
様々な世界を見て、感動しているという経験が、
假屋崎さんの作品作りのエネルギーへと変わっていっているのだとか!


「平成の花咲か爺さんですからね!」とパワフルに笑う、假屋崎さん。
来週は、「假屋崎さんの元気の源、原点」を伺います♪