第18回

2016-01-31



ゲストは、先週に引き続き
旅人でエッセイストの
たかのてるこさん。
http://takanoteruko.com

たかのさんは実は、
気が小さい子供時代を過ごされ、
絵本などから”旅”に憧れたそう。



昔話から童話、アニメなどは、”旅”をテーマにしたものがとても多いです。
「主人公は、みんな旅立つ時は1人なんですよ!
そんで一回り大きくなって帰ってくるっているテーマなんです。
学校と家の往復ばっかりで、何も変わらない、狭い世界に生きて、
こんな生活も、こんな性格も、本当に嫌で嫌で!!!」
と子供の頃を振り返るたかのさん。
1人旅に出ようと思った時、本当に勇気を振り絞ったという たかのさんですが、
新しい場所、新しい人に出会う旅に出る時は今でも緊張するそう。

多くの旅されてきた たかのさんが憧れている人は、
ノーベル平和賞も受賞された「ダライラマ 14世」。
ラオスで恋に落ちた男性と別れた時、人生の救いを、と思っていた時に
ダライラマ14世の本に出会ったのがきっかけ。
「この方に会って、生きるとは何か、伺いたい!って思って。
直接会いに、チベット文化圏に旅することにしました!!!」
行動力抜群のたかのさんは、旧正月の法話される期間に行き、
番組にもするから会わせて欲しいと頼み込み、なんとか面会の許可が!
「握手もお話もさせてもらって、太古の昔から受け継がれてきた
人間の温かさに触れたというか、電流が走ったような感動でした。」

ダライラマにお会いする前、リトルチベットと呼ばれる北インドの”ラダック”で
何を祈ったんだ、と現地の人に話かけられたそう。
「ダライラマに会えますように〜、世界に人が平和でありますように〜って
祈ったんです〜って言ったら、なんで個人的なお願いするの?と言われたんですよ。
彼らはみんな、世界の平和に、自分の平和も入ってるから、
抜け駆けしないでいいって言うんですよ。」
さらに、輪廻転生を信じている地域であることから、世界の人、だけでなく、
世界の生きとし生けるもの全ての平和を祈ることが常識になっているのだとか。
「そこから面白くてね〜、何祈ってるか聞くんですけどね、皆同じこと言うんですよ。
“生きとしいけるものの幸せを祈って”って。」

そんな旅の中、高山病を心配してお医者様のところへ行った たかのさんは、
そこでも何を祈るか聞いてみると、、、”長生きしたい”と答えが!
「私利私欲祈ってる〜やっぱり居た!って思って理由聞いたら、
“私は医者なので、少しでも長生きして、多くの命を救いたいんです”って。
もーてるこのバカ!って思って、本当恥ずかしくなっちゃって」
そこから、祈る時は”自分だけの幸せ”ではなく、”皆で幸せになったらいい”と
思うようになったのだとか。


今回は、たかのさんが元気になる曲、ゴダイゴの「銀河鉄道999」を選曲していただきました。
子供の時に、たくさんの影響を受け、旅がしたくなる歌なんだとか。


たかのさんは世界を旅されている中、日本全国で講演もされています。
被災地や学校、場所は様々。いつも講演会の後は、
幸せホルモンが出るというハグをするのだとか。
「被災地で、私たちの忘れないでくださいねって言われた時、
胸がキューってなって、汗だくになりながらもハグしました」とたかのさん。
さらに、旅は”頭と心を使う運動”になり、健康にもいいのだとか。
「考えて体を動かす、というのがいいんですって。
旅すれば、病気の人がいなくなりますよ!ほんまに元気になれる!
生きているとつい、同じ人と同じような会話しがちですから。」
また、なんでも好意的に誤解したほうが人生楽しいとも。

大正大学では、非常勤講師として異文化について講義をされているたかのさん。
「生徒たちね、ええ子たちなんですけど、、、内向きなんですよ。
だから、コール&レスポンスで、”心配しない!” ”心配するぐらいなら行動する”って
やるんですよ。外の世界に飛び出して、自分の可能性試してや、って毎回言うんです(笑)」
授業終わりには、生徒たちといっしょに中華を食べに行かれるそうで、
お金ではなく喜びのためにされているのだとか。

たかのさんのエネルギー源は、「愛」!
目の前に居る人と楽しい時間を楽しむ、その愛を大切にされ、
「今年も”愛”に生きましょう!」と元気たっぷりでお話いただきました。

2週に渡り、元気たっぷりとありがとうございました。