第42回: 大谷幸生さん②

2016-07-17

ゲストは、フラワーアーティストの

大谷幸生さんです。

大谷さんの著書「しあわせの花飾り」

「笑顔の花飾り」のお話へ。

 

日本全国、47都道府県へ行き、

その土地で出会った花でレイを編まれています。

「ハワイの先生に、レイとはトロピカルな花だけでなく、

その土地に育つ植物を使う事に意味があると言われて。

それで、先生に日本にはどんな花があるのか

見せてあげたいって思って、全国回る旅を始めたんです。」

日本各地の花は、繊細な花が多く、

四季がある事でハワイには無い花も多いとか。

 

農家さんに取材依頼を電話で連絡するものの、

最初はなかなか理解していただけないそう。

結局伝わらず、1回来てみろって言われていくと、

女性じゃ無いのか、とか、先生はどこだとよく言われます(笑)」

実際に花をレイにしていくと、大谷さんの周りには

人だかりができ、花の生まれ変わりに驚いていただけるのだとか。

「男性も女性も、お子さんもおじいちゃんおばあちゃんでも

レイをかけると笑顔になります。」

このような全国回る旅を始めたのは、2011年2月。

その一ヶ月後には東日本大震災があり、

大谷さんは2013年に石巻市、いわき市に訪れています。

「皆さん喜ばれるんですが、その植物のそばで生活されている方々の

ドラマやこだわりがあって、毎回色んなところに行くのが楽しみです」

 

最近では、熊本県益城町へ花をもち訪問されたのだとか。

「避難所を兼ねている老人ホームと小学校にお花を持って行って、

みんなでお花を飾ったり、遊んだりしました。」

最初、”お花を飾りに来てくれた人がいます”と紹介された大谷さん。

そしたらおばあちゃんたちは、”いらない、そんなの”という雰囲気に、、、

帰り際にはやっぱり飾って欲しいという方が少しだけ出てきたとか。

「飾り出すと、私も、私もって増えて行って。

最後に”いらない”って言っていたおばあちゃんが、私も飾って欲しいって。

たぶん彼女は、避難しているから、という遠慮だったのかなって思いました」

みんなでレイを作る講習もされて、笑顔が生まれたようです。

 

 

今回の選曲は、大谷さんがレイを作る時に聞いているという楽曲。

Hu'ewaの「e kuu lei e kuu ipo」

 

 

花や野菜には、規格があるため、

出荷できない規格外の花は、破棄になります。

例えば、福井県越前町は、スイセンで有名なんです。

スイセンは、1つの茎から2つお花が咲いてしまうと規格外なんです。

だから収穫もせず、畑に咲いたままになるんです。

本当は球根が弱ってしまうから、取らなくちゃならないのに、

高齢化でそこまで手が回らないって事があるんです」

高齢化が進む農家の現状を、大谷さんも深刻な問題だと感じるそう。

 

「僕が今しているのは、栽培農家さんたちのところまで、

生徒さんたちと行って、花を摘ませていただいて、

一緒に農家の方達とレイを編みます」

破棄になる花たちでも美しく、生徒さんたちの笑顔は、

農家さんたちを元気にしていると思う、とも。

 

 

毎年春になると、さくらを追いかけて全国渡りながらレイを編み、

使い道がなくなった花たちを地元の方達に楽しんでもらう、

という旅を続ける大谷さん。

元気の源は、”全国で出会った方々の笑顔”。

「こんなに皆が喜んでくれることなら、

もっともっと嬉しい人を増やしてみたい。

それによって僕も嬉しいんです」


レイをかける事で満面の笑みになる方々の写真は、

大谷さんの著書でじっくりご覧いただけます。

さらに、東京/横浜では教室もありますので、

実際にお花に触れる機会を作ってみてください!

 

 

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