第45回:なすびさん ①

2016-08-07

ゲストは、

タレントのなすびさんです。


 

専修大学在学中に懸賞生活をスタートされ、

2002年には劇団”なすがまま”を旗揚げされます。

東日本大震災以降、被災地の支援活動を

積極的にされています。

 

5月19日、なすびさんはエベレスト登頂を達成されます。

「僕の場合には、4年かかって登頂したので、

正直達成感もありましたが、それよりも安堵感ですね。

皆さんとの約束を守れた!っていう。」

さらには、下山への不安も感じていたとか。

4年かかってみた景色は、絶景とまではいかないものの、

福島の皆さんと分かち合いたかった景色は、これだ、

と思えたそう。

 

もともとは一切登山経験がなかったなすびさん。

今でも日本の山は10も登っていないとか!

「たまたまやってみて気づいた事なんですけど、

四国でお遍路した時、初めて長期で歩く事をしたんですけど。

そしたら、普通の人が4~5時間かかるところを、

なんと2~3時間でできたりして。」

この経験から、山への挑戦の後押しをしてくれたようです。

今日もスタジオまでは、自転車でいらしていて、

普段から身体を動かす事には向いていたとか。

 

なすびさんの選曲は、福島のシンガーShimvaさんの楽曲、『リ・チャレンジ』。

「僕が2回目の挑戦の時に作ってくださった曲です。

この曲が福島で評判になって、1度諦め始めていた音楽活動を、

今でも続けているんです。その、挑戦の広がりが嬉しいです」

 

復興を祈願して始まった

『なすびの福島パワーアップ的エベレスト登頂計画 』。

通称、エベチャレ を達成しました。

「我慢強くコツコツ積み重ねて、やっと達しました。

1回目は、あと100mのところで体力の限界と悪天候で断念して。

2回目は、アイスフォールで大きな雪崩事故があって。

去年3回目は、ネパールを襲う大きな地震があって、、、」

支援者・応援者ゼロのスタートから、

回数を重ねるごとに福島のみなさんの声を感じるようになったそう。

「自分だけの夢じゃ無くて、福島のみなさんの共有できるものに

昇華されたんだと思った時、三度目の正直って言えないですけど(笑)

4度目の挑戦を決意しましたね」

 

山の経験から教えられた事は、”自然と向き合う事の大切さ”。

「僕正直、エベレストを登るために始めたので、

山は好きじゃないんですよね!(笑)

あえて苦手な事に挑戦するという意味で始めてるので。

楽しい思い出ってほとんどないんですけど、

山が教えてくれるのは、自然の雄大さ、人間の無力さ、

自然と向き合う事の大切さ、なんかは教えてもらえました。」

懸賞生活で鍛えられた精神も役にたったそう!

「8000、7000で酸素マスク吸いながら、辛いなって思っても

電波少年のが辛かった、、、って!

それで1歩踏み出せました。本当無駄な事ってないですね 」