第52回 : 高砂淳二さん ②

2016-09-25

ゲストは、自然写真家の高砂淳二さんです。

 

幼い頃は、海辺で育ち魚介類が好きで

寿司屋になれば毎日たべれると思っていたそう。

ですが、大学では、電子工学の専攻に進みます。

「その時ちょっと海の中やサバンナでの映像を見て

楽しいなって思ったときに、そういうのやる人は

電子工学を勉強するって本に書いてあって、

今考えると全然必要なかったんですけど(笑)」

在学中、あまりにも電子工学に興味がわかず、

3年次に休学し、オーストラリアに行かれました。

その時にダイビングを始め、たまたま水中で撮影した写真が

売れたと仲間に聞かされ、”遊んで暮らせる職だ!”と思ったのだそう。

 

被写体は、海から虹、星、大地と移っていきます。

「もともと海の中のものを撮るようになって。

次は、生物自体、見えないこの世の仕組みに興味が移って、

そしたら次は、海から陸の世界に興味がでてきて。」

そんな時に、不思議だと思っていた自然の仕組みの答えを

ハワイの先住民の方に出会ったことで答えを得たそう。

「自然との付き合い方を考えながら撮ってたら、

夜の虹に出会って。虹を撮るために空見ていたら、空を撮って、

そんなうちに星がすごいな~って思って撮るようになって。

今度はどこに行くのかな~って思ったら、

地球への思いが強くなって。」

 

今週の一曲は、アメリカ大陸を回っていた時に

ずっと聞いていた Masami Endoさんの 『 Sunrise Song』。

 

高砂さんはNPO法人OWSの副代表理事を務めていらっしゃいます。

セミナーやビーチクリーン、サンゴ礁調査などをされています。

きっかけは、太平洋のミッドウェイ島で目撃した

悲惨な環境破壊だったとか。

「そこは、コアホウドリの繁殖地になっていて。

ちょうど卵から孵って、飛び立つ練習をするところだったんですよ。

でも、子供の死骸がたくさん転がっていて。

よく見ると、胃袋が天糸やプラスチックゴミで

パンパンになっていて、、、ショックで」

現在でも太平洋ゴミベルトが存在しています。

 

元気の源は、”好奇心”!

「写真も、好奇心が見せてくれるものを撮ってきたので、

好きなことってワクワクするし、疲れも飛ぶんですよ。 

全てにおいて好奇心を優先すると、やる気が出るし、

楽しくなるし、明日もまたいい日に思えるし。 」

 

2週にわたり、ありがとうございました!