第16回

2016-01-17



ゲストは、海洋冒険家の
白石康次郎さん。
http://www.kojiro.jp

先週から引き続き
「おはようございます!」という
元気な挨拶からスタート!



白石さんに、どんなお子さんだったかを伺うと、
「このまま!こんなお子さん!」と即答!
現在48歳になる白石さん。最近では周りの反応がかわり 
「子供の頃から変わらず”まっすぐ”で、”羨ましい”」と言われるようになったとか。
まさに、天真爛漫、好奇心旺盛、そして元気であるのが、白石さんなんですね!

そんな白石さんは、子供達に自然の尊さや夢の大切さを伝える活動も
積極的にされています。
そのうちの1つに小学生を対象に、”子供の可能性を育むプログラム”
「心拓塾」というものがあります。
https://www.shintakujuku.com

ブルボンも教育文化支援の一環としてサポートしている活動でもあり、
白石さんはこの塾で、講師として何度も参加されています。
「講師陣が素晴らしくて、みんな、本物。
その”本物の話”を子供が聞くっていうのが大事です。」と白石さん。

例えば昨年の白石さんのプログラムでは、合宿形式で沖縄に泊まりました。
「一緒にカレー作ってさ。玉ねぎ煮込んだよ!いい味に出たね。
僕は、子供たちよりも、楽しく遊んでる!(笑)
その”大人が楽しそうに、夢を持っている背中”を見せるんだよ。
大人の言うことは、子供は聞かないよ!
大人のすることを、子供はするんだから!」

さらにこのプログラムでは昨年の夏は、終戦70年ということで平和という
メッセージも子供たちに伝えたそう。
「戦争を反対するんじゃなくて。平和は訴えるんだよね。
平和は、笑顔と愛でできてるんだよ。それを貫くことが”平和”なんだよ。」
さらに自然の中で遊ぶ子供たちの姿についても、白石さんはこうおっしゃいます。
「大自然を目の前にしたらゲームなんてしないよ!
ゲーム作ったのは大人でしょ?公園でバットも振れないんだよ?
ゲームするしかないんですよ、子供は!
だから僕は、おもいっきり遊んで良いんだよっていう姿を見せて、
遊び方を教えているんですよ」

子供たちを元気にする曲として白石さんが選んだのは、「アンパンマンのマーチ」。
この歌詞を目標にして生きられれば、幸せになれると感じるのだとか。

そんな白石さんは、今年11月にスタートする、単独無寄港世界一周ヨットレース
「ヴァンデ・グローブ」への参戦表明を、”アジア人で初めて”されました。
昔は世界一周するだけだったものが、今や技術の進歩でレースになっています。
「レースだから、1位もあるばビリもある。
命をかけるから、生もあれば死もある。
でも全力を尽くしている姿を、包み隠さず見せていきたい」と白石さん。

今回のレースは、前回のレースから8年が経っています。
実は、ずっと挑戦したいと思っていたものの、参加するための費用、
全部で6億円を集めるための時間がかかってしまったのだとか。
「その資金を集められる技量の男じゃないとダメなの。
企画書には儲け話、1つもないんですよ。世界一周しても、ありがとうで終わり!
いろんな方に、ハイリスク・ノーリターンの資金をお願いするのは、
本当に大変な作業なんですよ!何十年もかかる!
集まって、これでやっとスタートライン。」
いつでも出たかったけれど、出れなかった、というのが本当のところ。


ご家族の反応は、思ったよりあっさり!
「女房と子供は、ヨット興味ないのよ!
でも嬉しいのは、命がけでやっているということは応援してくれてるんだよ」
何をしようが応援をしてくれる、それが白石さんのご家族のスタイルのようです。

大人になるとどうしても、長年の夢を諦めてしまったり、
夢を語ることが少なくなってしまうこともあります。
「もし夢をやめたくなったら、やめちゃいな!
夢なんて誰のものでもない、自分だけのものだから!
難しいこと考えないで、自分の好きなことをやって、
好きなことがわかんなかったら色々やってみればいい!
その時々真剣に生きれば、心に何かが響いてくるから。ね。」
ともメッセージ頂きました。
もっとシンプルに考えることが大切なんですね。


白石さんの元気の源は「家族や子供たちの笑顔」。
笑顔で一緒に遊んでいると楽しい気持ちになれる、
そんな白石さんだからこそ、様々な人を巻き込んで
周りの人を元気にできるのだと、感じますね。