第12回

2015-12-20



ゲストは、
知花くららさん。

http://chibanakurara.com

先週に引き続き、
お話し伺います。
まずは、知花さんのエッセイ
「くららと言葉」のお話から。



このエッセイは、自分に影響を与えた、周りのご友人・ご家族、本のなどの55の言葉と
その言葉についてのショートエッセイをつけたもの。
本を読む時は、気になるページに付箋を貼りながら読み、
読み終わってもその付箋は残したままにしておくという知花さん。
「付箋つける場所って、その時の自分がすごく表れていて、
読み返すと少し恥ずかしいんですけど、こんなこと考えていたんだなって
振り返ることができて良いですよ!」とのこと。

先週お話し頂いた、ファッションジャーナリストの生駒芳子さんの言葉、
「100やらなくても良い。10でも1でも良い。それは0よりずっと良い。」
もエッセイ本に入っています。
その時、貢献活動の中で”中途半端なのではないか”
という悩みを抱えていた知花さんにとってこの言葉は、
大きな大きな救いになったとか。

本の中で森麻季が気になった言葉は、知花さんのお母様の言葉
「もしもあなたが有名になったり、お金持ちになったりしたら、
その影響力で、他の人に何か貢献できることをおぼえておいてね」。
実際にその通りに活動されている知花さん!
お母様はこの言葉を言ったというのは覚えていなかったそうですが、
幼かった知花さんに心には引っかかったそう。

そして知花さんが元気をもらえる曲は、
大好きな歌手:山口百恵さんの「乙女座宮」!!
世代ではないものの、ご両親がお好きだったそうで、
幼少期によく聞いていたのだとか!
数多い名曲の中でも憧れのきっかけになったのは、「絶体絶命」。
お母様から「この1番の”やってられないわ”と
2番の”やってられないわ”、これって気持ちが違うのがわかる?」と言われ、
歌詞カードを食いつくようにみるようになっていったのだそう。


知花くららさんは、2012年にはご自身が発起人になり、
「ゲルマキャンプ」を立ち上げています。
祖父の育った自然たっぷりの島に福島の子供さんと親御さんを
ご招待し、遊ぼう!という東日本大震災をきっかけに始まったプロジェクト。
今年10月に4回目を終えたばかり。
島のご協力あってこそのプロジェクトで、毎年何か新しいことをと企画もされるそう。
基本的には、海遊びをメインに、午後は貝殻工作などで、
のんびりとしたスケジュールを組んでいるのだとか。
福島の生活ではできない体験も多く、子供も大人も綺麗な海に感動してくれるそう。
「何も考えることなく、島の人たちに見守られながら、遊んでくれていて、
このプロジェクトの後に、もう一度家族旅行で島に来てくれたりして!
私にとっても、島の人たちにとっても、嬉しいことです」と知花さん。

様々な活動をされる知花さんにとって、
活動のエネルギーは”周りの人たちの笑顔”!
「今の活動は、自然な流れなのかなって今は思います。
周りの人たちや、子供達が笑顔になるのが嬉しいんですよね。
今目の前にあるものを、1つずつやっていきたいです。」

2週にわたり、ありがとうございました。